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【端午の節句】節は五月にしく月はなし 2021年はどんなこどもの日になるんでしょ

<菖蒲 蓬 などのかをりあひたる、いみじうをかし なはずなんでけどねえ>

清少納言の「枕草子」第三十六段です。


「節は五月にしく月はなし 菖蒲 蓬 などのかをりあひたる、いみじうをかし」


菖蒲(しょうぶ)も蓬(よもぎ)も邪気を払うとされた植物です。
その草の香りが混じり合っている季節が5月でしょ。情緒があってとってもイイのよねえ。なもんだから、節句は5月が一番イイわ。
っと、まあ、清少納言さんはおっしゃるわけであります。


日本の5節句は、
1月7日 人日(じんじつ)の節句 七草の節句
3月3日 上巳(じょうみ)の節句 桃の節句 ひなまつり 女の子の節句
5月5日 端午の節句 菖蒲の節句 こどもの日 男の子の節句
7月7日 七夕の節句 笹竹の節句 牽牛織女
9月9日 重陽節句 菊の節句 菊人形 後のひな
と、こんな感じですよね。


この中で端午の節句がイチオシよ、っていうのが枕草子第三十六段なわけです。


節句って最近言わなくなってきました。
3月3日は「ひなまつり」5月5日は「こどもの日」って感じですよね。「節句」とか「セチ」という言葉は使わないです。


で、今、変異株で大騒ぎの2021年春です。コロナ禍の生活の中で、そもそも邪気を払う節句であった5月5日が近づいて来ました。


コロナウイルスが邪気なのかどうか、いろいろご意見のあるところだろうとは思いますが、端午の節句の話です。


関東近県の人でも案外知らないかもなあ、というイベント。
「東京タワーの こいのぼり」

2009年から続いている東京タワー春の風物詩です。知ってました?

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新聞なんかでは取り上げられていますけれども、そんなに大きな扱いじゃないですし、そもそも東京の人って行きませんよね、東京タワー。近くを通らない限り目にする機会が無いんじゃないかと思います。


5月5日だけやっているんじゃなくって、例年3月末から5月初旬ぐらいまで、けっこう長い期間やっているイベントなんですけれどね。


2021年は3月25日から5月9日までです。例年、夕方からはライトアップされたりなんかしています。


東京タワーの鉄塔に、こいのぼりを直接つないで泳がせるわけでは、もちろんありません。
一階、東京タワーの正面にワイヤーを張って、そこにこいのぼりをひらひらさせています。


あのですね、東京タワーのイベントですからね、こいのぼり333匹、どわどわ~っと泳いでいます。けっこう派手です。風強いとバッタバタいってます。


328匹のミニこいのぼり。ミニっていっても全長1.5m。赤、青、緑、橙、紫、黒、6色のミニこいのぼりです。
壮観ですよ。


あと5匹いますね、333匹ですからね。残りの5匹は大きさがばらばらで、全長2.5mから6m。橙、緑、青、赤、黒の5色の大鯉です。


東京タワーのこいのぼりに「吹き流し」は無いんですが、この大鯉が吹き流しの5色を受け持っているんでしょうね。


吹き流しって、最近の屋内用こいのぼりの場合、紙で作られた小さいやつですが、付いていないことが多くなりました。
吹き流しってそもそもは「魔除け」の意味で使われていたんだそうで、端午の節句になくてはならないもののはずなんですね。
いつのまにか軽んじられてしまっています。


魔除け、とされている吹き流しの要素が「色」


吹き流しのひらひらは5枚あって、5色に彩られているんですが、陰陽五行の5色。木火土金水(もっかどこんすい)。


木は緑か青。火は赤。土は黄色。金は白。水は黒、この5色によって結界を張って魔除けとするんですね。
5色の大鯉の色とちと違いますね。でもまあ、そゆことで納得しておいてイイんじゃないでしょうかね。
大鯉のこいのぼりで魔除けのおまじない。


これで333匹。なんで333匹なのかというのは、分かりますよね。東京タワー、正式名称「日本電波塔」の高さである333mにちなんだ数。


昭和33年にオープンした東京タワーは「3」という数字になにかと縁が深いようなんですが、333匹の東京タワーこいのぼりには、実は鯉じゃないやつが1匹プラスされています。
全部で334匹になります。


その1匹は、全長6mの「さんまのぼり」。大漁旗とともにはためいていますよ。


大漁旗三陸岩手県大船渡港から贈られたものだそうで、三陸の「サン」、さんまの「サン」昭和33年の「サン」333mの「サン」という「3」つながり。


で、さんまのぼりがこいのぼりに参加しているんだそうです。でっかいですよ、6mって。


さんまのぼりは2011年、東日本大震災以降、復興を記念して泳ぎ始めているそうですが、2009年、つまり東京タワーこいのぼりが始まった年の秋から「三陸・大船渡東京タワーさんままつり」というイベントが行われていて、お付き合いがあった結果、ということなんでしょう。
さんまのぼり。三陸の復興祈念の意味もあるわけです。


サンマ祭りは目黒が有名ですが、東京タワーでも泳いでいるんですね。


まん延防止等重点措置の中に置かれている東京都港区にある東京タワーですが、333匹のこのぼり、1匹のさんまのぼり、そして大漁旗が春の空にはためいています。


東京タワーの赤い鉄骨と、こいのぼりを自由に泳がせている青空を見上げると、令和の日本をすっきりさせてくれる良い風が、少し強めに吹いてくれることを祈念する気持ちになりました。


もちろん、無料です。


今、このタイミングでわざわざ東京に出かけないよ、という関東近県から遠いという方も、この東京タワーこいのぼりを記憶に留めておいて、来年、再来年、子供連れでぜひ見上げてみることをお勧めします。


今の、令和現在の日本を感じられると思います。東京タワーは、やっぱり今でも、しっかりシンボル、です。


こどもも好きだと思いますけどね、東京タワー。こいのぼりもね。


ちなみに、スカイツリーでもやってます。こいのぼり。


まあ、なんといいますか、東京タワー派です。はい。登らないけれど、東京タワー派。むふふのふ。