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【SDGs 目標13】「気候変動に具体的な対策を」っていう文書内容を少しばかり齧ってみる

SDGsって最近よく聞きますが 全体像ってさっぱり分かっておりません ので>

「サスティナブル・デベロップメント・ゴール・ズ」ってことなんでありまして、SDGsね。


「持続可能な開発目標」って言っていますよね。でも、この日本語訳だと「ゴール・ズ」っていうのが入っていないですね。「ズ」が。


そんなのイイじゃん。とはいうものの、小文字の「s」ってゴールが複数、たくさんありますよってことみたいですから、ちゃんとは訳されていない感じ。もうちょっとイイ訳ってないんですかね。
ま、難しいんでしょうけれどね。単に英訳っていって、直訳しても意味が伝わらないからっていう理由もあるのかもしれません。


「Sustainable Development Goals」って、かなり大きな概念なのかなあって感じでしか受け止められていない現状です。


で、まあ、我関せずってわけにもいかないような気がしてきましたので、自分なりに探っていって、何となくデカそうな「Sustainable Development Goals」を齧っていってみようと、はい。そういうことであります。


♪おしりかじり虫~ おしりかじり虫~
♪齧ってかじって 齧ってナンボ

 


大きな概念だろうと思う理由のまず最初の段階は、ネットで調べようとしてみると、SDGsのページってムチャクチャいっぱいあるってことなんですね。
国の情報、専門団体の情報、メディアの情報、個人の情報、それぞれが複数、ホントにいっぱいあります。


まずこういう現状に向き合ってみて、世の流れとしてSDGsって「主流」になりつつあるんだなあ、という感想を持ちます。


溢れている情報って、コンピュータのアプリケーション情報を調べたりするときにも同じように、どの情報を精読すればイイのか悩ましい感じになります。ま、こんな時は自分が判るような、自分に合ってるなあと思えるページを探して、ざっと目を通して折り合いをつける。っていう方法をとりますよね。
そんでもって、情報を齧ってみて、違うかなあって感じたら次へ移る。ま、そういうことですよね。


で、今回、ここがイイかなと、齧ってみる相手としてピックアップさせていただいたのは、とりあえず「SDGsジャーナル」のページです。

 

「ビジネスで社会問題解決を実現する為のSDGsメディア」としている「一般社団法人 SDGs支援機構」のページです。「SDGsの理念が広まってきた今だからこそ、私たち日本の中小企業の素晴らしい取り組みを世の中に発信していく必要があると考えています」という自己紹介があって、言葉の使い方が分かりやすいと感じました。丁寧そう。


もちろん他にも詳しいページはあるでしょうけれど、出会いは縁ですからね、「SDGsジャーナル」さんの情報から齧らせていただきますです。


まずはSDGsのスタートからです。どこでどう始まったのかっていう歴史ですね。


「SDGsジャーナル」によりますと、
「2015年9月、ニューヨークの国際連合本部において「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、SDGsがスタートしました」


ってことなんですね。知ってました? 2015年から始まってたんですね。全然知りませんでしたです。


「2030アジェンダ」ってことはですね、2030年までにこういうことをやっていきましょう、実現させましょうって宣言、みたいなことなんでしょうね。2015年秋の採択なわけですから、15年かけて実現を目指しましょうってプラン。
2030年で成果を見直してみましょうってことなんでしょうね。持続可能って、そゆこと?


でも今年はもう2021年。SDGsって言葉を聞いたのって2020年になってからの記憶なんですが、その時ってもう既に宣言の採択から5年も経過していたってことになります。
あれえ? って思ってしまいます。


私だけが知らなかったってわけじゃないとおもうんですがねえ。どうでしょうか。ニュースになっていたんでしょうかね。ま、とにかく私個人は「全く」認知しておりませんでした。今、齧り始めたばかりです。


で、やっぱり「SDGsジャーナル」でも「持続可能な開発目標」と訳しています。


まあね、国連の採択事項ですから翻訳に優れた人たちがそう言っているんだから、間違いってことはないんでしょうけれど、ニュアンスとして「開発目標」の「開発」って、なんかピンときませんよ。


「ゴール・ズ」っていうのが「目標」っていう訳なのも、なんとなあくズレているような気もするんですが、「デベロップメント」は「開発」っていうより「進展」っていうニュアンスの方が近いんじゃないでしょうか。


まあねえ、英語なんてまるで門外漢の人間がア~ダコ~ダいうことでもないとは思うんですが、対象としているテーマがテーマなだけに、何か新しく物を作り上げていくっていうんじゃなくって、今ある状態から、ちょっとでも好い方向に進めていきましょうっていう「気持ちを持ちましょう」っていうことなんじゃないのかって思うですよねえ。スタート概念ですからねえ。


「ゴール・ズ」って言って、到達点が一つにまとまっていないニュアンスなのは、一つひとつの問題の解決が、お互いに横断的な問題をも解決できるとは限らないってことを大前提としているような感じを受けますけれどねえ。


そもそも「持続可能な開発」って矛盾ですよね。いつまでたっても終わらない開発。サグラダ・ファミリアだってもうじき完成するらしいですけれど、終わりがないっていう意味で考えても「開発」は、どうもねえ。


って、素人がいつまでもゴネていても、ちっとも学習が捗りませんので、次に進みます。

 


なんだって急にSDGsを齧ってみようと思い立ったのかについて、一応理由があるんですね。


それは、2021年05月20日に発表されたニュースでした。
「世界最大の氷山誕生 南極大陸から分離―欧州宇宙機関」

南極大陸の棚氷の一部が割れて大西洋に流れ出して、世界最大の氷山が誕生したっていうニュースです。


ま、見出しでは、ふううんって思っただけだったんですが、読み進めていきますと、
「氷山は長さ約170キロ、幅約25キロ。面積は約4320平方キロと富山県を上回る」
はあっ!? です。デッカイです。


他のニュース記事ではマンハッタンの80倍以上という表現もありました。


北海道の流氷とか、タイタニック号の氷山とかいうレベルじゃないですね。

富山県の面積は「4,248 km²」
氷山が「4,320km²」


げげっ! 漂流する富山県。「A-76」って名前らしいです。こりゃ凄いです。


そんな大きさの氷が割れちゃうの? やっぱり温暖化?って思ったらですね、


「氷山の分離は周期的に起きる自然現象で、気候変動が原因ではない」


っていう専門家の分析だということなんですが、


「南極点から離れた南米寄りの半島では近年、棚氷が急速に崩壊している。温暖化とも関連があるとみて調査を続けている」


っていうアメリカ国立雪氷データセンターの分析もあるんですね。


専門家の判断も割れているってことです。


全然別のニュースで、南極大陸の氷が全部溶けたら海面は50m以上上昇するっていうのもありました。


今回の漂流する富山県が全部溶けても海面の上昇は無いんだそうですが、安穏としていられない事態なんじゃないでしょうか。


で、もちょっと調べてみますと、まだありました。


2000年に、やっぱり南極の棚氷から分離したという氷山。「B-15」
「長さ295キロ、幅37キロメートル、面積は 11,000 km²」


なんと「A-76」の2.5倍。10,910 km²のジャマイカ島とほぼ同じ大きさ。


この時の専門家たちの分析は「50年ないし100年ごとに発生する長期の自然循環の一部」なんだそうですが、「B-15」から「A-76」まで20年しか経っていませんよ。


今すぐに、なにがどうってことでは無いにしてもですね、やっぱり温暖化といいますか、地球環境は人間によって変えられているところが、かなりあるようあ気がします。


「やつらの足音のバラード」です。


だからといって、何が出来るわけでもない1個人ですが、せめてSDGsとやらを、自分に分かる範囲で理解してみようかと、こういう次第なのでありました。何か実践できることがあれば、と。


SDGsには「17の目標」と、その17の目標それぞれを細分化したターゲットを設けていて、合計として「169のターゲット」があります。


ここなんですよね。なんだかいっぱいあって、分かりにくいなあと感じるところは。大分類として「17」そしておそらく中分類として「169」あって、1つひとつのターゲットを見てみれば、さらに細かい小分類があるんだろうなあ、という感覚。


根拠ないんですけれどね。なんとなく、分厚いマニュアルを目の前にしたようなウンザリ感。
でも、それは問題が広範囲に広がっていて、けっこう「待った無し」なんだろうということかもしれません。
なので、ちょっとずつ、齧ってみようと。一気に全部じゃなくってね。


で、今回は「SDGs 目標13 気候変動に具体的な対策を」ってところをちょっとだけ見てみます。

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目標13は「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講 じる」っていうのがテーマ。
テーマ、デカ過ぎって思ってしまいます。でもここで遠ざけてしまってはダメですね。ちゃんと見ていきます。


5つのターゲットに分割されています。


★13-1
「すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応の能力を強化する」


ん~。やっぱりわけ分らんです。これって誰が何を目標にして何をしましょうってことを言っているんでしょうか。もっとさあ、なんとかならないの? 書き方。


★13-2
「気候変動対策を国別の政策、戦略及び計画に盛り込む」


これはまあ、国のエライ人向けの目標ってことになるんでしょうね。環境担当のズーミさんは戦略とか苦手そうだけど、大丈夫でしょうかね。
ま、個人が何かをするってレベルじゃないことは確かですね。違うかな?


★13-3
「気候変動の緩和、適応、影響軽減及び早期警戒に関する教育、啓発、人的能力及び制度機能を改善する」


これもまた政策レベルですかね。でもあれです。スウェーデンのグレタ・トゥーンベリさんとか居ますもんね。
グレタさんって8歳のときに気候変動を知って、世の中がそのことに対して善処していないことにショックを受けて「アスペルガー症候群」になったりしながら、15歳、16歳の頃から抗議活動を独力で始めた人ですもんね。


こういう人も居るんだもんなあ。自分も何か、個人でもやれるようなことを探すって、意味のあることかもなあ、とか、ぼんやりですが思ったりします。


にしても、8歳でそうした地球に対する思いを抱くって、どういう思考なんでしょ。


俳優のお父さんと、オペラ歌手のお母さんから、学んだ、んでは無さそうな気がしますけれど、教育、啓発が必要っていう目標は分かるような気もしますが、グレタさんの存在を知ってみると、頭で理解するようなレベルじゃないような気もしますね。直感的に分かっている。そういう人が居るってことですもんね。


目標13はまだあります。
★13-4 じゃなくって
★13-a
「重要な緩和行動の実施とその実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同で動員するという、UNFCCCの先進締約国によるコミットメントを実施するとともに、可能な限り速やかに資本を投入して緑の気候基金を本格始動させる」


これは前の3つと違っていきなり具体が出てきましたね。


でもなんで「4」じゃなくって「a」なんでしょか。


UNFCCCっていうのは、1992年にリオデジャネイロ会議で採択された気候変動枠組条約のことで、先進締約国は努力目標として、温室効果ガスを2000年までに1990年の水準に引き下げることを掲げています。
少なくともこの努力目標は実現されていませんね。


この13-aで言われている「2020年までに年間1,000億ドルを共同で動員する」っていうのは、どうなっているんでしょう。もう2021年ですけれどね。コロナ騒ぎで目標期限は順延されているんでしょうか。


緑の気候基金が用意できたとして、それを具体的に何にどう使うんでしょうか。金は渡すから、あとは各開発途上国の判断でやってくださいって類のことなんでしょうかね。


こういう点はもっと詳しく調べる必要がありそうですが、今の段階では、どこをあたってみるのが有効なのかさえ見えてきませんでした。宿題とさせていただきます。


国際的な活動は、とにかくコロナが落ち着いてからでないと何も具体が出てこないのかもですね。


★13-b
後発開発途上国及び小島嶼開発途上国において、女性や⻘年、地方及び社会的に疎外されたコミュニティに焦点を当てることを含め、気候変動関連の効果的な計画策定と管理のための能力を向上するメカニズムを推進する」


これ、なんでしょか? 13-3との違いはなんでしょ?


「疎外されたコミュニティ」をことさらピックアップするのは、どういう効果を望んでいるんでしょうかね。
世界レベルでの発言が、特にし難いだろうという配慮でしょうか。


「疎外されたコミュニティ」にこそ気候変動に関する改善の回答があると、国連は判断しているんでしょうか。


「疎外されたコミュニティ」って、気候変動を解決するためのターゲットにする前に、何かすべきことがあるんじゃないかって気がしますが、それはSDGs「17の目標」のうちの、別のどれかに入っているのかもです。


それともこの13-bは、ほかの目標との兼ね合いで、横断的な判断をするための布石として、意見を表明しにくいコミュニティも無視してはいけないという判断から、気候変動の項目としてあげられているんでしょうか。


ん~。結果、よく分かりませんでした。

 


ちょっと齧ってみた感想としましては、ちと酸っぱい感じでしょうか。


もっと優秀な頭脳でないとついていけないかもです。でも、あきらめずに、これからもSDGs情報は追っていきたいと思います。ちょっとずつですね。


今回の感想。
「気候変動に具体的な対策を」って言いながら「世界の専門家たちって、ちっとも具体を言わない!」