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【自宅で!桜のお花見キット】という 日本人の桜好きを考える

<お花見は不要不急じゃないでしょ だって日本人なんだから という理屈って?>

2021年、東京の開花予想は3月15日。でも実際には14日に開花が“発表”されました。

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気象庁は宣言とかしませんよ。発表ですよ。ということなんです。


気象庁は威張ったような物言いはしません! という威張ったゴイケン。


ま、桜の花にコロナウィルスの影響なんてあるはずもないんですが、早いですね。
23日には満開だそうです。発表です。


今では数社の気象情報会社から桜前線予想が出されますが、気象庁が開花予想を始めたのは1928年、昭和3年からだそうです。


その予想確度も年々上がってきているんだと思いますが、日本人全員が待ち焦がれている桜の開花。
みんな楽しみにしていますよねえ。待っていますよねえ。
日本人のアイデンティティといえるのかもしれません。


東京、神奈川、千葉、埼玉に発せられている“緊急事態宣言”は目安として3月21日まで延長されています。
まるで時間がコロナ禍を解決してくれるかのような、具体的施策がなにもない、進歩のない延長。


ではあったんですが、実際、どうするのか。1都3県が1枚岩でないことは、とっくに知られていますから、それぞれバラバラな対応になるのかもしれません。
そうした人間の思惑なんて関係なく、この1都3県、23日には満開を迎えることになりそうです。

 


エライ人たちは繰り返し、こう言います。


不要不急の外出は控えましょう。
桜は来年も咲きます。今年のお花見は控えましょう。


宴会とか、すんなっ! ってことです。


まあね、ごもっともなゴイケンではございます。


ですが、例年より少なくはなるだろうけれども、けっこうな人出があるのではないかと言われています。


なかには、


「お花見は、不要不急にあたりませんよ」


などと、強い態度で表明している人もいます。


1人でマスクして見るんだから、問題ないでしょ。


という考えなんだろうと思いますが、みんながそういう考えで桜の花に集まれば、やっぱりね、賑やかなことになりそうではあります。


3月25日には福島から聖火リレーがスタートする予定の日本の春です。


日本人にとって桜が特別なものであることは誰にも否定できませんよね。

 


花見、といえば1人でひっそり観賞というイメージではなく、どうしてもグループで花と酒食を愉しむもの、ということになります。
奈良時代ごろから続いているらしい伝統。


観光客誘致という政策もあって、近年の桜の季節には海外からの観光客が目立つようになっていました。
あちらこちらに名所があって、賑やかに屋台の並ぶ“さくら祭り”が催されるのが日本のお花見。
ホントに何処でも、市区町村ごとにパッとやりますよね、さくら祭り。


海外からの観光客はほとんどいないでしょうけれど、2021年の日本のお花見事情、いったいどうなるんでしょうか。


そんななか、鳥取県「花工房あげたけ」から“桜のお花見キット”が発売されています。

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“桜のお花見キット”は、自宅で桜の花見を楽しむための材料を“キット化”したもので、外に出なくたってお花見できますよ、っていうアイディア商品。


ほほう、機を見るに敏、と思ったんですが、これ、特に今年の外出自粛に合わせて考えられた商品というわけではないそうです。
前から売っているらしい。盆栽の桜バージョン、という感じなんでしょうかね。


この“桜のお花見キット”がイイナと思ったのは、こんな人にプレゼントするのはいかがでしょうか、というコンセプトです。
そのための、誰かに送るための“キット”ということなんですね。
鳥取県の「花工房あげたけ」……ニッコリさせてくれます。


“日々懸命に現実と向き合われている医療従事者の方へ”


“オンラインで学びながら、通学できる日を待ち望んでいる学生さんへ”


福祉施設にご入居中のご家族の方へ”


“勇気づけたい友人へ”


たしかにね、前のように普通に会って、話して、笑ってという人づきあいができにくい今。
離れたんじゃなくって、ちゃんとあなたのことを思っていますよ、と伝えてくれる使者として“桜の花”は実に日本的な贈り物かもしれません。


春が来たね、という言葉の要らないメッセージ。


贈られた側は、簡単に組み付けられるそうです。


桜のお花見の準備ができたら、そのあと必要なのは鉢植えの桜花から、想像力を働かせることです。


大空にこぼれるばかりの桜色を花開かせる、大きな桜樹。
春の風。
贈ってくれた友達の笑顔。
家の中の、職場の机の、小さな桜の鉢植え。
悪くないように思います。

 


コロナ禍の春を、笑い話として思い出す日が遠からずやってくるでしょう。
エア花見でも、なかなか捨てたもんじゃないでしょう。


そうです、自分用にっていうのだってアリですよね。胸を張って、アリです。


にっこりするということで、気持ちが和んでくることが期待できそうです。
そういうホッとする時間って、気にも留めず忘れがちですが、必要なものだと思います。誰にとってもね。


自分でも気づかないうちに、しかめっ面になってませんか?


肩の力を抜いて、上手に、ニッコリしましょう。

 

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