ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【ロボティクス】今って第4次産業革命の真っただ中 らしいんですけど

< 鉄腕アトムの誕生日は2003年4月7日なんで 2023年でハタチになるんですよね >

アストロボーイ、鉄腕アトムは、手塚治虫が1952年に発表した未来予想のSFマンガ、っていう見方もできるかと思いますが、誕生日に設定されていた2003年4月7日月曜日には、お台場でアトム花火が打ち上げられたりして根強いアトムファンがたくさんいることを改めて報せてくれました。


まあね、鉄腕アトムにリスペクトされた作品がずっと出続けているっていう事情もあるんでしょうけれど、かなり幅広い年代の男女に支持されている10万馬力のアトムくんです。


2022年時点で、日本のロボット事情はホンダのASIMOのレベルがようやく、満足できる2足歩行を成し遂げているっていうことで、手塚治虫が70年前に想定したような天馬午太郎博士のような科学者は出て来ていませんね。


でも、アトムのような自律型ロボットは実在していないんですけど、産業ロボットはけっこう活躍していますよね。
農林水産業第1次産業、建設製造業の第2次産業界で、深刻な人手不足を解消してくれているのは産業ロボットたちです。


どんどん進化していて、農産物の収穫場面では、熟れた実だけを選別して採ってくれるロボットなんかも開発されているそうです。

 

 

 


ところでホンダのASIMOなんですけど、なんでアシモっていう名前なのかって言いますと、アメリカの作家、生化学者、アイザック・アシモフ(1920~1992)に敬意を表してのことなんだそうですね。
ユダヤ系ロシア人のアイザック・アシモフなんですが、500以上の作品を遺している人気SF作家で「ロボティクス」っていう言葉を作ったことでも知られています。凄い人です。


ロボット工学って訳されて日本にも浸透してきたロボティクスによって、多くの産業ロボットが作られてきたんですが、21世に入ってからは産業用だけじゃなくって、自律型とはいかないまでも、商業、通信、サービス業だとかの第3次産業にその活躍の場を移行しつつあるようなんですよね。


自動運転車も実現に向けて本格的に動き出していますもんね。言葉通りの「自動」車が走る時もそう遠くない感じになって来ています。


アイザック・アシモフのロボティクスは「ロボット三原則」でも有名ですよね。


こんなような内容です。


第1原則:人間にとって安全であること。
私は私に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。


第2原則:人間にとって役立つ存在であること。
私は私にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。


第3原則:存在自体がヘヴィーデューティーであること。
私は、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。


この「ロボット三原則」って、そのまま産業用ロボットに当てはまっていますし、これからのロボットにも適用されていくような大前提みたいなものになっているんですから、アイザック・アシモフっていう人は天馬午太郎博士と並ぶような天才なのかもですねえ。


ロボティクス。ロボットの定義ですね。AIなんかにも当てはめられているんでしょうか。


ロボットだけじゃなくって、現実的にもアイザック・アシモフの影響を受けている人ってたくさんいるんです。


代表的なアシモフ信奉者といえば、ジョセフ・フレデリック・エンゲルバーガー(1925~2015)っていうアシモフと同年代でアメリカの技術者がいます。
エンゲルバーガーは産業ロボットの父って言われている有名人で、「汎用能力を持つ作業仲間」っていうコンセプトの「ユニメート」っていうのを作っているんですね。


日本の川崎重工と共同開発した「川崎ユニメート」は、自動車工場のスポット溶接だとか、製造ラインにちょっとした汎用能力を見せていろいろな役割を果たして、オートメーション製造のニュース映像なんかにもよく登場していましたね。
けっこうデカイやつです。


ジョセフ・フレデリック・エンゲルバーガーは、1997年には日本国際賞を授与されています。
ま、日本ではそれほど名前は知られていないかもしれませんが、アシモフのSF世界を、現実化にむけて大きな一歩を記した人ですね。

 

 

 


ユニメートから出発して、ロボットはどんどん小型化されていって、ホントの意味での汎用性もだんだん実現されて来ています。


2021年には日本のスタートアップ企業「GITAI」が、国際宇宙ステーションにロボットを送り込みましたね。
船内作業の実証実験を始めたニュースがありました。


このロボットは「S1」っていう名前で、世界初の汎用作業ロボット。
1つの作業だけじゃなくって、いろんな場面での活躍が期待できるロボットなんだそうです。


宇宙線を浴びながらの作業は、人間にとって厳しい時間制限を伴うもので、様々な作業をこなしてくれる可能性を持った「S1」の実験がうまくいけば、国際的な宇宙事業に日本のロボット技術が役立つことになって、技術力と共に世界トップの宇宙商品となる可能性があるわけですね。


こうした宇宙までもを視野に入れたロボット産業は、「第4次産業革命」の、ちょっと古い表現ですが「花形」になっていくのかもしれないです。


18世紀末、蒸気機関の利用による機械化の第1次産業革命。


20世紀初頭、電力利用による大量生産の第2次産業革命


20世紀半ば以降の電子工学を利用したオートメーションの第3次産業革命


っていうことが言われて来ているんですが、21世紀に入ってからは、「IoT(インターネットオブシング)」「AI(アーティフィカルインテリジェンス)」「ビッグデータ利用」による「第4次産業革命」の時代に入っているってされているんですね。
今、「第4次産業革命」なんだそうですよ。


物理的なニューテクノロジーとして登場してきた「3Dプリンター」は、インク素材の開発も含めて、これからもどんどん進化していくでしょうから、どんなものが身近に登場してくるのか予測も付かないっていうことを実感せざるを得ないですもんね。

 

内閣府「日本経済2016-2017 好循環の拡大に向けた展望」の中で「第4次産業革命」に言及しています。

 

2017年の時点で「IoT(インターネットオブシング)」「AI(アーティフィカルインテリジェンス)」「ビッグデータ利用」の「第4次産業革命」の中に日本のモノづくりを世界的な競争力を持つ基幹産業として位置付けたいって考えているんですね。
デジタル後進国って評価されている日本としては、政府に意欲があるってことだけでも、ま、イイんでないかい、って思います。
もっと優秀な旗振り役が登場してきて欲しいですけどね。


内閣府の発表に、ロボティクスっていうのは入っていないんですけど、「第4次産業革命」の中で欠かせないものであることは明白ですし、ロケット、ロボットと、「IoT(インターネットオブシング)」「AI(アーティフィカルインテリジェンス)」「ビッグデータ利用」は不可分ですからね。


ロボットの実用発展性に、国のバックアップはとっても重要になってくると思います。
にしてもですね、18世紀の第1位産業革命から200年で第2次産業革命で、そこから50年ぐらいで第3次産業革命
新たな段階に入るまでの期間はどんどん短くなっています。


そんなわけですから、第4次産業革命ってホントにもうそういうタイミングなのかもですもんね。

 

 

 


「Society5.0」「Smart City」とかも提言している日本政府ですけど、なんかもうちょっと日本語で理解できるぐらいにかみ砕いて説明できる人が旗を振らないと、効果的な実効性が見えてきませんよ。


ね、相変わらずマイナンバーカードっていうのが、実質的に正体の分からないものにしかなっていなくって、ポイント供与で普及させようっていうアイディア自体、第3次産業革命の中に埋もれてしまったままなんじゃないかって感じですよ。


どうもね、産業革命って言いながら、経済に偏り過ぎているきらいがあるんじゃないでしょうか。
経済はもちろん大事なことではありますけれど、まず予算在りきっていう考え方、もう古いっしょ!


日本のスタートアップ企業に期待いたしますです。


2003年生まれのアトムには感情があったように記憶しています。ASIMOとか、まだまだなんですよね。


政府は将来を見据えた旗振りをしてください。足を引っ張っちゃいけませんですよ。
第4次産業革命中なんだそうですからね。よろしくどうぞ。

 

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com