ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

酒呑みの食いしん坊、メタボはイヤだけどガマンは嫌い。

人を回復させる【スープ】を提供する店をレストランといったのが始まりらしい

<チャイニーズスープの正体って、なに? 洗濯機とのシンクロって?>

聞いて違和感のある言葉ではないですよね「チャイニーズスープ」
なのですが、それって何なのか、正体はよく分からないというのが実際のところではないでしょうか。

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チャイニーズって英語でしょ。日本語だと中華スープ。そゆことでしょ。


です。ですが、中華スープってなんでしょうね。


調味料の説明書きなんかを見ると、チャイニーズスープには2種類あるようです。ガラスープと中華スープ。
中華スープの正体を探っていって、ディテールとして出てくるのが、またまた中華スープってことになってしまいました。


ガラスープは、言葉通り鶏ガラがベースになったスープです。


一方の中華スープというんは、鶏ガラは同じなんですが、その他にポーク、オイスターなどが使われているようです。
鶏ガラがチャイニーズスープのベースってことになるんでしょうか。
確かにラーメンスープのベースは鶏ガラですもんね。


でもおそらく、チャイニーズスープをどう捉えるかという問題は、何で出来ているか、どういう素材のことを指しているか、ではなくて、延々と時間をかけて煮込むもの、というニュアンスの方なのではないでしょうか。


チャイニーズスープという単語を、急激に一般化したのは誰あろう、ユーミンですよね。
1975年、まだ荒井由実といっていたころのヒット曲が「チャイニーズスープ」でした。
コバルトアワーというアルバムの中の1曲で、このアルバムには「卒業写真」「ルージュの伝言」というビッグヒットも収められていて、「チャイニーズスープ」はクリーンヒットという感じでしたかね。


♪煮込んでしまえば 形もなくなる
♪もうすぐ出来上り


という歌詞でした。


なんでもかんでも、とにかく鍋の中にぶっこんじゃって、煮込んで煮込んで、とにかく煮込んでしまえば形もなくなって、なにがなんだか正体が分からなくなってしまって、それで完成するのがチャイニーズスープだから、という意味なんでしょうかね。


一番の歌詞は、えんどう豆を別れた男たちに見立てて、
♪煮込んでしまえば 形もなくなる
♪もうすぐ出来上り
っていうんですね。


そうして出来上がるのが、
♪あなたのためにチャイニーズスープ
ということですから、今の“あなた”のために過去の“あなた”たちを煮込んで、存在しないことにする。っていうふうに捉えられます。


過去の男たちも、その過去の時点では今の“あなた”だったはずですので、今の“あなた”も時間が経過して、関係値が関係値になってしまえば、やっぱり、


♪煮込んでしまえば 形もなくなる
♪もうすぐ出来上り


ってことになるんでしょう。


生活の知恵といいますか、うまく生きてゆく工夫なのかもしれませんが、女性のナチュラルな残虐性みたいな心情がテーマだったのかもしれません。


この歌詞で作られているチャーニーズスープは、作っている女性が鍋に付きっきりでスープをかき回している絵が浮かんできませんか。付きっきりでないとしても、間断なく鍋を覗き込んで、
「よしよし、溶けてきた。形がなくなってきましたねえ。おほほのほ」
というような怖さも感じられなくもない。です。


阿川佐和子さんに「魔女のスープ(新潮文庫)」っていうのも、ありましたね。
ま、なんにしても野菜は、
♪煮込んでしまえば 形もなくなる
♪もうすぐ出来上り
となるんでありますが、人間関係の場合には“焼けぼっくいに火”なんてことも言います。


魔女にもいろいろいて、いろいろ魅力的なんだろうと、無理矢理の結論を出させていただきまして、チャイニーズスープです。

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ほとんどの家庭でスープを作るといえば、コンソメとかスープの素をポトンと入れるだけのインスタントだと思いますが、時々いますね、時間をかけて本気でスープを作っている人。魔女ってわけじゃなくてですよ。


尊敬します。というか、ホントに料理するのが好きでないと出来ないと思いますね。
4、5日はかけているそうですよ、聞くところによれば。


そうです。いつものごとくで、呑み屋さんのカウンターでの話です。


魔女ではない、その女の人のおっしゃるには、スープっていうのは、そもそもいろんな料理の味付けにベースとして使う物なので、いつもストックしておくべき必需品。なんだそうですね。


ほほう。そういえばスープストックっていう人気のお店がありますねえ。
あのお店の名前はそういうところからきているんでしょうか。


で、その人は、デッカイズンドー鍋に鶏ガラのイイのを買ってきて、丁寧に並べて入れ、ミネラルウォーターをドボドボ入れて、ドドーンと一回煮立てて、丁寧にアクをとり、野菜くずだとか、卵の殻だとか、いろいろな調味料だとか、香草だとかをポイポイ入れたり出したりしながら、弱火にして、ずっとずっと煮込むんだそうです。


寝るときは火を消すけれども、起きてる間はずっと煮込む。味見して、色々入れこんだり、取り去ったり。
4、5日かけて、煮込む。


こういう作業に縁遠い身としては、鶏ガラのイイのっていうのが、どういうのかまず分かりませんし、4、5日かけるって、しんどくないですかって思ってしまいます。


ところがさにあらず。楽しいからやるに決まっているでしょ。とおっしゃる。


へええ、と感心すると、
「ズンドーの中を覗くのが楽しいんです。作り慣れてくると澄んだスープの作り方が分かって来るんですね。得も言われぬその透明感が日々変化していくんです。自分の世話加減でそれが変わっていくんですから、もう至福の時なんです。部屋中にイイ香りが漂って、なんだか得体のしれない透明感のスープが生きている。そんな感じです。時々覗いて世話をして、じっと眺めていると、癒されるんです。しあわせなんですよ」
滔々としゃべりますね。


なるほど、部屋中にスープの香気が充満するんですね。それは一度経験してみたいような気もしますが。
でもこれ、ユーミンの歌詞と通ずるもの、ありますよね。
「じっと眺めていると、癒されるんです。しあわせなんですよ」
♪煮込んでしまえば 形もなくなる
♪もうすぐ出来上り


スープ作りねえ。そんなもんなんでしょうかねえ。と感心しておりますと、これまたいつものごとく、カウンターの常連、中年のスーツ族の御仁。


「何かを覗き込んで、そっから離れられない、というか目が離せないってことありますよね」
ん? と視線を向けると、
「いやあ僕の場合、しあわせってわけじゃないんですけど、洗濯機なんですね。洗濯物突っ込んで洗剤入れて、スイッチ押しますよね。そうすると水がドドーっと入って来るんですよ」


ふむふむ。たいていの自動洗濯機はそうなんじゃないでしょうかね、はい。


「水がどんどん溜まっていくんですよ」


そりゃそうでしょうね。スープの女の人もウンウン頷いて聞いています。


「で、水が溜まるとね、ゴーッて回り始める。最初はね、洗濯物の上の方は水に浸かっていないまま回ってるんですよ」


はいはい。


「だんだん下の方に引きずられるように沈んでいくんですよ。シャツの袖口なんかが、ワアーって感じで引き込まれていく」


ワアーって感じ、ですか。。。
ま、酒の場ではあります。
スープの女の人は相変わらずウンウン頷いています。


「やがて洗濯物全体がガーラガーラ回り始めて、それが上になったり下に行ったり。水がね、すぐに汚れるんですが、ずっと動いて流れて止まらない。なんだかずっと見ちゃうんですね、じーっとね」

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ズンドーのスープと、自動洗濯機の洗濯物。どうなんでしょう、一緒なんですかねえ。


チャイニーズスープの話に戻りますと、結局チャイニーズって呼ぶ理由はよく分からなかったんでありますが、どうもね、あの日以来、洗濯機の中でガーラガーラとスープが出来上がっていくイメージが頭の中から離れません。


中華っていいながら、鶏ガラ、ポーク、オイスターソースって、特に中国イメージが強いってわけじゃない気がしますけどねえ。どこの国でも同じなんじゃないだろうか。

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何でもアリって意味でチャイニーズ? なんでしょうかね? 中国の奥深さ?

 

<チャイニーズスープの身体に旨い満足度>

タイトルにしたレストランのことですが、色々な説があるらしいんですね。
ここでとりあげたのは、そもそもレストランというのは「ブイヨン」のことで、ブイヨンを提供していた店をレストランといっていたことが定着したという説なんです。


レストランといっていた時期の方が、ブイヨンが形として定まった時期より早い、だとか定まった説ではないようですけれどね。


レストランにしろブイヨンにしろ、それは人の元気を回復させるもの、という意味なんだそうです。


ブイヨン、スープ、ポタージュ、ミネストローネ、チャウダーガスパチョ、ラッサム、ヴィシソワーズだとか、要はみんな同じなのかもと思います、エキスなんですもんね。


元気を回復させてくれる食べもの。


しかも噛む必要もさほどないもの。エキスを摂りやすい食べものがスープだってことで、どんなスープでも身体にイイって言えるでしょうね。


意味的に言えば、正統派レストランってことですね、スープストック。


元気を回復させてくれる魔女のスープ。イイじゃんねエ。

 

<チャイニーズスープの心に旨い満足度>

ヨーロッパではスープは飲み物ではなく、ちゃんと噛んで食べるもの、なんだそうです。


実際、様々なアミノ酸類は身体ばかりでなく、心の回復も図ってくれる要素だそうですから、腹に物を入れるためばかりでなく、タメ息が多くなってしまったと感じたら、スープがイイのではないでしょうか。


すごくたくさんの種類がありますからね、好みの一品を普段から探しておくのも悪くないと思います。
なんにせよ、ンまいと感じるスープとの相性ってもんが、ちゃんと存在することは確かだと思います。


近所のラーメン屋さんで、ラーメンの麺抜き、という注文を聞いたことがあります。
食欲はないんだけれど、どうにか食べたい気もするから、と笑っていましたね、その人は。

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なるほど、一番慣れ親しんでいるスープって、ラーメンスープだったりするのかもなあ、と妙に感じ入ったのでありました。

 

<チャイニーズスープの酒のアテ満足度>

寒いときに温かいスープをアテにするのって、アリですよお。いけますね。ンまいです。


そもそも日本の習慣として、ごはんに添えられるのが汁もので、酒にあてられるのは吸い物として、昔からあるようですね。


夏には冷たいスープってのもありますしね。
ヴィシソワーズ。
スープストックさんにはいつもありますね。ま、あそこで酒、呑めませんけれど。

 

<チャイニーズスープの酒の〆満足度>

そうねえ、やったことないですが、スープで〆って、身体にイイのかもですねえ。
おしゃれっぽい感じもします。

 

<チャイニーズスープ以外 どんなスープが好みですか?>

スープストックさんには70種類ぐらいありますよ、色々なスープ。
もちろんそれで全てというわけではないであろう数が、まだまだあるでしょうから、一つに絞るというのは難しいと思いますが、例えば自宅でいつも作っている特性スープだとか、元気になれるスープってなんですか?


レシピなんかも教えていただけるとありがたいです。


魔女ってホントは大切な存在なのかなあ、としみじみ考えてしまいますです。