ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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【SNSとの付き合い方】ソーシャル・ネットワーク・サービスってなんだっけ?

< 総サル・なんちゃって・さあびす とか言っていた時代もありましたけど >

日本にスマホが登場してきたのは2005年の「W-ZEROS3」っていう機種でした。
これはシャープ、ウィルコムマイクロソフトの共同開発ってことで話題になったですねえ。


2007年にはアップルが「iPhone」を発表して、一気に世界がスマホにシフトしていきましたね。


2008年になると日本でも「iPhone」の発売が始まって、同じころにグーグルの「アンドロイド」も発表されています。


この頃に、ガラパゴスって言われていた日本のガラケー時代は終焉を迎えたって言えるんでしょうね。
そういう時代があったんでございますよ。かつてね。


ものごころ付いた頃には、すでにスマホが身の回りにありましたよっていう「スマホネイティブ」な人たちも、考えてみますと、もう二十歳ぐらいにはなっています。


一方、2008年ごろにはもうすっかり大人でした、っていう人だってたくさんいるわけです。
はい、私、ぱうすも、すっかりオヤジになっておりましたですよ。


それでですね、ガラパゴスって言われようがなんだろうが、日本のガラケーには「iモード」っていう優れたネットワーク機能があったんでした。
覚えてます? 「iモード


もう、ほぼパソコンじゃんねえ、って当時の大人たちはカルチャーショックを受けたもんでした。


いまだにガラケーのままっていう人が少なくないのも、頷ける気がするんですよね。「iモード」から進化する必要って、ある? 高性能カメラ機能なんて要らないっしょ! っていう思いを持っている人、そりゃまあ、いるでしょうね、って感じです。
優れモンでしたからね「iモード

 

 

 


でもね、日本の特徴をそのまま表していたような、日本の中でだけ通じる便利さっていうのが「iモード」だったんですね。優れてはいてもです。
ガラケーを持って海外に出ていくと、え? 海外の携帯電話事情、遅れてる~、なんて声もありましたからね。


ところがインターネットのプロトコルも進化していきますし、ハードウェアとしての携帯電話自体も回路構成から何から、言ってみればその時点のパソコン機能を凌駕するようなインターフェイススマホによって実現されたっていうのが、魅力的なニュースとしてガラパゴス日本へやって来たわけですね。


この意味だけ考えてみても、「iモード」ならぬ「iPhone」は、まさに21世紀の「黒船」だったって言えるんじゃないでしょうか。


世の趨勢、なんて表現する時の「世」っていうのが、日本っていう意味じゃなくなって「世界」になったことを未だに実感できていない「iモード世代」とは違って、「スマホネイティブ」な人たちはガラパゴスなんて知りゃしないです。


SNSなんて世界をあっさり渡って行っちゃうんですよね。


iモード世代」しかもガラケー自体にしっかり付いていけていたかどうかもアヤシイ連中(ワシじゃ!)にしてみますと、「ミクシー」あたりから、はあっ? ってな感じになりましたですよ。


「ミクシー」は健在なようですけれど、めっちゃいろんなSNSっていうのが現れては栄枯盛衰、あ、もうそれ古いから、とかね、そんな無責任なもんなんかって思いながらも、取り残されたかなあって感じです。


でもまあ、不思議に、別にイっかって気持ちもあるんですよね。
なんでわざわざネットワークのなかでコミュニケーションせなあかんねん! っていう感覚。


このタイミングあたりから、突っ込みはエセ関西弁になったような気もします。関係ないですけどね。
相手を一方的に非難するんじゃなくって、こっち側の否定的感情を表す手段、っていう意識が、どこか無意識的に働いているのかもです。知らんけど。


SNSを「総サル・なんちゃって・さあびす」なんて言っていたのはこの頃です。
SNSなんてやってたら、み~んなサルになっちゃうぞ!
ってなことを言っていると、サルに怒られるかもですけどね。

 

 

 


で、流行り廃りを乗り越えて、今現在のSNS生き残りは「フェイスブック」「ツイッター」「ライン」「インスタグラム」「ユーチューブ」「ティックトック」あたりらしいですね。メインはね。
日本発のものはないですね。そういう世界みたいです。


はてなブログ」入ってないじゃん! ってことではあるんですが、ブログは、どんなブログであってもSNSにはカテゴライズしないみたいです。


まあね、こういう分類にはいろんな考え方がありまして、ブログだってホームページだって、みんなSNSじゃん、っていう考え方もあるんですけど、ブログはSNSには入れませんっていうのが主流みたいです。


SNSっていうのは「Web上で社会的ネットワークを構築可能にするサービス」っていうふうに定義できるでしょうから、ブログがその定義から外れているとは言えないですよね。


ただ、運用の仕方として、ブログは「ストック型メディア」SNSは「フロー型メディア」ってことで区分けしているみたいです。


ね、この辺にもね、チョットだけですけど抵抗感ありますよ。
何を表現するにしても、全てカタカナ。つまり英語表現です。


スマホネイティブ世代」には違和感ないのかもですけど、って思ったらですね、この前違う話題でわりと深くその世代とSNSサービスの内容をあーだこーだやってみて気付いたことがあるんですよ。


スマホネイティブ世代」はカタカナを、英語を和訳して意味を理解しているんじゃなくって、記号として理解しているってことです。


言葉の意味なんて考えずに、ストックはこういうもの、フローはこういうものっていう、まさにネイティブな理解なんですよ。


iモード世代」はそんなふうにいきませんよ。
ストック型? ストックってなにがストックされていくちゅうんじゃ?
とか、流れていくってどゆことやねん? どこ流れていくねん?
ってな感じで、意味を、言葉の表している内容を「日本語で」理解しようとします。ね、しますよね?


なのでこういうジャンルの話を聞いたり、読んだりしていると、ビビットには反応、理解できない部分がどうしてもあって、情報取得がどんどんズレていって、途中からメンドクサイ! ってことになっちゃう。


ま、あれですよ、例としてストックとフローを出しているわけで、この2つに関しては中学英語レベルでいけるとは思いますけど。


ざっくりと区分けしてしまえば、ブログは書いた記事の全てが、かなり前に書いた記事であっても検索対象になるけれども、SNSは時間が経つとフィードからどんどん消えていくんで、古い記事、つぶやきは検索対象にならない。


SNSはそこに書かれている内容が主に一定のグループに向けて発信された「おしゃべり」であって、記事っていう種類のものじゃないってことですね。刹那的結びつきのためのツール。


で、それがお気軽お手軽に利用されているのかっていうと、さにあらず、っていうのが最近は問題として取り上げられるようになって来ていますね。


アメリカの学生たちの間で取り上げられた問題なんですが、当然のことながらアメリカの学生たちに特有のことじゃないんです。世界中のSNSユーザたち。社会人も含めての問題です。


2011年ごろから取り上げられ始めたワード「フォーモ(FoMO)」


「Fear of Missing Out」の略で、「取り残されることへの恐れ」ってことですね。


日本でも同じだと思うんですけど、SNSって社会基盤っていいますか、参加していて当たり前の環境になってしまっている感じがあるんでしょうね。


参加しているSNSグループ内で発信される情報に常に触れていないと、自分だけが置いて行かれたような気持ちになって怖くなる、っていうのが「フォーモ」ですね。


ネット時代、スマホ時代の現代病。

 

ラインなんかの場合ですと、職場で強制参加を求められることがあったりします。
連絡網ですから、って、昭和か!


そうじゃない場合でも、最初は顔見知り同士から始まるのがライングループなのかもしれません。


でもそのうち、知り合いの知り合い、とかが増えていって、この人誰? っていうようなメンバーも出てくるんでしょうけれど、いつのまにかリアルなコミュニケーションより、そっちのバーチャルなグループの方に帰属意識を持ってしまう、っていう結果なんでしょうかね。


受信したメッセージに対してリアクションするっていうんじゃ物足りなくなって、しょっちゅうスマホをチェックしていないと落ち着かない。


みんな寝てんのかな? んなわけないよね。ってことでやきもきした気持ちになって、精神的にやられてしまう。
トイレに入るときも、お風呂に入るときも手放せない。
病んでますねえ、ってことになっちゃうわけですねえ。


日本だと通り魔事件の犯人がこういう状態だったっていうの、何件もありましたよね。
「フォーモ」からの被害妄想。


こうした「フォーモ」っていう困った現象に対して、2012年に、とあるアメリカのブロガーが記事を書きました。


そこで提唱されたのが「ジョーモ(JoMO)」です。


「Joy Of Missing Out」ってことで、独りになったことを楽しみましょう、ってな感じなんでしょうね。


バーチャルのグループから置いて行かれたっていう状態は、ホントの自分自身に戻れるわけだから、解放されたっていうふうに捉えて、考え込んだりするのは止めましょう。
そだよね、って思います。


やるじゃん、アメリカのブロガー。アニル・ダッシュっていう人だそうです。


SNSにはカテゴライズされないブログなんですが、ネットワークの中で果たしている一定の役割が、ハッキリとあるってことが言えそうです。

 

 

 


ただね、「フォーモ」の問題の根底にあるモノは、世界中どこでも同じだと思うんですけど、その個人の帰属意識アイデンティティそのものって捉えてもイイような意識が、リアルな身の回りに感じられない社会になっているってことなんじゃないでしょうかね。
リアルな世界に魅力が感じられない。


はてなブログ」にお世話になってから1年半を過ぎたところなんですが、ここでコミュニケートしている方々は、どなたも「フォーモ」ってことには陥っていないと思われます。


SNSとブログの最大の違いは「今なにしてる?」的な、問いかけのみの記事っていうのがブログには無さそうだってことでしょうかね。


SNSに分類されていなくたって、ブログは元気で正しいんです。ってことにしておきませう!


当ブログも、居酒屋トークのネタになるような、いろいろ雑多な情報を、可能な限り書き続けて行こうと思っている次第であります。
アニル・ダッシュって人みたいに啓蒙的な記事は書けませんけれど、へええ、ってなって、居酒屋で、あのさ、って話せるベースになれるようなネタを提供していければ嬉しいです。


他力本願の雑記ブログにだって価値はありますよね。たぶんねって思うんですけど、そこはあんまり考えないようにしています。


ブロガーは昔っからサルにはならないです。たぶんね。
ブロガーのみなさん、無理せず楽しくやっていきましょうねえ!

 

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