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【北海道宇宙ビジネス】2040年の世界に開かれた北海道(HOKKAIDO)

< 目標! 北海道を航空宇宙分野の国内随一の研究・実験拠点とすること >

「でっかいどお。北海道」って全日本空輸が大々的にコマーシャルを打っていたのは1977年。
ま、それからもかなり長く人口に膾炙していたキャッチコピーですから、知っている人も少なくないですよね。


「まだ滑れる北海道 もう泳げる沖縄」っていうのもあったような気がします。


コロナ禍でも、いろいろ緩和しないと立ちいかないですよってことで、全国旅行支援事業として「HOKKAIDO LOVE!割」なんていうのもやってます。
北海道はインバウンドとしてもかなり期待の大きい観光地ですしね。


そんな北海道日高地域の大樹町(たいきちょう)は「北海道に、宇宙版シリコンバレーをつくる」ってことで「北海道スペースポート(HOSPO)」の運用を2021年からスタートさせています。

 

 

 


1950年代をピークにして人口減少が続いている大樹町ですが、酪農と漁業の町から宇宙開発の町へと主幹産業を替えようとしているんですね。
人口減少っていうのは日本全体の問題ですし、大樹町に限らず、これまでのその土地の生産事業の継続っていうのが、少子高齢化にともなって難しくなってきているのが現状らしいですからね。


宇宙産業っていうのは町の継続っていうレベルじゃなくって、新しい日本の基幹産業としての期待も大きい分野なんですよね。
「北海道スペースポート(HOSPO)」がうまくいかないと日本はますます低迷して行っちゃいそうですし、大樹町は今、日本で最も注目を集めている町なんじゃないでしょうか。


大樹町っていう名前は、旧三井生命保険の「大樹(たいじゅ)生命保険」の本社があるとか、そういうことじゃなくって、アイヌ語の「タイキウシイ」から来ているらしくって、大樹町の場所には縄文時代から人が暮らしていた歴史のある町なんだそうです。


「タイキウシイ」っていうアイヌ語は「タイキ」「ウシ」「イ」で、「ノミ」「多い」「ところ」っていう意味なんだそうですよ。


ノミ? って思っちゃいますけど、町を流れている歴舟川(れきふねがわ)の河原には、昔、ノミがたくさんいたらしいんです。それで「ノミがたくさんいるところ」「タイキウシイ」なんで、1822年に松前藩領になったときに大樹村、1951年の町制施行で大樹町になった経緯みたいです。


大樹っていう字面はなかなかイイ感じに思えます。
宇宙と対峙する町の名前として、なんかカッコイイじゃないですか。
デッカク生きている、樹。


北海道大樹町っていう名前を、そういえば聞いたことあるなあ、っていう人もけっこういると思うんですけど、私が最初に聞いたのは、あれです、ホリエモンが関係している会社「インターステラテクノロジズ」が大樹町からロケットの打ち上げをしました、っていうニュースでした。2011年のことでしたね。


失敗を繰り返しながらも、日本で民間ロケットが初めて宇宙空間へ到達したのは2019年のことでした。
大樹町から打ち上げられた「MOMO3号機」


1私企業が10年もかからずに宇宙空間へロケットを飛ばすことに成功するなんて、なかなかヤルじゃんね、って思います。


最初の2011年のロケットは「はるいちばん」っていう名前で、無誘導で高度500メートルに到達。成功しましたっていうニュースで、ホリエモン、今度は何をしようとしているんでしょうか? ぐらいの関心度でした。
だって、高度500メートルですからね。ロケットなん?


それから、「なつまつり」「ゆきあかり」「いちご」っていう、なんなのそのネーミングセンスっていうロケットの打ち上げ実験を重ねていて、2013年「ひなまつり」が発射台で燃えちゃったってニュースがありました。


ぼんぼりの火が、ってことでもないんでしょうけれど、ん~。やっぱりロケット打ち上げってムツカシイんだねえ、って思ってニュースを見ていました。
JAXAだって、当初は全然飛ばせなかったんですからね。1企業じゃ、ムツカシイよねえ。

 

 

 


でも「インターステラテクノロジズ」めげませんね。同じ2013年に「すずかぜ」を打ち上げて、今度は成功しました。


そして2019年の「MOMO」ってことんいなるんですね。2021年には「MOMO7号機」「MOMO6号機」と続けて成功させています。7号機が先。


インターステラテクノロジズ」は経済産業省製造産業局航空機武器宇宙産業課宇宙産業室(名前、長過ぎ!)から「宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業」を受託しているんですよね。
これからの活躍に期待したいところです。


でもさ、お役人さんたち、名前、もうちょっと考えたらどうですかね。


大樹町のHOSPOには「インターステラテクノロジズ」に限らず多くの企業、ベンチャーが集まって来ているんだそうです。
宇宙ビジネスっていうのが、かなり現実味を帯びてきている21世紀。


衛星もどんどん小型化されてきていて、値段も急速に下がってきている。
それに伴って打ち上げるロケットも小型化が進んでいて、打ち上げ費用面でも従来の10分の1程度になって来ているみたいです。


宇宙ビジネスに参入する「宇宙ベンチャー」なんていう言葉も絵空事じゃないわけですね。

 

 

地方活性っていうひと昔前の政策があって、そのときに整備された中にいくつかのエアポートがありましたけど、あんまりうまくいきませんでした。
21世紀の今はスペースポートです。
ただただ凄いなあって思うばっかりです。宇宙かあ~。


JAXAが「はやぶさ」「はやぶさ2」で勘当させてくれたのはついこの前だったような気がするんですけど、宇宙ビジネスの世界も進歩発展のスピードはかなり速いんでしょうね。


これから大樹町のHOSPOがますます整備されていって、本格的に宇宙ビジネスが動き出すタイミングでは「国から民間へ」っていうパラダイムシフトが起きていくんでしょうかね。


でもまあ、国も宇宙ビジネスの世界での日本のポジションをつかんでおくために、積極的なバックアップは欠かせないところでしょうね。


内閣府「宇宙政策(Space Policy)」っていうのを示していますし、どんどん改善、更新して、世界の中で「宇宙ビジネスの雄」に日本を推し進めていただきたいです。

 

「宇宙基本計画は、宇宙基本法(平成20年法律第43号)第24条に基づいて、我が国の宇宙開発利用に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために策定されるものであり、我が国の宇宙開発利用の最も基礎となる計画として位置づけられています」


っていうんじゃ、ちょっと置いて行かれてないですか。


法律遵守はもちろん大事ですけれど、技術分野のあれこれはどんどん進化しているわけですからね、これまでのスピード感じゃ世界に太刀打ちできませんよ。
お役人さんたちも、しっかり21世紀に見合ったアタマで考えて、行動していただきたいです。

 

 

 


この先しばらくは、2040年の世界に開かれた北海道を目指すっていう「北海道スペースポート(HOSPO)」に注目です。
2040年ってすぐじゃんね!


「でっかいどお。北海道」宇宙はもっとでっかいどお。
大樹町から日本の元気をもらいたいです。

 

 

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