ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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【ちゃんこ鍋】 旨いちゃんこでアッツアツの冬 「こたつブタ」でいいんですっ!

<旨いもんは旨いのか ちゃんこ 冬の独り鍋 昭和風味>

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お洒落だとか、スタイリッシュだとか、トレンドだとかに興味はないし、アウトドア派でもないのですが、カセットコンロを買いました。一人用鍋も買いました。下から二番目の安いステンレス鍋。


まあ、あれです。カセットコンロとか鍋とか買ったからって、別にアウトドアってわけじゃないやん、と言われてしまえばその通り。
でも、そう思ってしまうところが独り者のインドア派なところだと思って見逃してください。


なぜ買うに至ったのか、の話です。


新型コロナ禍の2020年もなんだかサクッと流れていってしまって、アッという間に年末が見えてきました。


マスク。慣れてきましたよね。これってどうなの? 


最初は違和感アリアリだったのに。俺たちってさ、簡単に世の中に迎合されちゃうタイプなんだよね。と、おっしゃる方、おられます。
ま、そうかもです。マスクなんて意味ないからシナイもんね、とか、そういう無茶な一匹オオカミには成れないです。


そんな、世の中に流されやすいくせに意地っ張りな、一匹ひつじが3匹集まって、コンビニおにぎりの公園ランチ。


公園でごはん食べるなんて、この年の秋ぐらいからのことです。3匹ともインドア派ですからね。広い場所とごはんが、脳内でうまく結びつかないです。寒いし。


ぼんやりと晴れた早い午後。ゆるい風に吹かれながらの3匹の会話。
「今年、どうする?」
「んあ?」
「忘年会っていうか、ほら、年末呑み会」
「そうだね、そんなタイミングか」
「あの店、やめちゃったもんなあ」
「店はいっぱいあるっしょ」
「ところがそうでもないらしいんだよ」
「ああ、会社が忘年会禁止してるとこ、多いって話だな。店側も忘年会用意しないって」
「ふうむ」
「ま、もともとチェーン店とか縁ないし」
「じゃあ誰かの部屋に集まるか?」
「バカじゃないの。ワンルームに三人も集まったら、それこそミツだろ」
「それもそうだなあ。でも、なんか、年の〆みたいなの、やりたいけどなあ」
「そうだよなあ……、でもさあ……」


で、結局、各々でこっそりひっそりやりましょう、忘年会。という結論になりました。
あとから確認すると、他の二匹は持っていたんです。鍋とカセットコンロ。


独り鍋って流行ったらしいんですが、全然知らんかったです。
ちゃん個鍋、とかガンバローって店もあるようですが、ひつじたちもやってるらしいんですね。前から。


一匹なんかは、こう言いました。
「夏でもやるんだけどね、春菊鍋とか。でもやっぱ鍋は冬だよ」


でも、春菊だけ、の鍋だそうです。ヘルシーだからということなのですが、なんだか素っ気ない感じ。春菊、苦手だし。


でもまあ、やってみっか、ひとり鍋。


というわけで購入、という運びになったのでありました。
やるからには単品鍋ではなく、ごちゃごちゃしているぐらいに豪勢にいきたい、と思いました。でも、ちゃん個。


と、ずっと前に東中野で食べたちゃんこを思い出しました。
元お相撲さんのやっている店で、気さくに教えてもらったちゃんこのコツというのがあります。


そのイチッ! 冷蔵庫の中身はなんでも入れるべし!
そのニッ! 野菜も肉も魚介も、国籍無し、制限無し!
そのサンッ! 〆のうどんは別腹で!


という、なんともお相撲さん体系のコツだったのでありました。


冷蔵庫の中には缶ビールとペットボトルのお茶ぐらいしか入っていませんので、こたつの上にカセットコンロを乗せて、意味なく点火を確認してから近所のスーパーへ。


肉肉ちゃんこにすることにしました。
牛バラ、豚コマ、ウィンナー。
ネギ、白菜、大根、ゴボウ、人参、ニラ。
春菊は買わない。


ここで気が付きました。そういえば包丁とかまな板とか無いな。そういう一匹ひつじ。
ん~、カッターあるから、いっか。


チューブの味噌。ついでにチューブのバターもかごの中へ。豆腐もいってみますか。
あとは追加の缶ビール半ダース。紙パックのやつですね。充分ヒエヒエ。


師走初旬の夕方。曇り空で、いい塩梅に寒いです。鍋日和。


なんかね、いつもだとペットボトルを買って、そのまま持って帰る感じの買い物しかしたことないんですが、有料のビニール袋からネギを飛び出せて、大量の食材を持って帰るのって、あまりしたことないんで、ある意味楽しくなってきました。


こたつを入れてエアコンをオフ。なんせこれからアッツアツのちゃんこですからね。ンまい環境が大事です。
はい、カタチから入るタイプです。はい。


大きいほうのカッターで、充分いけました。こたつの上でしっかり食材準備。
カセットコンロに鍋を乗っけて、水。スティックの昆布茶があったのでぶちこみました。チューブ味噌を適当に。
ちゃんこはなんでもありなのです。たぶん。


コンロをカチッ。缶ビールをプシッ。


もうちっと寒いほうがンまくなるかな、と窓を少し開けて。コロナ対策の専門家が推奨している換気対策ではないです。
独り暮らしのワンルームでは意味があるどころか、外気からウィルスを呼び込むことさえありそうに思えます。あくまで、寒いという雰囲気づくり。


鍋が煮立ってきたら、食材を、と、食材のボリュームに対して鍋、小っさいな。
ではなくて、鍋に対して食材が多いのか?


そういう迷いはビールで振り払って、次々投入。根菜からね。ウィンナーと肉も投入。少しずつね。


本気で冷えて来たので窓は閉めました。東京の冬も充分寒いです。
お、煮えてきましたね。チューブバター、白菜、ニラ投入。
取り入れる小鉢とかはないので、ラーメン丼で代用。なぜかラーメンどんぶりだけは二つあったりまします。


鍋。大根ピックアップ。カレー用スプーンで出汁をすくい入れて。まだ固いですね。でもスープはイイ感じ。バター、正解かも。
缶ビール。


静寂の部屋の中に、なんと鍋がぐつぐついう音が響き始めました。何となくゴージャス。
ウィンナー。
パキッとかいってンまいです。肉いきましょう。おお、イッすねえ。
野菜もバッチリです。独りちゃんこ、けっこうハッピーです。
豆腐もカッターで切って投入。あら、鍋が静かに。

がんばれカセットコンロ。替えのボンベもあるぞ。


具材とともに味噌、バターも追加しながら、パクパク、ゴクゴク。テレビもラジオもネットも要らないです。
遠くから救急車のサイレンが聞こえてきたりはしましたけど。


鍋の音と、煮えていく野菜たちを見つめながら、とっても満足な時間を過ごしました。


で、〆のうどん。


あれ? 

買い忘れました。

が、もう食えません状態。


カセットコンロを止めたら、下半身をこたつに突っ込んだままゴロン。ふわあああ。
しばしお気楽極楽気分。満足。腹が苦しいです。腹だけお相撲さん状態。


新型コロナ禍がなければ、絶対にやらなかったであろう、こたつで独りちゃんこ。悪くなかったです。
尤も、感染の心配をせず、仲間とワイワイやれれば、もっとンまい、でしょうけれどもね。

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近いうちにまな板と包丁を買ってこようと思います。カッターは不衛生、ですよね。

 

<ちゃんこの身体に旨い満足度>

なんでもOKというちゃんこですので、好みの食材というばかりでなく、健康志向の材料を用意すれば身体に優しいちゃんこ、になるのではないでしょうか。
食べ過ぎに注意する必要はありそうですが。

 

<ちゃんこの心に旨い満足度>

普段、いつもではないにしても、そこそこ家で料理する人なんかは、もうとっくにやってるのかもしれませんが、冷蔵庫の整理メニューとして最適なんだと思います。


旅行前とか、帰省前とか、冷蔵庫の中の賞味期限とかいちいち気にしなくて済むように、ちゃんこにすればココロ晴ればれ。

 

<ちゃんこの酒のアテ満足度>

バッチリですね、ちゃんこ。
〆とか考えなくとも、充分に腹いっぱいになりますし、呑む酒に合わせて、食材を用意する楽しみもありそうです。


あ、そうか、もうやってる人ばっか、なのかしらん。

 

<ちゃんこの酒の〆満足度>

呑んだ後にとっておくのはもったいないです。


ちゃんこの後の〆は、まあ鍋物はどれでもそうなんでしょうけれど、うどん、ごはん、ラーメンとか、入れた具材の出汁が聴いてますからね、間違いないでしょう。


東中野の店には、大粒の牡蠣で〆ている酔っ払いのジサマがいましたねえ。憧れではありますが、牡蠣、高いっす。

 

<旨いちゃんこは、醤油、味噌、塩、それ以外?>

醤油、味噌、塩にしたって、それぞれいろんな種類がありますしね、白湯っていうのもあります。その他にもあるんでしょうね。


ちゃんこフリークの方々、これが最高だぜってのをご教示くだされ。
外せない具材とかあれば、ぜひお願いいたします。

 

安いヤツを、ぜひ。