ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

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【ネコにまたたび】むささび モモンガ飛んで やっぱり ふたたび ネコが好き

< っていう精神状態になっちゃうんじゃないの? ネコ科の動物はみんな >

それが、そんなんじゃないねん! って話なんでございますよ。


キウイってのもまたたびの仲間なんだそうですね。
家庭菜園っていうんでしょうかね、近所にガレージの屋根を外して木組みを渡して、キウイ栽培している一軒家があります。
もう車に乗らなくなったからさ、っていうオジサマが、育ったら儲けものっていう期待でキウイのツルを這わせてみたってことなんでした。


「しょっちゅう来るよ、ネコ」


って言ってましたね。


でもまあ、この辺って野良猫なんてすっかり見かけなくなっていますんで、どっかの飼い猫が散歩に出てきているってことなのかもしれないんですが、キウイの実を見上げながらウロウロするらしいです。

 


ガレージの壁際にプランターを並べて、そこから天井の木組みに這わせていて、3つとか、5つぐらいの実がぶら下がるそうです。
ま、素人ですからね、農産物っていうほどの収穫はないみたいです。
ネコをウロウロさせるだけ?


人間は特にキウイの匂いに反応しないですよね。


イヌの嗅覚は人間の100万倍から1億倍、ネコの嗅覚は人間の20万倍だそうですけどね、ネコより鼻が利くはずのイヌもキウイの匂いに反応しませんよね。


なんでしょうね、イヌってまたたびにも反応しませんもんね。ネコだけです。


ネコ属はジャガー、ヒョウだとか種族が違っても、やっぱり、またたびに反応するらしいですね。
そういう実験結果が発表されています。


何のためにそんな実験をしているのか、っていえばですね、そりゃもう不思議でしょうがないからですよね。またたびに接すると、ネコはなんでまた「ネコ踊り」なんて言われるような、日常を逸脱したような行動をするのか。研究対象として充分な魅力があるってことでしょう。


ずいぶん前にですね、山梨県の山小屋に泊まったときに、そこの主人が飼い猫に、またたびの枝っていうのか、太いツルを切り取ったものを転がしてやると、急にドッタンバッタン、噛んだりひっかいたりしながら、ゴロゴロ転げまわるのを見たことがあります。


ストレス発散になってるんじゃないかな、っていうのが山小屋主人の判断でした。


不思議だったのは、またたびを取り上げても特に怒ったような素振りを見せないことなんです。その場にまたたびがなくなっても、しばらくゴロゴロし続けていましたね。


またたびに対するネコのゴロゴロ行動は、多幸感のなせる業として認識されているわけですが、なんで? っていうのがずっと分かっていなかったんですね。研究者にもね。


ネコにまたたび、っていうことわざは有名ですけど、なんでネコだけ? っていうことと、なんでまたたび? っていうのはずーっと謎のまま。


で、2021年1月に岩手大学が、ネコにまたたび、分かっちゃいました! っていう発表をしましたね。

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ネコにまたたびを与えると、なんでゴロゴロするのか。
それは「蚊を避けることができるようになるからあ~」
なんだそうであります。


なんじゃそれ? って感じです。


これまでの研究では、またたびの「マタタビラクトン」って呼ばれている複合成分によって、ネコは多幸感にとらわれているんだろうっていう、ぼんやりした見解が示されていたってことなんですが、今回発見されたのは「ネペタラクトール」


知りませんね。聞いたことないです。


アルカロイド生合成の中間体、ってやつなんだそうですが、わっはっは! です。こういう説明を聞いても何も具体的に理解できませんです。

 


でもまあ、なんだか、これまで見つかっていなかった、またたびの成分がネコを強く引き付ける誘引物質だっていうことが実証されたってことなんですね。


この「ネペタラクトール」っていうのが、蚊を避ける成分なんだそうです。


ネコがまたたびを噛んだりしながらゴロゴロするのは、蚊を避ける成分を身体中にこすりつけるため。
ええ~っ!? って思っちゃいますね。


蚊なの? 蚊に喰われないことって、ネコにとってそんなにウレシイことなの?


研究は当然、「ネペタラクトール」を詳しく調べようってことになるわけで、蚊はなんで嫌がるのかを実験していたら、蚊がみんな死んじゃったんだそうです。
蚊にとってみれば、嫌な成分どころの話じゃなくって、身の危険ってことだったわけです。


となりますと、この「ネペタラクトール」っていう新発見の成分は、人間の虫よけだとか、蚊取り線香成分に匹敵する、あるいはそれ以上の効果をもたらしてくれるかもしれないってことで、そのうち、ネコマークの新商品が出てくるかもしれないですよ。


またたびって人間にとっても効果のある植物なんですねえってことも、今回初めて知りましたが、ずいぶん前から親しんでいるものなんだそうです。。


漢方薬としての「マタタビ茶」っていうのが昔からあるそうですね。


疲労回復、整腸効果があるってことで、へええ、です。近所のドラッグストアとかでは見たことない気がしますけど、漢方薬屋さんへ行けば買えるんでしょうかね。


お風呂に入れて入浴剤っていう使われ方もありますねえ。


さらには「またたび酒」ってのがあるんでした。
でもこれは、ボトルに入って売られているっていうんじゃなくって、梅酒みたいに自分で作るっていうのが一般的みたいです。


ん~。ぜひ作ってみたい気がするんですが、今まで梅酒とかも作ったことないですから、道具っていうか、あのでっかいビンを用意しないといけませんね。
でもって、またたびと、リカーと、氷砂糖だけですから、味の方はともかくとして、作れないことはない、って思うんですがね、なんかね、結局1回しか作らずに終わりそうな予感も。。。


健康のための酒。呑んだことないですねえ、またたび酒。どんなんでしょか。


それにしても解明されていないのは、ネコ属は、蚊に喰われないってことが、なんでそんなにウレシイのかってことですよね。


「ネペタラクトール」の成分が蚊を避ける効果を持っていることは証明されたとして、それを身体にこすりつけるためにゴロゴロする。


ふむふむ。でも、そういう自己防御行動っていうんじゃない動きに見えますよね。ネコ。
ごろんごろん、はしゃいでますよね。なんで?


わーい、これで蚊に喰われなくなるぞ! ってだけじゃないでしょ。たぶんですけどね。


ジャガーとかヒョウとか、大型のネコ属も同じゴロゴロ、多幸感に包まれた行動ですよ。どうみても。
ライオンだって、トラだってそうなのかもしれません。


ネコ属がそれぞれの種に分かれて進化し始めたのは1千万年前あたりからだそうなんですが、今現在のどのネコ属も「ネペタラクトール」に反応するっていうことは、種が別れる前からそうだったってことが考えられるわけですね。


1千万年前の蚊っていうのは、これまたドデカくて、ネコ属は命の危険を感じていたんで、またたび、ウレシ~イ! って反応なんでしょうか。
そんなにドデカくない蚊だったんだけど、病原体をうつされちゃって種が絶滅の危機ってことを経験しているんで、またたび、ウッレシ~イ! ってこと?


どうもね、蚊を避けたいっていう思いがネコ属にあるとしても、その意識がそんなに長続きするものでもないような気がしますし、思わず知らずはしゃいじゃうほどウレシイっていうのは、ちょっとね、なんか違う理由がありそうに思えますよね。


いやあ、なんかあるでしょ、蚊以外に、なにか。

 


「ネペタラクトール」の成分って、まだまだこれから研究されていくんでしょうけどねえ。


2月22日はネコの日だそうですが、ネコはねえ、なんで多幸感を享受するのかって教えてくれないでしょうからねえ。
でもまあ、あれか。本能なんて説明できる種類のもんじゃないですね。はい。


いろいろ理由の分からない成分って、ありますもんねえ。


またたび酒、どこかに売ってないですかね。ん~。
ネコも呑むかな?

 

< 人間にはこっちかな >

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