< NASAが開発しているっていう香水「宇宙の香り」って もう出来上がったの? >
知ってました?
NASA開発の香水の話。
たしか2000年代に入ってすぐ、研究中、開発中って言っていたような記憶なんですけど、商品としての情報、全然聞きませんねえ。
NASAが直接、市場に乗り出してくるんじゃないとは思うんですけど、まあ、いろいろと難しいんでございましょう。やっぱりね。
「宇宙の香り」
入浴剤とかね、それをイメージしたものっていうのはいくつか販売されているみたいですけどね。
一般人が「宇宙ナウ」とか言えるようになっても、宇宙空間っていうより地球圏外に出ただけってレベルなんでしょうから、宇宙っていう不思議の探求はまだまだ端緒に着いたばっかりってことなんでしょう。
ところで、国際宇宙ステーションに滞在したことのある宇宙飛行士は、2022年時点で19か国、250人以上になるそうです。
この人数が多いのか少ないのか判断できませんけれども、国際宇宙ステーションに長期滞在していないにしても、宇宙空間を、例えばスペースシャトルに乗って長時間過ごした日本人宇宙飛行士は12人いますよ。
早い順に「秋山豊寛」「毛利衛」「向井千秋」「若田光一」「土井隆雄」「野口聡一」「星出彰彦」「山崎直子」「古川聡」「油井亀美也」「大西卓哉」「金井宣茂」
男性が10人、女性が2人。
こうして名前を見てみると、ああって思い出します。
日本人宇宙飛行士。
人はいろいろな体験をして生きているわけですが、宇宙へ行ってきましたって、ま、その辺にいる人じゃあないですよね。
宇宙への関心って、あらゆるジャンルにあるんでしょうけれど、宇宙日本食っていうのもけっこうな数、認められているんですよね。
日本食っていっても、日本製の、っていう意味だと思いますけどね。
へええ、っていうのがいっぱいあります。スケベ心で、宇宙行かないですけど、どんな? って食べてみたい気がします。
「フジッコ」の「ひじき煮」「きんぴらごぼう」「ミネストローネ」
へええ、フジッコってミネストローネとかも出してるんだねえ、って今回調べてみて初めて知りました。
「朝の食べるスープ」っていうシリーズものみたです。
「大正製薬」の「リポビタン JELLY FOR SPACE」
「十勝スロウフード」の「北海道産牛肉とミニトマトのハンバーグ」
「サガミホールディングス」の「名古屋コーチン味噌煮(宇宙食)」
「日清」の「日清スペースチキンラーメン」「スペース日清焼そばU.F.O.」
宇宙空間で食べる「日清UFO」笑えます!
他にも「日清スペースキーマカレーメシ」「日清スペースハヤシメシ」「日清スペースカップヌードル」「日清スペースシーフードヌードル」「日清スペースカップヌードルカレー」
さすが日清。けっこうな数です。
「ハウス食品」の「イベリコ豚とマッシュルームのカレー(レトルトカレー宇宙食)」「ピーチゼリー」「レトルト チキンカレー」「レトルト ビーフカレー」「レトルト ポークカレー」
「ローソン」の「スペースからあげクン」
ほほう、からあげクン、宇宙行っちゃいましたか。
「森永乳業」の「森永ミルク生活(宇宙用)」
大人のための粉ミルクだそうです。
「キシモト」の「スペースまるとっとアジ(燻製しお味)」
「宝食品」の「ちりめん山椒」
「ホテイフーズ」の「ホテイやきとり(たれ味)宇宙用」「ホテイやきとり(柚子こしょう味)宇宙用」
ん~。酒、無しのやきとり、ってことなんでしょうねえ。
「山本海苔」の「味付海苔」
「福井県立若狭高等学校」の「サバ醤油味付け缶詰」
やりますね若狭高校。海洋科学科の研究成果だそうですよ。
「越後製菓」の「切り餅」
「大塚製薬」の「バランス栄養食ブロックタイプ(チーズ味)」「イオンドリンク」
「三基商事」の「プルーンエキストラクト」
プルーンですかあって思ったら「ミキ」ですよ、ミキ。「三基」って書くんですねえ。
初めて知りました。
「ロッテ」の「キシリトールガム(ライムミント)」
「マルハニチロ」の「サバの味噌煮」「イワシのトマト煮」「サンマの蒲焼き」
「三井農林」の「粉末緑茶」「粉末ウーロン茶」
「山崎製パン」の「羊羹(小倉)」「羊羹(栗)」
「ヤマザキビスケット」の「黒飴」「ミントキャンディー」
「理研ビタミン」の「わかめスープ」
宇宙でも増えるんでしょうかね。
「尾西食品」の「白飯」「赤飯」「山菜おこわ」「おにぎり 鮭」
ごはんがないと、日本人宇宙飛行士、いろいろ始まりませんでしょうからねえ、やっぱりねえ。
「キユーピー」の「マヨネーズ」
50品目ありますけれど、地上の食品を宇宙に持ち出すには、めっちゃ細かい制約があるんだそうで、どの食べものもひとかたならない苦労をして認証されているんでしょうね。
マヨネーズ。何に使うのかが試案のしどころかもしれません。柿の種のしょう油マヨネーズ和え、とか?
海外、どころじゃなくって、宇宙でのしょう油っていうのも、日本人宇宙飛行士にとって落ち着く香りになるでしょうね。
1998年に打ち上げられて以来、20年以上宇宙空間を飛行し続けている国際宇宙ステーションですが、2010年にディスカバリーでの飛行から、3日目に移ったっていう宇宙飛行士の山崎直子さんの話では、
「国際宇宙ステーションの中は普通に生活臭がします」
ってことみたいなんですよね。
この山崎直子さんのインタビューを聞いて覚えているのは、
「宇宙はラズベリーの香りがするんですよ」
っていうトピックなんですね。
生活臭の宇宙ステーションとラズベリーの宇宙空間。
作業で宇宙の外気に触れて、ステーション内に戻ってきた宇宙飛行士の宇宙服からは独特の香りがするっていうのは、多くの宇宙飛行士が言っているんですね。
山崎直子さんのラズベリーの話も、インタビュー進行の人が「宇宙ってラズベリーの香りがするって聞いたんですけど」っていう問いかけに「そうですね、そういう香りがしました」って応えたのだったかもしれません。
山崎直子さんが積極的にラズベリー推ししているってわけじゃないです。
他の宇宙飛行士たちの表現では「ナッツとブレーキパッド、火薬、そして焦げたアーモンドを混ぜたような」香りを認知したっていうことなんです。
ラズベリーと全然ちゃうやん!?
宇宙飛行士ってどこの国の人でも、その辺のオッチャンおばちゃんじゃないですからね。科学者とかが多いですから、その香りの表現も独特で、分かるようで分からない表現です。
火薬? どういう環境にいた人なんでしょう。花火師? じゃないでしょうねえ。
「表面を炙ったステーキのような、ラズベリーのような、ラム酒のような」
って言っている人もいます。
ラズベリー、ありました。出てきました。
全く根拠なく、何の関連も無いんですけど、どこなく安心します。
火薬よりラズベリーでしょねえ、やっぱりねえ。
ステーション内に戻って来ると、船内を再加圧するらしいんですけど、その時に感じる香り。
宇宙を漂っている何かが宇宙服の表面にくっ付いてきて、再加圧で酸素に触れることで起きる化学反応、かも、ってことみたいです。
真っ暗だし、宇宙空間には何にもないよ、っていうのは人間の見た目だけのことで、まだまだ調査研究が進んでいないわけですよね。
でもね、さまざまに表現される香りを醸し出す「宇宙物質」の正体は「ギ酸エチル」「多環芳香族炭化水素」だろうっていう段階までの研究は進んでいるみたいです。
「ギ酸エチル」「多環芳香族炭化水素」知りませんねえ。なんなんでしょ。
ま、とりあえず専門家だけが理解できればオッケーってことではあるんでしょうけど、宇宙は分からないことだらけです。
いつかキチンと宇宙の仕組みが分かる日っていうのが来るんでしょうかね。
なんとなあくのイメージですと、宇宙って何にもない真っ暗な空間で、静かでジッとしているような感じを持っているんですけど、改めて考えてみますと、なんかとんでもないスピードで動いているんですよね。
地球は1日で1回転の自転をしているわけですが、そのスピードは赤道辺りで時速1600キロメートル。日本の位置で時速1500キロメートルぐらいなんだそうです。
大気の中にいる我々はそんなスピードを全然感じずに過ごしていますが、地球の周りを回っている静止衛星だとかはもっと速いスピードで回っているってことになりますね。
とんでもないスピードですね。
ただジッとしていても新幹線の5倍のスピードで回っているんですよ。
で、地球は、そんな高速で回転しながら太陽の周りを時速10万キロメートルで公転しているんだそうです。
太陽は天の川銀河の中を時速85万キロメートルで公転。
ってことはですね、地球は時速85万キロメートルで公転している太陽の周りを、時速10万キロメートルで回転しながら螺旋を描いて宇宙空間を移動しているってことになりますね。
太陽を追っかけているんですもんね。螺旋運動です。
天の川銀河自体も時速216万キロメートルで移動しているっていうデータもあります。
つまり、地球上の日本っていうスペースに居る我々は、秒速600キロメートル。時速216万キロメートルで宇宙空間を移動し続けているんです。
数値が大き過ぎて実感できません。
マッハ、音速は時速1225キロメートルですから、我々が動いている時速216万キロメートルはマッハ1763ってことになります。
光の速さはマッハ88万だそうですから、当然のことなが
ら光速には遠く及ばないとはいうものの、だいたい光の速さの500分の1で移動しているんですよ。
我々みんな、地球人は。
宇宙っていう空間をなんとなあくですけど、改めてイメージしてみますと、スカスカだとはいいながら、たくさんの星がブンブン飛び回っていて、けっこうスリリングなんじゃないでしょうか。
どんな性格の星が、どんな軌道で移動しているのかなんて、たぶんおそらく、さっぱり分かっていないっていうのが現状なんでしょうね。
そんな中だと、宇宙の香りっていうのも、20年以上もとんでもないスピードで移動し続けている鵜国際宇宙ステーションっていうことを考えますと、山崎直子さんがいた地球近辺の宇宙と、今の地球近辺の宇宙って全く違っているんでしょうから全然違うのかもですよね。
でももし一緒だとしたら、宇宙を支配している香りの成分を突き止めるって、かなり重要なことですよね。
この宇宙の時空をかきまわしているのって、どんなヤツなんでしょう。
「宇宙の香り」NASA開発の宇宙の香りの香水。
どこまで実現目途がたっているんでしょう。
あなたもわたしも、誰もかも。猫も杓子もマッハ1763。実感、ナシ! ですけどねえ。