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【回転寿司はどこへ行く】2022年は外食産業再編の年になるんでしょうか

< みんながじっとしているうちに 動いている人はしっかり動いているってことですね >

テレワークの活用が浸透してきた影響なのか、2020年の夏ごろから東京の転出超過が続いていて、オフィス街の様相が2022年にはガラッと変わってしまうかもしれないそうです。


テレワークで成り立つんだったら高い家賃払って都心に住む必要ないじゃんねえ。


っていうことで住居を東京から近県へ移すってことでの転出超過がホンモノだとすれば、会社としても自社ビルじゃなければ、高い賃料を払って都心のオフィスを維持する必要がない。


ってなると、固定経費も削減できるし、オフィスのダウンサイジングも進んでいるらしいです。


となると、都心から人が減っちゃうんだったら、自粛営業でがんばってきたけど、コロナ明けに客が戻って来る可能性、低いよねえ。


ってことで外食産業もどんどん都心から引き上げているんだそうですね。


なんか、あれです。デキの悪い「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいになってきてますよ。
「コロナが来たら都会がガラガラになる」


♪Big City is A Lonely Place
です。懐かしい「六本木心中」アン・ルイスですねえ。ってなんも関係ないですけど。

 


とは言いながら、なんといっても都心の店舗数は元々けた違いに多いですからね、都心引き払いっていうのが大勢を占めているのかどうかは、何ともとらえ難いところだろうと思います。


なぜならば、空いた店舗物件をこれ幸いと狙って新規開店する店も少なくないからなんですね。
経営方針の違いってやつでしょう。ピンチはチャンス! って誰が言いだしたんでしょう。


明けない夜は無いってことで、積極的に都心の店舗展開を図っているのが「くら寿司」です。


2021年1月には、これまで出店を避けてきた新宿と渋谷に「都心型店舗」をオープンさせていますね。
コロナ明けのインバウンドを見込んでの都心進出らしいんですが、勝負! ってなるのは2022年ってことになるのかもしれません。


これまでは家賃の高さと店舗のスペースとのバランスを考慮すると、都心への出店は難しかった。
そこへコロナ禍の影響で都心の空き物件が多く出たことで、借り手市場になったことが後押ししたってことなんでしょうね。


2021年の初冬に制限解除になったとはいうものの、都心の外食店舗に客足の戻りは鈍いみたいですからね、実績はまだないけれども、細工は隆々っていう段階なんでしょう。


この先東京に限らず大都市への大型店舗進出に力を入れていくんだそうです。


都心型店舗っていうのは、これまで展開してきたファミリー型とは区別して、大人向けのメニューにして、アルコールの種類なんかも増やしていくってことなんで、寿司がメインになっていくってことなんでしょうね。


寿司屋なんだから当たり前でしょ、っていうのは、まあ、その通りではあるんですが、回転寿司チェーン店ってほぼファミレス化してましたよね。

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郊外店が主力だったわけですから、そういう工夫が採算を確保する工夫だったってことになるんでしょう。


にしても、ラーメンだとかパフェだとかっていつ頃から回り始めたんでしたっけねえ。


その頃から足が遠のいた回転寿司なんですが、一時期は大型チェーン店じゃなくって、ちっちゃな個人店があっちこっちにありましたね。


調べてみますと、回転寿司ってけっこう古くからあったんですね。
1958年っていいますから、もう60年以上前ですね。


東大阪市の「元禄寿司」がベルトコンベアを使った「回転寿司」を始めたんだそうです。
さすが大阪って感じですよね。とんでもないアイディアです。


「よっしゃ! 寿司、回そう」って、どういう発想なんでしょうか。
人と違うってことは武器なんですね。

 


元禄寿司は「まわる」「廻る」「回転」などを商標登録していて、同業他社は「回転寿司」を名乗れなかったそうです。


1997年には解放したってことなんですが、普通にどの店も「回転寿司」って呼んでいたような気がしますね。でも、店として「回転寿司」って名乗れていなかったんですね。
今はもう個人店の回転寿司って見かけなくなりました。


個人店はだいたい回らないですね。まっすぐ平らな白木カウンターです。高いっていうイメージがありますねえ。


個人店だろうがチェーン店だろうが近所の回転寿司に行くっていうのが普通でしょうけれど、どれくらいの種類のチェーン店があるんでしょうね。


☆「スシロー」
1975年に大阪市で始めた寿司店からスタート。スシローの名前は2000年からだそうです。
2018年時点で国内500店舗を達成、とか言っていたんですが2021年には971店舗だそうです。海外展開も勢いよくやってますね。


☆「はま寿司」
2002年、栃木県足利市に1号店開店。2021年初頭で530店舗。
すき家」を経営しているゼンショーグループです。


☆「くら寿司
1977年、大阪府堺市寿司店をスタート。くら寿司って名前は1990年からみたいです。
2021年で国内480店舗。


☆「かっぱ寿司
1973年に長野市で寿司販売を開始。1979年1号店開店。2021年で311店舗。
ベルトコンベアで回転させたんじゃあ他の店と同じだからってことで、水流に浮かべて回したことから「かっぱ」って名前にしたんだそうです。
かっぱ巻きがメインってわけじゃないんですね、当然ね。


☆「がってん寿司
1987年創業。本社は埼玉県熊谷市。2021年で87店舗。


☆「銚子丸」
1979年からテイクアウトの寿司店を開業していたそうですが、1998年、千葉県市川市に1号店開店。
2021年で91店舗。


☆「元気寿司」
1968年に「元禄寿司」のフランチャイズとして宇都宮市で開業。1990年に元気寿司に変更。
皿の色によって値段を区別するっていう方法を最初にやったのは、この元気寿司だそうです。
店舗数は2016年時点で73店舗。2021年時点の店舗数は調べきれませんでした。


☆「海鮮三崎港
三崎港って「京樽」なんですね。今回調べてみて初めて知りました。
京樽は1938年に日本橋の料亭として開業したみたいですね。
1997年目黒駅前に「海鮮三崎港」1号店開店。
2021年で84店舗。


☆「すしざんまい」
ここはマグロ押しですね。社長が初競りで高額で競り落とすのがニュースになっていますよね。
特徴のある回転寿司チェーンです。2021年で63店舗。


☆「魚がし日本一」
ここは回転寿司じゃなくって立ち食い寿司です。2021年に店舗数を急激に減らしたようで、24店舗。
千代田区の会社ですね。

回らない寿司屋ってねえ、もうかなり行ってないんですけど、ここはイイですよ。
ちょい呑みでちょいつまみ。
パフェとかが回ってくるシンパイがなくって、お気に入りです。

 


都心型の回転寿司店もファミリー向けではなくなるみたいですし、これまで都心になかった回転寿司店が増えると、風景もずいぶん変わりますよね。


大型回転寿司店が出張ってくれば、他の飲食店もいろいろ工夫してくるでしょう。


最初はちょっとの変化でも、2020年の後半にはかなり変わってしまっている可能性がありそうです。


それがイイことなのか、そうじゃないのか、全く分かりませんけれどねえ。


♪Big City is A Lonely Place
♪Can't Live Without You Babe