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【ステーキをプリントアウト】ってさあ 食べものをナニしてくれてんのッ!

< 食糧危機だとか 地球環境だとか いろんなイイことがあるんだってさ >

「ねえねえお母さん。竹内まりやってさあ、しょこたんのお姉ちゃんなんだよね」


「はあ? しょーもないこと言ってないで、早くごはん食べちゃいなさい」


「えー、だってえ、アタシ牛肉キライだもーん」


とか言っているオコチャマが大人になって、自分がお母さんになるころには、家庭用3Dプリンタで、個人の好みに合わせた牛肉をプリントアウトするっていう世の中になっている可能性が、かなり高いみたいです。


2020年が3Dプリンタステーキ元年で、もうすでにプリントアウトされたステーキが世の中に出回り始めているそうなんですね。


ゲゲーッ! っていうふうにも思いますが、まだお高くって庶民の口においそれとは入らない段階。


3Dプリンタってそういうものだったの? って思っちゃいます。
食べものをプリントアウトって、なんだか、ちょっとさあって思っちゃいます。


出始めの頃は誰でも拳銃を作れるんで危険だっていう報道があったりして、なんだか縁遠いプリンターだなあっていう受け止め方だったんですが、3Dプリンタ、ステーキです。
なんなん?

 

 

 


2021年3月にはアレフ・ファームズっていうイスラエルの会社が3Dプリンタでプリントアウトしたビーフステーキを公開しています。


日本でも大阪大学が「3Dプリント金太郎飴技術」ってやつで、サシの入った和牛の肉をプリントアウトすることに成功したニュースが2021年の夏に公開されましたね。


どうでしょうか、食べてみたいって思います?


アレフ・ファームズも大阪大学も、アソビでやっているんじゃなくって、商売です。マジです。
そんでもって、地球環境を守るSDGsの一環でもあるようなんですね。


しかしねえ、コンピュータが我々の食生活にも入ってくる世の中になったんですねえ。
どう受け止めてイイものか、正直言って戸惑います。


地球の総人口は早晩100億人を超えるだろうっていう予想が出ていますね。2050年過ぎには超えるらしいです。
そうなってくると心配されているのが食糧事情です。
人間の食糧として代表的に取り上げられるのが食肉です。

 

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1人当たりの食肉年間消費量って、日本人もけっこう食べているイメージなんですが、世界の中では少ない方みたいです。


アメリカ、アルゼンチン、イスラエル、オーストラリア、ブラジルが食肉消費量の多い国で、インド、インドネシア、タイが少ない国です。
日本は中間ぐらい。


2020年現在では日本より少し消費量が多いレベルの中国ですが、食生活習慣の西洋化が急激に進んでいて、牛肉消費量が急増し続けているんだそうですね。
中国はとにかくね、人口が多いですから、1人当たりの牛肉消費量が少し増えると、全体量としては需要と供給に大きな影響を与えることになるんでしょうね。


じゃあ牛の数を増やせばイイじゃん、ってことでこれまで進められてきたんですが、放牧するには広大な敷地が必要になりますし、最近言われ始めたのは、家畜の飼育によって発生する二酸化炭素は、現在の地球の総排出量の2割にもなるってことなんですね。


さらに牛に関して言えば、その「げっぷ」には温室効果ガスのメタンが大量に含まれていて、地球温暖化の問題にも繋がっている。


牛を大量に飼うのは控えた方がイイ、って流れになってきているみたいなんですね。
ステーキどころか牛丼も食べられなくなっちゃうの?


で、例えば「3Dプリント金太郎飴技術」は、牛肉の筋繊維、脂肪、血管を培養して、それぞれをファイバー状に加工して3Dプリンターの入力にする。
好みに合わせた牛肉をプリントアウトするって技術なんだそうです。今のところ発展途上。

 

 

 


世界的に今は、ステーキだとかこれまで食べてきたものを作り上げることに力を注いでいるみたいですが、なにもフェイクにこだわることもないんでしょうから、全く新しい「食肉」が登場して来るのも遠くないんでしょうね。


「肉」ですらない食べものが主流になるのかもしれません。
なんか寂しい感じもしますね。


「肉」の変遷って、広く考えてみますとけっこう前から続いていますよね。


日本に限って言えば、誰でも知っている、あの「ナゾ肉」があります。
そうです、カップヌードルの「ナゾ肉」


1971年に発売されてからずっと「ナゾ肉」だったんですが、2017年に日清食品が、自らナゾを解明してくれましたね。
カップヌードルの「ナゾ肉」の正体は「豚肉と大豆、野菜由来の成分」ってことなんですね。


言ってみればハイブリッドな大豆ミートなわけで、50年も前からそういう取り組みをしていた日清食品、エライ! 先見の明といいますか、革新的といいますか、たいしたもんですよね。


カップヌードルBIGは「謎肉祭」やってますよ。


ナゾ肉は謎じゃなくなったわけなんですが、カップヌードル用ってことばかりじゃなくって、日清食品東京大学と共同で「培養ステーキ肉」の開発を進めているそうです。


大阪大学の「3Dプリント金太郎飴技術」とは別のものなのかもしれませんが、「培養ステーキ肉」っていうのは、ミンチじゃないってことですから、ステーキとしての、肉本来の食感を実現しようってことなんでしょうね。


「豆腐ステーキ」だとか、肉じゃない素材で肉料理っぽく仕上げる「肉モドキ」レベルがまずあって、そこから発展した「大豆ミート」なんかの「植物肉」の時代になりましたね。
この段階では健康志向から作り出されたフェイクミートなのかなって思っていましたが、研究開発している人たちは、人類の食糧問題とか地球環境とか、いろいろ将来を見据えていたってことなんですね。


世の中はどんどん進んでいきます。


大豆ミートって聞いたのはつい昨日のような感じがするんですが、その後、実際の肉から細胞組織を培養して作り上げていた「培養ミンチ肉」時代があったみたいです。
っていうか、2021年現在が、まさにその「培養ミンチ肉」時代ってことになるんでしょうか。


全然知らなかったニュースなんですが、2013年にオランダで「培養ミンチ肉ハンバーガー」が実際に作られて、1個、3千万円! っていうトピックがあったんですね。
へええ、って思いますが、実用って段階じゃなかったってことですね。


さらにいえば、肉本来の食感は全然なかったそうで、肉本来の食感再現っていうのが、研究開発側の宿願だったみたいです。
で、なんとなく、その「培養ステーキ肉」が実現できそうっていうのが今、ってことですね。


日清食品東京大学の方は、3Dプリンターとのつながりは分かりませんが、自宅でジーコジーコン「ステーキ肉」をプリントアウトするって、なんだかぞっとするものが感じられますんで、ステーキ屋さんで食べるのが違和感薄いかもですね。プリントアウトにプロも素人もないでしょうけれどね。


でも普及するまではお高い贅沢品なんだろうとは思いますが。

 

 

 


ニュースとしては今のところ牛肉に集中している現状ですが、別に牛に問題があってのことじゃないわけですから、牛肉以外にも広がっていくんでしょうね。


生きものの生命をいただいて生きている人間ですが、こうして細胞培養なんかで食材を作っていくようになると、牛さん、豚さん、ご苦労様でした、ってことになっていくんでしょうかね。
そうなったら、どうするんでしょう。


生物多様性とか言いながら、必要ないとなると、無慈悲というような行動を取らざるを得ない生産者も出てきますよね。


地球にやさしいなんてことを標榜する動きも盛んですが、全体としての社会行動って、難しいもんですねえ。


牛肉、プリントアウトねえ。まだ、どうも、納得できない感覚が残ります。


ちなみに、竹内まりやさんはしょこたんのお姉さんではありませんです。はい。

 

 

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