<血糖値を下げるために食べない工夫 ではなくて 食べるという選択>
新型コロナ禍によって、日本だけではなく世界的に生活習慣が変化してしまいました。
アフターコロナになっても完全なコロナ前生活に戻ることはないだろうとも言われています。
でもですね、コロナ前でも我々は生活習慣を度々変化させてきましたよね。
健康ブームに伴った食生活の習慣だとかは、その変化が分かりやすい例になるのではないでしょうか。
その1つ。糖質制限。
ダイエット効果を期待することも含めて、糖質制限習慣はかなり浸透している感じです。
個人レベルで食事内容に気を遣うばかりでなく、糖質制限サービスを提供する店舗も出てきていますね。
例えば牛丼の松屋では、ごはんの代わりに“湯豆腐”がメニューにありますし、糖質制限に対する意識はかなり高いものがあるということが分かります。
2017年、平成29年9月21日に厚生労働省が発表した『平成28年「国民健康・栄養調査」の結果』によりますと、
『糖尿病有病者と糖尿病予備群はいずれも約1,000万人と推計』
だそうです。
つまり合わせて2,000万人の日本人が、すでに糖尿病であるか、糖尿病の可能性が高いという数値になっています。
しかもこの2,000万人という人数は、平成19年以降減ってきている数値だといいますから、けっこう驚きだと思います。
前はもっと居たってことですもんね。
同じ厚生労働省の『労働力人口の推移』2017年、平成29年データの労働力人口が6,556万人ですから、およそ31%の成人が高血糖だということになりますね。
3人に1人弱という割合。
こうなりますと健康ブームだとか関係なく、普段からの糖に対する意識は重要になってきます。
糖尿病は避けたいところ。
でも、玄米だ、湯豆腐だ、カリフラワーライスだとなると、けっこう手間ですし、気分的に面倒な感じもします。
しませんか?
糖質を必要以上には摂りたくないけれど、そのために面倒なことはしたくないなあ、という気持ち。
それに満足感、薄そう。。。
たいていの人はそうなんじゃないかと思うんでありますね。
で、お勧めの一品があります。
ごはんのおかずにヨシ、酒のアテに手間いらずで血糖値改善の救世主。
つぶし長芋であります。
叩き長芋とも言います。
どこの八百屋さんでもスーパーで扱っていますよね。
でもあれです。長芋って、なんだかその形、というか姿ですか? いろいろ違い過ぎるぐらいにパターンがあるような気がしませんか。
私だけでしょうかね?
これとこれ、同じなの?
って思うこと多いです。長芋。
八百屋さんとかスーパーの売り場で、ふううんって固まってしまうこと、あります。
“長芋”“山芋”“ヤマト芋”“イチョウ芋”だとか、同じようなのに名前が違う。
呼び方が違うだけで同じ芋だよね?
確かに色とか形は違っているんですが、それって「芋の個性」の範疇じゃなくって?
と思っていたんでありますが、完全に種類が違うんだそうですね。
土の中でなんだか窮屈に育ってしまって、素直に長く伸びることが出来なくって、イチョウ型になりました。
というんではなくって、そういう形になるのが自然な種類の芋。だったんですねえ。
で、そもそも“山芋”っていう固有の種類は無いんだそうで、便宜的にヌルヌル系の芋全部に対して呼ぶときの名前が“山芋”
へええ、そなんだ。
などと言いながらですね、今回の“つぶし長芋”に関しましては、別になんでもイイんじゃないかと思います。
そです“長芋”じゃなくたってイイです。
“つぶし山芋”でイイです。
単に好みの芋。その時八百屋さんで一番安かったヌルヌル系の芋。でイイんじゃないかと思います。はい。
作ります。
買ってきた芋が長ければ適当な長さに切り分けます。
ずんぐり系の芋であれば、そのままか、適当な大きさに切ります。
一回で全部というのでもイイですし、切り分けた分はまた今度、というのでもオッケーです。
今回食べない分は白い切り口部分をラップして、皮の部分はそのまま、全体を濡れたキッチンペーパーでくるんで冷蔵庫に保管しましょう。
でもまあ、そもそも欲張って大きなヤツを買うんじゃなくって、一回で食べられるぐらいの大きさのを買うのがお勧めです。
というか、一回で全部食べちゃえば何も問題ありません。大きくたって無問題です。
消化がイイので、大量に食べられる種類の芋ですしね。
ま、切ったら、といいますか切らなくてもですが、芋に水道の水を流しかけながら、ピーラーで皮を剥きます。
もちろん包丁でもイイですが、ピーラーの方が簡単です。たいていの100均で買えます。
剥き終わったらキッチンペーパーで“ごしごし”水気を拭き取ります。
で、ビニール袋に突っ込みます。
きれいなヤツね。ビニール袋。
一応食べものを作る工程でありますからね。
でもまあ、特に抗菌とかじゃなくてイイと思いますけれどね。
で、叩きます。
叩きつぶす。ので“つぶし長芋”
すりこ木とか、無ければガラス瓶とか、硬い棒であればなんでもイイです。叩きます。
肉叩きとかも、使えます。
そんなに力を入れて叩かなくても、充分つぶれます。
ま、思い切り叩きたい方は、そうしてください。ストレス発散!
でも芋が飛び出さない程度にね。
下に厚くタオルとか敷いてからね。
どれくらいつぶすのか。
これもお好みでイイと思います。
芋の種類と、どういう食べ方をするかによって、好みが決まってくると思いますから。
で、つぶし終わったら、ビニール袋から器、丼とかにあけます。
ザッツ・イット!
ではあるのですが、実は、ここからがウデの見せどころ。
その時の気分に合わせて何をトッピングするのか。
この時点でつぶした芋にはサッパリしたヤツと、コッテリしたヤツがあります。芋の種類に寄るんでしょうね。
どっちもンまいです。ま、好きずきってところでしょう。
そのまま食べるってのもアリです。
青のり振って、しょう油っていうのもシンプルイズベスト、ではありますしね。
かつお節も合います。
瓶詰のなめたけ。たっぷり乗せたら、なんだか豪勢な感じ。
めんたいこなんか乗せちゃったら、高級品。
めかぶ、おくらとかを包丁で叩いて混ぜ合わせたメニューを“ヌルヌル爆弾”とかいって出している店もあったりします。
ヌルヌル系って身体にイイんだそうで。
何かを乗せるだけじゃなくって、かなり丁寧に、すり鉢なんかでつぶして、玉子を入れて、焼く、なんて食べ方もありますね。
“山芋ピザ”ってメニュー、ありますもんね。
“ヌルヌル爆弾”とか“山芋ピザ”は、普通に調理という手間をかけるメニューですが、それ以外はとくに手間要らずです。
アッというまに出来て、ンまいですし、身体にイイんです。
<つぶし長芋の身体に旨い満足度>
ジアスターゼ、水溶性食物繊維で、消化が良くって腸内環境を整えてくれることはよく知られていますよね。
芋のヌルヌルネバネバって間違いなく身体にイイんですね。
なにせ動的平衡の要は腸ですから、しょっちゅう食べるようにしたいところです。
整腸薬やサプリメントじゃなくって、自然のものから摂るってことが大事。
それと“レジスタントターチ”って成分が血糖値の上昇を抑えてくれます。
血糖値スパイクを無くして血管保護です。
それと、わりに最近発見されたという“ディオスコリンA”という成分。
なんと「ウィルスを破壊する働きがある」んだそうです。
おっ!
っと思いますよね。
実際、ある種のインフルエンザウィルスに効果のあることは確認されているらしいです。
いやいや、今、そっちじゃなくてさ。
はい、そですよね。コロナです。
気になるのは新型のコロナウィルスに対しても効果があるのか、ということ。
こちらはまだ研究の緒に就いたばかり、ということで、何も具体的な説明は見つかりませんでした。
でも、研究している人たちも期待している感じです。
長芋。山芋。
害になるもんじゃないですから、いつも食べるようにしておいて損はない、ってところではないでしょうかね。
ンまいし、食べましょ。
糖尿対策としては朝にたっぷり食べて、夜はあっさりというスタイルに高い効果が確認されているそうです。
ま、朝たっぷりというのは、芋に限ったことではなくてですけれど。
<つぶし長芋の心に旨い満足度>
そりゃあ、なんたってインフルエンザに強いって確認されていますし、コロナに対する効果だって期待できるっていうんですから、食べて安心するって、精神的にイイ感じでしょ。
腸を整えておくっていうのは、身体ばかりでなく、心にも効くそうですしね。
つぶし長芋は簡単、という程でさえない手間で作れますからね、何を付け合わせにするかっていうのも楽しい食べものです。
ニコニコ食べましょう。
<つぶし長芋の酒のアテ満足度>
個人的にはもっぱらこれです。
宅呑みのアテ。
身体にイイから。呑んでばっかりの日々の言い訳。
瓶詰なめたけって気が付くと賞味期限がすごそこ、ってことがけっこうな頻度であるんですが、つぶし長芋にたっぷり乗っけると一気に消費できてイイ感じです。
なめたけっていうのも不思議な食べものですね。
<つぶし長芋の酒の〆満足度>
酒のアテにンまいものは、ごはんのおかずとしても優れものです。たいていね。
大きい芋で、一気にボリュームを作っておいて、酒のアテ、残りはごはんのおかず、ってネバネバヌルヌルの夜。
悪くないです。
腸内善玉菌へのプレゼントになるらしいですしね。
善玉菌を育てるっていう意識。大事らしいです。
<つぶし長芋 つぶしヤマト芋 つぶしイチョウ芋 それぞれに独自の特徴がありますけれど>
ま、作り方、っていうか、つぶし方は一緒でも、芋の種類によってホント味わいが違います。
なに芋で、どんな付け合わせで食べてますか?
腸内善玉菌はお元気ですか?