ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【酒に別腸あり】という先人のあーだこーだに どーのこーのとクダをまく

<文字落語 甘いものは別腹、ンまい酒は別腸 の一席>

自粛生活の中、お酒をちゃんと楽しんでますか。家呑みがスタンダードになっているかと思いますが、楽しみを忘れないように工夫しながら生活していきたいと思うきょうこの頃。

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酒についての噺なんでございますが、


どこの誰とは申しませんが、見た目といいますか体系といいますかね、奥さんの方はマルに近づきつつあって、ふくよかでございますね。


旦那の方はっていいますと、棒に近づいております。とにかくひょろっと細い。最近ますます縦棒みたいになってきている。まあ、元気なようですけれどもね。


そんな夫婦の噺なんです。マルちゃんと棒さんですね。

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仲はイイんです。仲良く暮らしております。
一緒になって、もうずいぶんになりまして、二人とも40代になっておりますけれども、共働きってやつなんですね。


まあ、どこにでも居られます。こうしたカップル。当たり前にケンカもしますが、一緒に泣いたり笑ったり、息が合っているというんでしょうね。


夫婦そろって食べるの大好き、呑むの大好き。
都合さえつけばあちこちのダイニングバーなんてトコで呑み食いするのが二人の楽しみなんでございましてね、このあたりが夫婦仲良くのヒケツ、なんてことも申しますが。


ンまいの不味いの、わあわあパアパア言ってはおりますけれども、食べ放題、飲み放題の店を探すことに命をかけている、ってぐらいにね、他人の噂も含めまして情報収集に怠りない。大変なもんです。

 


あっちの街、こっちの村へ足を運びましてね、結果、どうにか見つけたお気に入りのお店が、酒のメニューに強い「ダイニングバーうきうき」とスイーツメニューに強い「リストランテバールにこにこ」という2軒のお店でありまして、近頃はどっちかに二人そろって出かけていく姿がよくみかけられます。


なんですかね、どうも最近はダイニングだとか、バールだなんぞと言いますね。小料理屋さんとか、赤ちょうちんとか、どっか行っちゃいました、ってわけじゃないんですがね。

世の中の移り変わりは十年一日なんてえことを申してね。日本も変わりましたが、落語は変りませんね。落語的な生活ってものはね、今の日本人にも受け継がれているようなんでありまして。


マルちゃんと棒さんの噺であります。はい。


マルちゃんはとにかく甘いものが好き。
スイーツ、デザート、食べ放題がサイコー、というタイプ。
スイーツとデザートってのは、どう違うんだか、ってのは置いときまして。


棒さんの方はそんな食べものっていうより、酒のアテとしてンまいものがあればそれでオッケー、呑み放題があればバンバンザイ。

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こんなタイプの二人だもんですから、この2軒に落ちくまでにイロイロとね、ございましたんですが、それはまた別の機会といたしまして、今夜、二人がやってまいりましたのは「ダイニングバーうきうき」の方です。


ここのマスターがパティシエとかいう人なんだそうでして、ときどきやっているのがミニスイーツ食べ放題。メーリングリストで回ってきた情報で知りまして、いち早く、開店早々に二人で駆け付けた次第でございますよ。


マルちゃんはもう、パスタなんかをササっとあっという間に平らげまして、今はカルピスサワーを呑みながら特性ショートケーキだとかプチモンブランだとかをずらりと並べて、少しずつ、ニコニコとフォークで突いております。


棒さんの方はと申しますと、目の前のチーズ盛り合わせを眺めながらチビチビやっておりますね。あんまり食べません。
目の前でマルちゃんがパクパクいくのを見ておりますと、なんだか自分の腹も膨れてくるような気がしてきてしまう、という、そういうタイプなんでございます。


「ダイニングバーうきうき」はビールもありますが蒸溜酒がウリの店でございましてね、特にウイスキー、焼酎に力を入れているんです。
呑み放題メニューが魅力なんですが、棒さんは呑み放題メニューにはない、別のウイスキーをロックで、香りを楽しみながら満足気にやっております。


「あんたさあ、なに呑んでんの。さっきからちっとも進んでないじゃないの、チーズ」

 


なにせマルちゃんは、もう一皿やっつけちゃってますからね、パスタ。ちっとも進まない棒さんのペースにイラっと来ているんですね。いつものことではあります。


「うるさいなあ。スコッチってのは、こうしてゆっくりやるもんなんだよ」
「やっぱり違うの?」
「あったりまえよ。呑み放題の酒とは違うんだよ、こりゃア」
「なんてやつ?」
ボウモア。こないだ来た時は切れてたヤツなんだよ」
「みんなから棒だ棒だって言われてるあんたに合ってそうな名前だね」
「なにが」
「だってボーなんとかって」
ボウモアボウモア。棒っ切れじゃねえや」
「なんだってイイのよウイスキーの名前なんて。さっさとチーズ食べないと、あたし平らげちゃうわよ」
「ブアカヤロウ! これはな、日本の楠の木チップで燻製した特別なやつなんだぞ。お前みたいにペロッとやられちまったらもったいねえんだよ」
「なあにリキんでんだか。どうせ判りゃしないくせに」
「なんだとオ」


だいたいいつもこんな会話をしながら数時間ねばるんですからね、よく飽きもせず続くもんだと思いますが。ヤイヤイ言うだけでもって、ケンカにはならないようなんですね。


「あんたの呑み方見てると、よくまあそんなに入るもんだと感心するね。呑み放題にチェンジしてからだけど」
「まあな。こうやって香りの判るうち、味わいを楽しんでるうちはゆっくり。酔いが回ってくれば、あとはデロデロになるまでまっしぐらってことだ」
「その細っこい身体のどこに入っていくんだろうね」
「そりゃお前の別腹ってやつとは違うんだけど、ま、別の腸ってヤツだよ」
「腸に別ってのがあんの?」

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マルちゃんが言うのも無理はありませんね。別腹っていうのはよく耳にしますが、別腸なんてのは聞いたことがない。


ところがこれはですね、棒さんの口から出まかせってやつじゃあございませんで、中国の故事ってもんがちゃんとあるんでございます。
昔の中国ってのは、なかなか大したもんなんでございましてね。


十世紀といいますから、今から千年以上も前ですね。


ある国の王様の開いた酒宴で、ある小柄な臣下がぐいぐい大杯を空けている。そのくせちっとも酔った様子を見せない。こんな風な人、居ますね。昔から居るってことですね。
いくら呑んでも酔った様子を見せない。


感心するといいますか、驚いた王様がその小柄な臣下に訊ねますと、そのちっちゃな男、礼儀を正して答えたそうです。


「はい、酒に別腸ありと申します」


これが有名になりまして伝わっているんです。


棒さんがどこでこの話を仕入れたのか分かりませんが、昔の中国の人ってのはエライもんですね。酒が腸で吸収されるってのをちゃんと知ってた。千年以上前からね。

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今は、21世紀の今ではですね、酒ってのは身体の中に入りますと、胃と腸で吸収されるってのが分かっていますね、今は。


なにせコロナワクチンだって、アッという間に開発しちゃう、医学の発達した世の中ですからね。早いトコ信頼できるワクチンが供給されるといいですけどね。


酒の話でした。


でもって、アルコールってのは身体の中に入ってから1時間から2時間ぐらいですっかり吸収されちゃうらしいんですね。


もったいないから、もうちょっとゆっくり吸収してくれ、なんて言ったってダメです。
人間の身体ってもんがそうなってる。嫌がったってしょうがない。吸収されちゃう。


胃で2割ぐらい、あとの8割は腸で吸収する。んでもって腸での吸収の方が速いんだそうですよ。取り入れちゃうスピードね。


腹の中が空っぽな状態で酒を呑むと、胃で吸収される分が少なくなっちゃうそうですよ。いきなりほとんどの量が腸にいっちゃって、ササっと吸収される。腸でね。
そうしますと血中のアルコール濃度が急激にあがって、悪酔いしちゃう。ってこういう仕組み。


はは~ん、なるほどってな感じですよね。

 


なもんで、大酒呑みの棒さんなんかは、ちゃんと別の腸を用意してるってわけなんでしょうね。
すぐにアルコールを吸収しちゃう普通の腸とは違う、酒用の腸。
棒さんがどこまで分かっているのかは追及の仕様がありませんが、これは厚生労働省さんの言っていることですから、間違いはございませんよ、だいたいのところはですね。


「なんだって酒の話に厚生労働省なんてオッカナイのが出てくんのさ」
「あん? 厚生労働省だア? 誰もそんなこと言っちゃいねえよ。ちっとも呑んでねえおまえのほうが酔っぱらっちまったんじゃねえのか。ケーキ食って酔っぱらってりゃ世話ねえや。別腹ってのもたいしたことねえってことだな」
「あんたにあたしの別腹の何が分かるって?」
「全部分かってるさ。まずおまえの胃袋がパスタでいっぱいになって、別の胃袋がケーキで酔っぱらってるってことだよ。オレの腸の話とは比較になんねえな」
「なに言ってんだか。まだ呑みが足らないんだね。胃袋だ腸だ厚生労働省だって、いくら偉そうに言ったって、しょせんあたしにゃお見通しなんだけどね」
「なにがお見通しだって?」
「胃袋も腸も、しょせんあたしの腹の中ってことじゃないのさ」

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棒さんの腸もマルちゃんの腹の中ってことになってしまったようですが、相性の良さってのは、そういうことなのかもしれませんですね。
世の中には別の腸が何本もあるツワモノも居るようですね、ウワバミってやつですね。


口じゃなくって腸で味わうなんてエバッテる人も居たりなんかして、そんなバケモノみたいな酒呑みでも、しょせんは女房の腹の中に納まっているのがよろしいというお話でございました。


ああ、この二人、仲ア良いんですよ。ホントに。


おあとがよろしいようで。

 

<マルちゃん棒さんシリーズ>

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【深川めし】 宮内庁選出「日本五大名飯」 400年続く江戸の味

<江戸庶民の味を日本の名飯と指定した宮内庁もなかなかですね>

「忠七めし」に続く宮内庁選出日本五大名飯の2つ目です。


2020年12月12日に都営地下鉄大江戸線が開通20周年を迎えました。
関東近縁の人たちにとっては馴染の路線ですが、こんなに新しい路線なのに名前は「大江戸線


計画当時の都知事の意向もあるのかもですね。
こういうセンスのお方ではありましたよ。あのお方は。


でもあれです。個人的には悪くないネーミングだと思っています。ちょくちょく乗りますしね。


後発の地下鉄ですからね、すご~く深いトコに駅があります。六本木駅が一番深いらしいんですが、新宿駅もかなり深いんですね。
地上にはJRがありますから、私鉄の京王線小田急線が地下に潜っています。そこそこ潜っていますが、そこからぐぐ~んとエスカレータ二つを乗り継いで降りていきます。どこまで潜っていくんだ、って感じ。
大江戸、というネーミングなんですがSFの世界です。潜る道中、なんかキンキラしてますしね。


って感じで地下鉄大江戸線に望むのは難しいかもしれませんが、いわゆる江戸情緒って概念については、ファンがいっぱい居るんじゃないでしょうか。東京周辺の人に限らず、日本中にね。

 


埼玉県川越市、千葉県佐原市、栃木県栃木市なんかは“小江戸”という名乗りをあげて観光誘致のキャッチコピーにしています。
なんかね、文明開化ってよりは江戸情緒って方に日本を感じたりします。本質的に日本的なもろもろ。西洋的ではない、かといって中国的でもない、日本らしい日本、の、江戸。

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大江戸なんていいますが、江戸って呼ばれたエリアはかなり狭い範囲で、山手線の内側とその東側辺りでしかないんですね。
四谷にある大木戸が江戸の西の端になるわけですから、新宿も江戸市内じゃないんですね。
青山、渋谷辺りも一面野っ原だったそうで、暗くなると女の一人歩きは厳禁だったそうです。江戸時代の“痴漢注意”だったエリア。


今では想像できない江戸の町。八百八町。
今でも江戸情緒が残っているのではないかという場所を探せば、なんといっても下町と言われる東京の東側の地域。ことに深川辺りが下町らしい下町といえるのではないでしょうか。いま、まあ、ビル街ではありますけれどね。


徳川家康さんが江戸入りしたころの深川は、砂州の広がっていた地域だったそうです。
漁師町だったんですね。江戸前の食文化を支えていた人たちが住んでいたんだろうと思います。今では全く想像出来ない光景。


アサリ、ハマグリ、アオヤギなどの貝類がたくさん獲れていたらしいです。江戸前


高いところに登らなくたって富士山が望めたでしょうし、夕焼けなんかもデッカイ紅い空だったんだろうなあと思います。
今でも富士山の姿を拝めるスペースありますよ。冬の天気の良い朝。ビルとビルの狭~い隙間から。ちと悲しい。無理矢理探す富士山。


ま、そんなんで黄昏ていても仕方ないんですが、その他でも江戸情緒を残しているものを見つけるのはなかなか難しい令和の現状なのであります。
下町の地名、大江戸線の駅名になんとなく時代を思い起こさせるものが残っている感じはあります。


上野御徒町、蔵前、両国、森下、清澄白河門前仲町、月島、勝どき、築地市場、大門、などの駅名には江戸時代からの由緒を感じます。
関東近辺以外にお住まいの方には馴染がないかもしれませんですがね。そういう名乗りに江戸を懐かしむ感覚が、今でも息づいているのかもしれません。


一般的にいう深川という地域は、現在の深川町ばかりではなく、戦後すぐまで存在していた深川区江東区の北西部を指すようです。
森下、清澄白河門前仲町などがかつての深川区に入るんだそうですね。

 


深川地域は17世紀半ばに両国橋が架かってから、江戸最大の八幡様といわれる富岡八幡の門前に屋台、料理屋が建ち並ぶようになって門前仲町ができで賑わい始めて、繁華街となっていったんだそうですね。
富岡八幡。まあ、ヘンな方面でも全国的に有名になっちゃいましたけれどねえ。門前仲町から木場にかけて、今でも好い街です。昼も夜もね。
昔の深川地域、江戸の漁師町での名物が「深川めし」ということなんです。


急速に人が集まるようになって、こりゃ商売になるだろうってことで、食事を提供し始めたんでしょうけれども、なにせ次から次に人がやって来る。
最初は屋根もないような屋台から始めたのかもしれませんが、客足は増える一方。やがて店を構えて、小上がり大上がり。
わんさと居る腹減りたちに、さっさとめしを提供するスピードが要求されて、そこで「深川めし」が人気を博した、ということなのかもしれません。


深川めし」っていうのは、元々漁師のまかないめしだったそうです。
目の前の砂州で獲れたばかりのあさり、ハマグリ、アオヤギなどに、長ネギ、豆腐を入れて煮た澄まし汁を、冷やめしにぶっかけただけのもの。ンまそうじゃないですか。


けっこうあっさりした汁ごはんだったようですね。
ごはんを炊いて、すまし汁をこしらえておけば、ぶっかけるだけの手間。牛丼的な手軽さで江戸のファストフード。
イイじゃないですか「深川めし


深川ゆかりの江戸人というと、紀伊国屋文左衛門赤穂浪士の面々、曲亭馬琴、平賀源内、松尾芭蕉伊能忠敬など多士済々ですが、こうした人たちも「深川めし」をかっ込んでいたのかもしれませんね。

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深川駅。地下鉄大江戸線半蔵門線清澄白河の各駅から表へ上がってきて、すぐ南側に広がる清住公園は、一説には紀伊国屋文左衛門屋敷跡だそうです。


やがて時代は明治と変って行きますが、江戸市民たちは維新と呼ぶことを潔しとせず、徳川御瓦解と言っていたと言います。


肉食文化が入ってきて、もちろんそれも受け入れていったんでしょうけれど、伝統的に受け継いできた深川めしも、大事に遺してきたんでしょうね。400年以上続いている食文化。


江戸前東京湾の水質劣化から昭和37年に深川の漁師さんたちは漁業権を放棄してしまって、深川から漁師さんはいなくなったそうです。
そんな歴史を潜り抜けながら「深川めし」は昭和14年宮内庁選出日本五大名飯に選ばれます。
地元の人たちは、こりゃあ守っていかねえとな。ってことで今に残っているということなんでしょう。

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さらに時代が進むに連れて「深川めし」も変化していったようで、初期のすまし汁から、しょう油や味噌味になって、さらに独特の味噌を工夫したりなどして日本五大名飯の名を揺るぎないものにしているようです。


ここまでで、アレ? と思っている人も少なくないと思います。


そうですよね。今現在、例えば清澄白河辺りで「深川めし」というと、ほとんどの場合、汁ごはんではなく、あさりの炊き込みご飯ですよね。

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今は主流となっている炊き込みご飯の「深川めし」は、明治になってからのものなんだそうです。
もちろん今でも“ぶっかけ”といって汁ごはんの「深川めし」もありますよ。


有名店もありますが、普通のそば屋さんメニューにもあったりします。
グルメとして知られた、あの池波正太郎氏も「深川めし」が大好きだったそうです。


実はですね、何度か食べたことのある「深川めし」なんですが、炊き込みご飯の方は経験していないんですねえ。いつもぶっかけの方です。
モンクなくンまいですよ。ぶっかけ深川めし


ぷりっぷりのあさりとシャキシャキのネギがたっぷりですし、生姜が効いているんですね。
あさりとネギって、不思議に相性イイです。

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しょう油味も味噌味も、各お店独自ですから、いろいろ巡ってみるのも楽しくンまいと思います。


気取らない江戸の味わい。いや、江戸時代、知りませんけれどね。


名古屋のアサリ丼もンまいですが、名古屋のアサリ、デッカイです。食べたことあります? ビックリするほどデカイですよね。


深川めし」のあさりは、誰にでもなじみのあるアレです。普通のあさり。
なんとなくですが、名古屋のはカタカナのアサリ。深川のはひらがなのあさり、という捉え方をしておりますです。はい。


コロナが落ちついたら、炊き込みの深川めしもいってみようと思います。

深川めしの身体に旨い満足度>

あさりはよく知られている貝ですよね。味噌汁に入れられることが多いでしょうか。
特に注目している食材ではないかもしれませんが、ただンまいばかりじゃなくって、ミネラルたっぷりなんですね。


タウリン、カルシウム、カリウム亜鉛、鉄分。
肝機能助けて、代謝を促進してくれ、比較的摂りにくい亜鉛もうれしい食べものなんです。


さらに、ビタミンB12の含有量は貝類の中でNo.1だそうで、貧血、神経痛に効果があって、疲労回復も期待出来るんだそうです。


全体として、アルコール障害の改善、血液サラサラ効果が期待できそうです。


酒呑みにウレシイごはんです。深川めし

 

 

深川めしの心に旨い満足度>

ホントはね、深川に限らず、下町へ出かけて行って食べるのがンまいですけどね。コロナ禍の中ではナカナカ、気軽に外食というわけにもいきませんですね。


家でもわりに簡単にできちゃうメニューです。
でもまあ、あれです。味付け。
何回かやらないと、満足できるレベルに達しないかもですね。
江戸情緒に想いを馳せて、気取らずに食べると、感慨深くさえ感じる一食になるのでは。

 

深川めしの酒のアテ満足度>

これですねえ、店でだと味わえないんですけどねえ、イイのがあるんですよ。酒のアテ。


作り方は簡単。
ぶっかけ式の深川めしのアタマをそのままに作ります。


あさりは、一回煮立ったら取り出しておいたほうが、硬くならずにイイですよ。
で、汁はそもそも濃いめ少なめに作っておいて、イイ感じに煮詰まったら、あさりをもどして溶き玉子でとじます。
ネギのほかに、にんじん、ごぼうとか入れてもンまいです。


日本酒とか、合いますよオ。

 

深川めしの酒の〆満足度>

深川辺りでは、これが普通です。
呑んで、まあ、あっさりしたものをアテにして、また呑んで。
で、〆はこれです。深川めし


あ、今、気が付きました。いつもこうしているから、汁ごはんの深川めししか食べたことなかったのかも。


でも、炊き込みの深川めしだって、イイんじゃないでしょうか。
満足まんぞく。

 

深川めしの あさりごはんとしてのランキング>

あさりは日本中、いろんなところで獲れますよね、きっと。たぶん。
深川以外では名古屋のアサリ丼を食べたことありますが、他にもありそうな気がします。


うちの方にはこんなあさりごはん、あるよ。


というネタをお持ちの方、ぜひ、自慢話を教えてくださいませ~。
ランキングとか作ってみたいです。


宮内庁選出日本五大名飯深川めしは何位にランキングされるか、とか。


でも、宮内庁選出日本五大名飯って、ぜんぜん知名度がないような気もします。どうでしょうか。知ってました?

 

宮内庁選出日本五大名飯

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【イソα酸】か【熟成ホップ由来苦味酸】か ビールの苦味に認知機能改善の期待

<苦い味を楽しめるのは大人になった証拠 大人のためのビールの話>

キリンビール健康技術研究所、エライです。
さすがキリンビール

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何の話かといいますと、アルツハイマーを主とする認知症、人の認知機能改善に道筋をつけてくれそうだからです。
是非、期待しますです。個人の尊厳にかかわる数々の問題の中でも最重要なのではないでしょうかね、認知症


当人以上に周りの親族のショックはいかばかりか、って思うです。
認知機能改善に目途がつくかもというニュースは、2016年あたりからチラホラ出ていましたので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ビールの苦み苦味成分の話です。

 


「ほら、アレアレ」
「誰だっけ、あの人。なんて名前だったっけ」
というようなことが、なんといいますか、日常茶飯事になっていませんか。
2020年には喜劇会、音楽会の巨人が何人もお隠れになってしましました。そういう関連に話が及んだとき、
「あれあれ、あの人だよ、有名な」
「ほら、あの、名前出てこないんだけど」
だとかいう会話はよく聞くような気がします。


あるいは、なんだか急いで部屋を移動して来て、ハタと足が止まってしまう。
「あれ? 何しに来たんだっけ?」
だとかいう経験、ありませんか?


まだそんな年になってないし、だとかいうんであれば問題なしなんですが、もうね、30過ぎぐらいからこういう経験しているって話は珍しくないんですよ。
まあ、誰にでもあること、などとよくいいますが、しょうがない、では済ませたくない。将来を考えると心配になったりしますよね。


まあ、例としてあげたことは、この程度では病気の症状とはいえないということではあるらしいんですが。


アルツハイマー症などの認知症は不可逆的なもので、治療法が解明されていない病気の一つとされています。
高齢化が急速に進んでいる日本では、認知症患者数も増えてきていて、社会問題の一つと数えられているそうです。
当然のようにそうなりますよね。


繰り返しになりますが、本人に痛みを伴うような症状ではないものの、認知症が進んでしまえば人間の尊厳にかかわる問題で、むしろ周りが苦痛を感じる病気だと思います。


特に酒呑みにとってはうれしくない情報もありまして、酒呑み習慣のある人は将来的に症状の出る危険度が高いともいわれたりします。ヤーな感じです。

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そんな状況の中で、キリンビールが発表したのが「ビールの苦み成分が認知機能を改善する」という研究結果だったんです。
快哉快哉、大拍手。です。


2016年にその可能性の高さについて発表がありまして、続いて2017年末にはビール苦味成分である「イソα酸」が低下した認知機能を改善することを、マウス実験で確認したと発表したんですね。
さらにさらに、2019年にはビール苦味成分の「熟成ホップ由来苦味酸」が認知機能の1つ、記憶想起力を改善することをヒト試験で確認したという発表がされました。


まだ具体的な摂食商品として開発されていないせいなのか、この成果もメディアの取り上げ方としては大きくないんですね。
そこが不思議といいますか、不満に思うところではありますが、ビール党、バンバンザイ!

 


なのかというとですね、やっぱりね、そこはね、まだね。ということではあるんですが、普段にビールを呑むときにちょっと、自分の脳を意識したりなんかする楽しさにつながるのではないでしょうか。
個人的に意識するってのは自由にできますし、ちょっとは脳を動かすことになって、好い働きになるのでは。という気もします。


苦み成分が働くのは、脳の海馬という部分だそうです。人の記憶や空間学習能力を担当していて、脊髄が脳につながっている辺りにぐるっと存在している器官。
ビールを呑むときに、その辺りをイメージしながら呑むと、脳も嬉しくなってくるかもしれません。
根拠なし、ですけどね。


それにしても、まあ、適量ということですよ。


酒全般がそうらしいんですよね。適量であれば脳にいい影響がある。
でもですね、薬は毒にもなるということは、もちろん酒にもあてはまって、適量を超してしまえば悪い影響の方が大きくなる。

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で、キリンビールが発表したのは、酒の効能として、ビールの効能の中から、最初は「イソα酸」に注目して、次には「熟成ホップ由来苦味酸」をピックアップして、人の認知症改善に道筋をつけたという快挙だったんですね。
研究は確実に進んでいるということが窺えます。段階的に、多岐的に。
ノンアルでも同様の効果がありそうだということです。


ま、私は全くの門外漢ですから「イソα酸」とか「熟成ホップ由来苦味酸」だとかがナンなのか、さっぱり分かりませんが、それはビールの苦み成分だということらしいので、ふむふむと納得している次第であります。


まだ製品として、商品としての姿はないんですが、心底期待しますね。どの段階まで進んでいるんでしょうか。


はやぶさ2の成果が報道されて、3億キロ離れた小惑星リュウグウでの作業の成果を想うと、さまざま揶揄されることも出てきた日本技術に大きな誇りを感じます。
いえいえ、自分はそうした実績に何の関連もありませんけれどね。やってくれた、と思うじゃないですか。日本人としてね。


で、はやぶさ2はカプセルを地球に向けて発射して、仕事を果たしたと思ったら、またすぐに拡張ミッションへ向けて行ってしまったんですよね。休まない。終わらない。
次のターゲット小惑星は、二つに絞られはしたものの決まっていないらしいです。
はあ? とも思いましたが、なんせ宇宙の彼方ってエリアのことですから、もう素人の想像できる範囲を大きく超えていますよね。
近い将来、また日本人にとって誇らしい成果を届けてくれることでしょう。


ビールの苦み成分に着目した、キリンビール認知症改善に向けた研究も、まだ道半ばであるとしても、はやぶさ2のプロジェクトに匹敵するものなのではないかと思えるのです。


もちろんキリンビールは企業ですから、研究の成果が商品として完成しなければならないわけですね。
そっちもそっちで期待していますが。
「イソα酸」になるのか「熟成ホップ由来苦味酸」なのか、あるいは他に新たな成分が採用されるのか、まったく分かりませんが、これまで同様、突き進んでいって欲しいと思います。

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商品が開発されるまでは、効果のあることが分かっているビールの苦み成分を「適量」呑むことに努めたいところですが、「適量」ってどれくらい?


これがですね、ビール党には「そんな殺生な」という量でですね、中ビン1本、なのでありますよ。500ml。
ん~。まあね、別に健康のためとか、脳のためとかで呑むんじゃないんだもんね。もう1本呑んじゃうもんね。


というのも理解できますが、というか私自身がそういうタイプなのではありますが、ここはですね、1週間単位で考えてみるとイイかもです。
中ビン、あるいは中ナマで考えてみますと、1週間でなら7本、7杯呑めます。
そんなの1回で呑んじゃうよ、という方もいらっしゃるでしょうけれど、「適量」が大事なんです。
トホホではあっても適量。


7杯を2回に分けて、ちょっと多くなっちゃうけれど、1回に4杯。これで週に二日、ビールの日に出来ます。
でもねえ、「適量」ってこれだけであとはナシよ、ということなんですね。
ビールの日が週に2回でオシマイ。それ以外の酒はナシ!

 


これじゃあねえ、そもそもの努力意欲がねえ。
はい、そう思います。
どうしたもんでしょうかねえ。


アルコールを含んだ飲料になるのか、あるいはアルコールを含まない飲料か食材になるのか、今はなんとも分かりませんが、キリンビール健康技術研究所研究員のみなさん、期待しております。


「イソα酸」でも「熟成ホップ由来苦味酸」でも、他のでもね。
なるべく早くね。お願いいたしますです。


同じような効果をうたった商品を伊藤園がお茶で出していますけどね。ビール由来がイイです~。


ついでに、昔の苦いラガーを本気で復刻して欲しいです~。

【日本酒コスメ】でしっとり美肌 活性ペプチド効果でムフフな夜 ムフフです

<マスクしてるからねえ 化粧も肌ケアも要らないもんね でイイのか!?>

まさに、ゆく川の流れは絶えずして、なんであります。


コロナで停滞一方の世界って気もしますが、メタレベルで考えてみれば、しっかり動いています、流れているんですよね。


感染者数のことをウジウジ考えたりするより、そっちの方向に目と頭の中を向けてみようって、そういう話であります。

 

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まずは成人男子の生活習慣のことなんですが、平成の30年間でずいぶん変わったんですね。


昭和の頃までの男子といえば、酒、めし以外だと車、バイク、ギャンブルだとかにアンテナを張って、金銭もワンサと使っていたものでした。と思います。
今の男子は、車、バイクに対するアンテナはすっかり低くなってしまって、酒のアンテナも女子以下になっている感じですね。


コロナ前の居酒屋。女子グループの方が多かった記憶です。若い男子、酒呑まない。呑まなくなった。


その代わり、というわけでもないんでしょうけれど、自分の見た目に対する関心が高くなって、お金もそれ相応に使っているんだそうですね。
鴨長明さんも静かにゆっくりと頷いておられることでしょう。知らんけど。

 

 

 


なんでまたこんな感じで方丈記の文章を思い出したかといいますと、日本酒情報をあーだこーだ見ていたら、エステの話がかなり出てきまして、なんで? と思って進んでいくと、
「美しい肌を求めるメンズへ」というコピーに出くわしたからなんですね。


“美しい肌”と“メンズ”って、どこで結びつくの?


っていう反応自体が平成、というか昭和ってことなんでしょうねえ。
日本酒と美肌、というのは聞いたことがありましたし、違和感はなかったんですが、エステとメンズと美肌が、なんだか、ふううんという感じだったのでした。


その宣伝のターゲットにはなってないなあ、という実感。
美しい肌のメンズ。
悪いことではないですよね。はい、そうです。
エステとか、縁なく暮らしてまいりましたもので、はい。


酒風呂っていうのは昔からありますよね。
入ったこともあります、何回か。
効果のほどは、ん~、ハッキリしません。なんせ肌のチェックとかしたことないですもんね。
おはらしょうすけさんの朝風呂をグレードアップしたような感覚を味わえるかもしれない期待で、やってみたんですが、酒風呂から出てきても比較対象できる以前の自分を知らない。気にしたことない。


そんなんでありながらですが、ちと調べてみました、日本酒コスメ。

 

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酒なのにコスメかよ、って感じではありましたが。


酒呑みとしては、美肌と言われても呑んだら効果があるんだろうなあ、ぐらいの認識。そんな感覚しかありませんでしたが、コスメとなると、いろいろ違いますよねえ。


まず、呑まないし、酒粕パックとかあるし。
顔ばかりじゃなくって、全身につけたりもするらしいですね。化粧水とか。

 

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日本酒は他の酒類に比べて、アミノ酸がかなり豊富。このアミノ酸がイイということです。
女子にとっては常識なのかしらん?


美肌は夜作られる、てなことを昔から言います。これは、ムフフな夜を過ごせば肌が美しくなるということではございませんで、しっかり眠るということですね。
ムフフがなにを指すのかは、ムフフ~ということで、はい。ご自由な妄想を。


話は戻ります。


ぐっすり眠るということ以外に美肌の素となるのがアミノ酸。こちらは科学的にも証明されているようです。


数多くあるアミノ酸の中でも、美肌効果として知られているのが、セリン、グリシン、アラニン、スレオニンアスパラギン酸
カタカナばっかりですが、これらのアミノ酸を豊富に含んでいるのが日本酒、ということなんだそうです。


今は日本酒の醸造元が研究開発していて、コスメ専用の商品が多く発売されていますが、そのまま呑める物もあるんだそうです。


醸造所。なるほど、科学、化学な場所なんですもんね。いつの間にか、全然違った分野に入って行ってしまっているのかもですねえ。
にしても化粧品メーカーではなく、日本酒メーカーが先行しているということは、そもそも呑むための日本酒に、皮膚に直接つけても美肌効果があるということなんでしょうね。

 

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身体の内側から、外側から。
これ、凄いことかも、です。内側からと外側からですからね。でも、それって一緒のもの? なんでしょうか。


日本酒コスメを開発販売している醸造蔵の人の話として、ホームページに載っている話にいくつか共通した話がありました。


醸造蔵の近くにある料亭などに出入りしている芸妓さんたちが、客が呑み残していった日本酒を肌につけていて、そういう芸妓さんは肌がツヤツヤできめ細かく、抜けるように白かった。
それで日本酒コスメの開発に踏み切った、というものです。

 

 

 


この話はよく知られていることだそうで、実際、酒どころの人は芸妓さんに限らず、美肌であることは有名ですよね。
ただ、この話で解明されないのは、なぜ芸妓さんが酒を肌につける習慣を持つようになったのかということです。


客が帰った後で、
「あ~あ、ヤな客だったわねえ。すっかり疲れちゃった」
とか言いながら、かどうかは分かりませんが、徳利に残った酒をちょいといただく。というのなら自然な感じです。
でも、徳利の酒を呑むのではなく肌につける。
なんだ、それ?


なにか確信めいた理由がありそうですよね。


まあ若い芸妓さんの場合、肌のきれいな先輩が目の前で呑み残しを肌につけていて、勧められたりすれば何の疑問もなく継承する。
ということはありそうですが、それを最初にやった芸妓さん。その理由。なぜでしょうね。


チャレンジャーですよね、かなり。
日本酒、顔に付けたら、虫、寄って来たりしないの?


考えられるのは、醸造蔵の女将さん、あるいは杜氏さんをはじめとした酒の傍で働いている人たち。これらの人たちがことごとく、肌がキレイだった、ということではないでしょうか。女だけじゃなくって、杜氏さん、男も美肌。


酒の空気にあたっていたら、あんな風に肌がきれいになるんだったら、手っ取り早く、酒そのものをつけちゃえ。
ちょうど目の前に客の呑み残しがあるし、これを使えばタダだし。どうせ酒のことなんて判りゃしない男ばっかりなんだし、イイ酒使えば売り上げ上がるし。オホホのホ。


何回かやってみた結果、ああら不思議、ツルツルお肌でビックラポン! みたいなこと。
ま、妄想ですけどね。


そうでもないと、呑み残しの酒、自分の肌に付けたりしないんじゃないでしょうか。

 

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なんにしても、日本酒に美肌効果があるのは事実なんです。
日本酒コスメ。商品もたくさん出ています。
日本酒コスメにはホントに多くの種類があって、自分の肌にしっくりくるものを選ぶのがイイわけですが、アミノ酸に注目して選ぶ場合の日本酒コスメのタイプとは、どんなのか。


どんな銘柄、どんなタイプの日本酒でも他の酒類に比べて豊富なアミノ酸を含んでいるんだそうです。


その日本酒の中にもタイプがあって、アミノ酸をより多く含んでいるのは、本醸造タイプより純米酒タイプ。
分かります? 日本酒に馴染のない方。ここ重要です。本醸造吟醸だとか、より高価な種類の日本酒より、純米酒


いや、まあ、純米酒だってソコソコな値段ではあるのですが。はい、種類によって値段が別れるわけではありませんです。


まあ、値段ではなく成分の話です。その純米酒タイプの中でも、より多くのアミノ酸を含んでいるのは純米大吟醸より純米酒タイプ、ということになるんだそうです。


化粧水の裏面に書かれている説明文に注目して選んでください。
って他人事みたいにいうのは、個人的には肌につける方ではなく、あくまでも呑む方でいこうと思うからでありまする~。


そういう人も居ますよね、少なからず。日本酒、身体の内側からの効果のみがイイです、という人間のタイプ。


当然のことですが、呑む専用の日本酒にもアミノ酸は豊富に含まれています。
呑む専用の日本酒を肌につけても、美肌効果はあるそうですが、呑んで体の内側から、という作戦もアリなのではないでしょうか。

 

 

 


繰り返しになりますが、アミノ酸をより多く含んでいるのは、本醸造より純米酒純米大吟醸より純米酒、ということです。
ということを言うと、ええ~っ、大吟醸の方が雑味がなくてンまいじゃ~ん、という方が多いかと思います。
その通りですよね。大吟醸はスッキリと雑味がない。
ところがですね、その雑味こそがアミノ酸の正体らしいんです。


さらにですね、純米酒にはアミノ酸が2つ以上結合した活性ペプチドというのが多く含まれているんだそうす。


活性ペプチドというのは、抗酸化作用を持っていて、悪玉コレステロールを除去して、虚血性心疾患を予防してくれるんだそうです。


さらにはインスリンの感受性を改善する効果も認められているそうで、糖尿病への効果が期待され始めているんだそうです。


日本酒っていえば糖質高いから糖尿病の大敵だよね、という常識が変わりつつあるということなんですね。
凄いじゃん、日本酒、純米酒


いってみれば、日本酒の楽しみ方の最先端は、外側から派、内側から派、両側から派に別れる、ということになるのではないでしょうか。
コスメねえ。日本酒ねえ。と思った方。まあゆっくり呑みながら考えましょう。


って、やっぱり、呑みます。はい。


コロナ居なくなって、マスク外したら、ああらビックリ。ツルツル卵肌ってのを狙ってみるのも、イイんでないかい。

 

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【本格焼酎】と【泡盛】の健康効果 酒呑みにうれしいニュースです

<酒呑みだって気にはしてるんです 酔っぱらう前はね>

ちょっとでも体調を崩して病院へ行きますと、注射をしてもらったり、薬を処方してもらったりしますよね。
そういう時、まず間違いなく言われるのが、
「お酒は控えた方がイイですよ。タバコは止めた方がイイですよ」

 

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お酒呑む方、言われますよね。タバコ吸う方、そうですよね。


まかり間違って入院とかいうことにでもなれば、当たり前のように禁酒禁煙です。
タバコはともかくですね、酒は百薬の長とかいわれるわりには、ワルモノ扱いですね。


患者に酒を勧めるお医者さんは、まずいません。自分自身が近所で有名な呑兵衛なお医者さんでも、酒を勧めたりはしませんね。


酒は百薬の長っていうのを、ちと調べてみるとですね、要は、適量があるってことなんですね。
適量。そりゃそうでしょねえ。なんだって適量がイイですよねえ。


で、その適量ってどれくらい? というのはすぐ後で言いますが、まあ、たっぷりなわけもなくてですね、世の中の“正しい”行ないってのは、たいていツマンナイもんです。


でもですね、その適量の酒であれば、呑まない人より、呑む人のほうが、総死亡率っていう値が低い。という事実。真実。
Jカーブっていうらしんですが、研究結果としてちゃんと発表されています。


死亡率っていうのは、一定人口に対する一定期間の間の死亡する割合。
酒を呑まない人の総死亡率を“1”とすると、酒を“適量”呑む人の総死亡率は“1未満”になるんだそうです。


縦軸が総死亡率、横軸が呑む酒の量ですから、酒の量ゼロから右に進むとカーブを描いて下がるってことです。
ほうら、酒は人の身体にとって、トッテモとってもイイものなんですねえ。


でも、適量。適量?

 

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それでですね、横軸をどんどん右に進める。つまり酒の量を、摂取するアルコール量を増やしていきますとですね、あらら、総死亡率カーブが急上昇です。なので“Jカーブ”っていうらしいんです。


さてさて、肝心のその“適量”ですが、一日平均アルコール摂取量で1単位まで、だそうです。1単位?


こういう学会関係の発表というのは総じて回りくどいです。
正確を期すってことが目的の言葉遣いなんでしょうけれども、何かを、大切なメッセージを一般市民に伝える必要がある時には、メディアの翻訳を必要としてしまう。
その結果、メディアごとに、あるいはジャーナリストごとに解釈が違って伝えるべき内容がぼやけてしまう。


伝達すべきメッセージがスピーディに、直接的に伝わらない。一般市民にスムースに理解されない。


ってことはコロナで充分経験させていただきましたですね。

 

 

 


話がズレました。Jカーブです。酒の適量についてです。


具体的には、こんな感じ。


酒の適量っていうのは、アルコール摂取量で1単位まで。


アルコール摂取量1単位っていうのは、純アルコール量として20g。


まだ回りくどいですね。でもエライ人たちの言っている根拠を確認しながら理解するために、もうちょっとこのままいきますね。


純アルコール量っていうのは、酒に含まれるエタノール量だそうです。


エタノール
酒精、っていうとなんかカッコイイ感じですが、このエタノールと呼ばれるアルコールが酒を酒として成り立たせているんですね。


で、酒呑みのみなさん。
「そういう理屈はいいからさあ、どれぐらい呑んだらイイの?」
ってことですよね。はい。計算してみました。

 

 

 


総死亡率を低く抑えられるアルコール摂取量1単位というのは、
「アルコール度数5のビールなら、500ml。中ビン1本」


「度数15の日本酒なら、167ml。1合足らず」


「度数40のウィスキーなら、62.5ml。ダブル1杯」


「度数14のワインなら、179ml。ほぼ1合」


「度数5の缶チューハイなら。500ml。ロング缶1本」


こんなところです。とっても少ないです。酒呑みにとってはイジメみたいな量です。それが適量ってヤツなんです。トホホです。


焼酎については、
「度数20なら、125ml。やく7勺」


「度数25なら、100ml。6勺足らず」


度数30というのもありますね、これなら「83.3ml。5勺足らず」です。


こんな量でオワリにする酒呑みって、居ます?
居るわけないですよね。
酒の量として“勺”とか使うなよ、って感じですよね。老婆心ながらこれ「シャク」と読みます。十勺で一合。
ね、少ない。とっても少ないです。


ただね、自分の身体を気遣って、長く酒を楽しむのであれば、この適量を意識して呑む、というのがイイことは証明されているってことなんです。

 

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休肝日を設けて、1週間単位で管理するという方法が最も実現できそうですかね。


それってどういうことかっていいますと。
25度の焼酎をロックで呑む場合、たいていの店では一杯100mlぐらいですね。


メジャーカップで計量して出すお店だと、カップの大きい方の2杯で90mlぐらいになりますから、5勺となります。

 

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でも私が通っているお店では、グラスに氷を入れて、一升瓶からトトトっと入れてくれますね。


目分量でほぼ6勺ってところだと思います。
キッチリ計る店より、こっちの方が好みです。はい。
これ1杯が“適量”です。


でもねえ、適量1杯で終わる酒呑みはいないですねえ。はい、居ません。
で、ここで1週間単位の適量計算についてです。


1週間単位で換算してみますと、25度の焼酎ロックは7杯まで呑めますよね。
1週間に焼酎ロックなら7杯で“適量”


普通に、1回の酒呑みで2杯から3杯呑むとすると、1週間に2回から3回呑める、という計算になります。7杯を2回、乃至3回に別けて呑むってことです。


そうすると、週のうち半分以上が休肝日。
どうなんでしょう。そういうペースで呑んでますか?


休肝日多すぎるじゃん。Jカーブとかって期待したけれどねえ、という結果になってしまいました。かね?


いえいえ、健康効果の話はここからなんです。
本格焼酎泡盛に関してです。

 

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以前は乙類といっていた焼酎と泡盛の話です。本格焼酎泡盛血栓症回避効果がある、という話なんです。


ドロドロ血、なんて言い方もありますよね。誰でも聞いたことがあると思います。
血の流れが悪くなって、やがて血栓ができて、心筋梗塞脳梗塞、脳溢血だとか決定的な病気になる。


ざっくり言ってしまえば、本格焼酎泡盛には、血栓を溶かす効果があるってことです。


本格焼酎泡盛の成分のうち、何が血栓を溶かす働きを持っているのか、確定できてはいないらしいんですが、効果は確認されているということなんですね。


その効果はエタノールの働きによるものではないそうですので、沸騰させてアルコール分を飛ばして呑めば、酒を呑めない人にも効果があるんだそうです。
本格焼酎泡盛は、ですよ。


血栓というのは、血管が傷ついてしまって血が止まらなくなるのを防ぐために、誰にでも自然に出来てしまうらしいんです。
それに対して、人体には血栓を溶かす成分を作り出して血の流れを滞らせない仕組みがあるということです。


その血栓を溶かす仕組みに経年疲労などで障害が出て、血栓のコントロールが出来なくなることによって血栓症という結果になってしまう。


で、その血栓を溶かしてくれるヘルプに本格焼酎泡盛が活躍してくれる、という結果が確認されているということです。
イイじゃないですか。本格焼酎泡盛


というものの、実はほとんどの酒にあるそうです。血栓を溶かす効果。
でも、本格焼酎泡盛は他の酒に比べて圧倒的に溶かす力が高いんだそうです。
ポリフェノールの多い赤ワインの1.5倍。
なかなかイイ奴じゃないですか、本格焼酎泡盛

 

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黄金千貫


さらにはなんと、善玉コレステロールを増やしてくれるらしいことも判っているんだそうです。


もちろんガブガブ呑んでは別の症状が出てきてしまうことになるんでしょうけれど、結構健康に役立ってくれるということですよね。

 

 

 


一日平均アルコール摂取量で1単位まで、という基準は守れそうにないとしても、クヨクヨする必要などなさそうです。
まあ、開き直ってはダメでしょうけれどね。


経年劣化という言葉は、寂しく悲しい響きがありますが、サラサラ血に貢献してくれる本格焼酎泡盛を、自分の身体の気持ちになってウキウキ呑みましょう。


あまり大きな免罪符にはしないように気遣うことを忘れずに。
適量の知識を大切に、元気にウキウキ呑みましょう。

 

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