ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【教育七五三】あれからずいぶん時は流れて 日本の中堅層 今どうなんでしょ

< 自分たちがバカ世代だってマジで思っているんでしょか >

古い友人から連絡が来まして、「幻の居酒屋 つぼ八」へ行ってきました。


いやあ、「幻の」っていうのはその友人が勝手に言っているだけで、そんなキャッチコピーの店じゃないんですけどね。


正確な店舗数とは知りませんけど、初期の居酒屋ブームを作り上げたチェーン店ですよね、つぼ八
その頃は、どこの駅前にもあったような感じでしたからね。友人が「幻の」って言いたくなるのも分かるような気がします。ホントに見かけなくなりました。


アテとしての「ホッケ」を知ったのは、まぎれもなくつぼ八に行ってでした。


出てくるのは早くはないですけど、安くて旨くてデカイ! 酒呑みの味方。
なのに、つぼ八はいつのまにかすっかり姿を消してしまって、たしか北海道の会社でしたからね、関東からは撤退してしまったのかなって思っていたんですが、個人店の焼き鳥屋さんで最近の居酒屋チェーン店ってさあ、って話をしていたら、その友人がつぼ八、今もやってるよ、って言い始めたんですね。


入ったことはないんだけど、通勤電車から看板はずっと見ている。
ってことで、じゃあ、行ってみるべえってなったんでした。


当初4人でっていう計画だったんですけど、その友人と2人だけのツアーになりました。
ま、イイです。つるむのが目的じゃないですからね、目的はつぼ八そのものです。

 

 

 


京王線笹塚駅南口です。駅からすぐ、地下1階に、ありましたアリマシタ、つぼ八
幻じゃないです。ちゃんと営業していましたですよ。
カウンター席に陣取りました。ゴールデンウィークの後半、そこそこ客が入っていましたです。
海外やら国内観光地やら、人出の戻ったニュースが盛んに流されていた2022年の、行動制限なしの大型連休でしたが、ま、出かけずに地元で一杯、って人もたくさん居るってことですね。


カウンターの端っこに座ったんですが、V字型のカウンター、顔まではよく見えませんが、向かい側には30代ぐらいの男2人、女1人の三人組がけっこう出来上がっていました。


8人も座ればいっぱいになる感じのV字型カウンターなんですけど、中が厨房になっていますんで、対面の客同士が顔を見合わせるってことはないですね。さほど気にせずにそれぞれのスペースって感じになります。
キレイな店内ですね。


チェーン店ってほとんど行かなくなっていますけど、まあ、たまにはこういうデッカイ呑み屋さんで吞むのもいいでしょねえ。ってことで、満足感がありましたです。


焼酎には「鍛高譚」サワーには「夕張メロンサワー」「余市産ブルーベリーサワー」っていうメニューがあって北海道をリスペクトしてますね。つぼ八ですからねえ。


アルコールの種類はそんなに多く扱っていませんが、ま、安く呑めるように設定されているんですね。これは昔からそうだったような気がします。


北海道推しに気付きつつも「一刻者」にしました。ロック一杯440円です。
居酒屋チェーン店には、ほぼある感じの鹿児島芋焼酎


さてさて、ホッケです。つぼ八っていったらね、やっぱりホッケでしょねえ。


ありますねえ「北海道産 マホッケ開き」1045円。あれ? ちょっとお高め。
まあ、そんなに獲れなくなったらしいですからねえ。で、出てきたら、これまた、あれ? ちっちゃ。。。


いや、小さいって程ではないんですけど、昔の大きさを期待していたもんですからね、あれ~? って思っちゃったんでした。悲しかったんでした。
でもまあ、旨かったです。


で、「道産子のソウルフード 若どりザンギ」とか「北海道産ポテトもちバター醤油」とかを食べながら、改めて店内を見回していたら、なんと「北海道産 姫ほっけ」っていう逸品メニューに気付きました、462円。
ええ~!


失敗したかなん? でもまあ、悔し紛れでまたホッケっていうもんでもないでしょうから、諦めました。

 

 

 


懐かしいねえ、って友人は言うんですけど、いや、ちゃうでしょ。この店舗自体は新しいでしょ。雰囲気も昭和じゃないでしょ。ホッケ、失敗しちゃったし。


なんてな話をしていたらですね、向かい側の3人の声がだんだん大きくなってきましたですよ。
ま、酔っ払いってそんなもんでしょねえ、って思いながら、そんなに気にもしていなかったんですが、突然、叫び声が上がりましたよ。


「うわああ、そうなんだよ、おれたちがバカなのはテレビのせいなんだよ、ゲームのせいなんだあ」


カウンターの中のお兄さんに、声を落としてねってジェスチャーで諭されて、すぐに静かになりました。ぺこぺこしてます。
むふふですね。素直な酔っ払いなんでございますよ。


しかしですね、酔っ払いの戯言とはいえ、なかなか気になる雄叫びではありましたねえ。


どんな話をしていたかは分かりませんが、どういうんでしょうか、自分たちの世代はバカなんだって思っているってことなんでしょうかね。
テレビとゲームのせい。ふむふむ。活字離れ、ってことでしょうかね。


この雄叫びから連想されたワードがあります。


「教育七五三」


聞いたことあります? 2008年に新書が発売されて話題になりましたよね。


「教育七五三の現場から」っていうタイトルで、衝撃的なサブタイトルが付いていました。
「高校で7割、中学で5割、小学校で3割が落ちこぼれ」


2008年には、もうとっくにオヤジでしたからね、自分の年代のことも記憶の彼方でしたけど、落ちこぼれって、そこまでかね、って思ったのを覚えています。

 

 

高校になりますと、学校によっての学習内容格差もありますからね、7割の生徒が落ちこぼれていたら成り立っていないってことなんじゃないの、大袈裟なんじゃんとかね、そんなレベルの受け止め方。


ただ日本の学生の学力レベルがどんどん落ちてきているって話はよく聞かれるようになった頃だったかもしれません。


ここでは言及されていませんけれど、この流れでいけば「大学では9割落ちこぼれ」ってことになっちゃいませんか。
まあね、そんなことにはなっていないでしょうけれどね。


で、ま、学生とかとっくに終わってますからねえってことで、スルーしていたんですが、同じ2008年にアメリカ在住の映画解説者、町山智弘の本「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」が出たんですよね。


映画の話を面白おかしく紹介してくれる町山氏なんですが、仕事柄なのか、話題をスキャンダラスに提供するヘキがあるようにも感じる人ではあります。


アメリカ人の半分は、って言ってるエビデンスはどこにあるのか分かりませんが、この本を知る少し前に、ラジオだったかで「日本人は47都道府県を全部言える人が少ない」って話を聞いて、ええ~! って思っていたこともあって、2008年はそれまでの常識が、今は通じないんですよっていうトピックが当たり前になった最初の年だったのかもですねえ。


まあ個人的にも日本の白地図都道府県名を書き入れるとすると、県名は覚えているものの、鳥取県島根県ってどっちが東でどっちが西だっけ、ってことになってしまったりしますんで、47都道府県を全部言えないって人に親近感を覚えますけど、県名を並べるだけなら問題なさそうです。


でもねえ、こういうのって、あるだろうなあっていうふうにも思えますよ。


例えば、家の固定電話が当たり前の頃、スマホなんて無い頃なんですけど、誰でも自分ちの電話番号、会社の電話番号、知り合いの電話番号を覚えていましたね。
スマホのメモリに頼るんじゃなくって、自分の頭の中のメモリ。


元々、記憶系が苦手ではあるんですが、今現在、自分のスマホの番号って、怪しいです。
覚える必要がないですもんね。


自分で自分にはかけません。失くした時に、とか言われますけど、そういう時、呼び出してもらうのは自分の番号を知っている他人ですからね。自分で覚えておく必要性が決定的に薄いです。


ここ数十年はダダサガリらしい日本の文化レベルですが、どうもね、日本だけじゃなくって、先進7か国とか言われていた国はみんなそうなのかもしれませんよ。


日本人は東京の場所をほぼ全員が知っていますよね。たぶん。
アメリカと比べて日本は狭いからね、って、そういう問題ではないですよね。


少なくとも先進7か国に暮らす人々は、もう充分満ち足りた生活になって、とくに苦労して何かを突き詰めなくたって生活できるじゃん。
っていう中に生まれて来て、世の中がどんどん便利になっていく流れの中で育っていけば、将来に不安を感じることも少ないわけで、世の中に対する興味、好奇心、とくに知的好奇心っていうのが弱くなってしまうんじゃないでしょうかね。


自分が積極的に何かをしなくとも、世の中的には問題なく生活していけそうな空気感。
落ちこぼれが半数以上って言われた2008年に中学生、高校生だった世代は、2022年で考えてみますと、26才から32才ぐらいですね。
日本の中堅層になってきているわけです。


もちろん、みんな一様に「教育七五三」の落ちこぼれの方に入っているわけじゃないですからね、優秀な人はどの世代にだって居ます。
そりゃまあ、優秀じゃない人も、どの世代にも居ますけど、教育システムを変えないとダメでしょ、っていう意見が強くなってきているのかもしれません。


でもねえ、ホントに根本的にっていう意味を分かっている人がエライ人たちの中に居ないのか、いつも示されるのは教育方針の変更であって、システムの変更じゃないんですよね。


英語の授業は英語でやります、って急に言われたら学校のセンセはどう対応してイイのかってことになりませんか。
いやネイティブの人に授業をやってもらいます。ってそういうのがうまくいく環境って、どれほどあるんでしょうか。


プログラミングの授業を始めます。
え、プログラミングなんて、やったことないですけど、っていうセンセが普通でしょ。


落ちこぼれが多いから、教育システムを変えましょうっていう意見は、間違ってはいないと思いますけど、急激に変えられるもんじゃないことは火を見るより明らか。


今、日本の、会社の、中堅層に差し掛かっている世代の若者たちよ。
今、ちゃんとやれているんだったら、オッケーですよねえ。
学校のシステムの方が時代に合っていないだけなのかもですもんねえ。


テレビからバカ光線が出ているのは事実だとしても、落ちこぼれって言われたって世代的なバカなんじゃないです。人間のキャパなんてもんが世代によって決まるってことがあるわけないですよ。


言葉、日本語を大事にして、自分の言葉で考えることを意識して、投げやりにならずに、ぜひに日本を盛り上げていってくださいませ。

 

 

 


昨今では11月15日近辺の休日に行われるようになった「七五三」ですけど、あれが日本中に広まったのは江戸時代になってからのことらしいですね。


いろいろ謂れはあるみたいですけど、子供たちの年齢については、3才になるころには、神様から「言葉」を、5歳の頃には「知恵」を授かることを感謝する祭りごと。そして7才になって「歯」を授かる、大人と同じように食べられるようになったことを神様に感謝するっていう意味があるんだそうです。


まず「言葉」なんですね。その「言葉」を理解していないと「知恵」にはたどり着けません。
「歯」飲食はその後ってことですね。


忖度文化の強い日本ですからね、自分で、自分の言葉で物事を考えるようにしないと、腹の底から笑えませんよ、って思いますです。


「教育七五三」世代のみなさん、落ちこぼれがどうしたとか、そんなの気にしてないですよね。
ま、人によるってことはありますけどね。


まず「言葉」それから、その言葉によって構成される「知恵」
自分の考えが出来上がったら、飲食に気を付けて健康を維持していきましょう。ホッケ、ちっちゃくなったけど。


七五三にもいろいろあるようでございますです。

 

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com