< 寒いよ~ ひもじいよ~ ってなると ミトコンドリア活性化で免疫力維持 >
ホンマかいなって感じもしますけど、ホンマらしいですよ。
そもそもの話、人間って、実に不可思議な生き物です。
ま、人間だけが不思議ってことじゃなくって、地球の生き物、全部が不思議なんですけどね。
37兆個、いやいや60兆個ですっていわれている人間の細胞の数ですけれどね、その1個いっこの中に別の生き物がいるんですよね。
いえいえ、マジな話ですよ。
スーパーコンピュータだAIだ、シンギュラリティだって文明を極めたかのように騒いでいますけど、自分の身体の中のことだって、実はよく解っていないっていうのが人類なんですね。
細胞の数だってハッキリとは判っていないんですから。
いや、イイんです。別にそんなこと判っていなくたって生きていけます。ちゃんと生きていますけどね。
人間の、っていいますか、今の人間の形になる前の生物だった時代、25億年ぐらい前のことらしいんですけど、植物性プランクトンの大量発生によって、地球の大気に酸素が大量発生しました。
大気が酸素で満たされてくると、それまで酸素の無い中で生きてきていた生物たち、単細胞生物ですね。大気中に酸素が増えて来て大弱り。
酸素がくっ付いちゃったら酸化して死んじゃいます。
酸化ってそういうことなんですね。サビて死んじゃう。
酸素の大量放出。これが植物繁茂の最大原因で、たぶんおそらく植物の地球制覇計画なんでしょうね。
酸素をどんどん吐き出してやれば、他の生き物はこの地球上で生き残っていけないはず。
生物種の大量絶滅です。
ところが哺乳類なんていう多細胞生物も登場してきて、植物たちの計画は大きく狂ってしまったっていう現状なんでしょうけど、生命の星、地球で、生き残ってきた現世生物たちの戦いっていうのは、無意識化にも進んで来たってことなんでしょうね。
なかなかやりまっせ、植物たち。
植物は今でも空気中の二酸化炭素を吸収して酸素を吐き出して供給し続てくれている。
哺乳類はその酸素を呼吸して二酸化炭素を吐き出している、っていう地球上の生物同士のビッグサイクル。
普段の生活で酸素呼吸のことなんて意識することもないと思いますけど、そゆことなんだそうですよ。
酸素を呼吸しないと生きていけない人類ですが、現在の大気中酸素濃度は20%。
それがほぼ倍になって40%程度になっちゃうと、やっぱり肺が酸化して呼吸できなくなる、つまり生存できなくなるらしいですよ。
酸素が吸着して酸化するっていうことは、多くの地球上生物にとって今でも危険なことなわけです。
かといって20%を大きく下回ることになっちゃうと、今度は酸化はしないけれども、脳だとか、いろいろな器官が動けなくなって、やっぱり生きていけない。
何事もほどほどのバランスってことなんですね。
SDGsでちゃんとしないと、ってことなんでしょねえ。
ってことで、その25億年前、酸素が増えてきちゃって生き残っていけない状態の単細胞生物たちが選択した行動は、直接酸素まみれの大気に触れないで済む地中、海中に潜り込むことです。
そしてもう1つが、他の生き物の中に潜り込むこと。
ゲゲッ! っていう選択行動。
そうした生き残り行動の中には、単純に1つの嫌酸素生物が1つの好酸素生物の中に潜り込むっていうことばっかりじゃなくって、多層的に生命の潜り込み合いがあったのかもしれませんね。
地球上の生命の神秘って、このタイミング辺りから、めっちゃ複雑になっていくんですね。知らんけど。
ロドシュードモナスっていう単細胞生物、細菌ですね。これがいろいろな経緯を潜り抜けて人類の祖先に潜り込んだみたいで、現在まで人類と共生し続けているわけです。
最初から今のようだったのか、長い時間のなか、人間の細胞の中で変化してきたのか解らないみたいですが、細胞小器官っていうふうに分類されている「ミトコンドリア」がそれです。
ロドシュードモナスが進化してミトコンドリア。
ミトコンドリアは独自のDNAを持っている細胞小器官。
その人のDNAとは別個の、独立したミトコンドリアのDNA。
人体の細胞に入り込んでいながら、独自性は維持している、不思議なやつです。
っていいますか、生命ってホント不思議ですよね。
人類はミトコンドリアと共生しているんですよ。意識していませんけどね。
直接地球の大気、酸素に触れないで済むことで生き残りに成功したミトコンドリアなんですけど、共生っていうのはどんな生き物同士の間でも、お互いに利益がないと成り立ちませんよね。
最初はうまく共生できていても、益が無ければ自然に排除されていきますよね、たぶん。
人間とミトコンドリアの共生っていうふうに考え始めると、身体じゅうが痒くなってきますが、実はミトコンドリアがいなければ人類は今日的な活動は出来ないんですね。完全なる共生が成立しているんです。
ミトコンドリアは人間細胞の1つに1個、あるいは1000個以上っていう細胞によってかなりのばらつきを持って存在しているらしいんですが、実は人間の生活行動のエネルギーを供給してくれているのがミトコンドリアなんだそうです。
ミトコンドリアは「アデノシン三リン酸(ATP)」っていう物質を産生します。
このアデノシン三リン酸っていうのが、細胞が活動する時のエネルギーになって、特に免疫活動には欠かせないものだっていうことが分かって来ているらしいんですね。
長引くコロナ禍での生活にとってはずいぶん重要なヤツってことになりますよね。ミトコンドリア。
ちなみに人間の卵子の細胞にも精子の細胞にも、当然ながらミトコンドリアが存在するわけですけれど、なんと受精すると精子のミトコンドリアは廃棄されちゃうらしいんですよね。
可哀想な精子のミトコンドリア。
っていうことなので、ミトコンドリアを調べていけば、母系の繋がりが判るってことになって、以前に発表されたのが、人類の母「ミトコンドリア・イヴ」
アフリカの女性が、かなり多くの現代人たちの母である可能性っていうのがニュースになりました。
まあね、今のところ自分自身の細胞の数さえ解っていない人類ですから、確実なことは言えない段階なんだろうって思いますけど、現在、生きている我々の生活で、加齢だとかいろんな理由でミトコンドリアの数が減って来たり、不活性化ってことになっちゃうと、免疫力が明らかに低下しちゃうらしいんです。
こういうコロナ禍では免疫力って、なるべく頑張って欲しいパワーですよね。
で、どうすればミトコンドリアを活性化させて、アデノシン三リン酸をどんどん産出してもらって、免疫力を維持できるのか。
そういう研究も進んでいるみたいです。
で、今のところ、すぐにやれそうなミトコンドリア活性化活動!
それはですね、「腹7分目」
8分目じゃなくって7分目にしておくこと。
つまりなんとなく腹減ったなあって状態にしておくと、ミトコンドリアが活性化するってことみたいなんですよ。
なんかねえ、そんな殺生な、って感じですけど、そういう研究結果。7分目ですってさ。
あれですかね、ちょっと足りないかなっていうぐらいの腹具合でいると、ミトコンドリアが、あれ? もうちょっとがんばって活動してもらって、細胞に栄養送ってもらわないといけないよね、ってことで活動エネルギーの素、アデノシン三リン酸を一所懸命に産生するってことなんでしょうかね。
それともう1つ、「すこし寒いぐらいで過ごす」
これはミトコンドリアとは直接関係のない研究でも、寒さを感じて生活している方が太らないっていうことが言われたりしていますからね、うまくすればダイエット効果と免疫力活性化っていうことが期待できるのかもしれませんよ。知らんけど。
だって、まだ、研究が始まったばっかりみたいですから。
まあね、腹7分目の状態で、ぶくぶく着ぶくれしないで街を歩いたりなんかしますと、別の原因で危険なことになりそうな気がしないでもないですけどね。
考えようによっては冬こそ免疫力アップ。ミトコンドリア活性化にむいている季節っていえるわけですから、いつもより食事量を抑えて、腹7分目を意識して酒のアテも少なめにオーダーして、アルコールが入ればそんなに厚着をしなくたって耐えられそう、かなあ~。
ミトコンドリア活性化活動とアルコールの関係についての言及は、今のところ見つかりませんでしたけれど、まあねえ、ミトコンドリアがアルコールを好むってことはないんでしょうねえ。
実はあと1つ、ミトコンドリア活性化に良さそうな活動があるんですね。
それは「コエンザイムQ10(キューテン)」
コエンザイムQ10って、なんかどっかで聞いたことがあるような気もしますけど、なんなんでしょ?
コエンザイムQ10を摂ればミトコンドリア活性化、ってことみたいなんですけど、今回はコエンザイムQ10の情報不足ってことで、またの機会にコエンザイムQ10とミトコンドリアについて、もうちょっと調べてみようかと思いますです。
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