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【知的好奇心】この愛おしくも不可思議な生活エネルギーの源泉

< 自分が何を知らないかってことを知るのって ムッツカシイのです >

呑み友だちの女性から「アルファックス お医者さんのウォーキングスニーカー」ってのを勧められました。


「上り坂効果っていってね、身体にいいのよ。軽いし安いんだから」
って感じで、だいぶお気に入りのようなんでしたが、探してみたらですね、レディースのみ、みたいなんでした。
メンズ無いみたいよ、って言ったら、探し方が雑なんじゃないの、って怒られました。
どうなんでしょ。


お医者さんのウォーキングスニーカーって、サイズ2種類しか見つけられなかったですが、ちゃんと全サイズあるんでしょうか。

 

 

 


この人にウォーキングを勧めたのは私なんですが、今じゃあ、私なんかより歩いているみたいですね。
天気のイイ休日に、3、4時間ぐらいはヘーキで歩くんだそうです。


体力をつけたいからウォーキングしたいんだけど、方向音痴でダメなんだよね、っていうことでしたので、私流の「道に迷ってみる遊び歩き」を紹介したのがきっかけなんです。


なるべく歩くようにしていますし、散歩もけっこうしてるんですよね。
ただ漫然と歩く日もありますけど、ちょっとしたこだわりを持って歩いています。


目的地を特に決めないで歩いていくってことをよくやるんですが、歩いていくにあたって、今まで通ったことのない道を歩いてみるっていうこだわりです。


狭い路地に入ってしまって、行き止まり。はいはい、ってことでUターン。なんてこともしょっちゅうあります。

 

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この道を行ったらショートカットになるかな、って、斜めの道へ入っていったら、なんだかあらぬ方向に道が曲がっていて、どんどん歩いていった結果、ここ、ドコ? ってなることもあります。


そうなってしまいますと、なんだか真剣になりますよ。


スマホで現在位置だとかを確認しないってのがコツです。困った状況と真面目に向き合います。
なんとかアナログ・パワーで対処仕切りたい。


で、歩くスピードも速くなりがちで、やがて、見知った通りにぶつかって、ほほう、こんなところへ出ますかあ、ってなことで落ち着くわけなんですが、始めるにあたっては気持ちの余裕が無いとできませんね。


それと、ある程度は車やバイクなんかで走っていて、幹線道路とか、大きな通りが認識できているってことが、最初の頃には重要かもしれないですけどね。
ここ、ドコ? が短い時間で済みますからね。


でも、こんなふうにして「道に迷ってみる遊び歩き」を繰り返してますと、やたらに街歩きに詳しくなります。
それが面白いんですね。


知的好奇心っていうのとは違うかもしれませんが、ここを抜けて行ったら、あの辺りに出るんじゃなかろうか、って歩いていくのは、目当てが外れて、ここ、ドコ? ってなることもありますが、アッタリイ! ってなったときはなかなかな満足感があります。
ここ、歩いてイイのか? って道が見つかることもあって、面白いです。


こんなトコにこんな店が、っていう発見は楽しいです。
よそ様の庭に出ちゃって、失礼! ってこともあったりしますが、運動にもなりますし、迷った時の真剣さってサバイバルってほどのもんじゃないですけど、大人になってから、そんなに経験することじゃ無いと思います。


電車で出かけて、全然土地勘のない駅で降りて「道に迷ってみる遊び歩き」を敢行するのって、なかなかスリリングですよ。
最初から最後まで、ここ、ドコ? ですからね。


線路に出くわして、沿った通りを歩いて駅に着いたら、違う路線じゃん、ってこともあります。


ま、そんなして、自分の中で地図が繋がっていくと、なんとなく満足感があります。


なんでもイイので、好奇心、知的好奇心を保つのって精神健康に好影響らしいですしね。

 

 

 


知的好奇心って年齢と共に衰えていくって言われてますけど、いくつになっても有った方が良さそうに思いますね。
自分の周りに興味を持つ気持ちを衰えさせない工夫。


国立教育政策研究所の生涯学習政策研究部のページによりますと、「国際成人力調査(PIAAC)」ってやつの第2回目を2022、2023年にやるんだそうです。

 

「成人力」ってなんやねん? ってことなんですが、
「知識をどの程度持っているかではなく,課題を見つけて考える力や、知識、情報を活用して課題を解決する力など、実社会で生きていく上での総合的な力のこと」
だそうです。


今回が第2回ってことは、第1回があったわけで、調べてみますと、文部科学省の「OECD 国際成人力調査 PIAAC 第1回調査の結果はどうだったの?」ってページがありました。

 

第1回は2013年のデータですね。


OECDですから、調査対象は38か国ってことになるんだと思いますが、16歳から65歳までを調査した結果、日本は、


「読解力の平均点 第1位」


「数的思考力の平均点 第1位」


「ITを活用した問題解決能力の平均点 第1位」


「ITを活用した問題解決能力 レベル2・3(中上位)の成人の割合 第10位」


なんだそうです。へええ、凄いじゃんね。


調査にはいろんな項目があって、いろんな比較もされているようで、こんなデータもありますよ。
舞田敏彦さんのページ「成人の知的好奇心の国際比較」

面白いと思うデータは「年齢別の知的好奇心の瑞日比較」っていうグラフです。


「新しいことを知りたい」という項目に対して「とてもよく当てはまる」「よく当てはまる」「ある程度当てはまる」「あまり当てはまらない」「全く当てはまらない」のどれかを選択した結果なんですが、スウェーデンと日本のグラフを並べて表示してあります。


すごく面白い結果になっていますので、ぜひグラフを確認してみてください。


ちなみに、スウェーデンの第1回調査結果は、


「読解力の平均点 第5位」


「数的思考力の平均点 第5位」


「ITを活用した問題解決能力の平均点 第4位」


「ITを活用した問題解決能力 レベル2・3(中上位)の成人の割合 第1位」


です。
高いレベルで問題解決できる人の多さが顕著に違っていますね。


スウェーデンも日本も、知的好奇心が年齢と共に低くなっているのは同じなんですが、「とてもよく当てはまる」って答えた割合が全然違うんですね。


スウェーデンのデータは、20代から60代まで急角度の右肩上がりに「とてもよく当てはまる」が減っていきます。
右肩上がりに減っていくって、へんな言い回しになってしまいますが、グラフを一目見ていただければ、すぐに納得できる傾斜だと思います。


対して日本のデータは、20代から60代まで減ってはいますが、どちらかというと平坦な線を描いています。


「とても」という表現に反応しにくい国民性、みたいなものもあるように思いますが、舞田敏彦さんがトピックとして取り上げているのは、日本の20歳の知的好奇心が、スウェーデンの65歳と同レベルだっていうところなんですね。
たしかに、同じぐらいなんです。


日本の若者、知的好奇心、ヒック~! ってことですね。


65歳のデータを比較してみても、日本はスウェーデンよりかなり低いです。


「大人の学力 世界1」っていう結果だった日本ですが、知的好奇心、低くて大丈夫なのか? って気もしますね。


「全く当てはまらない」を選択した数は、日本のデータでは年齢と共に増えていきますが、やっぱり平坦な線です。
どの年代でも一定数居るってことですね。


対してスウェーデンの「全く当てはまらない」データは、ゼロじゃないにしても、どの年齢でもほとんど居ません。
スウェーデンの人はどの年代でも、自分の人生に興味を持って暮らしている。


実はこっちの方がモンダイなのかもです。


日本ではあらゆる年齢で一定数の「新しいことを知りたい」と、全く思わない人が居るってことです。

 

 

 


ん~。2013年のデータですが、世界はいろんな分野で、そのパラダイムが変化していっていますよね。
パラダイムシフトのスピードもどんどん速くなってきてる感じです。
デジタル劣等国っていう評価の実際が、この辺にあるような気もしてきます。


知的好奇心ねえ、ネットに頼り過ぎているんでしょうかねえ。自分好みの情報ばっかり追っかけて、インフォメーション・バブルに入っちゃってる人。確かに居ますけどねえ。


好奇心格差っていうのがあるとすれば、そりゃあ、なんとかしないといけませんですよ。


「成人力」っていうのは、どうも怪しげな感じもしますが、知的好奇心の方は、しっかり保っていかないと楽しく生きられないんじゃないでしょうかね。


とりあえず、簡単に、安直に始められる知的好奇心誘発行動として「道に迷ってみる遊び歩き」お勧めいたしますです。はい。


自分の足で歩いて、知らない街の知らない店に入ってみるって、なかなか面白いもんですよ。


散々迷って、無事帰還した日の酒は、アテを用意しなくたって旨いです。


まずは大人の知的好奇心が大事でしょ。生きるチカラですよ。たぶん。

 

 

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