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【石鹸は悪者なのか】コロナ禍の日本で繰り広げられているあーだこーだ

< コロナ禍の騒ぎの中で埋もれてしまったかもしれない 石鹸の有害物質指定案件 >

世の中のニュースが新型コロナパンデミック一辺倒にならざるを得ないっていうのは、まあね、理解できますけれど、その間にもいろんなことが起きていますよ。


スマホの普及によって、ニュースに接する機会ってぐっと増えていると感じる現状ですけど、へええ、そんなことあったんだ、っていうトピックが少なくないです。


2022年の2月現在で第6波の終息は見えていないっていう、もう、どっかいってくれっていうコロナパンデミックですが、現時点でこれまでの経緯を見てみますと、イヤなことに、波を加えるごとに段々に感染者の数は増えてきている傾向が見て取れます。

 


振り返って見ますと、2019年12月に中国、武漢の市場で世界最初のコロナクラスターが確認されましたね。
日本では2020年1月16日に最初の感染者が確認されました。


ああ、ついに日本にも来たかって感じで、そんなに重くは受け止めていなかったかもしれませんけれど、ニュースソースとしてはこの頃からコロナ禍が重大なポジションを占めるようになってきましたね。
そして、2020年2月13日にはコロナウイルスによる初の死者が出ました。


WHO、世界保健機関パンデミックの宣言を出したのは3月11日です。


日本では、感染者数が720人を記録した2020年4月11日が第1波のピークってされています。
志村けんさんが3月29日。岡江久美子さんが4月23日でした。
驚きました。もの凄くショックなニュース。


日本全体がコロナ禍に完全に飲み込まれた出来事だったですよね。


一旦、このまま治まるかに思えましたけれど、8月7日に感染者数が1605人を記録して第2波のピーク。


2021年に入って1月8日が7956人で、これが第3波のピーク。


5月8日には7234人を記録して第4波のピーク。


そして8月20日に2万5995人の新規感染者を記録して、第5波のピークをむかえました。


2022年2月5日、オミクロン株によって新規感染者数は10万5617人を記録して、なんと1日で10万人以上の新規感染者が出てしまっているんですね。
この数字が第6波のピークになってくれることを願うばかりですが、また新たな変異株が出てきたりするのかもしれませんからね、個人個人が自分を守る行動をするしかないんでしょう。


ただ、ハッキリ言って、何をどうすれば感染を防げるのか分からないっていうのが現実だったりします。
3回目のワクチンを打っても感染するときは感染します、とかね、言われてしまうと、ホント、どうすりゃイイのか分かりませんです。


当初は重症化しないって言われていたオミクロン株ですが、2月17日には過去最高の270人の死亡が確認されています。
1日でですよ。


外国に比べれば、とかいう向きもありますけれど、当事者にとっては全体の数が問題なんじゃないですよね。


こうして振り返って見ても、かなりインパクトのあるコロナパンデミックのニュースです。
その他のトピックが埋もれてしまうのも致し方ないって感じもしますね。


で、今回取り上げてみたいのは、タイトルにも上げた「石鹸」のニュースなんですね。


もちろん報道はされていたんだろうと思います。知ってるよ、って方も少なくないのかもしれないですけれど、まあ、お付き合いください。

 


2020年2月、日本ではコロナ感染の第1波がピークに向かいつつあるタイミングです。


厚生労働省経済産業省環境省の合同審議会が「化学物質排出把握管理促進法」に基づくPRTR制度の「第一種指定化学物質」のリストの候補に「石鹸」をピックアップしたんですね。

 

なんだかオカタそうな言葉がつらなりますが、うがい、手洗い、ソーシャルディスタンスって日本中で言い始めたころに、石鹸が有害物候補になったってことです。


10年ごとに見直されるっていうこの「第一種指定化学物質」に指定されると、「生態系に有害な物質」になっちゃうんですね。
その候補として「石鹸」がピックアップされたっていうことです。


具体的には「飽和・不飽和脂肪酸ナトリウム塩」と「飽和・不飽和脂肪酸カリウム塩」っていう物質が「生態系に有害な物質」ってことでリストの候補にあがっているそうなんです。
この2つは石鹸の主成分なんですね。


清潔になるために、日常的に使い続けてきた石鹸が、有害!

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まあね、化学とか、詳しくないです。素人です。
フロンガスだとか、プラスティックの例もありますから、これまで便利に普通に使ってきたモノが、急にダメよってことになることだってないことなない、ってね、そういうふうには思いますけどね、石鹸の場合はナンカ事情が違うみたいなんですよね。


お役人さん側にも当然「専門家」がいて、実験室の結果を見て「有害」って判断したらしいですけれど、石鹸メーカーだとか、化学者たちから、自然の中では実験室の結果にならない、石鹸は安全無害ですっていう反論が出ているみたいなんです。


そもそも「脂肪酸」っていうのは生物を構成している有機化合物で、生物の栄養源なんだから有害指定はオカシイだろ! っていう反論ですね。


さらに、政府は前に無害って判断したのに、なんでまた候補にあげるんだ! っていうことみたいなんですね。


化学の詳しいことは分かりません。
分かりませんですが、SDGsが本格的な実行段階に来ていて、いろいろ日常生活の中で使っているものが変化していくんだろうとは思っていますけれどねえ、お役人さんの意見っていうのが机上から出ていないものだとすれば、問題ですよねえ。


その後どうなっているんでしょうか。


2022年初頭の段階では、候補取り消し要望に対して、お役人さん側は判断を先送りっていう状態らしいです。


一旦無害って判断したのに、有害って判断を変えたのは、合成洗剤業界の思惑があるんじゃないかっていう不穏な説も出ていますよ。


合成洗剤はその成分のいくつかが「生態系に有害な物質」のリストにあがっていて、石鹸業界との対立があるからってことなんですけれど、この説もどうかなって思いますね。


合成洗剤は成分についてなんとか工夫しないといけない状態なんでしょうけれど、石鹸だけオッケーっていうのは面白くない! ってそれだけの理由で政府に交渉したりするんでしょうかね。


なんにしても前言撤回って、政府としてはあんまりイイことじゃないでしょねえ。
まあね、お役人さんたちも、いろいろとメーカーとのお付き合いだとか、あるんでしょうけれどね。


経済産業省の2人の官僚が「家賃支援給付金不正受給」で逮捕されたのって2021年の6月でしたね。


融通が利かないっていうぐらいの品行方正。
真面目の国から大真面目を広めに来たような人たちがお役人さんですよっていうイメージを、ここまでぶち壊してくれた例も珍しいとは思いますけれど、どうなんでしょ、最近、エリート官僚さんたちのレベルってのも落ちて来ちゃってるんでしょうか。


どこを向いて仕事していらっしゃるんですか? って話ですよ。

 


石鹸が有害か、有害でないかって、一般消費者にとって、かなり重要なことだと思います。
みんなが毎日使っているモノですし、特に今、コロナ禍の生活で石鹸は必須のアイテムですからね。


そもそも政府のコロナ対策にしてからが、その方針の朝令暮改が続いています。
軽薄短小、すぐ反省っていうのは、政府やエリート官僚には望みませんねえ。


マチガイを直ちに改めるっていうことは重要なことですし、どんどん改めて欲しいと思いますが、あのね、そもそも最初からちゃんと考えてないんじゃないの、って思ってしまうのでありますよ。


なんかね、日本国の最高学府を優秀な成績で卒業して、日本の中枢にいらっしゃるエリートなんだからさ、ちょっとはキッチリしたところを見せてくださいませ。


政府じゃなくって、優秀な官僚さんたちにこそ期待しているんでありますよ。ホントに。


石鹸、どうなのさ!?