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【令和の江戸前事情】サカナはだいぶ戻ってきているそうですが

< 江戸前のアサリが けっこうピンチみたいですね >

1981年、昭和56年に出版された山本周五郎の「青べか物語」の舞台、浦安は東京湾に面した漁師町として登場してましたけど、今はどうなんでしょうね。
釣り船の宿はあるようですけど、漁師町って感じじゃないです。


浦安っていえば、すっかりディズニーの街っていうイメージが強くなっていて、商業地、なんでしょかね。


千葉県浦安市市川市船橋市習志野市沿岸の干潟は「三番瀬(さんばんぜ)」って呼ばれる漁場として今でも知られていますね。
貝が有名。アサリとバカガイ(アオヤギ)。最近ではホンビノスガイですね。


江戸時代には幕府に指定された漁場だったっていう三番瀬。海苔、アサリ、ハマグリの養殖が始められたのも江戸時代かららしいです。


宮内庁選出「日本五大名飯」として数えられる「深川めし」のアサリ、バカガイも三番瀬のものだったんでしょうね。


ところが、三番瀬のアサリが獲れなくなってきているってニュースは、かなり前から聞きます。
ま、400年も経てばいろいろ違ってきますよね。


船橋市三番瀬では、2018年から2021年にかけてのアサリ収獲量はゼロ続き。
かなり前から徐々に減ってきていたとはいうものの、ゼロっていうのはね、けっこう深刻な問題です。

 


船橋の漁協もただ黙って見ているってわけじゃなくって、試験区域を設けて、そこに小石を投入するっていうことを2017年からやってみているそうで、2021年の5月にやっと水揚げがあって、光明が見え始めたってところらしいんですね。


ふううん、まずは良かったじゃんね、って思っていたら、2021年9月頃でしたかね、「三番瀬青潮発生!」ってニュースが流れてきました。


青潮」?


海に酸素がなくなって、魚やアサリが大量にやられてしまうっていう、かなり厄介な現象みたいです。


で、ちょっと調べてみたらですね、東京湾って、かなり頻繁に、この青潮赤潮を繰り返しているんだそうで、青潮っていうのは三番瀬のアサリがいなくなった原因として考えられる最右翼らしいんですね。


サカナは息苦しいなってなったら、泳いでその水域から逃げられそうなもんですが、それでも相当数やられちゃうらしいんですね。
でもアサリって、そんなに長距離の移動なんて出来ないですもんね。


2014年には三番瀬全体のアサリの6割がやられちゃったこともあったそうです。


東京湾には多摩川水系荒川水系利根川水系だとか、すんごくたくさんの川が流れ込んでいます。


あまりにも流れ込んでくる水量が多いんで、利根川本流を銚子沖に流れるように大土木工事をやっちゃったのが徳川家康ですね。
水運、大事だけど、水が多すぎるっていうような街だったわけですね。


江戸が100万都市になって、明治、大正、昭和も発展し続けて東京は1000万都市。


コロナ禍で分かったように、東京を中心にして神奈川、千葉、埼玉っていうのが1つのゾーンになってますよね。
東京湾に流れ込んでいる川の流域には相当な数の人が暮らしていますからね、下水処理をしているとはいえ、生活排水が流れ込んできているわけです。


結果として栄養豊富な海なんですね。


で、植物プランクトンが喜ぶ。大量発生。赤潮。ってことになっちゃうんだそうです。


赤潮が発生しちゃうと、増え過ぎた植物プランクトンがサカナのエラにはさまっちゃって、息が出来なくなる。
東京湾のサカナ、大迷惑。いなくなっちゃいますね。
けっこう頻繁に起きているみたいなんですよね、赤潮って。


で、赤潮の正体の植物プランクトンが死んで、東京湾の海底に次々に沈んでいくわけです。


赤潮解消。

 


ところが東京湾の海底にたまった植物プランクトンの死骸がバクテリアによって分解されるとき、バクテリアが酸素をいっぱい消費するんだそうです。
そうすると海底付近の海水の酸素量がぐーんと減っちゃう。貧酸素海水。硫化水素が増えるんだそうです。


アサリ困る。弱る。


でもまだまだバクテリア植物プランクトンを分解して酸素を消費し続けちゃいます。


普段は深い海を泳いでいるサカナたちが海面付近を泳いだりしているのは、下の方の海だと苦しいからなんですね。


で、東京湾に北風、北東風が強く吹くと、上の方の海水は東京湾の外に向かって吹き流されていくことになるんですが、そうなると三番瀬の辺りでは、下の方の、酸素の少ない海水が硫化水素と共に上がってきちゃう。


海面に上がってきた硫化水素が空気に触れると、化学反応で硫黄酸化物の粒子として固形化する。
その粒子が太陽に照らされて、海面がエメラルドグリーンに見える。


っていうのが青潮らしいです。

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風が吹いたら青潮が発生するような環境だってことですよね。三番瀬の海底付近が。
しかも硫黄酸化物ですから、臭いです。


色はキレイだけれど、臭いは人にも影響ありますね。頭痛を訴える人もいるみたいです。


船橋市でやってる試験区域に小石を投入するっていうのは、海苔の養殖が減ったために養殖いかだの支柱も減ってしまったのでアサリが海流に流されやすくなったから、それを防ごうっていう試みらしいんですが、海底の酸素不足っていう根本原因にも効果あるんでしょうかね。


環境問題って、こういう身近にあるんだなあって思わされますねえ。


かつて「江戸前」っていうブランドを築き上げた海の力を戻すように、川の環境管理を改める必要があるんじゃないでしょうかね。。


昔の江戸前っていうエリアは、三番瀬のある浦安に流れ込んでいる利根川水系の江戸川の辺りから、羽田空港の辺り、羽田沖辺りまでの海を指していたんだそうですが、今現在は神奈川県三浦半島剱崎(つるぎざき)と千葉県房総半島の洲崎を結ぶ線の内側、つまり東京湾全体を江戸前って言うみたいですね。


ずいぶん広がっちゃってるんですね、江戸前って。


今現在の江戸前は「内湾」と「外湾」っていうふうに分けて呼ばれることもあります。


千葉県の富津岬と、神奈川県横須賀の観音崎を結ぶ線の内側が「内湾」、外側が「外湾」


三番瀬のある内湾は凄く浅いんですね。平均で水深15m、深いところでも40mぐらいなんだそうです。
富津岬観音崎の間ってだいたい7㎞の距離。東京アクアラインより短いです。


一方、外湾は一気に深くなっていて平均で150mぐらいある。深いところだと700m以上っていいますからね、ガラッと変わって深海魚の宝庫なんだそうです。


かなり不思議な構造になっているんですね。


水質に問題が有りそうな内湾と、一気に深くなっている外湾を繋ぐ海の流れは、たった7㎞の幅で遮られているようなもんですよね。大きな池状態。


ここにも海底の環境が良くならない原因があるのかもですね。

 


その昔、江戸前って言えばアナゴ、ウナギ。アサリ、バカガイ。
今の内湾には居ませんね。ん? アナゴは居る、のかな?


でもねえ、不思議なのは三番瀬ホンビノスガイ青潮の影響、あんまり受けないらしいんですよね。
丈夫で、まあ、そこそこ旨いっていうんで、今じゃあ千葉ブランドの水産物らしいです。


ん~。大アサリ、とか書いてあるのをみたこともあります。
そのうち深川めしホンビノスガイめしになるんでしょうか。
アメリカ原産の貝らしいですけどね。


三番瀬のアサリは、他の海のアサリと比べて柔らかくって風味があるから、深川めしが旨いんだ! ってね、言っていたんですけどね。
いなくなっちゃうんでしょか。三番瀬のアサリ。


そういえば、オリンピックのトライアスロン会場になったお台場海浜公園って水質問題、ちゃんと解結したんでしたっけね。大腸菌


汚くて、危険な海。江戸前


東京水道水のクオリティを生活排水問題にも適用しないとダメなんじゃないでしょうか。


政治家のセンセ方、よろしくお願いいたしますだよ。

 

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