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【深川めし】 宮内庁選出「日本五大名飯」 400年続く江戸の味

<江戸庶民の味を日本の名飯と指定した宮内庁もなかなかですね>

「忠七めし」に続く宮内庁選出日本五大名飯の2つ目です。


2020年12月12日に都営地下鉄大江戸線が開通20周年を迎えました。
関東近縁の人たちにとっては馴染の路線ですが、こんなに新しい路線なのに名前は「大江戸線


計画当時の都知事の意向もあるのかもですね。
こういうセンスのお方ではありましたよ。あのお方は。


でもあれです。個人的には悪くないネーミングだと思っています。ちょくちょく乗りますしね。


後発の地下鉄ですからね、すご~く深いトコに駅があります。六本木駅が一番深いらしいんですが、新宿駅もかなり深いんですね。
地上にはJRがありますから、私鉄の京王線小田急線が地下に潜っています。そこそこ潜っていますが、そこからぐぐ~んとエスカレータ二つを乗り継いで降りていきます。どこまで潜っていくんだ、って感じ。
大江戸、というネーミングなんですがSFの世界です。潜る道中、なんかキンキラしてますしね。


って感じで地下鉄大江戸線に望むのは難しいかもしれませんが、いわゆる江戸情緒って概念については、ファンがいっぱい居るんじゃないでしょうか。東京周辺の人に限らず、日本中にね。

 


埼玉県川越市、千葉県佐原市、栃木県栃木市なんかは“小江戸”という名乗りをあげて観光誘致のキャッチコピーにしています。
なんかね、文明開化ってよりは江戸情緒って方に日本を感じたりします。本質的に日本的なもろもろ。西洋的ではない、かといって中国的でもない、日本らしい日本、の、江戸。

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大江戸なんていいますが、江戸って呼ばれたエリアはかなり狭い範囲で、山手線の内側とその東側辺りでしかないんですね。
四谷にある大木戸が江戸の西の端になるわけですから、新宿も江戸市内じゃないんですね。
青山、渋谷辺りも一面野っ原だったそうで、暗くなると女の一人歩きは厳禁だったそうです。江戸時代の“痴漢注意”だったエリア。


今では想像できない江戸の町。八百八町。
今でも江戸情緒が残っているのではないかという場所を探せば、なんといっても下町と言われる東京の東側の地域。ことに深川辺りが下町らしい下町といえるのではないでしょうか。いま、まあ、ビル街ではありますけれどね。


徳川家康さんが江戸入りしたころの深川は、砂州の広がっていた地域だったそうです。
漁師町だったんですね。江戸前の食文化を支えていた人たちが住んでいたんだろうと思います。今では全く想像出来ない光景。


アサリ、ハマグリ、アオヤギなどの貝類がたくさん獲れていたらしいです。江戸前


高いところに登らなくたって富士山が望めたでしょうし、夕焼けなんかもデッカイ紅い空だったんだろうなあと思います。
今でも富士山の姿を拝めるスペースありますよ。冬の天気の良い朝。ビルとビルの狭~い隙間から。ちと悲しい。無理矢理探す富士山。


ま、そんなんで黄昏ていても仕方ないんですが、その他でも江戸情緒を残しているものを見つけるのはなかなか難しい令和の現状なのであります。
下町の地名、大江戸線の駅名になんとなく時代を思い起こさせるものが残っている感じはあります。


上野御徒町、蔵前、両国、森下、清澄白河門前仲町、月島、勝どき、築地市場、大門、などの駅名には江戸時代からの由緒を感じます。
関東近辺以外にお住まいの方には馴染がないかもしれませんですがね。そういう名乗りに江戸を懐かしむ感覚が、今でも息づいているのかもしれません。


一般的にいう深川という地域は、現在の深川町ばかりではなく、戦後すぐまで存在していた深川区江東区の北西部を指すようです。
森下、清澄白河門前仲町などがかつての深川区に入るんだそうですね。

 


深川地域は17世紀半ばに両国橋が架かってから、江戸最大の八幡様といわれる富岡八幡の門前に屋台、料理屋が建ち並ぶようになって門前仲町ができで賑わい始めて、繁華街となっていったんだそうですね。
富岡八幡。まあ、ヘンな方面でも全国的に有名になっちゃいましたけれどねえ。門前仲町から木場にかけて、今でも好い街です。昼も夜もね。
昔の深川地域、江戸の漁師町での名物が「深川めし」ということなんです。


急速に人が集まるようになって、こりゃ商売になるだろうってことで、食事を提供し始めたんでしょうけれども、なにせ次から次に人がやって来る。
最初は屋根もないような屋台から始めたのかもしれませんが、客足は増える一方。やがて店を構えて、小上がり大上がり。
わんさと居る腹減りたちに、さっさとめしを提供するスピードが要求されて、そこで「深川めし」が人気を博した、ということなのかもしれません。


深川めし」っていうのは、元々漁師のまかないめしだったそうです。
目の前の砂州で獲れたばかりのあさり、ハマグリ、アオヤギなどに、長ネギ、豆腐を入れて煮た澄まし汁を、冷やめしにぶっかけただけのもの。ンまそうじゃないですか。


けっこうあっさりした汁ごはんだったようですね。
ごはんを炊いて、すまし汁をこしらえておけば、ぶっかけるだけの手間。牛丼的な手軽さで江戸のファストフード。
イイじゃないですか「深川めし


深川ゆかりの江戸人というと、紀伊国屋文左衛門赤穂浪士の面々、曲亭馬琴、平賀源内、松尾芭蕉伊能忠敬など多士済々ですが、こうした人たちも「深川めし」をかっ込んでいたのかもしれませんね。

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深川駅。地下鉄大江戸線半蔵門線清澄白河の各駅から表へ上がってきて、すぐ南側に広がる清住公園は、一説には紀伊国屋文左衛門屋敷跡だそうです。


やがて時代は明治と変って行きますが、江戸市民たちは維新と呼ぶことを潔しとせず、徳川御瓦解と言っていたと言います。


肉食文化が入ってきて、もちろんそれも受け入れていったんでしょうけれど、伝統的に受け継いできた深川めしも、大事に遺してきたんでしょうね。400年以上続いている食文化。


江戸前東京湾の水質劣化から昭和37年に深川の漁師さんたちは漁業権を放棄してしまって、深川から漁師さんはいなくなったそうです。
そんな歴史を潜り抜けながら「深川めし」は昭和14年宮内庁選出日本五大名飯に選ばれます。
地元の人たちは、こりゃあ守っていかねえとな。ってことで今に残っているということなんでしょう。

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さらに時代が進むに連れて「深川めし」も変化していったようで、初期のすまし汁から、しょう油や味噌味になって、さらに独特の味噌を工夫したりなどして日本五大名飯の名を揺るぎないものにしているようです。


ここまでで、アレ? と思っている人も少なくないと思います。


そうですよね。今現在、例えば清澄白河辺りで「深川めし」というと、ほとんどの場合、汁ごはんではなく、あさりの炊き込みご飯ですよね。

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今は主流となっている炊き込みご飯の「深川めし」は、明治になってからのものなんだそうです。
もちろん今でも“ぶっかけ”といって汁ごはんの「深川めし」もありますよ。


有名店もありますが、普通のそば屋さんメニューにもあったりします。
グルメとして知られた、あの池波正太郎氏も「深川めし」が大好きだったそうです。


実はですね、何度か食べたことのある「深川めし」なんですが、炊き込みご飯の方は経験していないんですねえ。いつもぶっかけの方です。
モンクなくンまいですよ。ぶっかけ深川めし


ぷりっぷりのあさりとシャキシャキのネギがたっぷりですし、生姜が効いているんですね。
あさりとネギって、不思議に相性イイです。

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しょう油味も味噌味も、各お店独自ですから、いろいろ巡ってみるのも楽しくンまいと思います。


気取らない江戸の味わい。いや、江戸時代、知りませんけれどね。


名古屋のアサリ丼もンまいですが、名古屋のアサリ、デッカイです。食べたことあります? ビックリするほどデカイですよね。


深川めし」のあさりは、誰にでもなじみのあるアレです。普通のあさり。
なんとなくですが、名古屋のはカタカナのアサリ。深川のはひらがなのあさり、という捉え方をしておりますです。はい。


コロナが落ちついたら、炊き込みの深川めしもいってみようと思います。

深川めしの身体に旨い満足度>

あさりはよく知られている貝ですよね。味噌汁に入れられることが多いでしょうか。
特に注目している食材ではないかもしれませんが、ただンまいばかりじゃなくって、ミネラルたっぷりなんですね。


タウリン、カルシウム、カリウム亜鉛、鉄分。
肝機能助けて、代謝を促進してくれ、比較的摂りにくい亜鉛もうれしい食べものなんです。


さらに、ビタミンB12の含有量は貝類の中でNo.1だそうで、貧血、神経痛に効果があって、疲労回復も期待出来るんだそうです。


全体として、アルコール障害の改善、血液サラサラ効果が期待できそうです。


酒呑みにウレシイごはんです。深川めし

 

 

深川めしの心に旨い満足度>

ホントはね、深川に限らず、下町へ出かけて行って食べるのがンまいですけどね。コロナ禍の中ではナカナカ、気軽に外食というわけにもいきませんですね。


家でもわりに簡単にできちゃうメニューです。
でもまあ、あれです。味付け。
何回かやらないと、満足できるレベルに達しないかもですね。
江戸情緒に想いを馳せて、気取らずに食べると、感慨深くさえ感じる一食になるのでは。

 

深川めしの酒のアテ満足度>

これですねえ、店でだと味わえないんですけどねえ、イイのがあるんですよ。酒のアテ。


作り方は簡単。
ぶっかけ式の深川めしのアタマをそのままに作ります。


あさりは、一回煮立ったら取り出しておいたほうが、硬くならずにイイですよ。
で、汁はそもそも濃いめ少なめに作っておいて、イイ感じに煮詰まったら、あさりをもどして溶き玉子でとじます。
ネギのほかに、にんじん、ごぼうとか入れてもンまいです。


日本酒とか、合いますよオ。

 

深川めしの酒の〆満足度>

深川辺りでは、これが普通です。
呑んで、まあ、あっさりしたものをアテにして、また呑んで。
で、〆はこれです。深川めし


あ、今、気が付きました。いつもこうしているから、汁ごはんの深川めししか食べたことなかったのかも。


でも、炊き込みの深川めしだって、イイんじゃないでしょうか。
満足まんぞく。

 

深川めしの あさりごはんとしてのランキング>

あさりは日本中、いろんなところで獲れますよね、きっと。たぶん。
深川以外では名古屋のアサリ丼を食べたことありますが、他にもありそうな気がします。


うちの方にはこんなあさりごはん、あるよ。


というネタをお持ちの方、ぜひ、自慢話を教えてくださいませ~。
ランキングとか作ってみたいです。


宮内庁選出日本五大名飯深川めしは何位にランキングされるか、とか。


でも、宮内庁選出日本五大名飯って、ぜんぜん知名度がないような気もします。どうでしょうか。知ってました?

 

宮内庁選出日本五大名飯

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