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【とメシ】満腹を感じるのは 腹か 脳か コロナのストレスで食べ過ぎているわけじゃない人々

< お腹ぽっこりの原因の最たるものが「とメシ」 デブの基 なんですけどねえ >

「とメシ」って、なんやねん。聞いたことないど! っていう向きもおありでしょうが、どちら様にもお馴染の食のことなんでありますよ。


「とメシ」をやらない人でもお腹ポッコリになっちゃってる人だって、そりゃいるんでしょうけれども、それはそれ、一回に食べるボリュームと、食べる脂質のバランスが原因なんじゃないでしょうかね。知らんけど。


そうじゃなくたって、中年以降、いや、早い人は20代半ばぐらいからそうなっているみたいですけど、今、7ヶ月ぐらいですか? って聞かれちゃうようなぽっこりお腹の男っていうのも少なくないですよね。
いや、もちろん、男に限ったことじゃなくって、女にだっていますけど。


なんなんでしょうねえ、中年太りって。

 

 

 


「体育会系クズレ」っていうようなことがあるんじゃないでしょうか、って思うわけでありますよ。


一流のアスリートとして、その道のプロになるレベルの人って、中年になってもちゃんと体形を維持している人が多いですよね。


アスリートとして一流ともなりますと、食事を中心にして、若いころからキッチリ健康管理しているでしょうし、そういう健康的な食事習慣が身に付いているんで、現役を離れてもその習慣を続けているってことなんでしょうね。
ストイックっていうんじゃなくって、それが当たり前の習慣になっているっていう体育会系最高峰の人たち。


でもほら、巷に溢れている「体育会系クズレ」は、そうした科学に裏付けられた健康管理、食事の摂り方なんて指導されたことないんですよね。


そうしたシステム管理の中で生活した経験なんてないでしょ。
たいていの体育会系の人間は野放しに生活してます。食べてます。


体育会系は、なんたって体力です。身体が求めますからね、食事、ガツガツいきますよねえ。
中学生、高校生の頃の食事のボリュームを、ずっと、もう運動しなくなってからも摂り続けちゃいがちです。


でも若い頃は、運動を止めたからってすぐにぷっくり、ぽってりお腹になんてなりゃしません。
まだ身体のどこかが成長過程、ってことなんでしょうかね。消費してくれているんでしょうね。
徐々に、なんですよ、ポッコリしてくるのは。でしょ!


食べるボリュームはそのままで、運動しなくなるわけですから、ポッコリ方面へまっしぐら~。


「体育会系クズレ」が外食する際の食べ方の代表が「とメシ」なんであります。


最もポピュラーな「とメシ」は、ラーメン「と」半チャーハン、でしょねえ。
町中華の代表的なメニューですよね。

 

ラーメン半チャーハン、とか、店によっては、半チャンラーメンなんて言い方もあります。


「と」を隠蔽しています。メニューが2つじゃなくって、1つのフリをして、いるんですねえ。


半チャンなんていう言い方が当たり前になったのは、そんなに昔からの事じゃないですよね。30年、どんなに遡っても40年ぐらいなもんじゃないでしょうか。


「とメシ」の原点は、誰がなんと言おうとラーメンライスでしょねえ。
これはですね、当初、町中華のセットメニューってことじゃなくって、ラーメンだけじゃもの足りないってことで、ごはんを追加していたんですよね。


「体育会系クズレ」とガテン系の働き者たちです。
幻想系の体力勝負の人たちと、実際の体力勝負の人たち。
ま、ラーメンライスを食べていた人たちは、たいてい男の人でしたね。


セットメニューなんてものも、この頃は無かったかもしれないです。
ラーメンライスは、普通のラーメンと、普通のライスです。
ラーメン「と」ライス。


そのうち、普通のボリュームのごはんまでは要らないけど、やっぱりもうちょっと食べたいなあっていう人たちが出てきます。


これはですね、わりに自分の体の具合を認識できている、比較的アンテナのしっかりしている「体育会系クズレ」に多いのかもです。
で、半ライス、っていう注文になります。


町中華の店の中で、誰かが「ラーメン、それと半ライスちょうだい。半ライス」って注文する声を聞きますと、他の「体育会系クズレ」は、あっさり、実に見事にあっさりとひきずられます。
「あ、オレも半ライス」ってことになるわけです。ホントですよ。「こっちも半ライスちょうだい、半ライス」


あくまでも半ライスなんです。ごはん半分だけ。
フルボリュームは食べ過ぎだけど、半分ならオッケーでしょ。
っていう根拠のない事前の言い逃れ。


これって身体が、腹具合が要求しているんじゃなくって、アタマが食べたがっているボリュームなんじゃないのかなあって思うんですよね。


かつての、若い頃の食欲がそのままアタマの中に居座っているんじゃないでしょうか。


ラーメンをちゃんと、普通のボリュームのラーメンを食べているんだから、もうそれ以上要らないでしょ。
いやあ、でも、ちょっと物足りないじゃん。だから、ごはん、普通盛りじゃなくって、半分だけ。半ライス。
でもね、町中華のごはん茶碗って、大きいんです。町中華の半ライスって普通のごはん茶碗に一杯ぐらいのボリュームがあるんですよね。


でも、腹じゃなくってアタマが食べたがっている「体育会系クズレ」っていうのは、意外にたくさんいて、半ライスの魔力には簡単にやられちゃうんですよねえ。


いや、べつに、なんにもスポーツとかやってなくたって、食べ方的に体育会系って人だってね、少なくないですからね。
で、あっというまにラーメン「と」半ライスが町中華のスタンダードメニューになっちゃいます。


「とメシ」が市民権を得た瞬間です。

 

 

 


こうなってきますと、町中華のオヤジも考えますね。


半ライスをプラスしたい「とメシ」族は、たぶんもっといる。
もっとたくさんいるんだけれども、その分値段が上がっちゃうから注文しない「体育会系クズレ」も多いはず。
カレーライスは飲み物、とかぬかしやがってるヤツらも少なくないらしいから、いっちょやったるか。


50円ぐらいライスの値段をおまけして、ラーメン半ライスっていうメニューにしちゃえば、1つのメニューになって「とメシ」の罪悪感も薄らぐだろうし、売り上げアップだぜ!


町中華のオヤジの目論見は見事的中。
来る客くる客、どんどんラーメン半ライスを注文し始めます。
よっしゃあ!


で、またまた町中華のオヤジは腕組みして考えますね。
なにかもうちょっと売り上げを伸ばす方法、みんなが、つい注文しちゃようなメニューはないもんだろうか。
ラーメン「と」プラスアルファ。


そんなのはですね、考えるって程アタマをひねらなくたって、答えは出てきますよ。
町中華でごはんっていえば、チャーハンでしょう。
そうそう、数は多くないけどラーメン「と」チャーハンを食べるヤツだっているよなあ。


で、「とメシ」の罪悪感を感じさせない1つのメニューとして、輝きを持って登場してきたのが半チャンラーメンなんでございますよ。


これね、最初は半チャーハンラーメンセットって言ってたんです。
あるいはラーメン半チャーハンセット。


爆発的にヒットしましたね。


「体育会系クズレ」もガテン系のお兄さんたちも、ランチタイムの注文はたいてい、半チャーハンラーメンセットです。
「と」が「セット」っていうカタカナ英語になっておしゃれに聞こえるようになりました。
ホンモノの体育会系女子もこの流れに乗って来ますよ。


この名前、1つのメニューにしちゃ、ちょっと長いんです。半チャーハンラーメンセット。


そもそも「体育会系クズレ」には面倒くさがりが多いんです。
あんまり長い言葉を口にするのは好みませんよ。
まず、セットがとれますね。
半チャーハンラーメン。


なんか語呂がね、スッキリしない、って思ったのかどうかは分かりませんし、だれかが早口に半チャーハンラーメンって言ったのが、町中華のオヤジには半チャンラーメンに聞こえたのかもしれません。


町中華のオヤジ同士の集まりっていうのがあるのかどうか知りませんけれども、こういうのってホント不思議に、あっという間に広まるんですよね。
どこの町中華でもメニュー表記が、半チャンラーメンになりました。
言いやすいし、通りやすい。


かくして「とメシ」は「と」がとれて「セット」になって、やがてその「セット」もとれて、しっかりメニューに浸透したんであります。


町中華の店側としても、1人当たりの売り上げ単価が上がりますからね、ナイスアイディアなんですよね。


ラーメン「と」餃子も進化します。
ラーメン餃子セット、から、今はラーメン半餃子っていうメニューを出している町中華もあります。


蕎麦屋だって負けてませんね。
いつの間にかセットメニューのオンパレードです。
でも蕎麦屋の場合は半〇〇じゃないですね。


かつ丼セット。そばかうどんか、温かいのか冷たいのか、どっちかがセットになっています。
天丼セット、親子丼セット。
まあ、セット物は丼物も蕎麦もボリュームが少なめな店が多いですけどね。
いつから始めたのか不明な牛丼セット、麻婆丼セットなんていうのもあります。


個人店は町中華蕎麦屋も、独自に工夫して1人あたりの売り上げ単価を上げようとしているわけです。


それにまんまと乗っかっているのが、「体育会系クズレ」お腹ポッコリオヤジ連中。


アタマが満腹にならないんで、コロナのせいじゃなくって、「と」を隠蔽した「とメシ」で、デブまっしぐらなんですけど、たいていの場合、腹だけのデブ、ってことになってしまうんであります。

 

 

 


世のオクサマ方、旦那のアタマの中の思い込み。「とメシ」信仰から目覚めさせてあげてくださいね。


あんたカロリー取り過ぎやねん。ロクに運動しとらんやろ!
「とメシ」あかんで。


いやあ、おっしゃることは正しいんでしょうけれども、止められないとまらない、っていうのが世の中の仕組みってもんでありまして。


なにをぬかしとんねん。


いや、「とメシ」ちゃうねん。半チャンラーメンっていうメニューやねん。1つの料理、単品やないかいな。


ってことでありましてね、世に満腹感のアタマデッカチはなくならないんでありますよ。


まあね、旨いって思って食べられているうちがハナなのよ!
「とメシ」こそが永遠なのよ!


ってことで、わたくしめ、夏場以外はタンメン「と」半チャーハンいってます。


ちょっと遠いトコにある町中華なんですけど、旨いタンメンも希少ですし、旨いチャーハンっていうのも多くはないっていう町中華の現実では、その店のタンメン「と」半チャーハンはサイコーでっす!


でもまあ、月に1回ぐらいにって、がまんがまん。


自分好みの町中華があるっていうシアワセ。
でもまあ「とメシ」は、ほどほどに~。

 

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