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ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【消費行動変化】金銭はどんどん消費しちゃうけど カロリーとか脂肪とかはね なかなかね

< どんどんキャッシュレスになってきてますけど 馴染めないんですう >

2011年の東日本大震災のころから急にコマーシャルシーンに登場してきた感じがしていた「ACジャパン」なんですけど、1971年に設立されている公益社団法人だったんですね。
3.11以前には聞いた記憶がないです。


「国民の公共意識を高めることを目的に活動している民間の団体」なんだそうです。
へええ、って今回調べてみて軽くカルチャーショック。


ま、ショックってほどでもないんですけど、特に商品を宣伝しているわけでもないんで、政府機関、あるいは公共機関なのかなあ、ぐらいに思っていたんでありました。
公益社団法人ねえ、ふううん、です。


で、2022年の夏ごろから、よく聞くラジオコマーシャルに「たたくより、たたえ合おう」っていうのがあります。テレビを持っていないので画面では見ていないんですけど、たぶんテレビでもやってますよね。


「お財布、どこだったかしら」
っていう不安そうな女性の声がして、


「YO! もしかして焦ってんのかおばーさん 誰も怒ってなんかいない あんたのペースでいいんだ なにも気にすんな」
ラップですね。寛容ラップっていうんだそうです。


「OH! 焦ったらまさかの優しい発言 アタシも反省 見た目で判断 もう要らないわ 色眼鏡なんか」

 

 

 


で、「たたくより、たたえ合おう」ってことで、なかなかの評判コマーシャルなんだそうです。


最後の方は「色眼鏡で人を見ない」っていうふうに、なんだかレジ前の苛立ち問題とは全然コンセプトの違う方向で終わっています。


要は、レジに並んでから財布を探して焦っている老女に、あんたのペースでいいんだよっていう「寛容」を伝えたいんでしょうね。
「たたくより、たたえ合おう」っていうコンセプトには大賛成です。寛容な気持ちがとっても望まれている21世紀の日本です。
画一的な決め事に縛られすぎている国民性っていうのは、かなり前から問題視されている特徴でもありますしね。何事にも多様性を認めないと窮屈ですね。


でもこのコマーシャルは、世間の評判の良さ、そのままには受け止められないんですねえ。


レジの前に立ってから財布を探すっていうのは、マナー違反だと思いますよ。


キャッシュレス決済が叫ばれている時代っていうのもあるんですけど、私自身もいまだに現金決済。
コマーシャルのおばーさんと一緒なんですけど、ちゃんとレジに並ぶ前にサイフどころか中身の小銭を確認していますよ。


なにを確認しているかって言いますと、百円玉がいくつあって、50円玉、10円玉、5円、1円がいくつあるかです。
例えば財布の中に5円玉が1つと1円玉が3枚あったら、1円の単位が8円までだったら細かく払えるけど、9円だったら10円を出すっていう計算をするんですね。


で、「60と7、円ね」とかいいながら、小銭をかさこそつまみだして支払うっていうのを毎回やっていまして、ペイペイとかキャッシュレスにしろよなあ、っていう視線を感じないでもないんですが、現金決済です。
ですので、レジ前に立った時にはサイフはとっくに手にしている状態です。


レジ前に立ってから財布はどこだったか、っていうのはイカンでしょ。


ま、「たたくより、たたえ合おう」っていうコンセプトが最初にあって、他人に対して寛容に、見た目で判断しないようにっていう不寛容に対する警戒を訴えるコマーシャルなんでしょうから、そこに突っ込んじゃダメでしょ、っていうことではあるんでしょうけどね。
シナリオがね、失敗レベルに思えます。


キャッシュレス推進だとか、いろいろ要求されている結果なのかもですけどね。


経済産業省が2022年6月1日に発表した「2021年のキャッシュレス決済比率を算出しました」っていう、なんとも夏休みの自由研究発表みたいなタイトルのページによりますと、日本のキャッシュレス決済の比率は「32.5%」だったみたいです。

 

2010年には13.2%、2015年は18.2%、2020年は29.7%だったそうなんです。


2020年にコロナ禍の生活習慣変動によってキャッシュレス決済比率がドーンって上がったわけじゃなくって、徐々に上がってきた結果に思えます。


2021年のキャッシュレス決済の内訳は、クレジットカードが27.7%、デビットカードが0.92%、電子マネーが2.0%、コード決済が1.8%だそうです。


でもこの段階で例えば、ペイペイって、なに? 電子マネーにカテゴライズされるの? デビットカード
そもそもデビットカードスマホアプリバージョンなの?


ってな感じで、まったくキャッシュレスに疎いんですが、日本は世界と比べてキャッシュレス化が遅れているんだそうですよね。


ちゃんと問題なく消費行動が出来ているんだから、遅れているとかなんとか、大きなお世話じゃ!
とかね、そんなこと言っているから世の中に完全に置いて行かれるんでしょうけれど、なんかね、一万円札、聖徳太子に戻して欲しいなあ、とかそんな金銭感覚です。

 

 

 


イカはずいぶん前から利用していますけれどね。っていうか通勤定期なんで、電車以外のキャッシュレス決済っていうのには全然使っていませんねえ。


ペイペイってやたらに宣伝していますけど、どれくらい浸透しているんでしょう。
けっこうみんな使っていて、呑み屋さんでも使えるところが増えてますけど、まだまだ広まる余地があるって判断して宣伝攻勢をかけているんでしょうねえ。
ペイペイ、払え払えってヤな感じの名前、って思って敬遠してます。


NTTドコモの動向調査によれば、2022年1月時点で、日本のスマホ普及率は94.0%だそうです。
スマホは完全に浸透しているんですね。


でも、キャッシュレス決済には繋がっていない、ってことになります。


でもあれですよね、スマホで買い物している人ってけっこういますよね。
呑み屋さんの中で、「あ、これ、買っちゃおう」ってやっているのも何回か見てますよ。


支払方法までは確認できていませんけれど、あれは、その場で、クリックした瞬間に支払いが完了しているっていうんじゃなくって、品物が届いてから、あるいは届いた時点で、クレジットカード、あるいは現金で決済するんでしょうか。それでキャッシュレス決済が広まらないとか、そゆこと? なんでしょうかね。


でも確実にスマホ画面で物品の購買を決めていますよ。


今はもう、実店舗を持たない「お店」っていうのも珍しくないんだそうですもんね。


そういえば「銀ブラ」んなんて言う言葉は、もうとっくに死語になっているのかもですが、「ウィンドウショッピング」なんていう消費活動、今もやっている人っているんでしょうか。
実店舗ってホント、危機なのかもですねえ。

 

マーケティングの業界では、その辺りの消費行動について喧々諤々「正解」を見極めようっていう動きがある感じがします。


マーケティングって全くの門外漢ですがネットをウロウロしていますと、そういう情報が急に増えてきたって感じがします。


もはや、メディアコマーシャルで一方的に商品宣伝をする時代は終わっていて、スマホを片手に「情報活動」をしてるうちに「あ!」とか「お!」とか閃いて、その場で購入を決めるっていう「パルス型消費」が主流になってきているっていう判断があるみたいですよ。


衝動買い、ってことなんでしょうか。パルス、突然ピョ~ンって反応するってことでしょねえ。


買った後にフリマで再販することを想定して、物品の価格を判断するっていう消費行動も増えてきている、っていう見方を、マーケターはしていますねえ。


再販することを念頭に買うっていうのは、かなり前から車に関してはありましたね。


中古車市場に高い値段で買い取ってもらうには、ユニークな色合いの車は避けるべき、とかね、そんなノウハウが言われていました。


でもねえ、飲食物も含めて、自分の身の回りの物を、なんでもかんでも金銭的価値で見ちゃうのって、なんか寂しい気がします。


そういう損得感覚って、かなり薄い生き方をして来ましたからねえ。たぶんおそらく、これからもそうしていくんだろうなあって思います。


マーケターたちは、いろいろ研究して、消費拡大をさせようって考えているんでしょうし、それが彼らの仕事ではあるんでしょうけど、「お得ですよお」に対しては、ひとまず「うっせえわ!」で対応していこうかと、かように考えるに至りましてございますです。

 

 

 


なんかね、現金のアナログ感覚。大事にしたいなあと、むしろそっちの方向に思っている、きょうこのごろ。


色眼鏡を外したであろうおばーさん、お仲間です。ちゃんとお財布を確認してからレジに並びましょうね~!