ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

酒呑みの食いしん坊、メタボはイヤだけどガマンは嫌い。

【三菱スペースジェット】コロナウィルスのせいじゃなくって 羽ばたけない21世紀の日本

< そういえば MRJ って最近聞かないなあ って思ったんですが そればっかりじゃなくって >

2020年10月30日。三菱重工業が発表した中期経営計画によって事実上の「開発凍結」が確定されていたのでありました。
スペースジェットの話です。


まあ、ニュース報道についてそんなに詳細について行けていないのは事実ですが、全然記憶にないことでした。


MRJ開発凍結ってニュース、気付いてました? 名前も変わっちゃってるし。
最近、聞かなくなったなあと思って調べてみた結果なのでした。なんだかガックシです。

 


2008年に開発、製造が始まった「MRJ三菱リージョナルジェット)」は、三菱航空機が独自に進める日本初のジェット旅客機として、注目と期待を集めたプロジェクト。


まあね、なんせ三菱ですからね。自動車工業の問題がいろいろあったにしても、腐っても鯛、みたいな感じでいましたし、経済産業省肝いりの「新エネルギー・産業技術総合開発機構NEDO)」「環境適応型高性能小型航空機計画」でした。


言わば国をあげての日本製旅客機だったわけで、しかもジェット機。おお~、ついにかあ、と思っていたんですけれどねえ。


名機と言われた「YS-11ワイエスイチイチ)」通称「ワイエスイレブン」が2006年に運航を終了して、日本の航空産業って、このまま、ダメなままなのかと思っていたところへのMRJのプロジェクト発進でした。


ワイエスイレブンは、乗員2名、定員56名から64名のプロペラ機。1962年に初飛行、1965年から運航していた日本製の飛行機でした。


日本の飛行機会社が集まって作り上げた名機だったんですが、製造のメインは「三菱重工


1937年から製造されて、3000㎞とされる長大な航続距離、圧倒的な運動性能で勇名をはせた「零式艦上戦闘機」も「三菱重工」の開発でした。


ゼロ戦は世界的名機でした。圧倒的に。


敗戦後、日本はGHQによって航空禁止令を布告されていたという歴史があります。
こいつらを好きにさせてたら、何を作り出すか分かったもんじゃない。

f:id:wakuwaku_nikopaku:20210711075418j:plain


戦後処理とはいえ、国内の航空機は全て破壊。航空機メーカー解体。大学の航空力学科目除外。という徹底したもので、1952年の「サンフランシスコ講和条約発効」まで続いたそうです。


それから10年でワイエスイレブン。見事な飛行機という評価でしたが、世界は既にジェットエンジンの時代に入っていたわけです。プロペラ機は怖くないってことだったのかもしれません。


いろいろな産業の細かい部分で、まだまだ敗戦時の制限が残っていて産業成長に影響があるという話は、時折耳にすることがあります。


MRJもエンジンはアメリカ製のジェットでした。


2015年、MRJー1号機が国内で試験飛行に成功。受注も入るなどして順調に滑り出したというニュースが報道されました。
2016年にはアメリカの飛行試験センターに向けて無事、飛び立っていったんですね。


ところが、
2017年の2号機では左エンジンの故障。3号機のオイル漏れあたりから雲行きが怪しくなってきて、次々に設計変更、機器配置の見直しという事態が続出。
受注している航空会社への納期が5回も遅れるということになってしまいました。


2019年に名称を「リージョナルジェット」から「スペースジェット」に改称して、飛行試験を繰り返していたようですが、2020年2月に6回目の納期延期。2020年10月30日に事実上の凍結となってしまったようです。


何度も繰り返してしまった納期延期で、受注契約の解約も続いて、予算的な部分が追いつかなくなったってことなんでしょうかね。


残念です。

 


でもですね、
乗員乗客合わせて7名という小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」は2021年時点、世界で170機が運用されているそうで、小型ジェットの世界では世界一の出荷数を4年連続で実現しています。


2003年に初飛行を成功させた「ホンダジェット」は2015年から順調に運用を続けているんですね。


現在の航空機産業で欠かせないジェットエンジンですが「ホンダジェット」のエンジンは「GE・ホンダ・エアロ・エンジン LLC」の開発です。


GE・ホンダ・エアロ・エンジン LLCという会社は、「GE・アビエーション」と「ホンダ エアロ」との合弁会社ですが、「GE・アビエーション」はアメリカ、ゼネラル・エレクトリック社の航空エンジン製造部門。「ホンダ エアロ」は本田技研工業連結子会社
エンジン作りにもしっかり参画しているところが、さすがホンダですよね。♪ホンダホンダホンダホンダ!


小型ジェットとはいえ、中長期的にみていけば、確実に実力をつけていくことが期待できそうです。
F1に参戦して優勝までいった、本田宗一郎さんの時代を彷彿とさせるものも感じられます。


ホンダにはこれからも、一企業としての意地を期待します。一方の三菱ですが、部署的に全く関係ないとはいえ、鉄道車両用空調装置の不適切検査問題。つい最近、報道されましたよね。


不適切検査と言われていますが、検査しないための工夫に技術を使っているという、モノヅクリ大国日本の、代表的製造メーカーとしてあるまじきことだと思います。


自工の問題がありながら、改善しようとさえしていなかったグループってことですもんね。悪意を感じます。


どうもね、経営陣の行き過ぎた利益追求主義によって、現場がやっていけない、体制を是正しようとする意見を排除する空気があるんじゃないかって勘ぐってしまいます。


いってみれば、バブルから抜け出せていない経営方針みたいなもの。バブリーな経営陣。


東芝にも同じような感じを受けます。


日本を代表する、これまで日本をけん引してきた大会社の内部が、壊れたままなんじゃないでしょうか。


政治は二流、三流と言われてきた日本ですが、GDP世界第2位から3位に下がったとはいえ、世界レベルの生活を支えてきたのは個々の企業。
日本の働き手には今でも技術やアイディアがしっかりあると思っています。現場はちゃんとしている。


ベンチャーばかりでなく、大きな会社の中にこそ中長期的な発展をもたらすアイディアが埋もれているなあと感じることはたくさんあります。


でも実現しない。経営陣が阻害している。そうすると、能力のある人ほど会社から離れていってしまいます。


ベンチャーを起ち上げて成功させる人が増えることは、とてもイイことだと思いますが、元の会社の中で実現できれば、スピードの点でも、その商品の外周アイディアにしても、個人でやるよりは国際的な競争力を確保できそうです。


なんかねえ、日本の大会社の経営陣って、いつの間にか現場とは隔絶したマネーゲームの専門家ばかりになってしまっているのかもしれません。


いかんですねえ。


世界のジョークに、こんなのがあります。第二次大戦直後に人口に膾炙したジョークだそうです。


「この世界で一番強い、最強の軍隊ってどういう軍隊だと思う?」


「そりゃあ決まってるさ。アメリカの大将、ドイツの将校、そして日本の兵隊さ」


「なるほど。それじゃあ、世界最低の軍隊は?」


「そっちはもっと簡単だよ。日本の大将、ソ連の将校、イタリアの兵隊だね」

 


日本のトップって、世界的評価が低いんですね。昔っから。バブルのずっと前から。
優秀なのは現場なんです。


トップになるとダメになってしまう社会なのか。ダメなヤツじゃないとトップになれない社会なのか。
ん~。素晴らしいトップも居るんですよね。って思いたいです。


まだまだ続くコロナ禍の自粛生活です。気持ちがクサクサしていますねえ。いかんですねえ。


MRJ、復活って、ないんですかねえ。

 

 

wakuwaku-nikopaku.hatenablog.com