< ところで 歓楽ってなんでしたっけねえ >
はい、分かっておりますです。
緊急事態宣言が解除されたってだけで、コロナが明けたわけじゃありませんですね。
2021年秋の段階で新規感染者、重傷者が減ってきているとはいえ、まだ行動規制が必要だろうってことは自明の理。
「リバウンド防止期間」だそうでして、カタカナ使えてゆりちゃんも満足そうです。
でもまあ、2022年には早い段階で治療薬も出てくるでしょうし、国産ワクチン、国産飲み薬だとかも実現してくれるでしょう。待ち遠しいところです。
要は、早いトコ、外で賑やかに呑みたいなあって、思うわけであります。
緊急事態宣言、まん延防止等重点措置がどんどん解除されて、規制が緩やかになっていきますと、飲食店に対する自粛協力金の支払いが終わっていくんでしょうから、これまで休業していた店舗も、特に小規模店舗ですね、営業再開ってことになって、夜の明るさが戻ってくることになりますよね。
それを心待ちにしている人って、かなり多いだろうと思いますね。
日本全国、酒呑みはたくさんいます。酒を呑まない人だって、そういう場が好きだっていう人は少なくないですもんね。
メディアで、どうやら宣言解除になるらしいよって言い始めてすぐ、街に酒屋さんの車が目立つようになりました。ほんとすぐですよ。
新規感染、減って来ましたねえ。そうですねえ、一気にですねえ。これで解除になるんでしょうかね。そりゃそうでしょ、そうなるでしょ。っていう声が聞こえ始めた次の日には、卸し酒屋のトラック、バンがどっと繰り出してきました。
分かるわけですよ。あ、あの店だなってね。
前にはよく見ていた車ですし、ビールケースを山積みしてグリーンのシートを被せて、タイヤを沈ませて走る2トン車。
久しぶりだねえ。積み過ぎっぽいけど、頑張れよオ!
商業活動の再開が目に見えているって感じがします。
配達している人も、受け取る店の人も、たぶんニコニコしているでしょうね。少なくとも1週間ぐらいはニコニコで仕事が出来るんじゃないでしょうか。
イイことですよね。
ただね、気になるのは、商店街の飲食店って休業しているところが多かったんですが、それが一時休業なのか、閉業なのか、外から見て判然としないことなんですね。
いろんなところの飲食店が通常営業に戻ったタイミングで、例えば商店街の光景がガラッと変わっている可能性もあるんじゃなかろうかって、一抹の不安みたいなものがあります。
繁華街、歓楽街って、日本全国たくさんあって、コロナで息をひそめて明けるのを待っている状態なんだろうって思うんですが、待ちくたびれてやめちゃってる店も少なくないって聞きますしね。
実際のところどうなんでしょ。
シャッターに張ってある休業のお知らせが、7月31日まで休みますってままの店もあったりします。
度重なる宣言の延長で書き換えるのが面倒になって7月31日のままにしてあるのか、それとも、再延長の決定で心が折れてしまった結果なのか。分かりませんからねえ。
繁華街、歓楽街に勢いが戻ってくれば、閉まった店も再開するんでしょうけれど、それまでの賑わいを支えていた店の人が戻って来るとは限りません。
新しい店が入ったとしても、うまくはまればイイんですけど、失敗、残念ってこともありますからねえ。
経済活動が落ち着くまでって、少し時間がかかるかもですよねえ。
ま、素人が繁華街、歓楽街の心配することもないんですけれどね。
賑やかなトコは賑やかにやってもらった方が、そこへ行かないにしても、回りまわっていろいろ楽しく呑めるって気がします。
「日本三大歓楽街」っていうのがあって、ま、定番としてあげられる街は決まっているみたいですけど、これには異論反論ブンブンらしいです。
やっぱりね、自分のお気に入りの街っていうのがありますよね。
個人的に言いますと、四谷の「しんみち通り」なんですけれど、ここなんか、まず日本三大には入りませんでしょうしね。そういう個人押しは誰にもあるんだろうとは思いますが、一応の定番を、
日本三大歓楽街、ひと~つ。東京都新宿区歌舞伎町。
ま、ここには異論も反論も出そうにないですよね。誰でも認める日本三大でしょう。日本最大って言われてますからね。
眠らない街、不夜城っていうのはこの歌舞伎町のことです。
1945年の東京大空襲。一面焼け野原になった新宿のこの一帯に復興事業の一環として歌舞伎演舞場の建設が計画されて、歌舞伎町っていう名前になった街だそうです。
歌舞伎演舞場は現在の歌舞伎町1丁目辺りに作られる予定だったんですが、財政の問題で実現しなくって、その代わりに建設されたのが「新宿コマ劇場」
新宿コマって呼ばれて親しまれたんですが2008年に取り壊されましたね。
今はシネコン、TOHOシネマズ新宿になっています。
しばらく前から歌舞伎町は日本人率の低い街になりました。
コロナ禍で人口編成にも変化があったでしょうけれども、ゆりちゃんとかに、夜の街ヨルのマチってイジメられたのが歌舞伎町でしたね。
ま、ホントに事件もいろいろある街です。「欲望の迷宮都市」とか、あまり嬉しくない呼び方もあったりしますからね。
新宿区役所を挟んで、すぐ隣がゴールデン街。
ヘンな気を起こさなければ、楽しく遊べる街です。健全に復活して欲しいですね。
日本三大歓楽街、ひと~つ。北海道札幌市中央区すすきの。
開拓使工事監事の薄井龍之(うすいたつゆき)の「薄」っていう一字から薄野、すすきのっていう名前になったっていう説と、元々茅原、薄原だったっていう説とか、ネーミングにはいくつか説があるみたいです。
すすきのは圧倒的に夜の街として栄えたイメージですが、1980年ごろからキャバレー、高級クラブ、老舗料亭が閉店してしまって往時の勢いが失われつつあったところへ、2005年から内閣官房による都市再生プロジェクトがスタートして安全安心な街づくりに国が乗り出しているんだそうです。
内閣官房って何する部署なんでしょかね。
2020年ごろからはホテル建設ラッシュだそうで、歓楽街っていうよりホテル街って感じになってきているらしいです。
どうなんでしょう、すすきの。コロナ明けに歓楽街としての顔は元気に戻ってくるんでしょうか。
ま、行く機会ってそんなにないんですがね。気にはなります。
ラーメン横丁、また行きたいです。
日本三大歓楽街、ひと~つ。福岡県福岡市博多区中洲。
那珂川と博多川に挟まれた立地なので、中州。そのままのネーミングなんですね。
昔は「なかず」って発音していたらしいんですが、今はほとんどの人が「なかす」って濁らずに発音していますよね。
明治頃から芝居小屋、劇場、映画館が続々と建設されて、文学サロンも出来たりなんかして、文化的に発展した繁華街。
戦後の再開発からは、お色気もふんだんになってきたっていう歴史みたいです。
中洲は中洲に特徴のある食べ物が豊富ですからね、コロナ明けの復活は案外スピーディかもしれませんよね。
さて、どこ行きましょか?
交通費かけて、宿泊費かけて。
ってね、結局行くところは、ご近所の町呑み屋になるんでしょうかねえ。
北海道も九州も、ちゃんと計画立てないと行けないでしょねえ。日本三大ですけどねえ。
って、北海道、東京、福岡以外にも有名な歓楽街っていっぱいあります。
この日本三大に激しく違和感を持つのは、やっぱり関西圏の人でしょう。
ありますからねえ。
新世界と新開地は足を踏み入れたことがありません。ずうっと前からある「新」の世界ってどんなでしょか。
イイですよねえ。コロナ明けには是非行ってみたい街ばっかりです。歓楽街ツアーってやってみたいですけれどねえ。
でもまあ、とりあえずお出かけするのは、四谷しんみち通り、ですかねえ。
みなさんは、まず、どこ行きます?
早く外で気兼ねなく、リバウンドの心配とかしないで、思いっきり呑みたいですよねえ。