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【インターネット】っていう言葉が 今 表現しているものを考える

検索エンジンはブラウザで動いていてブラウザはインターネットに乗っかっているけれど>

日常の会話として
「ネットの調子が悪くてさあ」
とか普通に言いますし、それで充分に通じているのが現状で、誰もそのディテールついて詳細に問い質したりはしませんよね。


インフラとして、当たり前すぎて意識していない存在になってるのかもしれないインターネット。


パーソナルコンピュータ、パソコン、PCが一般に普及し始めたのが1990年頃でしょうか。ものすごく高いものでした。高級品。

 


もちろんインターネットなんてものは存在していません。いや、存在はしていたのかもしれませんが、一般に認知されていたものでは無いです。慶応大学、東京工業大学東京大学がコンピュータを専用回線で繋げているらしい、ということがまさに噂話で聞こえてくるという段階でした。
コンピュータを繋ぐ? っという理解のレベル。世の中全体がそんなもんだったと思います。


会社のホストマシーンと呼ばれたコンピュータが「ダイヤルアップ」で銀行のホストマシーンと繋がって、給与計算だとか、そんなことをやっていました。電話の受話器を専用のアナデジ変換機にかぶせて、ピー、ガラガラゴロゴロって繋ぐってシステム。
懐かしく思い出している人も居るかと思います。しょっちゅう接続に失敗したりしていました。


ホストマシーンを作っていたメーカに行くと「電算室」とかいうプレートの付いた部屋があって、どでかいマシーンが鎮座マシマシていました。その電算室に入るには、なんでだか白衣着用だったメーカさんもありました。ホントなんですよ。デッカイコンピュータには白衣です。博士でも修士でもないのに。


そしてデッカイコンピュータは、どんどんスモールサイジング。通信環境も格段に進歩しました。


今や誰もがスマホ片手にSNSです。


思えば遠くへ来たもんだ、って感じですね。だいたい30年ぐらいの間の出来事ですよ。


ネットとか、インターネットっていう言葉で表現しているものって、例えば、スマホの通信状態だったり、ブログやホームページの表示だったり、ショートメールの遅延のことだったりもします。なんかそういう、通信系のデッカイ概念全体が「ネット」っていう意味だったりして通用しています。


電気、ガス、水道に比べてめちゃくちゃ複雑、分かりにくいインフラです。


インターネットの主要プロトコル、Internet Protocol Version 4 (IPv4) が枯渇しそうだから、 Internet Protocol Version 6 (IPv6) へ変更した方がいいよ。IPv4アドレス空間が32ビットしかないけど、IPv6は128ビットあるからさ。


とかいう話は、ある意味、SNSを楽しむだけ、ブログをやるだけ、の我々にはどうでもいいことではあるわけです。知らなくたってイイですし、知る必要を感じませんもんね。
アニ言ってんだ、コンニャロッ! です。


エンドユーザに技術的な思考をさせないことこそが、真のネットワーク・サービスなんだっていうようなことを言っている人もいますしね。


作る側と使う側の情報格差はどんどん広がる一方ですし、実は作っている側、サービスを提供している側の部署ごとの情報認識がかなり違ってきていたりするのかもしれないです。


そうなってしまうぐらい、ネットの向こう側の世界が大きくなっている。独占禁止法なんて何処吹く風です。

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GoogleAppleFacebookAmazonGAFA(ガーファ)が世界を席巻しているというのは紛れもない事実でしょうけれど、インターネット事業者とか言って一括りにしてイイはずがないです。何もかも未整備な世界。


Googleの設立が1998年9月4日。アメリカ合衆国カリフォルニア州ロスアルトス。


Appleが1976年4月1日。アメリカ合衆国カリフォルニア州ロスアルトス。


Facebookが2004年2月。アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ


Amazonが1994年7月5日。アメリカ合衆国ワシントン州ベルビュー。


いちばん設立の古いAppleは、ビッグブルーと呼ばれた「IBM」に対抗するパーソナルコンピュータメーカとして華々しく登場して来ました。Appleマシンは初号機種から既にネットワーク機能を備えていましたが、70年代はもちろん、80年代を通しても、回線の通信速度がお粗末すぎて、現実的なネットワークにはなりませんでしたね。

 

でもコンセプトとして、その最初からグラフィカル・ユーザ・インタフェイスも実現していましたし、スーパーな会社です。


ヒッピー文化のあだ花、なんて表現をする人もいますけれど、スティーブ・ジョブズはまさにカリスマでしたね。颯爽と登壇してくる姿は飾らず気取らず「技術者」としての魅力に溢れていました。
今のように、メーカーの代表がエンドユーザに直接語りかけるというカンファレンスのスタイルはスティーブ・ジョブズが浸透させたのかもしれませんね。


Apple。いろいろ変遷があって、今ではiPhoneメーカとして絶対的な地位にいるわけですよね。


次に古いのはAmazonですが、設立された1994年には、まだ貧弱ではあってもしっかりインターネットが一般に浸透し始めていました。とはいえ、先を見越してネット物販というジャンルを確立した、コンピュータネットワーク社会の先駆者と言えるのかもしれません。


でもまあ、最初は強引というかアコギというか、そういう宣伝方法を取っていましたね。分母を大きくしなければ何も始まらないという商売戦略。今はみんなコレです。


そして1998年にネットワーク情報アクセスに「検索」という方法を取り入れたのがGoogleAmazonがネットワーク社会が来るだろうことを「想定」していた最初の会社だとすれば、Googleはすでにネットワーク社会が成立してからのスピーディな対応と言えそうです。


ネットワーク全体の情報量は、人間個人の把握能力なんてとっくに凌駕しています。藤井二冠ぐらいしか期待できる人はいませんよ。( ´艸`)


ところでGAFAのうち、名前が、なにそれ? どういう意味? っていうのはGoogleのみですが、Googleって綴り間違いらしいです。むっはっは、です。分からないわけです。


本来は10の100乗っていう意味の「googol(グーゴル)」だったらしいです。それを登録する際に間違えた。
googol is not bad, but googleってところでしょうか。


アメリカ人のスペルミスって、なかなかに有名らしいですけれどね。漢字だって似たようなもんですけれどね。


GAFAの中で一番新しいFacebookとなると、2004年って、すでにインターネットの利用は確立されていますよね。同じようなサービスは他にもあったのに、Facebookがなんでそんなに支持されているのか、サッパリ分かりません。

 


このFacebookあたりからは、すっかり取り残されている感じです。個人的にですね。はい。
もう20年ぐらい前から置いていかれている。ですよ。


遅ればせながらブログを始めちゃいました、という身からしてみますと、もっとも気にかけているGAFAは、どうしてもGoogleになりますね。


押しも押されもせぬ世界最大の「検索エンジン」の会社ですが、それにしてもまだ設立20年をちょっと過ぎたばかりの会社なんですね。


「アナリティクス」やら「サーチコンソール」やらを利用しながら「アドセンス」に参加させていただいておりますが、ことあるごとに調べてみて感じることは、スンゲエ真面目に「商売」している会社だなあってことです。


検索エンジンのシェアは、調査会社によってバラツキがありますが、日本の場合、


PCでは、Googleが80%ほどを占めています。Yahoo!が12%、Bingが7%ほどというのが直近の数字として妥当なところだろうと思います。この3つの検索エンジンで99%ってことになりますし、Yahoo!Googleの検索システムを利用していることを考え合わせればGoogleの圧倒性が分かります。8割っていう数字。凄いですね。


Bingはマイクロソフトのエンジンですが、後発で7%のシェアを獲得したのはなかなか凄いことだと思います。しかも数年の動向を見ると、7%のシェアのほとんどはGoogleから奪い取った形に見えます。


2009年に登場して2010年から日本でも動き始めたBingですが、マイクロソフトの戦略としてWindows10の検索ボックスなんかはBingを利用することになるので、マイクロソフトGoogleという検索エンジンのシェア戦争という商売は熾烈な状況がまだまだ続いていくんでしょうね。


マイクロソフトGAFAと一線を画しているかのようなメディアの扱いって、ちとヘンですよね。


一方、スマホではどうかというと、Googleが75%、Yahoo!が25%。なんとこれで100%です。


スマホでもGoogleが圧倒していますが、これはAndroidでもiOSでもデフォルトの検索エンジンGoogleになっているからだと言えそうです。スマホでの商売はGoogleの完全勝利ってことですね。


でもまあ、商売の行方は神様でもご存じないってぐらいのもんで、Appleは独自の検索エンジンを開発しているらしいですので、このままGoogleの天下が続くかどうかは予断を許さないってことでしょうね。


なので、Googleも常に足元を見ながら真剣に商売を考えていて、いろいろ批判されながらも、利用者の利益、という看板を掲げていきなりのルール変更だとかもやっちゃうんですね。


基本的にはどのブラウザを使っていたとしても、好きに検索エンジンを利用することが出来ますが、何使ってます? ブラウザ。


ブラウザのシェアを見てみますと、


グーグル・クロームが66.6%で圧倒的です。


ファイヤーフォックスが8.4%。


エクスプローラーが7.4%。ふううん、2019年の数値らしいんですが、エクスプローラがまだ動いているっていうのも世界は広いなあって気がしてしまいます。エッジが出てきたのに。


そのエッジが6.7%。


サファリが6.0%。


その他が4.8%。


という数値が発表されています。


ブラウザがクロームで、検索エンジンGoogleっていうのがスタンダードってことになるわけですが、ま、同じ会社ですからね、相性っていうのがあるとは言い切れませんが、安心の選択ということかもしれません。


ただ、検索エンジン以上にブラウザのシェアっていうのは動きますよね。流行りというんでしょうか、乗り換えるときはみんな一斉に乗り換えます。過去のブラウザのことを考えてみますとそう思わざるを得ません。


一般人の我々が使えるブラウザが登場してきたのは1993年の「モザイク」です。文字だけじゃなくって画像も扱えるということで、インターネットそのものの浸透を推し進めた功績も大きいです。
にしても情報閲覧ツールの名前が「モザイク」っていうのは、なんとも皮肉な感じがして面白いです。


1994年には「ネットスケープ」としてニューリリースされて、インターネットといえばネットスケープという時代がありました。


こうした流れを見てマイクロソフトが1995年に発表したブラウザが「エクスプローラ」ですね。
ネットスケープが機能拡張に「失敗」したこともあって、エクスプローラはあっと言う間にインターネットのスタンダードになりました。


マイクロソフトにも頭脳が集まっていますからね。でもまあ、この辺りはヘッドハンティングがああだこうだあったみたいですけれどね。


1996年には「オペラ」が登場してきましたが、これはなんだか、ブラウザのシェアに影響を与えるほどには浸透しませんでしたね。最初から重かったという印象です。


1998年にはネットスケープの生まれ変わり的なブラウザ「ファイヤーフォックス」が登場してきます。これはWANの中での管理しやすさがあって、一部の企業でデフォルトブラウザに指定されていたりしました。


なかなかイイ使い勝手だったと思います。中を調べていくと「モザイク」がしっかり生き残っていたりします。


2003年にはAppleから「サファリ」が発表されてApple製品でのデフォルトになります。


そして2008年に「クローム」が出てきました。圧倒的に軽かったので、一気にシェアを拡大していきました。


2015年に「エッジ」が登場してきて、ブラウザはそれぞれアップデートを重ねながら競争を続けています。


GoogleシンクライアントPC戦略で、おそらく独自のOS開発もしているでしょうし、様々なアプリケーション開発もやっているだろうと思われます。対マイクロソフトですね。


優秀な「商売人」であることは疑いのないところですが、競争は苛烈なんだろうと思います。


検索エンジンの大きな流れとして、最近の「 DuckDuckGo」「StartPage」などの、ユーザープライバシー保護を特徴とするものが支持されつつあるようです。


Googleも、その商売方法を一考せざるを得ないことになるかもしれません。


ただ、プライバシー保護ということで、ログがなくなるわけでもなく、ネットワーク犯罪が複雑巧妙化していく現状にどういう姿勢で臨んでいくのか。一企業の問題ではなく、世界全体で考えなければいけないことなのかもしれません。

 


インターネットの世界には、こうしたシビアな流れがあることは事実ではありますが、一般ユーザとしてかかわる分には、


「ネットの調子が悪くてさあ」


のままでも、イイのかもですね。ん? イイの? かなん???