ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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酒呑みの食いしん坊、メタボはイヤだけどガマンは嫌い。

【ひやむぎ】その定義には2004年から 機械麺と手延べ麺に違いがあるみたいです

< 冷やっていってるのに 温かい 熱い ひやむぎっていうのもあるですねえ >

夏の家めしっていえば「ひやむぎ」「そうめん」「もりそば」
外食だったら「冷やし中華
ツルツルってお手軽に。


っていう定番も令和に入って、ずいぶん薄れてきた感じもありますね。
外食産業に元気ないです。


ファミレスなんかが「夏のカレー」キャンペーンをやって、もっといろんなもの食べてよって訴えかけていましたが、コロナ禍でなんだか、そんな声も2021年は元気なかったかもです。

 


流行り言葉的に使われていた「冷やし中華 はじめました」っていう張り紙も、最近は見かける頻度が減ったような気がします。


近所の町中華は3年前から「癒し中華 やってます」っていう店内張り紙を出して、ニヤニヤしています。


「なにこれ?」
「あのさあ、冷やし中華って具材をさあ、別に用意しないといけないし、面倒だからさあ」


ってことで、スープの冷たいラーメンなのであります。
具は熱いラーメンと同じ。チャーシュー、メンマ、ナルト、半切りゆで卵。


「どのへんが癒しなん?」
「スープさあ、キンキンに冷えてるでしょ。癒される~」


なんだかよくわからない癒し中華なのであります。


たしかによく冷えているスープなんですが、当然のごとく、スープの脂が白く固まって浮いていますからね、残念な一品なんでありますが、ま、作ってる店のオヤジが癒されているってことで、はい、オッケーです。


みんな、普通に冷やし中華やれば、って言っているんですが、めげずに4年目の癒し中華。
常連さんは注文しませんですよ。


その町中華の近くのそば屋さんでは、毎年「特製ひやむぎ」が夏の定番です。


この蕎麦屋のオヤジは気軽に話をするタイプじゃないので、何が「特製」なのか不明なんですが、出てくるのはごく普通のひやむぎです。


皿の上のざるに盛って、たぶん缶詰のフルーツが数種類。四角い氷。そして麺には紅いのと緑のとが2本ずつ入っています。
その色付きが「特製」なのかっていうと、そんなことあるわけないですよねえ。スーパーで売ってる乾麺のひやむぎに、普通に入っていますよねえ。紅いのと緑のと。


これ、昔から不思議だなあって思うんですが、メーカーの説明としては「涼しさの演出」ってことみたいなんです。
ん~。色付きの麺が入っていると、気分的になんとなく嬉しい感じにはなりますが、涼しくは、ならないなあ、って思います。どですか? やっぱり涼しいんでしょうかね?

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冷やし中華、ひやむぎは夏の季節メニューですが、もりそばは通年ですよね。
寒い冬でも、もりそば、いきます。


で、人によっては冬の時期になると「アツモリ」っていう注文をする「そばっ喰い」もいますね。


今どき「アツモリ」っていったら「あつまれ どうぶつの森」ってことになるんでしょうけれど、そばの「アツモリ」は伝統的な食べ方なんですよ。温盛り? 熱盛り?


正式なメニューじゃないんでしょうし、ま、知らないって人もいたりするんですけれどね。


「アツモリ蕎麦」は、普通に茹で上がったそばを、普通に水でしめてから、湯通しして温めたもりそばです。
個人的にはちょっとモサモサした感じがするんで、好みじゃないんですが、冬場には決まって注文している人、居ますね。


モサモサは、もちろんそのそば屋さんの麺によるんでしょうね。モサモサにならない店もあるでしょう。

 


つけ麺専門店にもありますね「アツモリ」


つけ麺の場合は、最後に湯通ししてから、麺がくっ付かないようにオイルをちょっと垂らしてくれますね。
ホンモノのつけ麺専門店であれば、旨いですね。「アツモリ」ホンモノのつけ麺専門店ならね。


でも、ここんとこ多い、町中華でやっているつけ麺って、ひどいトコだと、ラーメンのスープと麺を別々に出しただけじゃん、っていうのも少なくないですからね。
つけ麺をなめちゃいかんですよ。ふんとにもお!

 

本題のひやむぎの話ですが、要は「細いうどん」なんだってことを知ったのは、そんなに昔じゃないですね。やっぱりね、なんか材料とか、製法とか、違うんだろうなと思って食べていたんですが、ひゃむぎの実態は「細いうどん」だったんですねえ。


でもまあ、太さが違えば食感が違うでしょ! ってことで、はい。


乾麺の状態で直径が「1.7ミリメートル以上であれば うどん」
「1.3ミリメートル未満であれば そうめん」
なので「1.3ミリメートル以上 1.7ミリメートル未満であれば ひやむぎ」
って、そういう決まりなんだそうです。


機械麺だろうが手延べだろうが、そういう区別。


ところがですね、2004年に新たな「手延べ干しめん日本農林規格」っていうのが制定されて、


「1.7ミリメートル以上であれば 手延べうどん
「1.7ミリメートル未満のものは 手延べひやむぎ 手延べそうめん どっちでもオッケー」


になったそうです。


ひやむぎとそうめんの区別がなくなったんですねえ。なんででしょ?


たしかにねエ、手延べで0.4ミリメートルの差って、シビアすぎるわ、ってことだったのかもです。
もしかすると、手延べだと麺の太さって1本の中でも均一じゃなくって、こっからここまでそうめんだけど、こっからはひやむぎ、って現状があったりしたのかもですねえ。


でも機械麺に関しては以前と変わらず、だそうです。

 


結局うどんなんだからイイじゃんって感じで、なんだかぞんざいな扱いなようにも思えちゃうんですが、ひやむぎにこだわっている人だって居るんです。
浅草から錦糸町へ移転するっていう、ひやむぎ専門店「特選ひやむぎ きわだち」

 

うどん文化の関西ではまずあり得ない店でしょうね。ひやむぎの専門店です。


ちなみに、うどんって昔は「あつむぎ」って呼んでたらしいんですよ。それに対する冷たい食べ方の、ちょっと細い麺ってことで「ひやむぎ」
ま、お仲間ですね、やっぱりね。


さて、きわだちのひやむぎは、しっかり「生麺」
しかも、ひやむぎなのに、冷たいメニューばっかりじゃなくって、温かいのもあるですねえ。
バリエーションもしっかりあって、面白い店です。


とろろ、鴨、ラムなんてのもありました。ほんでですね「ひやむぎの刺身」なんてのもあるです。


浅草に出来た時に1回だけ行きましたが、錦糸町の店はまだ開店していないのかな?
コロナ明けにはまた絶対行きたいお店です。


関西方面の方々も、お薦めですよ。ひやむぎ。
噛んでも噛まなくとも、ご自由に。


ひやむぎの生麺なんて初めてでしたが、噛み応えが嬉しい旨さなんですよ。


考えてみればスパゲッティに生麺をウリにしている店があるんだから、うどん、ひやむぎ、そうめんにだって生麺の店があってイイわけですよね。


そういえば、旨いうどんって生麺ですねえ。そう、乾麺っていうイメージから離れた方がイイかもですね。
でもねえ、普通に食べるひやむぎって乾麺ですよねえ。
と、ここで思い出しました。


「【おかか定食】定食とは 定まった料理を提供する形態のこと也! とはいうものの」でご登場いただいた阿川弘之センセ。
阿川佐和子女史の父君が紹介していたひやむぎがありました。


おなみさんという、下谷の名妓として知られた女の人が、戦後、「のなみ」っていう宿屋の女将さんになって提供していたひやむぎが評判で、当時の文士たちが定宿にしていたっていう話。
たしかアッツアツコテコテの付けダレで食べるひやむぎを紹介していました。


こういうひやむぎ、我流で昔からやっておりますです。
冷たい付けダレだと、コロッケとか、から揚げとか揚げ物が付き物ですね。


ひやむぎ、ホント夏の定番ですからね、いろいろ工夫していますよね。


正式? なのは、
阿川弘之「食味風々録」

阿川佐和子「魔女のスープ 残るは食欲 2」

 

夏、嫌になるほど暑くっても、しっかり食べて、ちゃんと免疫力を高めておきたいところです。


みなさん、暑さにもコロナにも負けずに乗り切っていきませう!
ひやむぎにはフルーツも合いますが、揚げ物もイイですよオ。