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あなたが求めるのは【ピペリン】か【カプサイシン】か おうち時間に活力刺激 前編

<前編はピペリンです 胡椒です 風味です 黒胡椒 純胡椒です>

2021年5月。緊急事態宣言延長中の東京です。出るな! 騒ぐな! 動くんじゃない! っていう出口の見えない自粛生活の中ですが、元気を保っていますか?
無理にでもイイから笑うのって、精神的にイイみたいです。


今回は、ちゃんと生きて在る自分を見失わないために、ちょっとピリッとしてみましょう、って話であります。


いきなりですが、テレビを持っていませんのでまた聞きの話。


神戸名物、観音屋の「デンマークチーズケーキ」っていうのがあるそうで、何かの番組で紹介していたらしいです。
で、その人が言うには、デンマークチーズケーキっていうのは、スポンジの上にデンマーク産のチーズを乗せて、トースターで焼いてトロトロの状態にして食べるんだそうですね。


トースター? って聞いたら、ごく普通の、一般家庭にあるトースターで焼くらしいです。


ま、知っている人にはチョー有名な逸品なんでしょうけれど、知りませんですねえ。


で、その情報を教えてくれた人がトクに推していたのが、そのトロトロのチーズに胡椒をかけるという食べ方なのでした。


スポンジの甘さと、トロトロチーズの塩っ気と、胡椒の辛味とが、絶妙らしいんだよねえ、って感じ入っていたんですが、自分で食べたことが無いのに、たいした感受性なんでありました。


でもですね、そんなに驚きが無いといいますか、惹かれませんですねえ。
なぜかといいますと、胡椒はしゅっちゅうやっているんです、自分で。チーズケーキに黒胡椒。


神戸のデンマークチーズケーキってどんなんだか知りません。私がやっているのは、セブンのレアチーズケーキ。
今はカップのばっかりになってしまいましたが、前の三角の、何の変哲もないレアチーズケーキが好きだったんですけどねえ。


ま、カップのでもオッケーです。胡椒にとっては邪魔者が多いです。生クリームとかね。
かけている黒胡椒は、S&B。ミル付きのちっちゃいやつです。


セブンのレアチーズは、常温で食べますね。甘さ抑えめ、しつこくないです。前の三角タイプは一応、下地部分もあって満足だったんですが、カップのはケーキっていうよりスイーツってやつなんですかね。三角、復活させて欲しいです。
あのマカロンに挟んだみたいなヤツ。ただ甘いだけでチーズケーキとは言えない感じ。。。


三角のチーズケーキには合いますよ。チーズケーキと黒胡椒。相性バッチリ。


前に【餃子のタレ】でもチョット触れましたが、餃子に「ラー油、酢、しょう油」っていうタレもイイんですが、「酢、黒胡椒」もイイんですよねえ。酢はトンでないやつね。


餃子専門店で白胡椒をデフォルトにしているところもありますが、なんとなくですが、黒胡椒の方がスッキリな感じでイイです。ま、個人の好みではありますけれどね。


黒胡椒ってなかなかマルチなやつです。
口の中をシャープにしてくれる感覚があります。白よりも。


黒胡椒のスッキリ刺激、というか程好い辛味は「ピペリン」っていうアルカロイド成分だそうで、医薬的効果もあるんだそうです。
良く言われる胡椒の抗菌・防腐・防虫作用っていうのは、この「ピペリン」の効果で、食糧を長期保存するのに貴重なものだったことは有名ですよね。

 


15世紀、コロンブスアメリカ大陸に行きついたのは、胡椒を求めて、ホントはインドを目指していたというアレです。
で、新大陸に到着して、無理矢理そこをインドだって言い張って、そこに住んでいた人たちをインドの人、インディアンって呼んだ。強引です。


ピペリンの医薬的効果というのは、人間が接種した他の薬効成分が代謝されるのを遅らせるので、様々な化合物の効果を向上させることが期待されるってことだそうですが、まあ、そっちは感じたことないです。


薬効成分が長い時間身体に留まるから、効き目を残さず享受できるっていう仕組み。
そういう効果を期待しているわけでは全然なくって、ただ、旨いと思うから、カリカリっとミルでかけるってだけですね。


胡椒って、家の中で使うのはたいてい「白胡椒」ですよね。しかもほとんどS&Bじゃないでしょうか。


「黒胡椒」と「白胡椒」って何が違うんでしょうか。


で、調べてみたらですね、「青胡椒」っていうのと「赤胡椒」っていうのもあるんでした。

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へええ、知らなかったです。スーパーなんかで見た記憶もないです。スーパー、そんなに行かないですけど。


胡椒の種類が違うんじゃなくって、製法の違いみたいです。


「黒胡椒」は、熟す前の胡椒の実を乾燥させたもの。熟す前の胡椒の実はミドリ色だそうです。
黒胡椒は、実の皮もそのままで乾燥させるのが特徴。確かに、ミル付きのボトルの中の黒胡椒、表面がシワシワですね。それが皮付きってことなんですね。


「白胡椒」は実が赤く完熟してから収穫して乾燥。乾燥した後で水につけて皮を柔らかくして剥がして、白色の実を取り出すんだそうです。で、白い、ってことなんですね。
白胡椒もミル付きのボトルがありますが、見た目だけだと、胡椒の種類が違うように見えていましたが、こういう製法の違いだったんですねえ。
胡椒の皮って、そこにこそ「胡椒の本体」があったりするのかもなあ、と、黒胡椒派の私は思ってしまいます。
白胡椒って、風味、弱いですもんね。そんなことない?


で、ミル付きとかじゃなくって、ごく一般的に、誰でも知っている、あの赤いキャップの「S&Bテーブルコショー」は、黒胡椒と白胡椒の両方を配合してあるんだそうです。
言われてみれば、そういう色。ですよね。


このスタンダード胡椒も、大好きでして、ペヤングの上に真っ白くいっぱいにかけて、カッラー! っていう食べ方をします。ので、案外早くなくなってしまいます。
カップ焼きそばはペヤング派って方、一度試してみてください。かけ過ぎ! ってぐらい振りかけて、表面胡椒色にして、かき回さずそのまま、せき込みながら食べる。ヤミツキですよ。ただし、オトナ限定です。


でもって「青胡椒」ですが、黒胡椒と同様、熟す前の実を収穫して、それを乾燥させるのではなく塩漬け加工するんだそうです。フリーズドライ加工するものもあるらしいですが、胡椒の実はきれいなミドリ色のまま。
ん~。やっぱり見たことないですね。知ってました? 青胡椒。


「赤胡椒」は、実が赤く完熟してから収穫して、皮はそのまま、乾燥させるものだそうです。
これもまた見たことないですが、南アメリカではスタンダードな胡椒だそうです。


紀元前からインド地方の特産物だったという胡椒ですが、12世紀、13世紀ごろまではかなり高価で貴重なものだったらしいですね。
1世紀。ローマの歴史家、大プリニウスが「博物誌」に胡椒の価格を記録しているとのことです。

 


プリニウスって、胡椒だとかも対象にしていたんですね。興味深いです。
ヤマザキマリさんのマンガ「プリニウス」は2020年9月に第10巻が出てから、半年以上経っていますが、新刊の話が聞こえてきません。虫と遊んでいるのかもしれません。ま、じっくり楽しみに待っておりますです。

 

日本には中国から入ってきたとされる胡椒ですが、その中国には、さらに西のインド・ペルシャ地方から入ってきたということです。


胡という名前は、中国が異民族を呼ぶ「東夷」「北荻」「西戎」「南蛮」の中の「西戎」にあたるんでしょう。
「戎」は「えびす」と読んで「胡」とも書きますもんね。


で、この西方「西戎」から中国に伝わったものって、その名前から判断しますと、胡椒以外にもいっぱいあるんですよ。


「胡弓(こきゅう)」「二胡(にこ)」「胡瓜(きゅうり)」「胡桃(くるみ)」「胡麻(ごま)」「胡坐(あぐら)」だとかね。
食べものだけじゃなくって、楽器とかもありますし、生活風習もあります。で、これ、全部日本にもそのまんまの名前で伝わって来ていますね。


富山県の八尾、おわら風の盆には「胡弓」が独特の清涼感を奏でながら先導して歩きます。
中国の西、そのまた西から伝わってきたものなんですねえ。


2020年の風の盆は中止になっていましたが、2021年は、5月現在で、9月1日から3日まで開催される予定のようです。
凄い人出ですからね、2020年の中止はやむを得なかったんでしょうけれど、2021年は、なんとか無事に、やって欲しいところです。


日本のお祭りは、各地で眠ったままになっていますからね。なんとか、なんとか、にぎにぎしく開催という運びになって欲しいです。ホントにね。


令和の時代だって、お祭りは住民のアイデンティティになっているんです。不要不急じゃないんですけれどね。

 


で、最後に、ネットで見つけた胡椒情報です。
「仙人スパイス」の「純胡椒」
そのまま食べる生の胡椒、だそうです。

 

まだ手元にないです。食べてないです。おそらく「青胡椒」ってやつですよ。インドネシアカリマンタン産の胡椒だそうです。


酒のアテにそのままでっていうのも良さそうですし、生ハム、スモークサーモン、カルパッチョベイクドポテト、それとお粥なんかにも合うそうです。


ウンザリ気味のおうち時間自粛生活。心地好い刺激が必要です。胡椒がバッチシです。
未経験の「純胡椒」、そりゃもう、間違いなく気持ちイイでしょ! 


蒸留酒か、ワインがイイでしょ! 合うでしょ! でしょねええ~。

 

<活力刺激シリーズ>

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