ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【ぼくらはみんな生きている】生きているから楽しいんだ! 生きる元気が欲しいのです

< 年齢を重ねれば疲労がたまるのは仕方ない のかなん でもさ >

「手のひらを太陽に」って、ちっさい頃みんなで歌いましたよね。


やなせたかしの作詞、いずみたくの作曲。ひらがなネームの2人が作った歌で1962年の発表だそうです。
半世紀以上前の歌なんですね。


1969年からは小学6年生の音楽の教科書に取り上げられていて、2022年時点では小学2年生の音楽の教書に掲載されているんだそうです。
ま、教科書の会社によって違うんでしょうけれど、半世紀経って、小学2年生のレベルが昔の小学6年生並になっているってことでしょうか。
む~ん、そういう比較をするジャンルのものなじゃないんでしょうねえ。


でも歌詞の内容からすると、さすがに21世紀のデジタルネイティブたちには、全然あさってのものに感じられちゃうかもですね。


学校教育って、先生方の労働問題もちっとも改善するような動きが報道されていませんし、子どもたちを健全に育てるっていう大前提が崩れちゃっているようにも思えます。
大人たちが間違いなく通り過ぎてきたはずの、天真爛漫であるべき小学校生活。


でも、あんまり記憶ないなあ、とか言いながらですね、アタマの中で歌ってみたんですね「手のひらを太陽に」


で、♪生きているから楽しいんだ~、って記憶していて、なんの疑いも持っていなかったんですが、調べてみたら「楽しいんだ」って歌詞は無かったんでした。
ま、かなり遠い昔の記憶であるとはいえ、けっこうショック!

 

 

 


最後までじゃないにしても、ちゃんと歌えます? 「手のひらを太陽に」


♪ぼくらはみんな生きている


♪生きているから楽しいんだ


だと信じて疑わなかったんですが、いきなり違っていたんですね。


♪ぼくらはみんな生きている


♪生きているから歌うんだ


そっかあ、歌うんだで始まるんだったんだあ、って感じ。


♪ぼくらはみんな生きている


♪生きているから悲しいんだ


あっれ~、いきなり悲しいなんて歌うんだっけ?
なんだか納得いかないです。全然聞く出来てないじゃんねえ。


生きているから、に続く歌詞は、「歌うんだ」「悲しいんだ」の他に、「笑うんだ」「うれしいんだ」「踊るんだ」「愛するんだ」なんでした。
記憶をたどって歌えるつもりでいたんですが、3番まであったことも知りませんでしたし、一番最初から間違っていて、結局「楽しいんだ」っていう歌詞もなかったし、深くショック!


まあ、それはそれとして、この「手のひらを太陽に」の歌詞は、「歌うんだ」「悲しいんだ」っていうところよりも、そもそもの「ぼくらはみんな生きている」っていう言葉にインパクトがありますよね。


やっぱり中学受験を控えているような年齢の、令和の小学6年生が歌うより、ようやく自意識が定まって来たぐらいの年齢、もしかすると小学2年生よりもっと若い、元気ハツラツな子どもたちが歌って楽しい歌なのかもです。


そっかあ、自分は今、生きているんだなあ、って、初めて生きて在る自分っていう存在を認識する。
ボキャブラリーもしっかりあって、自分は生きているんだなって、そうかこれが生きているってことなんだって、素直に感じられるお年頃。


♪手のひらを太陽にすかしてみれば


♪まっかに流れるぼくの血潮


っていうのがリフレインですよね。


オガキ様のころ、やってみましたよね。手のひらを実際に太陽に向けて、観察。
そうやって経験している人も少なくないと思います。

 

 

どうだったでしょうか、見えました? 自分の血潮。


私はさっぱり見えませんでしたね。もうちょっと大人になったら見えるようになるのかな、とか、そんなふうに捉えていて、そのまますっかり忘れて幾星霜。
あれ以来、手のひらを太陽にかざしてみるなんて、全然していません。1回も。


「手のひらを太陽に」の歌詞を書いた頃のやなせたかしは、朝のテレビ、ニュースショーの構成作家をしていたんだそうです。


アンパンマン」のやなせたかしですが、絵本として発表されたのが1969年、爆発的に人気の出た日本テレビのアニメ「それいけ! アンパンマン」の放送開始が1988年です。
最初から順風満帆じゃなかったんですね。


「手のひらを太陽に」の歌詞を書いた1961年には、マンガを描きながらいろんな仕事を積極的にやっていたそうなんですね。
構成作家としての仕事は順調だったらしいんですが、当時は劇画全盛時代。
自分のマンガの路線は受け入れられていくんだろうか、って悩んでいて、塞ぎがちだったみたいなんです。


ニュースショーの原稿を独り、冬の夜、眠くならないように暖房を使わずに書いていて、かじかんだ手のひらを、机の上の電気スタンドにかざして温めている時、自分の手のひらの指と指の間がきれいに赤いことに気が付いたんだそうです。水かきの部分でしょうね。ぼくの血潮です。


将来に対する不安に押しつぶされそうになっている40過ぎのぼく。
そんなぼくにも、赤い血が元気に流れているんだ。ぼくは生きているんだ。


ってことで、


♪ぼくらはみんな生きている


♪手のひらを太陽にすかしてみれば


♪まっかに流れるぼくの血潮


っていう「手のひらを太陽に」の歌詞が出来たんだそうです。


♪ミミズだってオケラだってアメンボだって


♪みんなみんな生きているんだ


♪ともだちなんだ


っていう辺りは、さすが、やなせたかしですよねえ。


生きていることの喜びを、素直に感じて、みんなで、地球上の生き物みんなで生きていきましょう、みたいな歌詞なんですね。


ちっちゃいころは、どんなに暴れまわった一日を暮らそうとも、寝て起きれば、次の日はまた元気になれますからね。生きる喜びっていうのは、当たり前に自分のモノだったはずですよね。
生きているって素晴らしい!

 

 

 


でもほら、いつ頃からなんでしょうか。すっかりオトナになってしまいますと、疲労感がずっしり、取れない離れない回復しない。もうクタクタですわ。


赤い血潮、ちゃんと元気に流れているんでしょうか。とか思いません?


誰にでもおとずれることではあるんですけど、いつの頃からか、成長から老化に変わってしまう現実。
しゃーないなあ、ってあっさり諦めきれないですよねえ。


体力がメッキリ、目がすぐにショボショボ、髪の毛が急に細くなって、肌の張りが。


個人差があることとはいえ、老化なんて認めないって人もいて、虚しい抵抗をやってしまいがち、かもです。


人間だれしも「ぼくらはみんな生きている」っていうことの喜びの部分を忘れちゃってますねえ。


赤い血潮の生命力が落ちて行く。
運動能力の低下、っていうのが一番分かりやすい衰えでしょうか。


個人的には、ちょっと先の横断歩道。青信号の点滅。へっへっへ、もう走りませんよ。走るって、けっこうシンドイです。
もうキチャッテますねえ。


人間の運動は筋肉を動かすことによって機能していますが、筋肉を動かしているエネルギー源は「アデノシン三リン酸(ATP)」っていう化合物、核酸RNAなんだそうです。


食べものからエネルギーを摂取して、細胞の中のミトコンドリアがその人自身のエネルギーとして作り替えているっていう人体の仕組み。
ミトコンドリアの中ではクエン酸酵素の働きを利用しながら化学反応を起こして運動エネルギーとして貯めておきます。


このエネルギーが「アデノシン三リン酸(ATP)」


21世紀の科学は、どんどん生命の仕組みを解明してきているんですねえ。


「アデノシン三リン酸(ATP)」をたくさん身体の中に持っていれば、老化のスピードが遅くなって、病気にもかかりにくくなる、ってことまでは解っているみたいです。
厚生労働省もe-ヘルスネットで「アデノシン三リン酸 / ATP」の情報を公開しています。

 

「アデノシン三リン酸(ATP)」を作り出すために必要なのが「核酸


人体のタンパク質を作り出すためのアミノ酸の組み合わせ情報を司っている核酸が「DNA」
そのDNAからの指示を受けて実際にタンパク質を作り出すのが「RNA


これらを効率的に食べものから摂取すれば、老化しにくい身体になるっていう説もあるんですけど、その食べものがなんのか、っていう辺りが、まだ、一般的な食べものとして特定はされていない、ってところがミソなんでございますよ。


力説しているのをいくつか読みましたけど、ウソっていうんじゃないにしても、客観的で確実なエビデンス、ないです。示されていないです。


今のところ、効率を喧伝したサプリメントが出ているだけなんですが、食べものの中にDNA、RNAが数多くあっても、それが人体の「アデノシン三リン酸(ATP)」を作り出すのに、どれだけ効果的なのかについては、定量的なエビデンスが示されていないんですね。


動的平衡っていう身体の仕組みを考えますと、口から核酸を摂ったからといって、それが核酸として人体の中で再合成されるのかどうか、確認の仕様もないのかもですしね。


疲れが抜けないっていうのは、日本のオトナに共通した悩みだと思いますが、今のところ、うまく老いと付き合っていくっていう覚悟を持って、サケの白子だとか、なんだとか、アヤシイコマーシャルに引き込まれないことが肝心なんだろうなあって思います。


「アデノシン三リン酸(ATP)」の機能のところまではホントの話だと思いますけどね。

 

 

 


今のところは老化現象には逆らえないのでありますよ。

でも、


♪ぼくらはみんな生きている


♪生きているから悲しいんだ


真っ赤に流れる赤い血潮を、大事に大事に、生活しませう!
まずは気持ちを元気にして、前向きに、ウキウキ呑みましょう、ニコニコ食べましょう、遊びましょう。


いくつになったって、ぼくらはみんな、生きているんでありますよね~!

 

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【日本一のラーメン王国】47都道府県のうち 外食ラーメンに一番お金を使っているのは

< 一年中食べますけど やっぱり秋から冬 春にかけてが ラーメンの旬じゃないでしょうか >

そんなに長かったら「旬」とか言わないんじゃないの?
そかもね。ま、夏にだってフツーに食べますしね。冷やし中華もあるし、ラーメンはマジで堂々たる国民食ですよねえ。


ラーメンに旬は要りませんです。いつでもいっぱい食べませう!


でもですね、総務省統計局の「家計調査」によりますと、2021年時点で最近の外食ラーメン消費は落ち込んでいるんですよね。

 

コロナ前の2019年と比べてみますと20%ほど減っているデータが示されていますけれど、まあ、これはコロナ禍での外出自粛、店舗営業の時間短縮だとか、止むを得ない事情があっての減少なんでしょうね。


20世紀末から続いていた「ラーメンブーム」は2010年代に入ってようやく落ち着いたようで、日本全国で見ますと、ラーメン屋さんの店舗数増加は止まって、少しだけ減少傾向だったんですが、今回のコロナ禍で急激に減っている可能性が大きいですよね。
まだコロナ禍の終焉が見えていない現段階では、統計データもまとめ切れていないのかもしれません。


実際、かなり減ってきているんじゃないでしょうか。
街を歩いていて、ラーメン屋さん、居酒屋さんが閉業しているのを見かけると、かなり寂しい気持ちになってしまいます。


ラーメン屋さんはね、みんなそれぞれのコダワリで工夫して、勝負! をしているわけなんですけど、都内の閉業したラーメン屋さんって、専門店が多い感じですね。
行列が出来ていたりしたラーメン専門店が、なんでだか閉業しちゃっています。流行ってたのに。
行列を作って並んでいた人たちが外出しなくなっちゃうと、途端に経営的に厳しくなるんでしょうかねえ。


ラーメン専門店って、なんでだか黒のTシャツをユニフォームにしている店が多かったイメージがありますけど、店の名前を染め抜いたTシャツユニフォームを作っていた会社も厳しくなっているのかもしれないです。
ま、Tシャツを作っていた会社は1社だけってこともないんでしょうし、ラーメン屋さんのユニフォームだけ対応しているわけでもないでしょうけどね。

 

 

 


なかなか出口の見えてこないコロナ禍ですが、いやあ、厳しいんだよ~って言いながらも頑張って生き残っているのが町中華ですね。


シンプルイズベストの、なんでもないしょう油ラーメン。メンマ、チャーシュー、ネギ。店によっては海苔とナルト。


メニューに書かれているのは「ラーメン」あるいは「中華そば」


たいていの町中華にはそれだけじゃなくって「塩ラーメン」「味噌ラーメン」も定番ですよね。
「半チャンラーメン」っていう最強のメニューもありますしね。


いや、もちろん、あれですよ。ラーメン専門店の中にもチャーハンもやってますよ、っていう店舗もありましたけど、メニューバリエーションは、やっぱりね、町中華の比じゃないですからね。


ラーメンだけでも「麻婆ラーメン」「もやしそば」「天津メン」「チャーシューワンタンメン」キリがありません。


一年のうち、何杯ぐらい食べますか? ラーメン。


評判のラーメン専門店へ出かけていって並ぶのもヨシですけど、たいていの街には住んでいる近くに町中華、ありますよね。


いや、家からだと15分も歩かないとラーメン屋さん無いんだよね、っていう人もいらっしゃいますが、あのね、歩いて15分ぐらいだったら近所でしょ。それぐらいは歩いたほうがいろいろヨロシイんじゃないですか。


ま、住んでいる場所によってラーメンロケーションはいろいろ違うでしょうけどね。


コロナ前のデータでは、日本にあるラーメン屋さんの店舗数は2万数千件。
なんかもっとあるような気がするんですけど、集まっているところと過疎になっている所があるってことなんでしょうね。


東京っていう環境だとなんでもかんでも集中しちゃっているんで、そう感じるだけなのかもです。


でもですね、日本で一番ラーメン屋さんが多いのは、ず~っと山形県なんですよ。


2012年っていう、ちょっと古いデータなんですけど、人口10万人当たりのラーメン屋さん店舗数っていうのがあります。なかなか興味深いですよ。


ざっくりと比較してみますと、ラーメン屋さんは東日本に多くて、西日本は振るわないっていう傾向があるみたいです。


2003年時点でのランキングは、


第1位「北海道」35.15軒。人口10万人当たりの軒数ですよ。


第2位「栃木県」33.48軒。


第3位「山形県」31.66軒。


第4位「宮崎県」28.62軒。


第5位「鹿児島県」28.56軒。


ほぼ20年前のデータですが、北海道はさすがって感じでしょうかね。東高西低がはっきり表れています。しかも西日本っていっても九州ですね。でも福岡県はベストテンに入っていませんでした。


2005年のランキング。


第1位「山形県」33.61軒。


第2位「北海道」33.19軒。


第3位「栃木県」31.99軒。


第4位「新潟県」28.34軒。


第5位「鹿児島県」28.32軒。


2003年のベストファイブのうち山形県だけが軒数を増やしていて、他の県は減らしていますね。新潟県が上がってきました。


2007年のランキング。


第1位「山形県」34.44軒。


第2位「栃木県」32.06軒。


第3位「北海道」31.48軒。


第4位「新潟県」28.21軒。


第5位「宮崎県」26.92軒。


またまた山形県以外は減らしています。


2012年のランキング。


第1位「山形県」36.52軒。


第2位「栃木県」29.90軒。


第3位「北海道」28.96軒。


第4位「新潟県」27.94軒。


第5位「秋田県」27.35軒。


ベストファイブは東日本のみで占められていますね。鹿児島県が第8位にランキングされていますが、宮崎県はベストテンからも漏れてしまっています。


山形県だけがどんどんラーメン屋さんの店舗数を増やし続けているんですねえ。ずっとトップです。


10年前のデータで人口10万人当たりのラーメン屋さん軒数が30軒を超えているのは山形県だけですが、コロナ禍の生活になってこの数値がどう変わっているのか、アフターコロナになったら、また確認してみたいと思います。

 

 

 


近所にラーメン屋さんが多いってことが想像される山形県ですが、1年のうち外食する際にラーメンにいくらお金を使っているか、都道府県の政令指定都市を対象にして、2017年から2021年の平均を求めたデータがあります。


9年連続の1位が、やっぱり山形県なんでした。


5年間のラーメン平均支出額ランキング。


第1位「山形県山形市」14,075円。


第2位「新潟県新潟市」11,048円。


第3位「秋田県秋田市」10,437円。


第4位「栃木県宇都宮市」9,403円。


第5位「福島県福島市」9,282円。


支出額が多いのも東日本で占められていますね。


店舗数でベストファイブに名前を出していた九州勢は。


第26位「宮崎県宮崎市」6,134円。


第29位「鹿児島県鹿児島市」5,768円。


ちなみに「北海道札幌市」は7,013円で第18位でした。


東京も意外に低くてですね「東京都23区」6,373円で第25位。


宇都宮市が支出額第4位にランキングされていますけれど、これって、ラーメン餃子が市民食ってことなんでしょうかね。餃子の街ですもんね。


そんでもって唯一、支出額が3,000円を下回って第47位、最下位だったのは「和歌山県和歌山市」2,996円でした。


和歌山ラーメンって、コンビニのカップラーメンにもなっていたと思うんですけど、ラーメン人気、ないんですかね。それとも外食することがそもそも少ないとか、なんでしょうか。
和歌山ラーメン、和歌山県民に人気なし?


ラーメン1杯が800円平均ぐらいだとして、和歌山県の人たちって年に3杯から4杯しかラーメン食べないってことですからね、少ない、って感じますけど、東京も8杯強ぐらいっていうデータになります。


ま、ラーメンっていったって、いろんなバリエーションがあって値段もいろいろですから、実際にはもっと少ないんでしょうね。


とすると、食べる人はもっといっぱい食べているんだけど、ラーメンなんて見向きもしないっていう人も少なくないってことなんでしょうか。
ちと寂しい。。。


そりゃ、ラーメンが嫌いな人だっているですよねえ。


ってことで、日本のラーメンキングダムは「山形県」だったんですが、実は山形県民のラーメン好きたちがちょっと眉根を寄せているっていうニュースがあります。


2022年に発表された過去5年間平均ラーメン支出額で9年連続第1位だったのはヤッホー! だったんですが、なんと単年度、2021年、山形県のラーメン支出額は13,434円だったんですが、新潟県の支出額は13,734円で逆転されてしまっているんですねえ。


新潟県がトップ!


単年度でもこれまで8年連続第1位だった山形県ですが、新潟県に逆転されて第2位。
9年連続第1位っていう安定感は得られなかったんですねえ。


こりゃ大騒ぎ、って思ったら、概ね好意的に受け止めているみたいで、餃子争いの宇都宮市浜松市みたいにお互いに競い合ってご当地ラーメンを発展させていこうっていう気持ちみたいです。


こういう競争っていうのはなんかイイですね。
お隣同士の県ですしね。お互いがお互いをリスペクトです。


でもあれですよ、2022年に餃子購入金額で日本第1位になったのは、宇都宮市でも浜松市でもなくって、宮崎市だったですよね。


ラーメンだって、どんどん新興勢力が我こそは日本一ってことで、どこが細工は隆々って企んでいないとも限りません。山形県新潟県をおびやかすのは、秋田県
とすると日本海側の3県が日本のラーメンベルト、ってことになるのかもです。


作る方、売る方としてはアタマを働かせてアイディアの出しどころになるんでしょうけれど、食べるのが専門の側としては、どんどん工夫してね! って無責任にみんなを応援するでありますよ。


ただね、「山形ラーメン」って連続第1位の輝かしい実績を積み重ねているわりには、失礼ながら耳にしたことないです。全く知りませんでした。


山形県っていえば、っていうランキングをめっけました。
山形県 旅めしランキング」


山形県に旅で訪れた人が、これイイね、ってやったランキングみたいです。


第1位「芋煮」


第2位「だだちゃ豆


第3位「米沢牛ステーキ丼」


第4位「板そば」


第5位「冷たい肉そば」


第6位「玉こん」

 

第7位「赤湯からみそラーメン」


第8位「米沢牛丼」


第9位「米沢ラーメン」


第10位「酒田ラーメン」


なるほどなランキングですよね。


にしても、第5位の「冷たい肉そば」から4種類の山形ラーメンがランクインしています。
やっぱりねえ、山形ラーメンって旨いんでしょうねえ。でも聞いたことないです。


「板そば」っていうのは聞いたことありますねえ。
乾麺の蕎麦も山形の「とびきりそば」っていうのが売り上げ第1位みたいですからね。蕎麦も有名です。


山形県内では蕎麦屋さんとか定食屋さんで、普通にラーメンメニューがあるんだそうですよ。
ってことはですね、ランキングデータのラーメン店舗数より、かなり多い数の店でラーメンが提供されていることなのかもです。


「冷たい肉そば」って、日本蕎麦と中華麺を使った「冷たい肉中華」っていう2つがあるんだそうで、2つとも違って両方旨い! ってことなんでありますよ。

 

冷たい肉中華

くう~、食べてみたいです。両方ね!


親鳥を使うっていうのが特長だそうで、鶏肉のカタさが歯応えがあってイイんだそう。
へええ、です。親鳥のカタさがウリ。


そのほかにはネギぐらいがメインの具材で、その名の通りタレ、スープが冷たいわけじゃなくって、常温。


それが「冷たい肉そば」「冷たい肉中華」

 

 

 


ん~。山形県って通過したことしかなくって、何かを食べたことがないってことに、今さらながら気が付きました。


「冷たい肉そば」「冷たい肉中華」の本場は山形県西村山郡河北町
最寄り駅は「さくらんぼ東根駅
東京からだと新幹線つばさで163分、12,250円。


3時間かかりませんねえ。イっすねえ。本場の板蕎麦も食べてみたいですしねえ。


山形県、穴場かもです。新潟県のラーメンも気になりますよねえ。日本は充分に広いです。


常温の「冷たい肉中華」ねえ。どんなんかなあ。山形県かあ。

 

 

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【経験したことのない台風】どんどん強くなって まだまだやってくるんでしょうか

< 火山列島だし 地震も頻繁だし 台風の通り道だし 日本ってなかなか厳しい環境ですよねえ >

2022年9月、太平洋上にあった台風14号は16日、17日に急速に発達して、気象庁が「これまで観測した台風の中でも、もっとも強かった」っていうコメントを発表している910ヘクトパスカルまで気圧が低下して、18日夜に鹿児島県に上陸した時でも935ヘクトパスカルっていう強さだったんですね。


強風域の広さも鹿児島県上陸時点で関東にまで達していて、東京でも強風土砂降りに見舞われました。
デッカイです。


台風14号の中心は、島根県から日本海へ抜けた後、20日新潟県に再上陸。この時点でも985ヘクトパスカルっていう強さでした。

勢力が落ちて来て、この低さ。普通の台風。って普通にヤバイってことですけどね。


新潟県から山形県宮城県を横断しながら温帯低気圧になって太平洋へ抜けて行った台風14号でした。


日本の各所に被害をもたらした台風14号でしたが、気象庁の会見が切羽詰まったものだったことが強い印象を残しています。


鹿児島県に上陸した18日には、宮崎県に「大雨特別警報」が出されました。

 

 

 


気象庁の「特別警報」は「大雨」「噴火」「津波」の甚大な被害を避けることを目的として2013年から運用を始めたものなんですが、発令対象地域が、これまでの数十年に経験していない重大な危険に瀕していることが予測されたときに出すんだそうです。


数十年っていう期間。
これが気象庁の考える「天災は忘れたころにやって来る」の「忘れたころ」ってことなんでしょう。


自然災害の予報っていうのは、どんどん精度が上がってきているとはいえ、まだまだ改善の余地は大きそうですよね。難しいんでしょうねえ。


警報が出るような災害時には命を守る行動をとりましょう、っていうことではあっても、自然災害の程度を想定するっていうこと自体、専門家にも難しいわけですから、一般人の我々からしてみますと「注意報」「警報」と違って「特別警報」が出されたからといって、具体的に何をどうすればイイのかっていうのはかなり分かりづらいですよね。


普段の雨予報で、お天気オネエサンに「ご注意ください」って言われても「何に?」って突っ込んじゃいます。


真面目な話、自然には勝てない、っていうことを言いますけど、土砂崩れが起きる可能性のある場所の管理、河川の流量キャパシティを大きくする工事だとか、あるいは建物の安全基準だとか、様々、やっていくべきことはたくさんあるのかもしれません。


自分の命は自分で守るしかないんですよ、とかね、そういう意見もありますけど、台風に関しては災害レベルを物理的に軽減させようっていう研究もあるみたいですから、そういう方面にも期待したいところです。


低気圧の上から氷を巻いて冷やしてしまおう、とかね、そういうアナログなヤツです。


地球温暖化によって、台風はどんどん強力になっていくのは間違いないそうですからね、耐える工夫とともに、台風そのものに対して物理的に働きかけるっていう方法は、今の時点ですぐに望まれる最良の手段かもしれませんよね。


台風の防災に関しては「台風委員会」っていう政府間組織が1968年に設立されていて、ずっと対策を研究しているらしいんですよね。
聞いたことなかったです。「台風委員会」


「アジア太平洋経済社会委員会」と「世界気象機関」が共同で設立。マカオに本部があって、アジア、極東の台風被害の対策策定が主な任務。
世界にはいろんな機関がありますねえ。

 

 

 


2018年時点で「台風委員会」に加盟しているのは14の国と地域で、1968年の設立時点で加盟していたのは7つの国と地域。


7つで始まって7つ増えた。
最初の7つが、中国、香港、日本、ラオス、フィリピン、韓国、タイ。


その後1972年にカンボジア。1976年にマレーシア。1979年にベトナム。1993年にマカオ北朝鮮。1997年にミクロネシア。1998年にアメリカが加盟しています。


いずれも台風の被害を数多く受けている国と地域ですね。北朝鮮も参加しています。ふううん。
今のところ最後の加盟となっているアメリカは「世界気象機関」としてのポジションなんでしょうかね。


スーパーハリケーンの大災害っていうのも繰り返し報道されていますからね、アメリカとしての台風対策も待ったなしってことなんでしょう。


中国、香港、マカオがそれぞれとして加盟していますけれど、台湾は加盟していませんね。
台湾に関しては中国の妨害があるのかもですけど、自然災害に備えようっていう人類共通の課題に、そういう政治的な思惑が絡んでいるんだとすれば、愚かで悲しいことですよねえ。


自分は参加しているくせに! って、中国の妨害とか、確認しているわけじゃないです。かな? ってことで。


「台風委員会」は2000年から、発生した台風に番号以外に「台風のアジア名」を付けているんだそうです。


毎年1月1日以降に発生した順番で番号を付与しているのに、なんで名前が必要なのか理解に苦しむところですが、
「台風に対しての防災意識を持ってもらうため台風に馴染みのある名前を付ける」っていうのが「台風委員会」の説明。


でもこれ、2000年から始まったことだっていうことを考えてみますと、アメリカが「台風委員会」に加盟したのが1998年ですから、アメリカのアイディア、っていうか意見なんでしょうね。
アメリカは伝統的にハリケーンに名前を付けて呼んでいる国ですもんね。


日本にやって来た台風にも女性の名前が付いている例があります。


1947年のカスリーン台風。1948年のアイオン台風。1949年のキティ台風。1950年のジェーン台風。1951年のルース台風


そうですね、この当時の日本は6年間に及んだアメリカ占領を受けていたわけです。
なので、台風の名前もアメリカ流にさせられましたってことなんですね。


そのアメリカが「台風委員会」に加盟してきたんで、台風にも番号だけじゃなくって名前を付けましょうってことになったんだと考えられます。


観測史上最強の2022年の台風14号の名前は「ナンマドル」っていうんですよ。


知ってました? 日本では番号だけで報じられるのがほとんどですから「ナンマドル」なんていう名前を聞いて、ピンとくる人は少ないと思います。


そもそも「ナンマドル」って、なんやねん? って感じですよね。

 

 

 


「ナンマドル」っていうのはミクロネシアが提案した名前で、ミクロネシア連邦ポンペイ州に残る人工島群の総称だそうで、オセアニア最大の遺跡。


「台風委員会」が定めている140ある台風の名前の121番目の名前です。


加盟している14か国がそれぞれ10個ずつの名前を提案していて、全部で140の名前が登録されていて、それを順番に使っていって、140を使い切ったらまた最初に戻るっていうループ運用みたいです。


登録されている1番目の名前は「ダムレイ」
カンボジアが提案した名前で「象」っていう意味だそうです。


140番目は「サオラー
ベトナムが提案した名前で「ベトナムレイヨウ」だそうです。
アンテロープとも言うツノの長い、デッカイ山羊、みたいな動物ですよね。


登録されている台風のアジア名は「アルファベット9字以内」っていうルールを守れば特にその他の制限はないみたいで、日本は「星座」の名前を10個あげていますね。
コイヌ、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コグマ、コンパス、トカゲ、ヤマネコの10個。


2022年8月22日に発生して、日本から遠く離れた太平洋上を北東に進んでいって26日に温帯低気圧になった台風10号の名前は、日本が提案している「トカゲ」だったんでありました。


そんなことは全然知らなかったんですが、改めて過去の台風記事を探してみますと、台風10号っていう表記に続いて、ちゃんと「トカゲ、TOKAGE」って書いてありましたよ。
でも天気予報ではトカゲなんて言ってなかったですよね。


日本は「台風委員会」に1968年の当初から参加していて、10個の名前を提案しているものの、気象庁が台風の名前っていうのに馴染まないのか、日本では名前で報じられることはないんじゃないでしょうか。
ま、星座の名前と台風の被害とを考えますと、そうした反応になっているのも肯ける気はしますけどね。
日本には馴染まない風習。


年間20個から30個の台風が発生しているアジア太平洋地域に比べて、大西洋ではハリケーンの発生が稀だそうなんでヨーロッパ地域に「台風委員会」のような組織はないんでしょうけど、南半球の太平洋上では北半球と同じように台風が発生しているんですよね。

 

南半球で発生する台風の進路上には東アジアみたいにたくさんの国がないからなのか、南半球にも「台風委員会」みたいな組織は無さそうです。今のところですけど。


北半球の台風、低気圧は反時計回りですけど、南半球の台風は時計回りです。

 

地表の気圧変化で出来る低気圧、高気圧の風の向きが、それぞれ反対方向だっていうのは、なかなか興味深い話です。


地球温暖化によって、21世紀後半に発生する台風は「スーパー台風」が多くなるだろうっていう予測が出ているんですよね。
温暖化によって海水面の温度が上がると、台風に供給されるエネルギーが増えるからなんだそうです。


ただ、水蒸気がどんどん発生すると水蒸気が水滴になるときに放出される熱も増えて、上空と海面の気温差が少なくなるんで、台風にまで発達する機会は減る、っていうことらしいんですね。


なので、21世紀後半、アジア太平洋地域の台風の発生数は減るけれども、いったん発生した台風はスーパー台風になりやすいってことになるわけなんでありますよ。


ま、そのころまでには、温暖化の問題にも、台風に対する物理的アプローチにも、なにかしらの目途がついていることを祈念いたしますです。


これまで散々自然破壊をやって来た人類への、自然が仕返しするタイミングなんだ、とか、変に客観的なこといってないで、なんとか、科学者のみなさん、ご活躍くださいませね。


みなさん、ご無事にやり過ごしませう!

 

【おっとり刀で駆けつける】って どこへ行けばイイんですかあ ってそういう「おっとり」じゃないってば

< せかせか ガツガツしているより おっとり のほほんとしている方が 好感度高い かしらん >

「おっとりしてますねえ」っていう言葉が、果たして誉め言葉なのかどうか、かなりアヤシイって感じの世の中になってしまっているんじゃないでしょうか。


職場なんかでは、直接、面と向かって口にされることって、ほぼ無い気がしますね。


「おっとり」っていう言葉が、ある人物の評価として口に出るときは、どこかあきらめ気味、しょうがないんだよ、当人に悪気はないんだよ、っていうふうなニュアンスを言外に含んでさえいるように思います。


「あいつはなあ、おっとりしてるからなあ」
「おっとり」っていうのは21世紀、令和の日本には似合わない物腰になっているんでしょうかね。


でもこれ、仕事を離れて一般生活っていうシチュエーションになりますと、ちょっとニュアンスが違ってきますね。
とくに女性に対して「おっとり」っていう評価がされるときは、どちらかといいますとイイ評価になっているんじゃないでしょうか。


男性に対して職場以外、たとえば居酒屋なんかでの呑み仲間評価に「おっとり」っていう言葉が使われるときは、害にはならないけど、どうもスッキリしない言動の人だよねえっていうニュアンスを感じたりします。
もっと上手くやれたろうにねえ、っていう言外の意味。どこか残念な人。


ところが女性に対して使われる場合は、
「あのコ、おっとりしてて、イイ感じに優しいんだよ」


おっとりした男と、おっとりした女。


まあ、個人的、勝手な思い込みですけど、「おっとり」は女性優位に使われる言葉かもしれません。

 

 

 


まあね、世の中、女性だって、おっとりした人ばっかりじゃないってことは身に染みて分かっておりますよ。


かなり前のことになりますけどね、とあるオフィスビルで、うっひゃあっていう出来事に出くわしたことがあるんです。
40数階あるオフィスビルでの出来事でした。


だだっ広い玄関ホールに、エレベーターは6基あります。
20階までの低層階エレベーターが3基、21階以上の高僧階エレベーターが3基。


エレベーターホールは、玄関ホールの中の一番奥にあるんですが、朝の通勤時にはビルの玄関の外にまで行列がつながっちゃますね。
そういう状況を経験されている方も少なくないと思うんですが、まあ、みんなね、マナー良く並んでいます。


いろんな会社が入っていて、特に顔見知りでもない数千人が一気にエレベーターでオフィスに入っていくわけですから、ある種の芸当みたいにスムースに流れていかないと、定時までにオフィスに入れませんからね。
日本人だなあって思う瞬間です。


こういうのに慣れっこになってしまうと、なんかね、どこか、精神的に欠けたモノがないと上手く過ごせないような感覚もしてきますよ。
自分らしく、とかじゃなくって、しっかり歯車になりなさい。


全員ね、老若男女、無言で動いています。誰もが沈んだ表情に感じていたもんでしたが、ま、そこはそれ、個人こじん、いろいろな捉え方があるとは思いますけどね。


で、その時は昼前、別のビルでの進捗会議から戻ってきた時なんですけど、1階のエントランスで別プロジェクトとの横断ミーティング日時について少しばかり打ち合わせがありましたんで、会議メンバーたちから遅れて、私が1人だけでエレベーターに乗ることになったんですね。


朝の通勤時間帯を過ぎればエレベーターに行列ができることは、ランチタイムを除けば、ありません。みんなオフィスの中でカチャカチャパソコンに向かっていますからね。


エレベーターホールに人気は無くって、朝の気配なんて微塵も感じられない無人の広い空間。


高層階エレベーターを呼ぶボタンを押して待っていますと、ラッキーなことに空きエレベーターが1階に待機していたみたいですぐにドアが開きました。


エレベーターの中に入って「閉」ボタンを連打する人もいますけど、自然に閉まるのを待つタイプでして、目的階の「38」ボタンを押してエレベーターボックスの奥に移動。
ちょっと間があって、ドアが閉じかけたタイミングで、ヒールの音をカツカツ響かせてバインダーを抱えたオネエサンが走って入って来ました。


急いでいるんでしょうねえ、ハアハア言ってます。
オネエサンはエレベーターの中に入って来るなり「35」を押して、「閉」ボタン連打です。


オネエサンの焦った気持とはウラハラ、ゆっくり目にエレベーターのドアが閉じかかります。
と、途中からまた開きだしました。


「あ、ごめんなさいねえ」


バケツとモップを持った清掃のおばちゃんが入って来ました。


閉じかけた時点でホール側から呼びボタンを押せばドアは開きますからね、そういうタイミングでの出来事です。
お掃除おばちゃんは「21」を押して、ニコニコと我々2人に頭を下げます。
ま、そんなに珍しくもなく、けっこうあるシチュエーションですよ。


オフィスビルにはどこでも一定数の清掃関係人たちも働いていますからね。


ところがヒールのオネエサン、何が気に障ったのか、一瞬、チラッと私の方に視線を、向けてから大声で、


「なによあんた。なんでここに乗って来るのよ。搬入用エレベーターがあるでしょ」


いきなり怒鳴り声なんですね。
お掃除おばちゃんも急にまなじりを上げます。


「ああ、今ね、点検中なんだよ。あんた、なにそんなに焦ってんの、バカみたい」


「なんですってえ、あんた何言ってるの、ふざけないでよ」


どっひゃあ、急に何が始まっちゃったの? 私はどうするのが正解だったんでしょうか。
なんも出来ませんよ。


まあね、高層ビルのエレベーターは驚くほどのスピードで動いていますからね、まもなく21階到~着。


60がらみだと思うんですけど、お掃除おばちゃんはプリプリ降りていきました。


と、怒りの治まらない様子の30代と思しきヒールのオネエサンは「まったく、なんなの!」って言いながら、バインダーを抱えたまま「閉」ボタン連打してました。


ヤな雰囲気のヒールのオネエサンと2人だけの数秒があって、35回到着、はい、さようならあ、っていう一幕だったんでありました。


疲れました。

 

 

 


「おっとり」の反対語は「短気」「せっかち」なんだそうですけど、たしかにね、あのオネエサンの態度は「短気」「せっかち」ではありました。


にしても、自分の母親ぐらいの年恰好の人に対して、あんなにあからさまに罵倒するっていうのは単に「短気」じゃあ済まされない気もします。


1人の人間が、その日その時、そのシチュエーションに登場して来る時、どんな心理状態なのかっていうのは知りようもないんですけど、まあ、相当に急いでいた、焦っていた。事務系のオネエサンのように見えましたけど、会社からかなり急がされていたってことだったんでしょうね。


搬入用エレベーターっていうのは玄関ホールとは別の入り口で、1基しかなくって、荷物を入れたり出したりするわけですから、ビルの中を上下するのにけっこう時間を要します。


待ってるけど、全然やって来ない。
こんなんじゃあ使えないってことで、宅配便のドライバー、郵便配達の人、そしてメンテナンス業者の人が、オフィス用のエレベーターを使うこともありますんで、ご容赦くださいって案内メールがビルの管理室から定期的に送信されてきているはずなんですけどね。


っていうか、そんな案内メールが来ようが来まいが、お掃除おばちゃんがオフィス用エレベーターに乗って来たってイイじゃんか、って思うんですけどね。


あの、大事そうに抱えていたバインダーは、ひょっとすると裏帳簿?
んなわけはないでしょねえ。


ずっとあんな調子で仕事してたら、数日でバテるでしょ。「おっとり」いきましょうよ、っていうのは大きなお世話なんですけどね。


あのオネエサンも、たまたま仕事の流れの中で追い込まれた気持ちになっていただけで、普段はあんなにピーキーに騒ぎ立てる女性じゃないって思いたいところです。


ところで「おっとり」つながりなんですが「おっとり刀で駆けつける」って言いますよね。
聞いたことがある言葉だと思います。


この言葉、おっとりしたようなヤツが駆けつけて来たって戦力にならなさそうだよねえ、役に立たないヤツの例えとしていう言葉なのかって思っていたんですけど、全然違っていたんでした。

 

 

日本語のややこしいところなんですけど、この「おっとり」は「押っ取り」って書くんだそうで、元々の言葉は「押し取る」


「押っ取り刀で駆けつける」っていうのは、刀を押し取るように、ひっつかんで駆けつけるっていう意味だったんでありました。


知ってました? 知ってて使ってました?
全然知りませんでした。トホホです。


でもまあ、そう思っていただけで、口に出して言うっていうこともしていませんし、一般的にそんなに使う言葉じゃないかもですけどね。。


刀を腰にきちんと手挟んで、とかそういう余裕もないような慌てふためいた様子で、とにかく刀をひっつかんで、ちょんまげ振り乱して駆け付ける。お家の一大事、っていうシチュエーションで使う言葉だったんですねえ。

 

 

 


ひらがなの「おっとり」と、漢字の「押っ取り」


全然ちゃうやんけ!
ってことなんでありました。


ってことはですね、「おっとり」は女性名詞で、「押っ取り」は男性名詞。
うんにゃ、日本語にそういう区別はありません。はい、了解です。


日本の皆さん、女も男も「おっとり」いきませう!

 

イッツ マジック【冷凍庫の氷が消えている】そして冷凍食品のパックはパンパンに膨らんでいる

< みんなが経験しているはずの 冷凍庫の中の身近なミステリー 氷かパックか >

宅呑みの機会が多くなってきたころ、100均で製氷皿を買って来ました。
球形の氷が出来ちゃうヤツです。しかも球形の氷が同時に3個。


ふむむ、面白いじゃん。でもホントにこんなんで球形の氷が出来ちゃうの?


なんせ100円で3個の球形氷です。って、べつに個数はなんのファクターにもなっていませんけれどね。
一気に3個なんて使いやしません。


上下に分かれるプラスティック容器で、下側の容器に3個並んだ半球形のくぼみに水を満たして、上蓋側にも3個の半球形のくぼみがあって、それをギューってかぶせると、上蓋側の球形の天辺部分に空いている小さな穴から水がピューッと飛び出て来て作業完了。


ん~? って思っていたんですけど、完全球形ではないにしても、なんとなく球形の氷が無事に出来るんでした。
その後何回か水の入れ具合だとか、蓋を閉めるスピードだとか、あーだこーだやってみて、まずまず、ま~るい氷が出来るようになりました。


へええ、って思いますけど、水の表面張力とか、そんなのを利用したものなんでしょうかね。
なんで上半分の水が下に落ちてこないで、球形に固まるのかは、よく理解できていません。
ま、理屈とかはイイんです。


その氷でウイスキーをロックでやるのが、楽しくなりました。無邪気な酒呑みオヤジなんでございますよ。


家で吞むのはほぼウイスキー。スコッチですね。ロックでやっています。

 

アテはコンビニ調達の乾きモノ。バタピーとベビーチーズが主ですねえ。


テレビは持っていないので、本を読みながらとか、音楽を聴きながらとか。
そんな呑み方が多いですけど、時には、店で吞むのとは全く違って、音も絵もなし、本を読むこともせずに、ただ静かに窓越しの夜を眺めながら、酒の味をじっくりと楽しんだりしておりますです。


高級品じゃないんです。だいたい千円見当のスコッチですね。
千円ちょっとで、なかなか旨いヤツもあるんです。


お独り様オヤジの冷蔵庫の中なんて、たいてい似たようなもんだと思うんですけど、冷蔵室に入っているのは、ペットボトルのお茶、麦茶。そしてあとは缶の吞みものです。
ビール、ハイボール、チューハイぐらいなもんですね。ウイスキーは冷やしません。


冷凍庫はっていいますと、時々冷凍チャーハン、とガリガリ君。そしてデフォルトで付いてきている製氷皿で作っている小さな正方形の氷です。


一般家庭にあるデッカイ奴じゃなくって、高さが1メートルちょっとの小さい奴ですが、一応冷蔵室と冷凍室が分かれていて、冷凍庫には野菜室っていうんですか、バケット式の空間もあるんですけど、そこに時々入るのが冷凍チャーハンで、いつもはただの冷たい空間になっています。


その野菜室の上の段が高さ10センチぐらいの空間になっていて、端っこに製氷皿がセットされています。
それ以外のスペースには、時々、ガリガリ君かパルムが入っています。


たったそれだけの、実になんとも密度の低い、ただの冷たい空間なんであります。

 

 

 


普通の四角い氷を作る製氷皿の活躍期間は、ま、一年中ではあるんですけど、そんなに活躍しているってことでもありませんね。
ウイスキーグラスに収まる以外は、乾麺の蕎麦を食べるときに、茹で上がった蕎麦をざるで水道水にさらして、ぎゅぎゅってしめたら、そのままざるから食べるんですが、その蕎麦の上にざらっと氷を落としたりします。


この時ばかりは、四角い氷、大活躍!
ぐらいなんですね。


そこへコロナ禍になってから、鳴り物入りで参入してきたのが、100均の球形製氷皿です。
いや、鳴り物入りっていっても、べつに何の音もしませんでしたけどね。


球形の氷を面白がって、それを使わんがためにウイスキーを吞むっていう感じの日もございました。
そうなってきますと、四角い氷の、元々の製氷皿の活躍の場は急激に少なくなりますよね。
乾麺の蕎麦も、そんなにしょちゅう食べるもんでもないですしね。


たぶんおそらくなんですけど、1年以上四角い製氷皿に触らない日々が続いたんだと思います。


と、ある夏の雨の夜のことでありました。出かけるには億劫な夜。
久しぶりに宅呑みしましょうかねってことにしました。
棚の上にはホワイトホースが半分ぐらい残っていましたしね。


で、今宵は球形氷じゃなくって久しぶりに四角い、オーソドックスアイスでいってみましょう。


アテは? と思ってホワイトホースの隣りを確認してみますと、バタピーとおっとっとがあります。
充分です。オッケー!


ってことで、冷凍庫の四角い製氷皿を久しぶりに取り出してみますと、アレ? 空っぽなんでした。
ぬぬぬ。これは異なこと味なこと。
なして製氷皿に氷が入っていないのか???


3×5で15マスのプラスティック製氷皿の中に氷が1個もない。そこに氷があった気配すら、まったくないんです。


球形製氷皿ばっかり使っていたんで、使うこともないだろうっていうことで、四角い製氷皿から氷を空けて、そのままにしておいたんでしょうか。
そんなことをした記憶はありませんし、自分の性格として、そんな面倒なことをすることも考えられません。
使わないなあって思ったとしても、そのまま放っておくはずです。


でも、目の前に氷が無いっていう現実があります。
これは生活空間の中で起きる事件レベルの不思議さです。


まあね、使っていない時間が長過ぎましたんで、氷が残っていたとしても作り替えた方がイイかな、とは思っていたんですけどね。


そんな心配なんか全然必要なしに、スッカラカンになっていたんでありました。


球形の氷は無事でしたので、いつも通り、球形の氷でロックをやりながら考えかんがえ、調べてみましたですよ。

 

 

 


案外簡単にこの「製氷皿から氷が消えるマジック事件」の謎は解けたんでありました。
ま、あれです。理系アタマの人には先刻ご承知のことではあるんでしょうけれども、ほほうって思ったんで、ここに続けさせていただきます。


この、あったはずの氷が消えてしまうマジック現象は「昇華現象」っていうんだそうです。


全く知りませんでしたが、個体からいきなり気体に変化する現象。液体っていう状態を経ずに、氷っていう個体から、水蒸気っていう気体に変化しちゃう。


なんだそれ? って思うんですけど、そんなにビックリするようなことじゃないみたいなんですよね。


調べてみる中でよく出てきた例が、ドライアイスですね。
ドライアイスは常温の中で氷の状態から二酸化炭素になって一気に蒸発していきますもんね。
たしかに個体から気体に変化しているところは何回か見ています。


でもあれって二酸化炭素だからじゃないの? 冷凍庫の中の氷って水でっせ、水。エッチツーオー。


いきなり氷から水蒸気って、なんにも化学変化とかしちゃう要素なんかもなさそうに思いますけどね。


ってことで急に化学っぽい話になりますが、氷っていうのは水の分子同士が結合して固定されている状態です。


この結合状態は「分子間力結合」っていうんだそうで、化学結合的にはとっても弱い結合なんだそうです。


弱い結合力であるにしても、氷はしっかり固まっているように感じますけど、氷に対する圧力が下がると結合力は一気にさがってしまうんだそうで、これは、高い山に登ってお湯を沸かすとき、氷じゃないですけど水の結合力が弱くなっているんで沸点が下がるっていう現象と同じ。
水の沸点が下がる理由は、圧力が下がって水の「分子間力結合」が弱くなってしまう結果ってことなんです。


ふううん、です。


高い山の上では90度にも達しない温度でお湯が沸くそうなんですけど、圧力がもっと下がっていくと、融点と沸点が同じ温度にまでなっていくらしいんですね。


氷の融点と水の沸点が同じ温度ってことは、氷がいきなり水蒸気になるってことです。
ここでまた、ふううんです。


ですが、冷凍庫の中で圧力がそこまで下がっているってことなんでしょうか。


それはですね、氷の塊がいきなり昇華するほどの圧力変化があるわけじゃないけど、徐々に昇華していく環境にはなっている、っていうことみたいなんですよ。


ここのところが、イマイチしっかりした説明が見つからなかったんですけど、現象としては冷凍庫の氷には弱い昇華現象が起きているんで、長い時間放っておけば氷は徐々に小さくなって、やがて消えてしまうってことなんでした。


この現象、昇華を利用して、食品、食材の水分を飛ばして作っているのがフリーズドライ食品。


そっかあ、って思いますけど、このところ冷凍食品、フリーズドライ食品ってめっちゃレベル高くなって、旨くなって、たくさんの種類が出ていますよね。


農林水産省「冷凍食品とフリーズドライ食品」っていうPDFファイルを公開しています。

 

「冷凍食品豆知識と製造工場レポート」


「失敗しない冷凍食品の保存方法」


「冷凍食品の活用術」


「医療分野でも活用される冷凍技術」


「宇宙でも活躍するフリーズドライ食品」


って、けっこう細かく記事にしています。


ま、冷凍チャーハンぐらいしか接点がないんで、へええ、って感じでしたけど、いろいろ冷凍食品にお世話になっている向きには役立つファイルだと思います。


で、なんでだか分かりませんが、そうした冷凍食品の記事に続いて連載の「旬を食べるカレー旅」っていうのもありますね。


お役所の情報に関していえば、ま、個人的な感想ですけど、農林水産省はしっかり国民の方を向いている情報発信を心掛けているように感じています。
そのセンスはいろいろ批判もされてもいますけれど、コンセプトはなかなか斬新なものもありますし、この「冷凍食品とフリーズドライ食品」も面白いと思いますよ。


ん~ん、農林水産省の回し者じゃないです。なんの因果もございません。

 

 

 


冷凍庫の氷が消えちゃう仕組みはなんとなく分かったような、やっぱり分からないような感じなんですけど、昇華して蒸発した水蒸気はどこへいっちゃうんでしょうね。
冷凍庫に霜が付いているってわけでもなかったですけど。


って、あれか、霜になったとして、その霜も昇華して、ん? どうなっているんでしょう。


冷凍食品のパックがパンパンに膨らんじゃっているのも、この昇華が原因なんだそうですけどね。
水蒸気って結露しないのかなあ。


冷凍庫の氷が消えてしまうってところまではいかないにしても、小さくなっているっていうのは、以外にみなさんも経験していることかもですよねえ。


って、昇華っていう化学反応があるってこと以外、結局なあんも理解できていないって結果なんでありましたあ。

 

す~びばせんですう。

 

< 9月28日追記です>

冷凍庫内で昇華が起きる仕組み

冷凍庫の扉を開ける

  ↓

室内の温かい空気が冷凍庫内に入る

  ↓

冷凍庫内の空気が暖まる

  ↓

冷凍庫の扉を閉める

  ↓

冷凍庫内の空気が冷え始める

  ↓

冷凍庫内の空気が縮む

  ↓

冷凍庫内の気圧が下がる

  ↓

軽く昇華作用発生

  ↓

氷が小さくなって、ガリガリ君、膨らむ

ってことみたいです。