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【かっぱえびせん】宅呑み缶ビールのアテ ナンバーワン でしょねえ

< ♪やめられない とまらない っていうのは 今なら流行語大賞でしょねえ >

行動規制ってやつで世界中の酒呑みたちを家に閉じ込める結果になったコロナ禍も、新規感染者の数は減らないものの新しい局面を迎えてきたようで、規制緩和の話題がどんどん出始めました。


少しずつ街の居酒屋さんにも客足が戻って来た感じです。
これまで宅呑みしていた男女が久しぶりに顔を合わせて、元気してましたか、とかね、やってますよ。


宅呑みで、凝ったアテを作ったりする人も少なくなかったみたいなんですけど、話を聞いてみますとね、それを長く続けてはいなかったみたいです。


調理の学校を卒業している、っていう人なんかもいらっしゃいましてね、道具は一通りそろっているし、やろうと思えばたいていの料理は出来るんだけど、やっぱりねって笑っています。
材料をそろえるのも手間ですし、そもそも酒のアテにもなるように考えたオカズっていうことになると、バリエーションなんてそんなにないってことらしいです。


で、だんだん面倒になって、ここ1年ぐらいは、ほぼ乾きモノで、あとはコンビニやスーパーのお惣菜。
ま、それで充分ですけどね。

 


酒もワインかビール。そのまま呑めるものにシフトしていって、缶ビールなんかはグラスに注がなくたって、そのままプシュってやってゴクゴクでいいんです。
夕方の一区切り、手早くさっと軽めにため息をつきたいんです、誰でもね。


で、アテとして乾きモノの話になりますとですね、酒呑みから圧倒的な支持を受けているのは「かっぱえびせん」なんですよ。
「ポテトチップス 堅あげ」「じゃがりこ」も人気。
と、ここで、1人が、「それってさあ、全部カルビーじゃんね」


お、そですねえ。カルビーです。
カルビーさん、どですか、コロナ禍で売り上げアップしましたかあ?!


まあね、コロナ禍の中でも、イイ感じで業績を上げている会社もないとですよねえ。


その昔、パブ・スナックブームみたいなのがあって、居酒屋チェーン店が一気に広まる直前ぐらいですかね、そのころには乾きモノを出す店っていうのもけっこうありましたです。

 

クラッシュアイスに突き刺さった「ポッキー」だとか、同じくクラッシュアイスに乗っかった「レーズンバター」だとかが人気でしたけれど、何の愛想もなく出されていたのがポテトチップス、裂きイカ、そして「チョコチップ」「都こんぶ」とかでした。
「都こんぶ」って今もあるんですかね。


不思議に「かっぱえびせん」が出されていた記憶はないんですね。出ていたのかもですけど。


♪やめられない とまらない
カルビー かっぱえびせん
っていうコマーシャルソングが耳に残ってます。


で、今回調べてみたらですね、このコマーシャルソングって1968年からやっているんですね。
めっちゃ歴史です。


そっかあ、「かっぱえびせん」ってそんな昔からあるんですねえ、って思ったら、それどころじゃないんでした。


かっぱえびせん」が発売されたのは1964年。
しかもですね、「かっぱえびせん」はカルビーの「かっぱシリーズ」の最終商品なんだそうです。
「かっぱシリーズ」??? 知らんなあ、です。

 


1955年に発売した「かっぱあられ」っていうのが最初らしいんですね。カルビーってめっちゃ歴史なんでした。


横綱かっぱ」「かっぱの一番槍」だとか、味付けのバリエーションいろいろで続けて来て、シリーズラストが「かっぱえびせん
ま、結局、「かっぱえびせん」売れたーっ! ってことになったんでシリーズのラストってことになったんでしょうね。


にしても、改めて考えてみますと「かっぱ」ってなんなんでしょう。なんで「かっぱ」を商品名にしたんでしょうか。

 

「えびせん」っていうのはスンナリ分かりますよね。エビ入りせんべいですもんね。


かっぱえびせん」に入っているエビは、あかえび、さるえび、きしえび、あまえびなど、って説明があるんですけど、あまえび以外聞いたことないですねえ。さるえびとか知ってました?


アタマからシッポまで殻ごと全部が入っているんだそうですよ。「かっぱえびせん」はカルシウムです。


で、その「かっぱ」なんですが、これにもやっぱり歴史があるんでした。


カルビーの前身は広島県広島市で操業していた「松尾糧食工業所」
それを1949年、戦後4年目に「松尾糧食工業株式会社」として設立した製菓業。
それが1953年ごろから小麦を使ったあられに活路を見出したそうですね。


あられの製造が順調に進んで、大量生産体制が整って、カルシウムの「カル」と、ビタミンB1の「ビー」を組み合わせて「カルビー」って会社にしたのが1955年。
このタイミングで、当時、週刊朝日に連載されていた、清水崑の「かっぱ天国」っていうマンガの人気にあやかろうってことで、カルビーの創業者が清水崑にかけあって「かっぱ」のネーミング使用許可を得た、っていうことみたいです。


それで「かっぱあられ」っていう名前になったわけなんですね。


でも、これ、なんだか不思議な感じもします。
「かっぱ」って一般名詞ですよね。っていうか、マンガ家の許可って、そもそも必要なのかな? って思います。
でもまあ、気持ち良く、許可ももらってるしってことで「かっぱシリーズ」が始まるんですね。


「かっぱ」っていえば、キュウリのイメージで、水分ですからね、あられとかスナック菓子にピッタシ! って感じじゃないですけど、そういうマイナス方向のイメージなんて吹っ飛ばすぐらいの「かっぱ」の人気だったんでしょうね。


かっぱえびせん」にかっぱ、入ってないじゃん!
とかいうクレームもないですもんね。
っていうか、「かっぱ」っていって、えびせんにキュウリが入っていることを求める向きもないでしょうし、いや、かっぱってほら、河童でしょ。とか訳の分からないことを言う人もいないでしょう。
河童とか食べちゃイカンですよ。たぶんね。


ま、漢字表記だと「河童恵美仙」らしいですけどね。

 


「かっぱあられ」に初めてえびが入ったのは、1963年の「かっぱあられ味王将」


なんとそれから1年で「かっぱえびせん」になったってことなんですね。
「かっぱシリーズ」第27弾だそうです。


「♪やめられない とまらない」のコマーシャルで一躍全国区の人気スナックになった「かっぱえびせん


やめられない ⇒ 8められない。とまらない ⇒ 10まらない。ってことでですね、8月10日は「かっぱえびせんの日」だそうですよ。知らんかったです。


バリエーションもいろいろある「かっぱえびせん」です。


定番は赤いパッケージの「かっぱえびせん


かっぱえびせん 塩分35%カット」っていうダイレクトな健康志向ネームのもあります。


「絶品かっぱえびせん 浜御塩とわさび味」なんていうのもあります。


そして定番商品の中には「1才からのかっぱえびせん」っていうのもあるんですね。
8グラムの小袋です。
油を全く使っていない製法で、塩分もカット。カルシウムたっぷりの口どけの良さが特徴だそうです。


北海道限定「かっぱえびせん 山わさび味」


東北、関東、甲信越限定「かっぱえびせん にんにく醤油」


近畿限定「かっぱえびせん 関西だししょうゆ」


中国、四国、九州、沖縄限定「かっぱえびせん 九州しょうゆ」


なんていうラインアップもあります。


そっかあ、北海道だけわさびで、あとはしょう油なんですねえ。


でもですね、酒呑みにとっての必須「えびせんべい」は、2021年に発売された「絶品かっぱえびせん 五島灘の塩と揚げにんにく味」でっす。
「ビール好きの97%が認めた」っていうサブキャッチコピーの商品。


でもこれ、すぐ発売、終わっちゃったんですよね。
セブンにリピートしに行ったらもうありませんでした。
カルビーさん、何考えてんの。これ、定番にしてちょうだいよ。


「1才からのかっぱえびせん」もいいんですけど、大人の酒呑みもだいじにしてちょ!