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【プラスティックを食べる例のヤツ】イデオネラ・サカイエンシスってどうなったの?

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2022年3月に入った時点でも、コロナの新規感染者数がなかなか減らないっていう現状で、感染ウイルスの株が何なのかっていうようなことは、専門家にもハッキリとは判っていないらしいですね。
今のところ人類の英知はウイルスの変異スピードに追い付いていないってことなんでしょう。


オミクロンのBA-1っていう株の感染者はそこそこなスピードで減って来ていても、ステルスとか言っちゃってるBA-2株の新規感染者が増えてきているんで、ずっと高止まりしているんじゃないかっていう見方もあるんだそうで、まあ、素人には真相なんて判りゃしないんですけど、ホント、コロナッてヤアねえ、って感じです。

 

 

 


ウイルスってコロナもそうですけど、インフルエンザもウイルスなわけで、まったくもってウイルスってヤツは人類の敵なんですね。


ったく、ウイルスってなんなん?


調べてみますと、なんか不思議なことを知りました。
ウイルスって細菌なんだよねって思っていたんですが、なんと、違うんでしたあ!


ええ~、何がちゃうの~。
細菌は「生物」だけど、ウイルスは「無生物」


ん? 無生物っていったって、どんどん変異とかしちゃって、繁殖してるってことは、生きてるってことじゃないの?
って思ってさらにいろいろ探ってみますと、ウイルスは無生物って断定しているわけじゃない。


生物とは言い切れない、断定できないってことらしいんですね。


はああ、科学者のみなさん、ご苦労様でございます。なんだか、よく分らんですよ。


生物だって言い切れないっていうのは、ウイルスはエネルギー代謝しないからなんだそうです。
つまり、今現在の生物の定義の中に「エネルギー代謝すること」っていう項目があるってことなんでしょうね。


ん~。門外漢には分からん理由です。生きてるって言ってイイんじゃないの?
って思ったらですね、


おっほん! ウイルスは生物とは言い切れませんが、微生物ではあります。


だそうなんで、ふむむ。科学者のみなさん、ますますご苦労様でございます。


人の細胞の大きさは6マイクロメートルから25マイクロメートルなんだそうです。


0.006ミリメートルから0.025ミリメートルってことですね。もう普通に実感できるサイズ感じゃないっていう大きさ。
そりゃそうでしょねえ。人の細胞1個いっこが肉眼で見えているぐらい大きかったら、ちょっとした切り傷で、なんだか大変なことになりそうですもんね。


で、細菌の大きさは1マイクロメートルから5マイクロメートル。
人の細胞よりけっこう小さいです。


そんでヤツら、ウイルスの大きさは0.02マイクロメートルから0.3マイクロメートルだそうで、コロナウイルスの大きさは0.1マイクロメートルだそうです。


全然実感できなような大きさについて考える時には数字って便利ですね。
まあ、なんとなくですけど、大きさの違いが理解できます。


最近、ドラッグストアなんかで普通に売られるようになってきた「ウイルス対策マスク」ですけれども、医療的に認められているのは、0.1マイクロメートルの大きさの粒子を95%以上遮断できるものなんだだそうです。


飛沫の大きさは2マイクロメートルだそうですから、くしゃみなんかから飛び出すコロナウイルスを押さえ込むには充分でしょうし、入って来る分も、まあ防げるってことなんでしょうけれども、息苦しさがハンパナイ感じでしょうかねえ。


商品説明項目の「PFE(微粒子ろ過効率)」っていうのが0.1マイクロメートルの粒子を防げる効率を表しているんで、これが99%以上であればオッケーってことです。


コロナウイルスの話題に紛れて取り上げられることの少なくなっている細菌感染のニュースなんですが、レジオネラ菌サルモネラ菌とかやっかいな細菌っていうのも、やっぱり居座っているんですよね。


コロナウイルスだけじゃなくって、他にもいろんなウイルスが居るし、細菌もたくさん居ます。コンニャローです。
人類、ダイジョブか!? って、なんだか弱気になっちゃう感じもあるんですが、ちょっとね、まあ、少しだけ明るい方向の話を。

 

 

 


SDGsです。プラスティック問題です。イイヤツっぽい細菌。


そです、それがタイトルにあげたイデオネラ・サカイエンシスです。
正式名称「イデオネラ・サカイエンシス201-F6株」


ザックリ言ってしまえば「ペットボトルを食べる細菌」なんですね。


2016年にニュースに取り上げられましたが、覚えてます?


発見そのものがいつのことだったのかハッキリしませんが、かなり前に見つかっているみたいなんですよね。
大阪の堺市のリサイクル工場で採取されたんで、名前に「サカイ」が入っているわけです。


京都工芸繊維大学がイデオネラ・サカイエンシスから、ペットボトルを食べている酵素「PETase(ペットエース)」を分離することに2005年に成功して一気に世界の注目を集めたっていうニュースが取り上げられたのは、2016年。


10年以上経ってますね。


なんでそういう時間経過を必要としてのかっていいますと、「イデオネラ・サカイエンシス201-F6株」って名付けたのが2016年なんで、まず地元、堺の人たちの注目を集めてニュースになったってことだったんだろうって思います。
もちろん、その道の研究者たちの間ではとっくに知られた細菌だったんでしょうけどね。


人工的にプラスティックが合成されたのが1909年で、ペットボトルが作り始められたのが1967年。
なんでもかんでもがペットボトルになったのは1970年代からです。


人類とは縁もゆかりもない細菌、バクテリアが、ペットボトルを食べちゃうようになるまで、短く考えれば50年ちょっとです。

 

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イデオネラ・サカイエンシスがプラスティックと出会ってからの時間。
なんだこれ? って思ってから、これ食べちゃおうって変異するまで50年ってことです。


サイエンスライター達は、なんでだか70年っていう時間で表現していますんで、50年じゃなくって70年っていうのが正しいんだと思うんですけど、そのスタートの年っていうのが調べきれませんでした。
一般にプラスティック製品が流通したのが70年前、1950年代ってことなのかもしれません。


ま、その辺はイイんですけどね。


京都工芸繊維大学の研究者さんがPETaseを取り出して見せて、こんなん、おますねん!
ってやったら、世界の科学者が反応しないわけはなくって、今では世界中で一気に研究されているわけです。


そんなバクテリアがいるんだったら、ゴミ処理場にばらまけばプラごみ問題、一気に解決するんじゃないの? って思いますよね。素人はね。


問題はその分解っていうか、食べるのがオッソイ! ってことらしんですよ。


まあね、目に見える大きさじゃないですからね。ばくばく食欲旺盛だとしても、バクテリアです。


数を増やせばイイじゃん!
ね、そう思いますよね、素人はね。


そんなカンタンにいかんのじゃ! ボケーッ!


ってことなんでしょうね、きっと。


なんせ相手はバクテリアですからね。意思疎通できないんでしょうね、科学者でもね。
2020年にアメリカ、イギリスの研究チームがPETaseを基に、6倍速でペットボトルを食べて分解する酵素を「作った」って発表をしました。


酵素を作っちゃう!
どういうことなんだか分かりませんね、素人にはね。


でも、なんだか凄そうです。プラごみ問題の解決に近づけそうな感じなのかなって思いますね、素人はね。ってシツコイ?

 

 

 


2021年、スウェーデンのチャルマース工科大学がプラスティックゴミの多い地域ほど、プラスティックを食べて分解する酵素の量と種類が多いっていう発表をしました。
種類? ってことは、ほかにもたくさん居るってことなんですね。プラスティックを食べるヤツ。


こんなん、おますねん! っていう発表から急激に研究が進んでいるってことは、希望が持てますよね。


研究者たちの努力もさることながら、バクテリアたちの進化っていうか、環境対応能力って凄いです。
これってコロナ株の変異と同じような仕組みなんでしょうか。知らんけど。


細菌とか、ウイルスにも、ね、いろいろ居るんでございますよ。
地球もなかなか捨てたもんじゃないってことで、はい。


でも、人類もちゃんとね、地球のためにやれることをキチンと考えてやっていかないとイケマセン。


地政学的な争いなんかしている場合じゃないっす!
ミサイル食べちゃう細菌って、いないんでしょうかね???

 

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