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【日清カレーメシ】第3のカレーっていうポジションを得るまで

< 1958年 昭和33年創業の日清 令和4年現在は三代目の社長さんになっています >

舞台がアメリカ、例えばニューヨーク辺りの群像劇映画とかドラマなんかを観ていますと、ちょくちょく出てくるテイクアウトの食事のシーン。


だれにでも見覚えがあるかと思うんですが、ニューヨーカーたちが意外にも箸を使って、四角い紙の箱から何やらを食べているんですよね。中華料理っぽい感じの、あれ。
もちろんフォークで食べている人もいるんですが、ん~、ナニ食べてんの?


って思うんですけど、本編のストーリーとは何の関係もないことですんで、たいていの場合説明なんかありゃしないですね。


ああ、ニューヨークではね、っとか説明するような生活体験を持っている人は身近にいませんので、長らく謎のままでした。

 


なんか調べようも分らんなあ、っていう状態だったんですが、偶然、メッケました。


折り紙なんでした。
特に趣味とか、そういうことじゃなくって、喫茶店で付け合わせに出されたチョコ菓子の包み。
銀色のパラフィンなんですが、小さいやつね。それで器用に鶴を折っていた妙齢の女性と隣り合わせになったもんで、横目で見ながらですね、そういえば鶴ってどう折るんだっけ、って気になって調べているうちにメッケたんでした。


ニューヨーカーたちが箸を使って食べている、あの紙の容器は「オイスターペイル」っていうんだそうです。


牡蠣入れバケツ、ですね。


19世紀の終わりごろ、アメリカで牡蠣がたくさん獲れるっていうのが続いて、海岸沿いの屋台で売られるようになったそうで、そのとき、買う側が自分で入れ物を用意する必要があって、みんな取っ手付きのバケツを持って買いに行っていたんだそうです。


で、同じころ、チャイナタウンの食文化が港町、例えばニューヨークに浸透して、ハンバーガー文化がありましたからね、中華料理もテイクアウト出来たらイイよねってことになったんでしょうね。
で、そういえばさ、牡蠣買って帰るときバケツ持って行くよね。あのバケツみたいなのを簡単に用意できないかね、っていうんで、アメリカの発明家が日本の折り紙を研究して作り上げたのが「オイスターペイル」


あっという間に浸透して、目出度く中華料理のテイクアウトが人気になって、ニューヨーカーたちも箸を使うようになったってことみたいです。


折り紙って鶴ばっかりじゃなくって、いろいろありますもんね。恐竜だとか、バリエーションはほぼ無限って感じです。
ってことで、映画のシーンに出てくるあの中華料理のテイクアウト。汁物は無いでしょうけど、アメリカ風の独特のメニューも多いそうです。


何の話をしているのかって言いますとですね、日清の「カップ入り加工米飯」の歴史なんです。


なんせあの「安藤百福」の会社ですからね、今の「カップメシ」が人気になるずっと前からやっているんですよ。「加工米飯」


そもそものスタートは1967年、昭和42年発売の「日清ランチ」
当時の日本はコメ余り現象が続いていて、政府から安藤百福にコメの消費喚起に協力してくれるよう要請を受けて開発された商品だそうです。
日清ランチは、水を沸騰させたフライパンの中に入れて、3分炒めて出来上がりっていう、チャーハンとチキンライス、ドライカレーのラインナップだったそうです。


おそらく初めてのインスタントごはん、ってことで発売前は大評判で問屋からの注文も殺到したそうです。
ところが発売してみると消費者の評判は芳しくなくって、すぐに撤退。


ま、経営者としての決断の早さっていうことを考えれば、好判断だったのかもしれませんね。

 


でもまあ、日清です。
1975年、昭和50年「カップライス」を発売します。


カップヌードルの成功に寄せたアイディアだったんでしょうかね。カップの形状はカップヌードルと同じです。
カップの中にお湯を入れて数分置く。そしてお湯を切って、さらに数分蒸らす。


カップで食べるインスタントごはんですからね、発売当初は好調な売れ行きだったそうなんですが、すぐに激減。
値段の高さもあって、またしても評判芳しくなく撤退。


この時は業界的にインスタントごはんはダメだっていう空気が流れたんだそうですよ。
あの日清がダメだったらダメだろうってことなんでしょう。


ただこの後、1988年、昭和63年に「サトウのごはん」が成功して、インスタントごはん、ダメなことは無いってことになったんですね。


そして不屈の日清は2009年、平成21年に「日清GoFan」を発売します。


このころにはどこの家庭にも電子レンジがあって、レンチンが普通になっていたってことで、カップに水を入れてレンジで5分、っていうのがGoFan。
このカップの形が、そうなんです「オイスターペイル」なんですね。
オイスターペイル」そのモノじゃないですけど、まあ、そういう形状。四角い紙カップ


でも「日清GoFan」はヒット商品といえるほどには売り上げが伸びません。


日清はなるほどって言える手を打ちますねえ。


カップヌードルのファンをインスタントごはんのジャンルに引き込むべく、2010年、平成22年「カップヌードルごはん」を市場に投入します。
そうです、カップヌードル味のごはんです。


生産が追い付かない程のヒット商品になりました。さすが日清。


カップヌードルごはん」もオイスターペイル形式容器のレンチン方式ですね。


ここからはリニューアルを繰り返しながら商品数も増えて、定番食品になった感じでしょうか。
2013年、平成25年には「日清カップカレーライス」を出しますが、最初から調理されているのはカレーライスじゃないだろっ! っていう意見が寄せられたんで、2014年、平成26年「カレーメシ」にリニューアル。
っていっても名前を変えただけってことみたいです。


で、また、2016年、平成28年に「カレーメシ」はレンチン式からお湯を注いで5分。かき回して出来上がりっていう究極のインスタントになりました。

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これですよ。日清は苦節50年、まさにインスタントごはんを完成させましたよ。


2017年、平成29年に「カップヌードルぶっこみ飯 」が出ました。
今はもうたくさんの種類が揃っていますね。


ルーでもない、レトルトでもないっていう第3のカレーっていうコンセプトだそうです。
「ハヤシメシ」「キーマカレーメシ」「ウマーメシ」「オシャーメシ」

理解不能な新しさっていうのを常に探し求めている日清です。


2020年、令和2年には「立川マシマシ ウマ汁こってりマシライス」っていうのが出ています。
あれ? これ、知らんなあって、かなり残念。ちゃんと探してみないとね、って思いますです。

 


「立川マシマシ」っていうのは、東京の西の都、立川市に2004年に開業したっていう豚骨ラーメン屋さん「立川マシマシ」っていう店とのコラボみたいですよ。
「ブタ・アブラ・ニンニクが絶妙に溶け込んだ! "やっちまった感" あふれる濃厚飯」っていうコピー。
くううっ、こりゃ絶対めっけないと、でっす。


神奈川県の大山(おおやま)、通称阿夫利山の麓でラーメンを仕込んでいるっていう東京のラーメン店「AFURI」とのコラボっていうのも2015年からやっていて「AFURI ゆず塩阿夫利メシ オシャンティ」「AFURI 柚子辣湯阿夫利メシ オシャンティ」「AFURI 柚子辛紅阿夫利メシ 覚醒」「AFURI ゆず塩阿夫利メシ 冬の、まろ味」っていうラインナップがありますよ。


しかしまあ、どんどん進化し続けるインスタントごはんです。
これからは「ごはん」の感触がどれだけ旨く感じられるかってことでしょうね。
「ごはん」自体の旨さは、シアワセにダイレクトにつながっていますもんね。


今出ているカレーメシラインナップの、たぶん3分の2ぐらいは制覇していると思うんですけど、ん~、まだまだでございます。


そうそうカレーの仲間じゃないのもけっこうありますけれどね。
そこはまあ、いっす。全部試してみたいわけです。元気な時にね。