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【シベリア】昭和のお菓子ブームってやつにイマイチ乗っかれていない感じの旨いヤツ 

< シベリアって最近見かけませんね 洋菓子なのか和菓子なのか ハッキリしないからじゃないの? >

ん~。お菓子っていえばお菓子なんでしょうけれど、洋菓子、和菓子っていうより菓子パンのほうがジャンル的に落ち着くんじゃないかって気もしますね。
お菓子屋さんよりパン屋さんで売っていたような記憶です。甘食と一緒に。


そういえば甘食も見ませんね。


大きさも色々のシベリアです。


形も三角のシベリアと、長細い四角のシベリアもありましたね。


たしかに最近見かけなくなっていますけれど、それって個人店のパン屋さんが極端に減ってしまったからなんじゃないでしょうかね。


でも、シベリアって話をすると、若い世代にも知っている人は少なくないですね。
ああ、あれね。って反応です。
なんとなく、地域限定ではあっても定期的にリバイバルしているのかもしれません。コンビニでは見かけませんけれどね。

 


シベリヤ、って発音している人もいますよね。


「ア」と「ヤ」っていう外来語の表記、発音って、なんだか曖昧なのって少なくない感じです。


ロシアもロシヤっていう表記と発音がありますね。
イタリアとイタリヤっていうのもあります。


で、この二つの国の名前については、どうも、アもヤも付かないんじゃないの、って気もします。
ロシアなんてルシャとかルーシって聞こえますし、イタリアは明らかにイタリーですよね。


ダイヤモンドかダイアモンドかっていうのもありますし、「ア」と「ヤ」に関して、カタカナに移すときに、誰がどう判断したものかさっぱり分かりませんが、無理がある結果になってますね。


外国語の習得がヘタだと評される日本人のコンプレックスって、案外、この辺に原因があったりするのかもしれません。
ま、どっちゃでもええやんか、っていうことは便利なことでもあるっていう解釈に、反対はしませんけれどね。


シベリアの話です。ここでは「ア」でいきます。


地域としてのシベリアっていうのは、凄く広い範囲ですよね。


ニュースで名前だけ知っている地名として「イルクーツク」「ブリヤート」「アムール」「ハバロフスク」「サハリン」「カムチャッカ」だとか、けっこうあります。
北方領土問題っていうややこしいことも含めて、日本人にとっては何かと関連のある地域ですよね。


日本とロシアの間で、うまくいったコミュニケーションもありました。


ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。


1990年夏。サハリンに住む3歳のコンスタンティン君が全身80%の火傷を負ってしまって、地元の病院では命を救えないと判断されたとき、たまたまサハリンにいた日本人から連絡を受けた北海道庁国際交流課が動いてくれたんですね。


外務省ソ連課、法務省海上保安庁が連動して札幌医科大学附属病院に受け入れて、数回の緊急手術を繰り返して、助かる可能性の低かったコンスタンティン君を救ったんですね。


コンスタンティン君は今現在、サハリンで運送業をやりながら元気に暮らしているんだそうです。


この救出活動は、当時のソヴィエト連邦と交流の薄かった日本にとって、かなりスリリングな出来事としてメディアに大きく取り上げられました。
冷戦の終末期でしたね。


この報道で「ユジノサハリンスク」っていう街の名前を知りました。


今となっては、日本もやるときゃやるよねえ、助かって良かったねえ、っていうエピソードとして記録されているんですが、当時、その報道姿勢に批判が集まったという事実もあります。


イデオロギーとか政治的思惑とか、全然そんなんじゃない、低レベルな批判。


それはですね、丘珠(おかだま)空港にコンスタンティン君を乗せた飛行機が着陸して、ストレッチャーで運ばれて来る姿をずっと追っていたカメラ。


ストレッチャーに寝そべっているコンスタンティン君は、全身しっかり毛布で包まれたような状態で、その姿をとらえることが難しかったという事情もあったんでしょうけれど、カメラは、ストレッチャーの脇に付いて息子の命を心配しつつ、日本という外国に緊急入国していることも加わって、極度の緊張を感じさせる表情で、強くまっすぐ前を向いて、足早に歩いているコンスタンティン君のお母さんばっかり映し出していたんですね。


当然、コンスタンティン君のお父さんもストレッチャーの脇に付いているんですが、映し出されるのはお母さんばっかり。しかも、アップ多し。


なんで?


それは、美人だったから~。


緊急入国、国際間の緊急手術っていう緊張感のカメラワークじゃない! っていう批判。

 


ロシアって美人さん、多いイメージがあります。
でもまあ、広い国ですから、いろんな民族がいるんですよね。


「日本人バイカル湖畔起源説」っていうのもあります。


バイカル湖は「シベリアの真珠」と呼ばれている世界遺産
湖畔の地域に住むヤクート人、ブリヤート人は、たしかに日本人っぽい見た目なんですね。似てます。


DNAだとかの研究も進んでいるようですが、決定的な起源説にはなっていないみたいです。


で、シベリアっていうお菓子。やっぱりそのシベリアから来たの? ってことになりますよね。
どうやら全然関係ないらしいです。


なんでシベリアっていう名前なのかについては、よく分からないってことなんですね。


羊羹と水ようかんの中間ぐらいの餡をカステラで挟んだシベリア。
なんかヒンヤリするおいしさでしょう? そのヒンヤリからイメージされる土地がシベリアだったから、シベリアって名前になったんでしょう。


って、うっそー! っていうヒンヤリネーミング説もあるそうです。

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シベリアそのものが、いつごろ、誰が考え出したものなのかも不明なんだそうで、ネーミングについても、それを知ったときには既にシベリアっていう名前だったよ、ってことなんでしょう。


大正時代の初めごろには、既に人気のあったシベリア。なので、発祥は明治後半ぐらいじゃなかろうか、っていう説が有力らしいです。


ま、いつ出来たとしても、誰が最初に作ったにしても、旨く食べられればオッケーなんですけれどね。


羊羹なんだから、やっぱりお茶と一緒に食べるのがいいっしょ。っていう人もいれば、いやあ、洋食ですからね、コーヒー、紅茶が合いますよねえ、っていう人もいます。


でも一番多いのは、牛乳! なんだそうです。


個人的にシベリアと牛乳ってやったことないですけれど、なるほどねえって思います。合いそうです。

 


カステラも、挟んである羊羹も、メーカによって違うんでしょうけれど、羊羹っていうのもなんか不思議な食べものですよね。


だいいち、名前が不思議です。ヒツジ? なんの関係があるんでしょう。


羊羹の「羹」っていうのは「あつもの」って読むんだそうで、羊の肉を煮込んだものっていう意味なんだそうです。


全然関係無さそうじゃん! って思うんですが、羊の煮込みから始まったんですよ、羊羹は。ってことみたいです。
中国発祥の食べものですね。あつものの羊羹。


羊の煮込みは、寒い朝には汁がかたまって、いわゆる「煮凝り(にこごり)」になって、その冷えた羊羹も人気の食べもの。


日本には鎌倉時代、あるいは室町時代に伝わったものとされているそうです。


でもまあ、日本には羊どころか獣肉を食べる習慣がないですからね、似たものを作る。


羊肉から出るゼラチンの代わりに寒天、肉の代わりに小豆ってことに落ち着いて、日本の「羊羹」が出来たんだろうってことらしいですね。
名前は、字をそのまま使って、日本語読みのヨウカン。中国語では「ヤンガン」みたいな発音です。


で、日本ではだんだん砂糖が使えるようになって、甘くなっていった。


江戸時代中期には水ようかんが出来たっていうことです。寒天の量が練り羊羹に比べて少なくて済むし、煮詰める必要もないので一気に人気の江戸デザートになったそうですね。


水分が多くって保存の効かない水ようかんは、江戸時代は冬の食べものだったみたいです。冷たくして夏に食べるって、意外に最近のことなんでしょうね。


シベリアに挟んである羊羹は、練り羊羹と水ようかんの中間ぐらいの、粘度、なように思います。


思い出すと食べたくなってくるシベリアですが、調べてみますと、ありますね。売ってます。
横浜、桜木町の「コテイベーカリー」がシベリアの老舗らしいです。


今でもやってますねえ。コロナ明けに行ってみようと思う店がまた1軒増えました。


シベリア、洋菓子でも和菓子でもイイです。昭和の味を幾つか買って、牛乳、試してみたいです。

 

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