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妄想 マイ・ペースの【東京】古い歌を聞いて自分と向き合うノスタルジーの独り呑み その4

< 1974年 昭和49年 歌:マイ・ペース 詞:森田貢 曲:森田貢 >

「歌は世につれ 世は歌につれ」ってやつの4回目であります。


ラジオは、ご承知のように音声メディアですから「歌」をよく流しています。
最近では「ラジオ聞き(らじおぎき)」なんて言い方もしているみたいですけど、リスナーからのリクエストっていうのに応えて「どこそこの、だれだれさんからのリクエストで」っとか言いながら、その時の話やテーマとは全く関連の無い「歌」が流れてきたり、「ではここで、だれだれのなになにを聞いてください」っとか、特に必然性とか関係なく「歌」が聞こえてきますね。


パーソナリティによるところも大きいんでしょうけれど、流れてくる「歌」も脈略はないですね。
そこがラジオのイイところなんだと思います。
いろんな国の、いろんな時代の、いろんなジャンルの「歌」が聞こえてきます。

 

 

 


だいたいの「ラジオ聞き」は、「ながら」で聞いていると思います。何かしながら、耳はラジオを聞くともなしに聞いていますよね。


もちろん、今流行っている「歌」も聞こえてきますけれど、昔流行った「歌」が耳に入って来て、お、この歌イイねって思うことも珍しくありません。


昔、流行った「歌」っていうのは、その昔の時代に生まれていなければ、あるいは「歌」を観賞するような年齢に達していなければ、昔の「歌」は初めて聞く、新しい「歌」ってことになりますよね。


クラシックやオペラっていうジャンルもありますが、ラジオから聞こえて来て、これまでに聞いたことがあってもなくても、ノスタルジー的な気分に浸れるのは、なんといっても「流行歌」でしょうかね。


「歌謡曲」「フォーク」「ロック」だとか、ラジオから聞こえてくる「歌」は時代もジャンルも選びません。
総じて昔の「流行歌」っていうのがイイなあって感じることが多いように思います。


新しい「歌」は、これから「流行歌」にしていこうっていう狙いがあるんでしょうから、結果的にヒットしない「歌」も混じっているのに対して、昔の「流行歌」は、昔、とはいえ、確実にその時代にヒットしたわけで、それを今流せば、結果的に、昔の「歌」の方がイイねえって感じるのも無理からぬところでしょう。


その「歌」が流行った頃の時代、日本がどんな風であったか、まさに「歌は世につれ 世は歌につれ」ってことなんだろうって思いますね。
全然知らない時代だとしても、日本人のDNA的に、なんとなく納得できてしまうような感覚があります。


先日、「フォーク」の時代の流行歌が好きっていう「ラジオ聞き」からのリクエストに応えて、こんな歌が聞こえてきました。
なんか不思議に耳に残って、インパクトがあったんですね。


♪こんな河原の夕暮れ時に


♪呼びだしたりして ごめんごめん


♪笑ってくれよ ウフフとね


♪そんなにふくれちゃ いやだよ


こうして歌詞だけを書き出してみますと、なにょおごちゃごちゃ言うとんねん! って感じもしてくるんですけどね、え、どうですか、こんな青春時代ってどちらさんにもあったんじゃないですか。
「呼びだしたりして」っていう言葉の使い方に、根拠なくですけど、スマホの時代じゃないよねえって感じを覚えます。


んでもって、サビの部分がこういうんです。


♪夕暮れどきは さびしそう


♪とっても独りじゃいられない


昭和の中学生、高校生な感じ。イイっすねえ。
「夕暮れ時はさびしそう」っていう1974年の歌なんでした。

 

歌っているのは「NSP」っていうフォークグループ。
「ニュー・サディスティック・ピンク」っていうんだそうですけど、3人のメンバーはいずれも岩手県一関市出身。
ってことで、この「夕暮れ時はさびしそう」は東北新幹線一ノ関駅発車メロディーになっているんだそうです。


1974年オリコンチャート(懐かしい響き!)は第11位っていうヒット曲なんですね。

 

 

 


にしても1974年って、2022年現在からしてみたら、ほぼ半世紀前ってことになります。
日本がバブルに向かって、何の迷いも疑いもなく、確実な右肩上がりの時代ですね。


内閣総理大臣田中角栄さんです。
日本列島改造の頃なんですね。元気いっぱいな日本。


アルプスの少女ハイジ」の放送がフジテレビ系列で始まった年です。あれですよ、再放送じゃなくって本放送ですよ。
最近、町中華のテレビでハイジが歌ってるをよく見るんですよね。予備校のコマーシャルだったと思いますけど、ハイジ、21世紀になっても活躍しているんですねえ。


永谷園の「あさげ」が発売開始されたのが、この1974年。


朝日新聞の「サザエさん」24年間続いた連載終了。
そっかあって思います。サザエさんって新聞連載マンガだったんですもんねえ。今だとアニメしか知らない人の方が圧倒的に多いでしょうねえ。


セブンイレブン1号店が江東区豊洲に開店。
この時には、市場が築地から移って来るなんて思いもしなかったでしょうねえ。


新宿住友ビル」「KDDIビル」「新宿三井ビル」の高層ビルが相次いでオープンしました。
新宿が副都心として体裁を整えたっていうのが、この1974年なんだって言えそうです。


三井ビル55階のレストランに、意味もなくワインとかを呑みに登ったことがありましたっけねえ。当時のエレベーターってけっこう遅かったような記憶です。今、めっちゃ速いんで、ビックリ!
世の中に取り残されるはずだよなあ、って感じもします。ホント速いですよ! 途中停まらなければ数秒ですよ!


今はね、すぐ近くに都庁のツインタワーも出来ちゃってますからね、


♪夕暮れどきは さびしそう


っていうのとは、ちょっとね、違っている新宿高層ビル街です。


って、ここは1974年当時から、上に登らない限り夕焼けがどうのっていうような場所じゃないかもですけどね。


この1974年に発表されて100万枚のミリオンセラーとなった、フォークソング「東京」っていう歌があります。

 

こちらは秋田県潟上市の同級生3人組「マイ・ペース」


潟上市日本海に面した八郎潟の南側の市で、岩手県一関市とはだいぶ離れていますけれど、東北のフォークグループが2つ、ほぼ同時に大ヒットを飛ばした1974年ってことになりますね。


マイ・ペースは当時名古屋を中心に活動していたそうなんですけど、「東京」のヒットで、拠点は当然のように東京へ移したそうです。


この「東京」っていう歌は、めっちゃロングヒットで、ラジオからは時々流れてきます。
リクエストする人が多いんだろうなあって思います。


BIGINもカバーしてますね。

 

♪東京へはもう何度も行きましたね


♪君の住む美しい都


っていうのがサビの歌詞です。


東京へ通っているのは男の方で、相手の女性は東京で暮らしるんですね。発展、発達、拡張しかない当時の東京で。
ただ、マイ・ペースは秋田県から出て名古屋で活動していたっていうことですから、この歌の男は、どっちにいるんでしょうね。


♪最終電車で君にさよなら


♪いつまた逢えると聞いた君の言葉が


っていうんですからね、秋田新幹線とか、まだ無い1974年。名古屋に居るんでしょうか。

 

 

♪君はいつでもやさしく微笑む


♪だけど心はむなしくなるばかり


♪いつか二人で暮らすことを夢みて


♪今は離れて生きていこう


ってね、なんか微妙な男女関係っていいますか、男のほうに「東京」に対するコンプレックスでもあるんでしょうかね。

 

 

 


♪君に笑ってさよなら言って


♪電車は走る 遠い道を


なんかね、ヘンテコな意地、みたいになってますよ。


♪君の住む町 花の東京


♪君の住む美しい都


こうして歌詞だけをピックアップしてみても、あまり意味はないんでしょうね。歌ですからね。メロディーがあります。その旋律がイイんです。
1974年から世紀をまたいでいるロングヒット「東京」なんですからね。


独り吞みのBGM。思い出せる「昔」のあるオトナであれば、けっこうイイですよ。

 

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