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【日本のねこ文化】 にゃんこたちはいつから日本にいるのか

< ねこカフェの窓からねこがじっと外を眺めています >

散歩コースの中に、車の入って来れないせまい裏路地があります。
道の両側がマンションや住宅の背中側になっていて、たまに自転車で通る人とすれ違ったりしますが、ほとんど人と会うことは無い路地です。


そこで、時々、茶トラねこを見かけます。
悠々と歩いていたり、塀に身体を寄せて寝そべっていたりします。


「お~い、ねこ」
って呼びかけると、
「あ~ん?」
って応えます。


最初のうちは、何か食べものでもくれるかなって感じでじっと待っていたりしましたが、こいつは何もくれないなって分かってからは、「あ~ん?」だけですぐに前を向いてゆっくりと歩いて行きます。
でも返事をしてくれるのが、なんだかうれしい気持ちにさせてくれます。


ぐったり塀の傍で寝そべっているときに声をかけると、目を閉じたまま尻尾をパタパタさせて反応します。


けっこう立派な体格をしていますので、近所で飼われているねこなんだろうなあって思います。

 

 

 


ねこ派だから思うことなのかもしれませんが、いぬよりもねこの方が人間とのコミュニケーションがとれているんじゃないかって気がします。
いぬは、いぬ同士の声のコミュニケーションと、人とのコミュニケーションに使う声は同じですが、ねこが「にゃ~」とか「みゃ~」とか「あ~ん?」っていう声を出すのは人に対してだけですね。


つまりねこって、身近にいる生き物の中で人を確実に区分けして認識しているってことです。
って思います。


「お~い、ねこ」っていう呼びかけに対して、自分がねこと呼ばれている生き物であることを理解しているっていうことじゃなくって、なんか声を出して挨拶してるなあって認識したら、「あ~ん?」って人用の声を出して挨拶を返す、っていうことをやっているんじゃないかって思うんですよねえ。


人とねこの付き合いっていうのがいつから始まったのかっていうのは、最近新しい説が出てきましたね。


これまで人とねこの出会いは、古代エジプトリビアヤマネコを家畜化したことが始まりだってされていました。
古代エジプトですから紀元前3000年ぐらいからのことですね。


エジプトで穀物を食べ荒らすネズミの害に困っていたところ、ネズミを好物としているリビアヤマネコが町のなかで狩りをするのを見て、町から追い出すのではなく身近において、一緒に暮らすようになったっていうことだったんです。


新しい説は、ネズミ対策として有益だっていう判断は同じですが、それは1万年前のメソポタミアでのことだろうっていうんですね。


古代エジプトからさらに5000年も前から人とねこは一緒に暮らすようになっていたってことです。


牛や馬、鶏なんかは、自然の中から無理矢理人の暮らしの中に持ってきたんだろうって考えられますが、ねこだけは自分たちの意思で人の暮らしの中に入ってきたって言えるのかもしれません。


2007年の遺伝子研究の成果として、今現在の「いえねこ」とリビアヤマネコは同じ系統だっていうことが発表されました。
ので、メソポタミアで人と出会ったリビアヤマネコは、間違いなく今のねことつながっているんでしょうね。


ですが、つながっていることは事実だとしてもヤマネコですよ。
かなり気性も荒かったんじゃないでしょうか。


それが今のねことほぼ同じようになったっていうのが、初期に言われていた古代エジプトだろうってことなんですね。
ねこの身体の大きさや性格が今とほぼ変わらなくなったってこと。


古代エジプトでは、ねこは神様になっていますよね。「バステト」っていう女神さまです。
ねこのミイラがたくさん作られていたことも知られています。
大事にされていたんですねえ。にゃんこたち。


ってことで、メソポタミアとかエジプトとか、遠いじゃん! ってことなんですけど、日本にねこがやってきたのはいつ頃なんでしょ?

 

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これまでは平安時代の始めの頃に中国からもたらされたって言われていたんですね。


その当時に書かれた書物に「唐猫(からねこ)」っていう表記があるからって理由だったみたいなんですが、2007年に兵庫県姫路市の「見野古墳群」から出た須恵器っていう陶器の破片からねこの足あとが見つかったんですね。


須恵器っていうのは飛鳥時代の陶器なんだそうで、ねこの足あとっていうのが、飛鳥の陶工がデザインとして無理矢理ねこの足をぎゅ~ってやったのか、まだ粘土の段階で工房に入り込んだねこが踏んじゃったものなのか知りようもないですけど、平安時代の前からねこは日本に居たってことになったわけです。

 

 

 


さらに、2011年、長崎県壱岐市の「カラスミ遺跡」からねこの骨が発掘されたんですね。


カラスミ遺跡っていうのは長崎県壱岐が、魏志倭人伝に記されている「一支国」なんじゃないかっていう根拠になっている遺跡なんだそうで、ねこの骨が出てきたのは弥生時代中期、紀元1世紀から3世紀の遺構だそうです。


となりますとですね、弥生時代にはすでに日本にいたんですよ、ねこ。


中国にねこが伝わったのは2000年前ってされているそうなんで、ほぼ同じタイミングで日本にもねこが伝わっているって考えられるんですよね。


まあね、また新たな発見とか研究成果が出てきて、このトピックも過去のものになる日が来るんだろうとは思いますけどね。
もっとかなり前からいたんじゃないの? って言う気もしますよ。気がするだけですけどね。


1万年前のメソポタミアからだと8000年、5000年前のエジプトからだって東アジアにねこが伝わってくるまで3000年もかかりますかね。


日本人が文字を持つずっと前から「あ~ん?」って言ってたねこがいたんじゃないでしょうか。
どうよ? 「あ~ん?」


平成の辺りから空前のねこブームなんてことが言われていますけれど、招き猫の例もありますし、日本人は昔からねこと付かず離れず暮らしてきたんだろうと思いますね。


日本のねこグッズって、海外の人たちに人気なんだそうで、招き猫は「ラッキーキャット」って呼ばれているんだそうです。
まあ、ねこ好きの国民性は否定できないものがありますよね。


虐待だとか、飼育放棄だとかヤアなニュースもありますけれど、国としても一応、対策は考えているようです。
「地域ねこ」っていうやつですね。
環境省が「引き取り数削減に向けたその他の取り組み」っていう情報を公開しています。

 

ま、それはそれとして、日本旅行に来る海外の人たちにとっての人気スポットに日本の「ねこの島」っていうのがあります。


有名どころをあげてみますと、


宮城県石巻市の「田代島」元祖ねこの島って言われている小さな島です。


神奈川県藤沢市の「江の島」そうです、サザンの地元、湘南の江の島です。ねこが増えてきたのは1980年ごろからなんだそうで、観光客がたくさん来るところですからね、食べものに困らないってことなんでしょう。


神奈川県三浦市の「城ヶ島」こちらも歌のテーマにもなっている有名どころですね。島の釣り場付近と城ヶ島公園だけに生息していて、地域住民との棲み分けが出来ている感じらしいです。


滋賀県近江八幡市、琵琶湖の中の「沖島」港に帰って来る漁船にねこが集まるらしいです。


岡山県笠岡諸島の中の「真鍋島」島のどこにでも出没しているみたいです。


山口県熊毛郡の「祝島」ここもやっぱり港付近に集まるみたいですね。


香川県高松市の「男木島」なんかね、ねこなのに群れて暮らしているらしいです。いや、群れているんじゃなくって、単に個体数が多くて密度が高くなっているだけ、なのかもですけど。


香川県仲多度郡の「佐柳島(さなぎしま)」島に上陸すれば、おわあ、ねこ、いっぱいって感じらしいですねえ。


愛媛県大洲市の「青島」桟橋には常にいるみたいです。ねこ、エサ場っていうスペースがありますよ。


福岡県新宮町の「相島(あいのしま)」海外にも紹介されているねこの島です。ネットでも有名になって、ちょっと、ねこ多過ぎっていう感じになっているらしいです。
訪れた海外の人たちは日本のねこ文化を感じて、ニッコリ帰るそうです。


福岡県北九州市の「藍島(あいのしま)」字は違いますけど相島と全く同じ読み。ねこがワイワイしている。


福岡県宗像市の「地島(じのしま)」福岡県、ねこ島、このほかにもいくつかあって、ねこだらけ?


沖縄県南城市の「奥武島(おうじま)」島の天ぷら屋さん近くにたむろしているらしいです。むふふです。グルメなにゃんこたち。

 

 

 


ねこカフェっていうのが急に増えて、ん~、ねこにストレスはかかっていないのかなって、ちょっと思います。


1998年に台湾台北市にオープンした「猫花園」っていうのが世界初らしいですね。
4半世紀の歴史ってことになるわけですが、日本では2004年、大阪、北区に出来た「猫の時間」が最初。
大阪って風俗の取り込みが速い土地ですよね。さすがです。


東京にはネコミミカフェっていうのがあったりしますけど、これはねこカフェとは関係ないのかな?


「あ~ん?」はいはい。

 

 

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