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【伊勢うどん】対【武蔵野うどん】っていう うどん対決をしてみたいです

< チョット見 似てるけど ぜんぜんチャウんだろうなあ 伊勢うどんは未体験 >

「こしひかり」「あきたこまち」「どまんなか」「ゆめぴりか」だとか、米の品種っていくつか知ってますよね、みんなね。


誰でもそうだと思うんですけど、新しい品種が出たりすると試してみて、我が家はこれだね、とかね、やるんだと思います。
もちろん、一番多いのは、そういう銘柄じゃなくって自主流通米だとか政府米なんだろうと思いますけど、


米はそのまま食べるのが一般的ですから、銘柄っていうのを知るようになるんでしょうね。
旨い方がイイ! っていうのは、もうね、あったりめえよっ! ですよね。

 


ごはんも好きなんですが、麺も好物で、ラーメン、蕎麦、うどん、スパゲッティ、どれも旨いです。


で、蕎麦は蕎麦粉にこだわって手打ちだとか、うるさい人も少なくないですし、蕎麦屋さんだと、どこそこのなんていう名前の蕎麦粉を使ってますよって、案内してあったりしますよね。


たいてい違う土地の違う銘柄のブレンドですね。
店の中で石臼がぐるぐる回っているのって、よく見かけけると思います。


蕎麦粉の銘柄を知らされても、よほどのツウじゃないと、その蕎麦粉に対するこだわりとか無いんじゃないでしょうかね。言われても分かりません。


でも蕎麦以外のラーメン、うどん、スパゲッティに関しては、どこそこの小麦粉を使っていますよ、っていう案内って、まずしてないですよね。お店で。
ウチは100%カナダ産ですよ! とか言われたとしてもピンときません。


まあ、蕎麦粉と一緒で、小麦粉の銘柄を言われてもどんななのかイメージするのって、食べるのが専門の身にとっては難しいです。


なんでこんな話をしているのかって言いますとですね、埼玉県の所沢なんですが、街道を車で通った時に「農林61号」って書いてある幟がハタハタしているのを見たんですね。
で、なんだか聞いたことあるなって思ったんです「農林61号」


なんだかね、何の工夫もない、いかにもお役所仕事っぽい、無愛想な名前です。ノーリン61号。


小麦粉の品種だよねって自然に思ったんですが、これ、なんかおかしいんですよね。
なんで自分が小麦粉の品種の名前を知っているのか。


農業に関わったことなんてありませんし、小麦粉に対するこだわりとか全然ないです。
なんで知っているような気がしたのか、ものすごく不思議な感じ。


その時は「農林61号」っていう名前だけが目に入ったんですが、帰ってから調べてみて、ははあん、これか、っていうのがすぐに分かりました。


「武蔵野うどん」なのでした。


回数は多くないんですが、何回か食べたことがあるんですね。東京の方々に「武蔵野うどん」の店があって、いくつかの店で食べていますので、そのうちのどこかの店で見たんでしょうね。


ウチは「農林61号」を使ってますよっていう説明文。メニューかなんかでね。


覚えているってことは、そんなに遠くない過去に食べているってことなんだろうって思います。


知ってます? 「武蔵野うどん」

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都心の方ではあんまりないんじゃないでしょうかね。
東京の多摩地区と埼玉県の南部辺り。その辺りの地域がメインだと思います。


めっちゃ特徴のあるうどんなんですけど、それが「農林61号」っていう小麦粉で作られてるってことなんでしょう。
まあ純粋に「農林61号」だけで作っているのかどうか分かりませんが、とにかく硬いんです「武蔵野うどん」


何の予備知識もなく、最初に食べた時の一口目は、えっ! って思っちゃうほど硬いんです。


うどんはコシっていうじゃないですか。讃岐うどんなんかはコシがウリですよね。
「武蔵野うどん」はコシっていうレベルじゃなくって、噛んでいるとアゴが疲れるほどの硬さです。


もちろん店によってかなりの違いのあるものなんでしょうけれど、これまで食べた「武蔵野うどん」は全部、薄茶色の極太もりうどん、つけ汁で食べるっていうパターンでした。


ホントにかなり太いんで、一度に箸で持ちあげるのは1本か、せいぜい2本です。重いしね。
硬いよ、っていうものの、旨いんです。


なんかね、くせになるような味わいのうどん。
その味が「農林61号」のなせる業なのかどうか知る由もありませんが、なんかね、満足感ありますよ。


どの店でも、つけ汁には豚バラが入ってますね。
農林水産省の「日本全国の麺文化をご紹介! 武蔵野うどん[東京都・埼玉県]」によりますと、武蔵野地域ではその昔「うどんが打てなきゃ嫁に行けない」って言われていたそうなんですね。

 

でもなんかですね、東京でうどんっていうのが、ん? って思っちゃうところがありますよ。
嫁に行けないって言われるほど当たり前に食べられていたんですかねえ。


武蔵野地域のイメージとして強いのは「深大寺蕎麦」だったりするんですが、「武蔵野うどん」っていうのもあるんですねえ。

 


にしても、ホントに昔からあったのかなあっていう感じは消えないですね。
でも、小麦栽培が盛んな地域だったっていうのは確かみたいです。武蔵野地域。


吉祥寺で知られている東京都武蔵野市は、しばらく途絶えていた小麦栽培を復活させて「武蔵野地粉うどん」っていうのを売り出しているらしいんですけど、農地がね、限られているでしょうからね。
吉祥寺に農地ってあるんでしょうか。まあ、駅の周辺しか知りませんけどね。


地粉っていうのは「農林61号」がメインなんでしょうね。


「農林61号」のメイン産地は滋賀県らしいです。


たくさん品種のある国産小麦ですが、全品種の中で「農林61号」の生産量は第7位。


圧倒的生産量で第1位なのは北海道産の「きたほなみ」っていう品種みたいですけど、知らんですねえ。
中華麺だとか、お菓子だとかに使われることが多いみたいです。


ちなみに、日本で使われている小麦の90%が輸入。


平均流通量として、国産小麦は82万トンなのに対して輸入小麦は488万トン。


アメリカ、カナダ、オーストラリアからの輸入がほとんどだってことなんですが、中国って小麦を作ってないんですかね。なんか、こんなところも不思議な気がします。
中国ってなんでも作ってるでしょ、って考えるのはアホなんでしょねえ。


輸入してる小麦の中で、うどんにむいているっていうのがあるみたいで、ASW(オーストラリア・スタンダード・ホワイト)っていう小麦が讃岐うどんなんかに多く使われているみたいです。


ま、讃岐うどんには、讃岐うどんのために開発された「さぬきの夢2000」っていうのがあるらしいんですけどね。


うどんもいろいろな種類の小麦粉のブレンドなんでしょうね。


粉もんっていう言い方がありますけど、小麦ってなかなか活発な品種改良、生産改革されている農産品みたいです。
「武蔵野うどん」自体、日本の小麦食文化の伝統が一旦途切れていたモノを復活させたってことなのかもですね。


東京に居ながら、つい最近まで知らなかった硬くて太くて旨い「武蔵野うどん」です。
もちろん知らないご当地うどんなんて、日本中にたくさんあるんだろうって思いますが、太いことは太いんだけど、柔らかくて旨いっていう、武蔵野うどんとは対極の「伊勢うどん」っていうのがあることをラジオで知りました。


伊勢うどん」? 知らんなあ。です。

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その名前の通り、伊勢地域の名物うどんらしいんですね。


この「伊勢うどん」も当然、店によっていろいろの違いがあるんだろうと思いますが、主に使われている小麦粉は「あやひかり」
「あやひかり」は国内生産量で第10位にランキングされています。


「武蔵野うどん」がつけ汁で食べるもりうどんなのに対して「伊勢うどん」は、どんぶりにツユと一緒に盛られるそうなんですが、ツユがちょっとだけっていうのが特徴みたいです。


たぶんおそらく、油そばっぽい食べ方のうどんなんでしょうね。
そのツユはダシ入りのたまり醤油。


そこに太くて柔らかいうどんを盛って、具は特になくって刻みネギぐらいなんだそうですよ。


ザ・シンプル・イズ・ベストってやつですね。オトコマエな伊勢うどんです。知らんけど。


柔らかいっていっても、ふにゃふにゃしているってんじゃなくって、噛むともちもちした食感、らしい。

 


今は家庭でも簡単に食べられるようにって、うどんもツユも専用のものが開発、販売されているようなんですが、そもそもは外食専用の名物うどん。


伊勢は江戸時代から伊勢参りっていうのがブームになっていて、お参りって言いながらの観光名所だったんですよね。
そういう人たち相手に店を出して、いつでもすぐに提供できるように、うどんはずっと茹でっぱなしだったんだそうです。


ずっと茹でっぱなしで、注文されたら、はいよっ、ってすぐに出す。


今でも一部の店ではそうしているってことで、うどんは太くて柔らかい状態。
汁なし素うどんみたいな伊勢うどんは、一気に食べるんで客の回転率も良くって、昔からの伊勢名物。
武蔵野うどんみたいに硬くっちゃ、回転率が悪いってことでしょねえ。


ん~。伊勢参りって行ったことないです。
ので、食べたことないです。伊勢うどん。なんか悔しい。。。


プラスティックみたいなハズレのうどんはかんべん願いたいですが、コシのしっかりした讃岐うどん。噛み応えがクセになる武蔵野うどん。経験済み。旨いです。


そして、もちもちと柔らかいっていう伊勢うどん。ヨサゲですよねえ。食べたことニャーです。
刻みネギの他に、生卵を落としてっていう食べ方も人気なんだそうですよ。


農林水産省の「うちの郷土料理 伊勢うどん 三重県」にも紹介されています。

 

日本全国、いろいろな土地にいろいろな名物うどんがあって、地域振興ってこともあって、もしかすると復活してくる名物うどんっていうのも、まだまだあるかもしれないです。


時間をかけずに食べられる家庭用伊勢うどんっていうのも悪くないですけれど、やっぱりね、ずっと茹でっぱなしだっていう伊勢のうどん屋さんで食べてみたいですねえ。


伊勢はいってみたい日本の1つです。


コロナパンデミックが一日でも早く収束してくれないとねえ、思い立ったらすぐにでも、っていう行動ができませんもんねえ。


ま、うどんは逃げないでしょうけどねえ。ホント、コロナッてヤアねえ。エンガチョ!