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【マカロニサラダ】 旨くて高級な自家製レシピ その成功と失敗

<玉子、たまねぎ、ツナ、きゅうり、ハム、人参、カリフラワー 旨さ満載じゃ マカロニサラダ>

マカロニサラダの話なんですが、まずはその前にマヨネーズ、オムレツのことから。


ちょくちょく家呑みを一緒にやらかしてるオヤヂ四人組なんですが、好きな酒はビール、日本酒、焼酎、バーボンとみんなバラバラ。ただ、共通しているのは酒のアテとして、オムレツが大好きなこと。玉子好き。


酒のアテは、乾き物も用意しますが、ローテーションで好きなものを何か一品、場を提供した家の台所で作る。
手慣れた動きでサッサと作るオヤヂもいれば、スマホでレシピを確認しながらオッカナビックリという輩もいます。
出てきたアテは、お、ンまい、というものもありますが、なんだこりゃ、アホかッ、というのもあるわけです。


それぞれに色々とチャレンジしているのでアタリハズレはいたしかたない、という共通認識。でもマズイ時には言います。アホかッ!


ま、仲間内で呑み会やってる人たちって、みんなそんなとこじゃないでしょうか。
そんなこんなで色々出てくる中でダントツ人気ナンバーワン。オムレツの話。

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四人の中でも人気のオムレツは、そうです。エッヘン。私のオムレツであります。


プレーンといいながら、中に入れるのは塩コショウの他にピザ用チーズ、刻みネギ、しょう油、そして多めのマヨネーズなんです。


全卵を丁寧にかき回しながら、調味料を順番に入れていって、全体が「仲良く」混ぜ合わさったら、玉子料理専用のフライパンで焼いて仕上げます。


そうなんですね、生意気にも、玉子料理専用のフライパンを持っておったですよ。その頃はね。
玉子料理専用ったって、例の四角くて深いヤツじゃないですよ。丸くて小ぶりの、全身鉄のヤツをプロに聞いて鍛えたシロモノ。玉子料理にしか使わない。気取ってましたね。


まあ、とにかくですね、
家庭用のコンロはたいして火力が強くありませんので、まず最初にフライパンを中火ぐらいのコンロにかけておきます。


で、玉子を溶いて、さっきの調味料を入れ混ぜます。


混ぜ終わったら強火にします。鍛えていないフライパンであれば煙が出るくらいまで。


アッツアツにしたフライパンに、薄くサラダ油を回し敷いて、かき混ぜ終わった玉子を静かに流し入れます。
油全体にフライパンの熱さが浸透したことを見極めてから流し込むのがコツです。


使い込んだフライパンって油馴染イイじゃないですか。鍛えるのもこのためらしいですね。
フライパンに油が馴染む。
これ、言葉で説明するの、ん~、なかなか難しいんですが、分かりますよね、ねっ。


入れたらすぐさま、短時間に玉子全体に火が通るように木べらで大きくかき混ぜます。


玉子がいくぶん白っぽく、なめらかになったら、火を止めて、斜めにしたフライパンの柄、というかほとんどフライパンを握っている左手あたりをトントンして、クリームイエローのオムレツを完成させます。


焼く前の玉子をかき混ぜるのがオムレツを完成させるのに必要な作業のほとんど、と言えます。


これ、ンまいんです。ホント。
なぜならば、味のアクセントの重要部分を担っているマヨネーズが、このオムレツ専用に作った自家製の特別マヨネーズだから。


で、今度はマヨネーズの話です。


イイんですよ別に。キューピーでも味の素でも、間違いナイですし、しっかりンまいです。

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でも自家製だと、もっと酸味が欲しければ酢。もっとソフトにしたければ卵黄。いろいろアレンジ出来るんですね。


これはですね、オムレツに入れることを前提としたオムレツ専用マヨネーズをば、独自に作ってみようという、もっとンまく、もっとしあわせに、というチャレンジだったんです。


最初からンまい専用マヨネーズができたわけではありません。ゲッ! というときも、はい、ありましたです。
そんな苦い経験を踏まえながら、ンまい、という段階まで来たわけです。


みんなの前には成功したヤツだけを出しましてですね、エッヘンとやっているわけですが、それ以前には、ゲッ! というチャレンジ期間があったんですねえ。誰だってそんな感じなのではないかと、はい。
さて、オムレツ専用のマヨネーズですが、もう一つ工夫があるんでございますよ。


マヨネーズといえば玉子ですよね。オムレツもまた玉子、ですね。


で、紆余曲折があって、結論として決まったのが、マヨネーズの玉子と、オムレツの玉子は別の、それぞれに合った玉子を使うことにしたわけです。


あっさりと暴露しますと、マヨネーズ用の玉子は、アッサリ系にしました。


色々入れてサラダ油でのばしていって仕上げますが、色々入れる調味料の方を活かすために玉子の風味は抑え気味がイイ、という結論になった次第です。


そうです、新鮮でありさえすれば安いものでイイのです。安売り玉子は、当たり前ですが風味が弱いです。


その代わり、オムレツ本体の玉子には卵黄の風味がしっかりした、元気のイイ、生産者の顔写真が付いていたりする、オタカメの高級玉子がイイと思います。


で、マヨネーズ。
食材は嗜好品、好みですから、分量はとにかくやってみて、少しずつ変えていって、自分なりの塩梅をつかむのがイイと思います。


丁寧に卵黄をえり分けます。
元気のイイ玉子を選ぶと、卵黄と白身が別れにくかったりしますが、丁寧に卵黄のみにします。
一度に使う分量しか作りません。
ラップして保存、とかはお勧めしませんです。


ボールに入れた卵黄をサッとかき混ぜてつぶしながら、サラダ油をタラーッ、しながら静かにかき混ぜます。
あまり泡立たないように、かき混ぜながら、卵黄と油が一体化してきたら、ビネガーをチロチロっと加えてながらかき混ぜます。
もちろんビネガーじゃなくたってイイです。普通の酢でイイです。でも、ある時にはビネガーでいきます。


そうしますとね、フッと、カスタードっぽい艶になります。そういう瞬間が来ます。
この辺からは静かじゃなくって、普通にかき混ぜます。


お、充分カスタード、になったら、かき混ぜながらオリーブオイル、ごま油を隠し味としてチロっと加えて、塩、コショウ、マスタードで味を調えて出来上がりです。


どうですか、成功しましたでしょうか。
巧くいくと、そのままバケットにのばして食べてもンまいですよ。艶がイイです。
ごま油が底の方から香ってくれればバッチリです。


こうして作ったマヨネーズが入るわけですから、オムレツのンまさは保証されているようなものなのです。


で、バカの一つ覚え。いつもオムレツばっかりをアテにしてたのですが、他に何か出来ないか。簡単に出来てンまい酒のアテ。
などと虫のイイことをいう奴が出てまいりますね。必然でしょうね。
と、その時、棚に、この前買ったマカロニミックスが残っていたことを思い出したのです。

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マカロニミックス。この前買ったのが初めてで、色とりどり、カタチ様々という、結構な高級品でした。


ただ、特に思い浮かぶマカロニ料理もないのでそのままになっていたものでした。
マカロニですからね、オーソドックスなのはマカロニサラダということになります。


ほんじゃあということで立ち上がりますと、
「ええ~、サラダかよ~」
という声が上がりましたが、
「バカヤロー、ただ食うだけのくせにモンク言うんじゃねえ」
という次第になりまして、ササっとマカロニサラダを作ることになりました。


ミックスマカロニを茹でます。火を使うのはここだけ。
酔っ払いの酒のアテとしては不似合いな、お高いマカロニなんですが、ま、ンまいサラダの先行投資ということで。
全部使い切ってしまいます。その後使う予定もないですしね。


ゆで卵、人参、カリフラワーも別の鍋で準備します。全部一緒に水から茹でます。
茹で上がる間にお得意のマヨネーズを作ります。この日はありました、ワインビネガー。


マヨネーズはササっとできます。


ハムと玉ねぎを切っておきます。ザクザクとね。
マカロニが茹であがったらざるで湯切り、ボールに移して、シーチキン、たまねぎ、きゅうり、ハム、そして別鍋で茹で上がった人参、カリフラワーを入れて、マヨネーズを惜しげなく投入。


大きくガラガラとかき混ぜて、白コショウ、黒コショウを加えながらさらに混ぜます。
で、ここで、ワインビネガーです。
少しね。


さっきからなんだってこんなに、このビネガーにこだわるのかというと、今回の失敗はここにあったからなのです。


ワインビネガー。
モンテゴテロ・カラマンシー、というやつでした。


タッカイです。レジに並んだ時、えっ? と思ったのでしたが、高いのでやめておきます、と言いだす勇気が出ず、買ってきてしまった一品です。


そういう高級な味とか、判るメンツではないのです。もったいないのです。私だって判って買ってきたわけではないのです。同じ穴のムジナ。
ワッハッハ、しかないのです。


で、ボールいっぱいに出来上がった高級ビネガー入りマカロニサラダ。

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大皿に盛って、粒コショウを散らして、切った茹で卵を並べたら完成です。


「お、出来たよ。特性マカロニサラダ」
と、テーブルにボールごと置いて、後々の面倒がないように軽く洗い物を片づけに戻ると、
「おおっ、これ見たことないやつだけど、めっちゃンまいじゃん。はははっ」
などとはしゃいだ声が聞こえてきました。


見たことないってなんだよ。マカロニサラダだよ。充分酔っぱらっているんでしょう。頭の中の思いが口から出てくる言葉とつながってない。ま、よくあることですね。誰でもね。


洗いものを終えてテーブルに戻ってくると、なあんと、ボールの中には一掴みしか残っていなかったのです。高級マカロニサラダ。
ブアカヤロー。


ではあったのですが、まあ、それだけンまかったということで、静かにうなだれたのでありました。


モンテゴテロ・カラマンシー。確かにンまかったです。
マカロニサラダ、成功です。
でも、コストパフォーマンスを考えると、これはもう、大失敗だったといえますね。


そんなにしょっちゅう使うもんじゃないです。モンテゴテロ・カラマンシー
次に使うメニューが回ってきたころには、おそらく賞味期限が切れていることでしょう。


教訓。身の丈に合った生活をするべし。
ブアカヤロー、ふんとにもーッ。

 

<マカロニサラダの身体に旨い満足度>

マヨネーズ、オムレツ、マカロニサラダ。
3つともについて言えますが、食べ過ぎなければ、身体にイイ食べものです。


マカロニサラダには、レタスなどの葉物を合わせると身体に対する旨さが増します。


マヨネーズは、ふわっと系からスッパ系まで、自在に作れるようになると、カッコイイかもです。


もちろん鼻から出そうになるほど食べては、ダメです。適量を。

 

<マカロニサラダの心に旨い満足度>

高級ビネガーなんですが、酢じゃなくっても、廉価なビネガーもけっこうたくさん売ってます。


酢もいろいろ試しましたが、酢よりはビネガーの方が香りがイイ感じです。
食べもののイイ香りは、心を和ませてくれるアロマ効果が望めますね。


でもって、サイフに余裕のある時は、試してみるのもアリだと思いますよ。モンテゴテロ・カラマンシー。値段相応にンまいです。


隠し味なんだけれど、表に出して自慢したくなります。

 

<マカロニサラダの酒のアテ満足度>

オムレツもマカロニサラダも、かなり満足度高いです。
居酒屋メニューにあるヤツとはレベルが違いますね。


マヨネーズは、出来不出来が分かりやすいのですが、一発でンまく出来るというのは難しいかもしれません。
その辺りをコントロールできるようになると、どんなアテにでも合わせられます。


調味料各々のバランスは、思い切ってチャレンジするしか、思い通りの味を作り出す方法はありません。


最後にかき混ぜるのは肩ではなく手首で、というのがうまくいくコツ。


タバスコをパカパカ振りかけるヤツには、飛び蹴りしてやりましょう。

 

<マカロニサラダの酒の〆満足度>

〆にはオムレツをお勧めします。


予めデミグラスソースを作っておいて、作り立てのオムレツに温めたデミグラスをかけて食べれば、満足の〆になります。


デミグラスソースですが、濃いめのソース。中濃かブルドック。それに、しょう油、ケチャップ。ワインか酒と砂糖をちっと加えて混ぜ温めれば出来上がりです。
イイのこれで。なんちゃってデミグラス。ミシュラン、カンケーないから。


プレーンオムレツでばかりでなく、中にキノコを入れたりすれば菌活メニューになりますし、ウィンナーだとか肉類を入れると、腹にどっしりのオムレツになります。


ただね、玉子、たっぷりですから、連日というのはお勧めしません。

 

<オレの アタシの贅沢品 マカロニサラダじゃなくっても>

これはけっこう無理して用意した。とか、そんな調味料とか、具材とか、どんな経験がありますか。


それは苦い想い出になりましたか。それとも、ハッピーな出来事につながりましたか。


贅沢品のエピソード、聞かせてください。


モンテゴテロ・カラマンシー
あれから一回も買っていません。