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【モビリティ革命】2020年代の今って その真っただ中ですよってことなんですけど

< デジタルの世紀ってやつなんでしょうけど いろんな概念が出て来ては消えていきますねえ >

「MaaS〈マース〉」っていうのがあるんですよ。
ほほう。火星のことですか。
んにゃ、そうでなくてですね、「Mobility as a Service(モビリティ・アズ・ア・サービス)」の略なんです。フィンランドでは2016年から実用化されてましてね、まあ言ってみれば「次世代の交通サービス」ってところでしょうかね。


っとかね、知ってて当然、みたいなことを言われましてもですね、さっぱりですよ。聞いたこともありません。


このところ、っていいますか、もう20年来、こんな感じの世の中になってませんかね。
デジタルリテラシーを共有しましょう。勉強しましょう。ってことなんでしょうけれど、もうね、ヤなこった! ってな感情になっちゃってますよ。


カタカナ英語ばっかりだし、意味を調べると、その説明文の中にさらに分からんカタカナ英語が出て来て、説明になっとらんやろ! っていうのばっかりでしょ。これじゃ新しい概念の話をされても馬耳東風で聞き流しちゃいます。聞いても分かりませんもん。


しかも、ちょっとすると、変わるじゃないですか。

この前言ってたアレはどうなっちゃったの? って言うと、何年前の話をしているんですか、っとか言われちゃって、なんかね、デジタルの先頭を走っている人たちって、もはや無責任レベルになっちゃってませんか。
コンニャロ! って思います。


とか言ってみてもですね、無力ですね。世の中はなんだかわけの分からない方向にどんどん変わっていってる途中で、過渡期ってやつの中に居るんだろうなあ、とは感じております。全然安定していないです。

 

 

 


総務省「次世代の交通 MaaS」っていうのを見ますとですね、

「自動運転やAI、オープンデータ等を掛け合わせ、従来型の交通・移動手段にシェアリングサービスも統合して次世代の交通を生み出す動きが欧州から出てきています。それがMaaS(Mobility-as-a-Service)です」

ってことなんであります。


ん? って思うのは、MaaSっていう言葉を日本語に訳していないんですね。英語のままです。


説明の中でも「欧州から出てきて」って言ってます。


まあ、いつものことですって言われちゃうと、そうなのかなあって感じではありますが、日本国としてイマイチ本腰を入れていないようにも感じられます。


現時点では、SDGsの「ゴール11 住み続けられるまちづくりを」っていう中の「11.2 2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者及び高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大などを通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する」っていうのがそのままMaaSに期待される内容ってことになりそうですね。


日本の交通機関、鉄道、航空機、船舶、自動車は当然ながら各企業によって運用されています。
それらを、地域住民にとって「1つの」移動手段と捉えて、サービスの実現を図るってことなんでしょうから、政治主導で運動していかなければ、実現するのはなかなか難しいように思えます。


各企業はそれぞれ利益確保をしていかなければならないわけですし、利用者の利便性っていうことと、企業の利益っていうのがうまく両立するのかっていうのは、企業同士の努力ってことじゃなくって、政治指導が必要になってくるんじゃないでしょうかね。
MaaSっていうのは商売じゃなくって、制度でしょうからね。

 

 

 


日本の主要産業、自動車業界は今、電気自動車、自動運転車とか、産業としてのパラダイムシフトを成し遂げなければならないタイミングで、このMaaSっていうのは、言ってしまえば「自家用車を使っての移動を減らす」っていうことになりますからね、企業利益の確保ってかなり問題になるんじゃないでしょうか。


フィンランドが提唱して運動が始まったMaaSは「Whim(ウィム)」っていうヘルシンキで2016年から運用されているサービスとして実用されています。


北欧三国って、社会インフラ変革とかを軽々とやってのけるイメージがありますよね。政治がしっかりしている感じです。


利用者は、Whimに組み込まれている電車、バス、タクシー、バイク、自転車を、スマホをかざすだけで利用できるってことで、料金は1回ごとの支払いか、月額約6300円、月額約64000円の料金プランを選ぶっていうシステム。
利用回数によってプランを選ぶんでしょうね。


Whimサービス開始前は鉄道、バスの公共交通が48%、自家用車が40%、自転車が9%だったヘルシンキ交通機関利用状況が、2016年のサービス開始後、公共交通が74%、タクシー利用が5%に増加した一方で、自家用車は20%に減少したんだそうです。


環境問題としてSDGsの「ゴール11 住み続けられるまちづくりを」にマッチした効果が上がっていそうですよね。
ただ、やっぱりねって思うのは、自家用車利用、減ってますよ。


自動車産業を基幹としている日本は、Whimそのものをそのまま当てはめるのは難しいでしょうね。自動車業界のダメージは小さくないでしょう。


でもそれってフィンランドだって同じなんじゃないの? って思ったらですね、日本とはだいぶ産業事情が違うみたいです。
フィンランドって自家用車のメーカーがないんだそうですね。


外国産の自家用車を買って移動するんじゃなくって、公共機関を使えば便利ですよ、っていうことを国として推したかったっていうこともあるでしょうし、排気ガスを減らして、交通事故も減らしましょうって言われれば、フィンランド国民の環境意識としてもWhimを利用しようって気持ちになりそうです。


まあ、その辺りの事情は違っても世界的な趨勢としてMaaSってことなんでしょうから、日本も工夫しながらなんとかしないといけないってことでしょう。

トヨタ自動車も「モビリティカンパニー」宣言とかして、かなりやる気を表明していますもんね。


エライ人たちはいろいろ織り込み済みで取り組んでいるんでしょねえ。なはずですよねえ。


今のところ、どこからどこまでっていう個人の移動に関して、鉄道、バス、タクシー、飛行機、船舶の交通機関を個別に予約、支払いをするんじゃなくって、スマホ1つで、1回で、予約、支払いが出来るようにしましょうってことみたいですけどね。


いろんな交通機関をシームレスにつないで利便性を、ってことなんでしょうけど、都市部はそれでイイとしても、地方ではどうでしょうか。


「ゴール11 住み続けられるまちづくりを」っていうSDGsの目標を考えますと、急ぐべきは地方の方かもしれないですよね。
ま、なんにしても、政府、大企業が変わっていかなければっていう時代が来ているんでしょうね。

 

MaaSっていう概念についても、その実現に向けてくっ付いてくるのは、

「AI(Artificial Intelligence)人工知能

「IoT(Internet of Things)モノのインターネット」

っていう、もうお馴染みになった言葉もありますが、

「IoE(Internet of Everything)すべてのインターネット」

っていう聞きなれない言葉も出てきていますよ。


ひと頃「ユビキタス(Ubiquitous)」っていう言葉がしきりに言われていた時期がありましたけど、IoEっていうのはユビキタスっていうのとは違うんでしょうかねえ。


ん~。なんかですね、MaaS、Mobility as a Serviceとかね、また新しい言葉が出て来たなあって思ったら、ヨーロッパ発ってことで、日本っていろんな方面で世界から置いて行かれている状況なのかもなあって、ちょっとね、暗い気分になっちゃいました。

 

 

 


これから、日本でもいろいろパラダイムシフトの成功例が発表されていくことを期待しておりますが、頭で考える、理解するっていうより、実際に体験すればイイんですよっていう、習うより慣れろの方針で行っている感じの日本って大丈夫なんでしょうか。


ちゃんと考えてんの?
お前も考えろ! はあい、ってとこでしょかねえ。カタカナばっかしじゃんねえ。