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【グーグル検索アルゴリズム】進化を続けるパンダとペンギン ちゃんと仲良くやってるの?

<使い勝手に不満を言うのは簡単だけれど そりゃまあ 大変ですよね 検索エンジンの運用って>

PCを使っている人はもちろん、スマホしか使わないよっていう人でも、検索機能を使っていないってことはないでしょうね。みんな検索してます。


グーグル、ヤフー、ビング。って書くよりGoogleYahoo!、Bingって書く方が違和感ないのかもです。
ひらがなで入力しての変換候補に、アルファベットがちゃんと出てきますしね。


最近の特徴として、主に居酒屋さんの店内で見かけるのは、妙齢の女性がスマホに向かって


「おいしいモンブラン!」


とかやっています。


そんなに大きくハッキリ言わなくたって、通じると思うよオ。。。
っていうぐらい、大きな声。
小さな居酒屋さんに場違いなワードですが、その場の話題として、おいしいケーキの話で盛り上がっているところなんでしょう。三人組。


これは、その女性の持っているスマホの位置情報と、「モンブラン」という単語から、おそらくは近所のケーキ屋さんのホームページや、スイーツの専門サイトなんかを表示してくれているんでしょうね。


もちろん声で呼びかけなくたって、文字入力で検索できます。
誰もが当たり前に使っている、この検索機能ですが、最近はトンチンカンな結果が返って来ることはほとんどなくなりましたです。


初めの頃はけっこう、わけのわからない結果が返って来たりしたんですが、それは検索がヘタだからでしょ、とか、使う側の技量の問題として検索エンジンと付き合っていたものでした。


ちょっと考えてみると、グーグルはいろいろ考えて応えてくれているんですよね。

 


検索する人が納得できる結果を速やかに返すために、どんどん変化させてきました。


「おいしいモンブラン」という検索ワードの「おいしい」というのは、食べる人の主観の表現ですから、たぶん「人気のある」「数多く取り上げられている」というふうに解釈していることと考えられます。


さらに「モンブラン」という単語ですが、これはなにもケーキに限られるものではないですよね。
フランスとイタリアの国境にあるアルプス山脈のヨーロッパ最高峰の山。ドイツ製高級万年筆。あるいはジャンルに関係なくモンブランという名前の店舗も少なくないと思います。
多くの店舗の中には「おいしい」という言葉との結びつきが不自然じゃないお店もありそうですしね。


で、そんな中からグーグルは、検索者であるその女性が今居る場所近辺のケーキ屋さん情報を列挙してくれるだろうと思います。


セカンド候補群として、その女性の居住地や勤め先。登録していたり、いつも居る場所だとグーグルが認識している場所近辺のケーキ屋さん情報も出てくるかもしれません。
どんどん進歩しているんですよね、グーグル。


グーグルばっかりじゃなくって、いくつかありますね、検索エンジン


日本でのシェアは、
PCの場合、グーグルが80%、続いてヤフーが10%強、ビングが10%弱らしいです。3つでほぼ100%。
スマホの方はグーグルが80%弱、ヤフーが20%強、2つでほぼ100%。


この世界は、かなりスピーディにドラスティックに変化しますから、この数字が固定的な意味は持ちづらいんですが、グーグルが圧倒的で、このところBingがシェアを伸ばしつつあるようですね。


これから何か、全く新しい検索エンジンが、全然違う企業から発表される可能性もあります。


そういう意味ではマイクロソフトというデジタルメイン企業の商品ではありますが、ビングが出てきたのは2009年ですから明らかに後発です。
それでも徐々にシェアを広げていっているのは、グーグル、ヤフーのとって脅威ではあるかもしれません。なんせマイクロソフトですからね。


ただ、現段階ではグーグルの独り勝ちなんですね。
GAFAマイクロソフトが入っていないのは、考えてみればかなり不思議です。


インターネットが爆発的に広がり始めたころには、検索エンジンなんてありませんでした。


やんやの喝さいを浴びながら登場した初めての検索エンジンは、1994年にアメリカの大学生によって開発された「Yahoo!」でした。
人手による情報収集と、データベース整理。「ディレクトリ型」と呼ばれるものでした。


日本では1996年に「Yahoo! JAPAN」が登場しましたね。みんなヤッホーって呼んでました。いや、ホント。


その頃には日本の学生が開発した「ODiN」「千里眼」だとか、いくつか国産の検索エンジンも人気だったと記憶しますが、あっというまに「Yahoo! JAPAN」一色になりました。


1997年になると「infoseek」「goo」だとか、いくつかの「ロボット型」と呼ばれる検索エンジンが登場してきました。


検索対象となるウェブ上のコンテンツは爆発的に増殖して、とても人手の「ディレクトリ型」では運用できなくなって、「Yahoo! JAPAN」が「goo」の「ロボット型」を採用して検索世界はロボットがグルグルするようになったんですね。


で、1998年、これまたアメリカで開発された「Google」が世界を席巻します。


きっかけは「Yahoo! JAPAN」が「Google」のロボットを採用したこと。「goo」から「Google」に変えた。


ヤフーの検索を支えているデータ収集がグーグルになったというニュースは、かなり衝撃をもって受け止められました。


さらには、検索エンジンのページ自体が、どんどんポータル化していって「重く」なっていく方向だったときに、「Google」はとっても軽くて、サクサク応えてくれたので、ウェブに触る人はどんどん「ググる」ようになっていったんですね。


ウェブの世界の変化は、日進月歩ならぬ「秒進時歩」と言われたりします。

 


圧倒的ポジションにいるグーグルも、実にダイナミックな変化を何回も実行してきましたし、今この瞬間でも進化し続けているわけです。


検索ユーザーにとって意味のある検索結果を提供するにはどうすべきか。何をすべきで、何をすべきでないか。


人手ではありません。おもにプログラム管理です。
ざっくり言ってしまえば、データをどのように収集し、どういう方法で格納し、どういうランク付けをするのか。それを決定している方法、方式のベースとなる考え方を「アルゴリズム」といいます。
今ではごく普通に使われている単語、と言っていいかもしれません。


グーグルのアルゴリズムで特に知られているのが「パンダアップデート」と「ペンギンアップデート」


検索エンジンのプログラムは単一で機能しているのではなく、実に多くのプログラムが動いているはずです。
もちろん、なあんにも公表していませんけれどね、グーグルは。


グーグルの組織の大きさと優秀な世界中のプログラマーを集めた「バザール方式」を考えれば、知られていたり、噂されたりしているプログラムの本数を、遥かに超える数のプログラムが動いているでしょう。
おそろしくデッカイやつなんです、グーグル検索システム。


ブログ運営している人の中にはSEOってやつを気にしている人も少なくないと思います。

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ま、当ブログでも気にはしていますが、おそらく「正解」とかはナイと思っています。
さらに言えば、その時点で「正解」であったものが、いつまでも安定して「正解」であることもないでしょう。


そういう仕組み。グーグルの性格がそういうものだと考えられるからです。


「群盲 象をなでる」式の「グーグル攻略法」の記事もいっぱいあります。SEOに必要以上に神経質になる必要はないと思います。
ウソではないでしょうけれど、たまたまうまくいった方法でしかない。そう考えて、そういう記事に向き合うのが悩まずに済む心がけ、かもしれません。


むしろ、露骨なSEO対策を施しているなとグーグルが判断すると、そのサイトを嫌う傾向にあるようですしね。


2011年に登場した「グーグルパンダ」は、サイトのクオリティを判断するようです。


なんでパンダって名前なの? は調べられませんでした。ただのコードネームだよ、って程度しか分かりませんでした。
こういうネーミングセンス。アメリカのシステムプロジェクトのコードネームなんかにもたくさん出てきます。


システム開発に携わっている人たちが、全員アメリカ人ではないし、英語圏の人ばかりってわけでも無いんだそうですが、伝統的な、そういうセンスなんですね。


パンダが気にしているサイトのクオリティというのは、検索結果を上げるための、いわゆるSEO対策が過剰であったりするコンテンツ。


文字がほとんどないもの。同じ単語が繰り返されるもの。明らかな商行為誘導であるもの。といったコンテンツであるとパンダが判断すると、グーグル検索順位は上がらないということにされてしまうらしいです。


それで順位が下がった、という記事も散見されます。少し前の記事ですけれどね。
それでパンダが嫌いになった人も少なくないようです。動物の方じゃなくってアルゴリズムの方ね。


で、世の中にはこうしたパンダアルゴリズムに対応するコンテンツ制作をすぐに実行する人も大勢います。
検索順位を上げるためにですね。


で、2012年に登場した「グーグルペンギン」はパンダアルゴリズムに対応したものの、グーグルにとっては、やはり「薄い」内用のコンテンツをリンクプロファイルによって判断して、そのサイト順位を下げる、という性格なようです。

 


グーグルが所有している圧倒的なサイトデータから、リンク情報に特化して、そのリンク先のサイトクオリティに基づいて判断するらしいんですが、要はこれ、他のサイトとの相互リンクがグーグルのサイト評価基準として知られていて、検索上位を実現するためだけに相互リンクを実現するという過剰なSEO対策をしているサイト対策ってことになるんだと思います。


リンク情報のプロファイル。FBIっぽい感じですが、アメリカですからね。ホンモノでしょね。


もちろん、パンダとペンギンがグーグルのアルゴリズムの全てではありません。


パンダにもペンギンにも対応してやったぜ! という人も少なからず居るんだと思いますが、ま、SEO対策にこだわり過ぎず、順当にブログ運営していくのがイイのかなあと思っています。


パンダやペンギンに対応するような知識もアイディアもありませんしね。


ブログ記事を読んでくれる人の、気持ちのどこか、知りたいことのちょっとの部分にでも役立ったら好いなあ、と、実直にやるのがベストだと思います。


グーグルが気にしているのは、
・検索意図の把握
・ウェブページの関連性
・コンテンツの品質
ユーザビリティ
・文脈の考慮
が主なことのようです。


まだ確認していないけれど興味のある人は「Google 検索の仕組み」を読んでみてください。

 

個人的に思っているのは、検索結果として数十万件、数百万件がヒットするという現状は、検索ユーザーもグーグルも、双方満足のいく結果からは程遠いものだということです。


現状では上位の100件ほどしか閲覧できず、再度検索するように案内する仕組みなので、現実的に対応していることはさすがだと思いますが、その「上澄み提供」を実行せざるを得ないという現状は、そもそもの検索方法を工夫する必要が出てきている証拠なのかもしれません。


いや、ほとんど意味のないサイトが多いんだよ、とパンダくんやペンギンくんが思っているとしたら、カバくんとか、ゾウくん、あるいはメデューサちゃんとかに登場願って、検索要求のインプット方法に、全く別のインターフェイスを設けてもイイのかもしれません。


でもカエルくんじゃ、イイ仕事してくれなさそうですけれどね。


SEO対策よりもコンテンツ、というグーグルのアルゴリズム群。もうすでにメデューサちゃんとか、カエルくんとか、居るのかもですが。。。

 

DuckDuckGoっていうエンジン、出てきましたね。あひるくん。

あひるくん、案外くるかもです。