ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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【デマンドハザード_2】あんたたちの言うこと聞いてたらこっちが死んじゃうよ という行動決断

<緊急事態宣言ってホントに効果があったんでしょうか ポイントはホントに人流なんでしょうか>

6月に入ってから、火曜日から火曜日までの日本全体の感染状況をNHKがまとめた数字を見てみます。

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下げ止まり、とされている感染者数ですが、一応、減少傾向って言えるんじゃないのかなあって感じがします。でも、なかなか4桁を切らないのも事実なんですね。


入院している人の数は確実に減ってきていますね。


ただ、こういう数字をどう読み解けばいいのか、実際には難しいものがあるように思います。
重症者の数も減ってきているのがわかるんですが、たった8日分のデータに絞って見るにしても、その日その日の人数の動きは見えてこないです。


入院中療養中とされる人数に、新たな感染者のうち何人かが、入院療養が必要ということになって加わって、退院したり療養解除となった人数が減って、さらに死亡した人数も減るという計算になるかと思いますが、そこの流れは見えてきません。
発表されている死亡者数。そのすべてが重症者数から減らされる数に限らないのではないか、と見えます。


段階を踏んで、次第に重篤になっていくわけではないってことですよね。


特に変異株が出てきてからは「突然」ということになってしまうことも少なくないらしいですし、入院待機中に、というニュースも聞きます。
なにしろ死亡者数は、確実に減ってきているとは言えない数字になっていることに、先の明るさを信じられない苦しさがあるように思います。


ホントに医療現場は大変な日々が続いていて、もう1年半。ただただ感謝いたします。
ただ、このコロナの問題は、そうした医療関係の人たちのがんばりだけでは、世の中全体が平常に戻れるわけではないですよね。

 


飲食業をはじめとした様々な職種で、商売が成り立たない状況が続いていますので、コロナに感染していなくとも生活の危機がすぐそこにあるんです。かなり深刻です。


上にあげた6月に入ってからの8日間の感染者データを見て、ん~と思うことがもう1つあります。


不遜な見方かもしれませんが、増えてないな、と思うんですね。新規感染者数が。


なぜそう思うかと言いますと、緊急事態宣言の出されている東京、大阪に限らず、大都市圏の飲食店では、どうやら再延長されそうだという流れになってきた辺りから、つまり5月の半ば以降、普通に営業している店が目立ってきたからです。


少なくない店が酒の提供を再開して、遅くまで営業している店も少なくないです。5月末にかけて、さらに6月に入って営業店舗数は明らかに増えているように感じます。路上呑みも減りませんね。


街なかの人出も増えてきていますし、相乗効果で営業店舗も増えています。


体力的にも精神的にもギリギリまでがんばってくれている医療従事者の方々からすれば、なんなんだよ! ってことになるでしょうけれども、飲食店側にもギリギリの事情があっての営業、酒類の提供みたいなんですね。


報道される内容からみえてくる、要請に従わず営業再開する理由は「協力金が振り込まれない」というのが目立ちます。3か月以上遅れているんだそうです。


ワクチン接種券にしてもそうですが、なんだってこういう手続きに時間がかかってしまうんでしょうね。いつまでたっても改善されないのは何故なんでしょうか。
協力してくださいと言いながら、協力金は払わない。商売にならないうえに家賃も払えないってことになってしまうわけで、やらずぼったくりです。


飲食店の自粛に対する協力金というのも、大型店ほど生き残っていくには全然足りないということでしたが、その足りない金額すら数か月待ってからの入金。
個人店なんかが持つわけないですよね。


閉業するか、通常営業に戻すかになってきます。閉業店舗もかなり多いんです。
「お酒呑めますよ」って張り紙するのも無理ないんです。


で、普通にコロナ前の営業形態に戻っている店舗や人出が増えている現状なので、感染者数も増えるのかなと思っていたんですが、急激に減ってはいないものの、少なくとも増えてはいないですね。


酒の呑める店がどんどん増えてきてから1か月以上経ちますが、新規感染者増加につながっていないんじゃないでしょうか。


コッソリやるんじゃなくって、新しい幟立てて、派手に酒の提供しますって宣言している店長さんも居ますし、罰金の対象になること自体は、酒を出していればその営業時間に関係ないんだから、深夜までやりますよっていうオーナーも居ます。
店側の意見には大いに肯けます。生活の確保ですからね。


こうした声の中にはありませんが、というか報道しないんだと思いますが、今まで我慢して従ってきたけれど、もう限界という理由のほかに、もう1つ大きな理由があるように思えます。


罰金払ってでも酒の提供をしますよっていう、腹をくくっているその理由。


再延長されて6月20日までとされた緊急事態宣言ですが、もうそれ以上の延期はないだろうと捉えている。
なぜならば、東京都は、国は、オリンピックを何が何でもやってしまうだろうからです。


2021年7月23日がオリンピックの開会式です。その1か月前の6月20日。世界に向けて「緊急事態」ではない宣言をするでしょう。まん延防止重点措置でしょうね。


酒類の提供について、どうなるのかまだ見えていませんが(6月16日時点)もういいよ! っていう空気感がありますね。緊急事態でなくなれば、もう普通に戻ろうよ、という切実な店舗側の事情があります。


決められたことに従って、正直者がバカを見るっていう事態をたくさんみてきたという現実があるんですね。


期限の日まで、あと幾日もない。居酒屋からクラスターが発生したというニュースも相変わらず聞かない。


これまで、ずいぶん長い期間、自粛してきた、耐えてきた。協力金が全然入って来なくたって借り入れて何とか回してきた。でも、もうイイんじゃないか。って考えるのは致し方のないことかもしれません。


要は、スーさんも、都知事さんも、求心力無さ過ぎなんですよね。ただ無根拠に要請するだけ。ニッシーなんて会見するたびにあっちへこっちへブレブレなことばっかり言ってますよね。


そりゃデマンドハザードも起きますよ。無理ないです。

 

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でもですね、ちゃんと自粛要請に従っているお店も少なくないんです。なんとも日本的。


この辺りの不平等さに対する見解とか、全く言いませんよね、エライ人たちって。


解除かいじょって勝手に言うなってニッシーが怒ってましたけれど、国民の気が緩む心配をする前に、自分のネジの緩みを点検するのが先なんじゃないでしょうか。緊急事態宣言という言葉自体に魔法の効果なんてありませんよ。


さらに言えば、要請に従ったせいで閉業してしまった店舗にたいする保障って何かないんでしょうか。例えば再営業する際の資金援助とか。


閉業してしまった店舗から、従業員たちはどこかへ就職しないといけなくって、止むを得ず職種変えしないといけない人ってホントたくさん居るんです。


コロナ禍のあけた飲食街は、日本中どこでも、だいぶ様変わりしているんじゃないでしょうか。


今のところ、お酒呑めるよって言われても、二へへって店の中に入って行けない人も多いと思います。
なかなかね、なんとなく背中を気にしながらじゃ、楽しく呑めない感じですもんね。
まだまだ宅呑みなんです、みんな。


でも、店で呑みたい気持ちはぐ~るぐる、だんだん強くなってきているんです。


オリンピック・パラリンピックが終わったとき、コロナの感染状況がどうなっているのか、専門家にも想定できない事態に対して、気持ちをモヤモヤさせているきょうこのごろ、なんでありますよ。


深夜まで酒を提供している店が増えてきていて、ヘロヘロになっている客もいっぱい出てきているのに、新規感染者数はその分だけ増えているようには見えません。
なんかね、人流人流って言ってますけれど、感染対策って、そもそもピントがズレていたりするんじゃないのかなあ、という気もします。


厚生労働省が国内の新型コロナウィルス治療薬開発に対して、臨床試験費用などの補助として20億円の支援を決めたというニュースもありました。
グラクソ・スミスクライン(GSK)、中外製薬ファイザー小野薬品工業が開発している7品目に対してだそうです。


ワクチン接種も次第に進捗してきています。
なんですが、まだね、時間は相当かかるんでしょうねえ。

 


乱世の梟雄みたいな人、出てきませんねえ。どうもスッキリしませんです。


でも、もうすぐ緊急事態宣言の終了期限です。都議会選挙。オリンピック・パラリンピック衆院解散。


エライ人たちって、どこをみているんでしょうか。何をしたいんでしょうかね。ホントに。