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酒呑みの食いしん坊、メタボはイヤだけどガマンは嫌い。

【とり皮せんべい】九州とり戦争 にこにこもぐもぐ争ってちょうだいねえ

< とり天って「はなまる」発祥なのかと思っていたら 大分名物なんですってねえ >

もう10年以上、2010年ぐらいからずっと続いている「から揚げブーム」ですが、コロナ禍でのテイクアウト習慣が広がって、さらに勢いを増している感じですね。


ビックリするのは、から揚げ専門店の数の増え方です。


店舗面積が広くなくたってイイことと、設備資金が少なくて済むっていうことが理由なんだそうですが、近所でも、タピオカ屋さんが次々に閉店したかと思っていたら、瞬く間にその全部がから揚げ屋さんになっています。
見渡す限り、から揚げ屋さんばっかりです。


2021年時点でみてみれば、外食産業の中の勝ち組っていえるんでしょうね。


メインとなる食品がとりだけ、から揚げだけっていうのは、かつての牛だけ、牛丼だけっていう牛丼ブームと同じように、日本に定着するのかもしれません。


牛丼とから揚げの2つのブームの違いを探すとすれば、営業形態でしょうかね。


牛丼は「吉野家」が一社独占状態で小ブームを作って、そこに「松屋」が参戦。しばらくしてから「すき屋」も参戦という時間的な流れがあったように思いますが、から揚げは、始めから個人店を含めた乱戦状態に見えます。


街の角ごとに牛丼屋があって、から揚げ屋があって、っていう状況になっても、世界から牛やとりが居なくなっちゃうってことは無いんでしょうけれど、食のブームについては、一方の流れとして、大豆ミートってうのが出てきちゃいましたね。


植物性の「肉」が健康ブームの流れの中でSDGsなんかも味方に付けて市場規模を拡げていきそうにも思えます。

 


コロナ禍の飲食業界の救世主的な空気感も漂わせ出しているから揚げ屋さんですが、定着するのかどうか、あるいは、様々あるから揚げ屋さんの店舗が、勝ち組、負け組と峻別されていくのか、コロナ明けに大きな動きが出てくるだろうことは間違いないように思います。


総務省統計局の「家計調査(家計収支編) 調査結果 肉類」によりますと、牛肉は西日本で多く購入される傾向が表れていて、豚肉はほぼ全国ばらばらな感じですが、とり肉は九州地方が圧倒的です。

 

十年間ぐらいの統計結果を見てみますと、食の好みといいますか、購入傾向に大きな変化というのは見られませんね。


とり肉の購入金額のベストテンには「熊本市」「福岡市」「大分市」「宮崎市」「佐賀市」「鹿児島市」という九州の6つの市が順位を変えながらも、常に上位にランクインしています。


ふ~ん、九州ってとり好きなの?


そうなんでしょうねえ。この総務省の統計には商売用、店舗のデータは入っていませんからね。それらのデータが入ってくると、さらにもっと九州勢がのしてくるのかもしれませんよ。


「からあげ専門店発祥の地」っていう名乗りを上げている大分県宇佐市


「からあげの聖地」っていう大分県中津市


今のから揚げブームは、この2つの九州の市が仕掛け人だと言えるらしいですよ。


から揚げに関しては、どこが発祥とか、どの店が元祖とか、そういう悶着は起きていないようですが、コソっともめているらしいのが「とり天」です。


とり天って知ってます?


関東近辺では、あんまり見ないメニューですよね。
でも、なんと「はなまる」のトッピングにあるんですよ。


はなまるのトッピングって、いろいろあるじゃないですか。まあ、店舗によるのかもしれませんけれど、揚げ物コーナーにどかっと積んでありますよ、とり天。


やさしい色合いです。てんぷらですからね。サクッと旨いんですね、これが。


はなまるうどんって香川県ですよね。


で、ずっと、とり天って香川県なのかと思っていたんですが、とり天は大分県発祥。


で、その大分県の中の「別府市」と「大分市」で、ちょっとね、あるみたいです。


お隣の市、どうしなんですけれどね、とり天発祥はウチですよっていう、なかなか難しいモンダイみたいです。
でも、なんていうんでしょうか。市じゃなくって、大分県ソウルフードっていう表現でイイんじゃないかと。
そうはいかないんですかねえ。

 


さて、とり天よりは馴染みのあるとり料理に「とり皮」っていうのがありますね。


でもこれ、メニューに「とり皮」って書いてあるのは同じでも、出てくるものが、店によって全然違うんですよね。


発祥は「博多」らしいんですね、とり皮。


「【博多にわか】にわかって言うんだけれど めっちゃ歴史ある伝統芸能のルーツ」の回で、ちと調べてみた博多ではあったんですが、その時に「とり皮」には気付きませんでした。


博多のとり皮は「とり皮ぐるぐる巻き」って表現されている、串焼き状態のとり皮らしいです。

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食べたこと、どころか実物を見たことも無いです。
旨いらしいんですよ、とり皮ぐるぐる巻き。


表面がカリカリで、噛むと、中はじわ~、らしいんですねえ。いってみたいですねえ。


ほぼタレみたいです。ま、塩もあるかもですけれど、なんせ博多名物になっているらしいとり皮ですからね、まずはタレでいってみるのが、礼儀、ってものかもしれません。


タレにも独自の工夫があるんでしょうしね。
焼き加減でカリカリを演出するんでしょうねえ。酒のアテにイイでしょうねえ。
博多、もつ鍋もあるんですよねえ。イイですねえ。豚骨ラーメンもそうですよねえ。
とり皮ぐるぐる巻き、カリカリしてみたいです。


東京近辺でよく見るとり皮のメニューって言いますと「とり皮ポン酢」でしょうかね。
これね、店によって全然違った料理が出てきますよ。


小鉢に盛ったとり皮に、ポン酢をかけて、ネギ、九条ネギなんかを散らして出てきます。
その辺は同じなんですが、肝心のとり皮の状態が違っています。


ふにふに状態のとり皮か、カリカリ状態のとり皮。


要するにとり皮を茹でたものか、から揚げにしたものかっていう違いですね。
ふにふにとり皮も悪くないですが、個人的にはカリカリとり皮がイイですねえ。


ふにふにはしっかり腹に溜まる感じがあるんですが、カリカリは罪悪感なくいくらでもいける感じです。


さてさて「とり皮ぐるぐる巻き」「とり皮ポン酢」にもまして、圧倒的好みのとり皮料理は、実は自分で作ったものだったりします。


なんで自分で作るかっていいますと、やっている店がないからなんですね。


その、店では食べられないとり皮料理とは「とり皮せんべい」


そんなにしょっちゅう作っているってことでもないんですが、自炊する機会って増えていますよね。
酒のアテには「とり皮ポン酢」のカリカリバージョンよりも手間要らずです。

 


作ってみましょう!


スーパーで皮付きのとり肉を買って来ます。


とり肉でケチャップライスも作りますので、冷蔵庫に食材を用意していない人は、タマネギとか、ニンジンとか、お好みのケチャップライス素材も一緒に買ってくださいね。


あとですね「なんちゃって北京ダック」にチャレンジする場合は長ネギも用意します。


酒のアテのケチャップライスですから、ごはんのボリュームは少しでイイと思います。ま、量はお好みで。


オムライスにする人は、サクッとチャレンジしてみてください。


ケチャップライスに特に工夫は無いです。普通のケチャップライスです。
ごはんが少なめなので、とり肉ゴロゴロ。野菜も多めです。
サケのアテってことで、個人的にはコショウ多めのスパイシーに仕上げます。


で、「とり皮せんべい」です。


とり皮の脂はテキトーに取り除きます。テキトーっていうのはあまりキッチリ取り過ぎないっていう意味です。


丸まるのを防ぐために皮の表面に軽くスイスイと切り込みを入れておきます。


塩コショウをふって、しっかりめに押し込んだら、テキトーな大きさに切り分けます。
冷たいままのフライパンに、一切れひと切れが重ならないようにとり皮を敷き並べます。


表裏はテキトーでイイです。油とか敷きません。とり皮の脂だけでいきます。


中火で熱します。


音がしてきたら、フライ返しでギューッと押し付けます。なるべく平らに完成させるためです。結構強めに、何回も繰り返してギューッギューッとやります。
ひっくり返しながらギューッです。


ま、丸まってきても、それはそれで、って感じです。


とり皮から出た脂で、揚げ焼き状態になって、揚げ物の香りがしてきたら完成です。


この香りが、そもそも旨いですよ。


そのまま食べて、充分満足な酒のアテ「とり皮せんべい」です。


で、このせんべいに、しらがねぎを挟んで、焼き肉のタレかなんかをちょろっと垂らせば、「なんちゃって北京ダック」の完成です。
ダックじゃないですけど、イイのイイの。区別なんて、ほぼ出来ませんので。


簡単にできるんですけれど、味わいとして、コーキューな感じです。とり皮せんべい。知らんけど。


とり好きだっていうことが確定の九州の各地方。とり皮せんべい、あるんでしょうかね。どう?