< なんで言い方変えたんでしょうか って思ったら「ロスタイム」って日本語だったんでした >
要は「ガラパゴス化」してたってことなのかもですよねえ。
みんなに分かりやすく翻訳したつもり。日本ってそういう文化だったんでしょうかねえ。
ワールドカップで盛り上がって、久しぶりにテレビ観戦しましたが、サッカー用語って、なんだかけっこう変化してますよね。
7分っていう異様に長いって日本人には感じられた「ロスタイム」じゃなくって「アディショナルタイム」
しかもご丁寧に7分59秒までしっかり使って、もう、1点リードしてんだから早く笛吹いてよね、って思ってたほぼ8分間。
その他の試合でも7分ばっかりだったような気もしますけど、「ロスタイム」じゃなくって「アディショナルタイム」にしてはこれまでの慣習としては長過ぎまっせ。
しかもなんで決まって7分だったのか。この長さもAI判定しているんでしょうか?
ま、なんにしましても「ロスタイム」っていい言葉は使わなくなったんですねえ、って思って調べてみたらですね、「ロスタイム」っていうのは和製英語で、英語圏の人に通じないんだそうです。
つまり日本だけで使われていた表現だったわけですよ。
英語に疎いんで「loss time」って海外では通じませんよ、っていう感覚がイマイチ、ピンとこないんであります。
ずっとそう言っていたからっていうこともあるかもですけどね。
それにしてもですね、英語圏の人に通じない「和製英語」を作っちゃった人、作っちゃう人って、誰なんでしょ。
サッカー以外でも和製英語っていっぱいあるんでしょうけれど、和製、っていうんだったら翻訳した日本語で良さそうなもんですけど、なんで通じもしない英語、っぽい表現にしちゃうんでしょうか。
まあね、ロスタイムって、ずっと普通に通じている英語だと思っていたくせに、っていう反省もあるにはあるんですけど。
スポーツには大なり小なりルールがあって、それが変化していくってことは当然なんでしょうけど、全然そんなんじゃなくって、表現を世界標準に合わせますっていうのって、なんだか、ヘンな国~、って感じもあります。
「ロスタイム」っていう表現になんとなく後ろ向きな、マイナスイメージがあるっていう指摘が内からも外からもあったっていうことなんでしょうか。
野球のルールっていいますか、ストライク、ボール、アウトの表示、あるいは宣言順序が変わったのはいつごろだったでしょうかね。
昔はワンストライク、ツーボール。っていう順番で言っていたんですけど、メジャーリーグに合わせるように変更したのか、それともメジャーリーグ自体が変更したのか、詳細を知りませんが、今はツーボール、ワンストライクっていう順番になってますね。
昔と同じようにワンツーっていう表現をしても、全く違うカウント状況ってことになっているわけですね。
この野球の場合は和製英語っていうことじゃないですけど、日本独自の順番だったとしたら、これもまた妙なことですね。
何も、アメリカ発祥なんだからアメリカに合わせるべきとは思いませんけれど、なんで違う順番に並べていて、なんでまた変更したんでしょう。
ちっともグローバルに成り切れない、ガラパゴスジャパン、ここにあり! ってことなんでしょうか。
野球も「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」っていう世界大会がありますからね、遅ればせながら世界標準を意識したってことなんでしょうか。
日本で最初にその順番を決めたヤツ。何か特別な理由があったんでしょうかね。
野球は世界的っていっても、まだまだ参加国は多くないですけど、サッカーはもう、ホントに世界スポーツになってますよね。昔からそう言われていました。
後進国って言われていた日本のサッカーも、ワールドカップの賑わいも含めてまだまだ盛り上がっていきそうな気配です。
で、ロスタイムの前段階みたいなことになるんですけど、その、サッカーね。サッカーっていう言葉。これもまた、世界標準じゃないんですよね。
認識はみんなしているって思うんですけど、日本では圧倒的にサッカーって言ってます。
でも改めて見回してみますと、サッカー団体、少年サッカークラブとかの名前って、サッカークラブって呼んでいるにもかかわらず「FC(フットボールクラブ)」ですよね。J1のチームにもいますよね、FC。
サッカーじゃなくってフットボールなんですよね。
そもそも世界の中でサッカーって呼んでいるのはアメリカと日本ぐらいなもんらしいんですよ。
発祥の国って言われているイギリスでは「football(フットボール)」ですよね。
アメリカには国技とさえ言われているアメリカンフットボールがあるんで、混乱を避けるためっていう理由があって「soccer(サッカー)」なんですけど、日本の場合は、ただアメリカに追随したってことなんでしょうか。分かりません。
フランス語では「football(フトゥボル)」いや、ナチュラルな発音とは遠い表記だとは思いますけどね。
スペイン語では「fútbol(フッボル)」
ポルトガル語では「futebol(フーチボウ)」
イタリア語では「calcio(カルチョ)」
イタリア語もユニークな感じですね。フットボールとは全く違う言葉みたいに思えます。トトカルチョって、サッカーくじのことですもんね。カルチョ、なんですね。
日本はなんでサッカーっていう表現を選択したんでしょうね。
まあね、言ってみれば「ニワカ」でしかないレベルですからね、サッカーについてあーだこーだ言えるような知識はないんですけど、ホントの世界スポーツって、勢力争いっていうのか、これからもルールがバンバン変わっていったりするのかもですね。
「キーパーチャージ」っていうルールは無くなったみたいなんですよね。
今、ゴールキーパーはフィールドプレーヤー扱いなんだそうで、危険なアタックとかじゃなければファールに取られない。
どんなスポーツでもそうですけど、ファールっていう判定があって、なんでやねん! っていうことはしょっちゅうありますよね。サッカーのキーパーチャージはそれの代表格的なものでしたよね。
ファールをうまくもらうキーパーとか、逆にカード出せよ! って思っちゃうこともありましたです。
フィールドプレーヤーのシミュレーションなんか、一発レッドでイイんじゃないかって思いますけどね。
自殺点とかサドンデスとか、まあね、不適切って言われれば不適切な表現、ってことになるんでしょうねえ。
日本だけで使われているサッカー用語ってけっこうあったりするのかもしれませんが、もうね、日本の「フットボール」レベルは世界クラスになったわけですから、これから徐々に、っていうんじゃなくって、なんか、まともに一気に、せめて用語だけでも変えていったら良さそうな気がします。
でもずっとサッカーだったんだから、サッカーのままでイイじゃん! っていう気持ちも分かる気はするんですけど、メディアがフットボールって言い出せばあっというまにフットボールになるような気もします。
なんかね、携帯電話のガラパゴス化っていう問題のコアにある、ホントにグローバル的な感覚って日本人は弱いっていう事実を改めて認識して、次の世代の半導体、宇宙ビジネスもね、生活ベースにガラパゴス化してしまう意識があるんじゃ勝負にならないかもですよ。
その第一歩っていうのか、まずはフットボールから、メディアも自らの視点をグローバルに位置付けて、日本を変えていっていただきたいと思います。
いや、そういう、なんでもないところに、意識変革の基があるんじゃないんでしょうか。っていう話ですよ。
世界ビジネスには「アディショナルタイム」なんていうルールはありませんからね。
まじめにさ。