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【睡眠偏差値】ありゃま 眠りにも偏差値 あるですかあ

< 世の中に 寝るほど楽はなかりけり 浮世の馬鹿は 起きて働く >

っていうのが口癖の人。3人知ってます。
お互いに知り合いじゃない3人です。


でもこれですね、狂歌とか戯れ歌とかっていうので探してみますと、「寝るほど楽はなかりけり 浮世の馬鹿は 起きて働く」っていうのはあるんですけどアタマに「世の中に」って付いてないんですよね。


さらに、これは蜀山人狂歌だよっていうのが通り相場みたいになってますけど、なんかね、読み人知らずっていうか、パチモンらしいですよ。


「杭か人か」っていう狂言の中に「世の中に 寝る程楽は無きものを 知らぬうつけが起きて働く」っていうセリフがあってですね、これをうろ覚えに記憶した人が言い出したんじゃなかろうかってことみたいです。


狂言を観に行く人ってのも、そんなに多くはいないでしょうから、ひょっとすると、噺家がまくらに使っていたとか、講談師のアレンジだったりするのかもです。
なにかしら大ぜいに向かって、何回も言ってないと、ここまで広まらないでしょうからねえ。


みんなが間違って覚えていると、いつの間にか間違った方がホンモノになっちゃうってこと、あります。

 

 

 


「杭か人か」っていう狂言は、普段は驕慢な振る舞いをしている召使が、ホントは臆病者だってことを主人は知っているんですね。
で、夜回りを命じて、どんなビビり方をしているか、そっと傍で確認しようっていう狂言なんですね。


「世の中に 寝る程楽は無きものを 知らぬうつけが起きて働く」かなんか言いながら夜回りに出かける召使ですが、こわごわ暗闇を歩いていると、何だかボーッと見えてくるものがある。
召使の様子をうかがっていた主人が見つかっちゃうんです。


ところが召使の方は、まさか暗闇の中に主人が自分を見張っているとは考えません。
あの辺には、たしか杭が打ってあったような気もするけど、どうも、人のようにも見える。


っていうんで、恐る恐る棒で突きながら「杭か、人か」ってやるんですね。


突かれた主人は「杭、杭」って応える。


「なんだやっぱり杭だった」
「これこれ、主人の声を忘れたか。そもそも杭がものを言うか。愚か者め」


っていうような話なんですけどね。


「杭、杭」っていう狂言芝居の面白さよりも「世の中に 寝る程楽は無きものを 知らぬうつけが起きて働く」っていうセリフの方が記憶に強く残ったっていうことなのかもしれませんね。


寒い冬には賛同する人、けっこういるんじゃないでしょうかね。


寝るっていうか、布団の中でぬくぬくしていたい。出たくない。会社なんて、行きたくないなあ。
思いっきり二度寝、してみたいなあ、って思いはたいていの人が持っていると思います。
でもまあ、これは眠りたいっていうより、ごろごろしてたいって気持ちなのかもですけどね。


できればずっとごろごろ寝て暮らしたいって思うタイプの人がいるかと思えば、寝るのがもったいないって思う所ジョージさんタイプの人もいますよね。


そういうバイオリズムの曲線が、全然下に下りてこないってタイプの人は問題ないのかもしれませんけど、たいていの人は目覚ましで起きて、ホントはもっと寝ていたいんだけどそうもいかないからね、しょうがないねって動き始めるんだと思うんですよね。


目覚ましが鳴る全然前に目が覚めちゃって、いっつも寝足りない気分っていう人や、目覚ましを止めてからアタマがハッキリしてくるまでけっこう時間がかかるって人っていうのも少なくないみたいですよね。


なあんだ、みんなそなんだ、って安心しちゃダメなんですって。


誰だって、元気に朝を迎えたい。スッキリ目覚めて、活力ある一日を過ごしたいって思ってると思うんですよね。


目覚ましで起きるのはイイとして、起き上がったら、んんーって伸びをして、キッパリ、一発でお目覚めっていうのは理想ですよね。

 

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でも、そうじゃない人がほとんど。


しかもですね、日本人って世界で一番睡眠時間が短いらしいんですよ。
ろくな世界一じゃないですよね。


ポラール・エレクトロ・ジャパンって健康機器の会社が2018年に公開したデータを見ますと、主要28か国中、日本は世界最短の睡眠時間です。男女ともに。


世界平均の睡眠時間は男性が「7時間7分」女性が「7時間26分」


28位の日本は男性が「6時間30分」女性が「6時間40分」


でもこれ、調査対象の年齢層が不明ですけれど、こんなに寝てますかねって気がします。
ま、平均ですからね。こういう数字になるのかもしれません。


1つ上の27位はイスラエルで、男性が「6時間42分」女性が「6時間51分」


中国は22位。男性が「6時間52分」女性が「7時間11分」


アメリカは16位。男性が「7時間11分」女性が「7時間31分」


ロシアは15位。男性が「7時間13分」女性が「7時間26分」


イギリスは8位。男性が「7時間18分」女性が「7時間34分」


カナダは7位。男性が「7時間18分」女性が「7時間41分」


同率2位がフランスとエストニア。男性が「7時間2分」女性が「7時間44分」


そして1位がフィンランド。男性が「7時間24分」女性が「7時間45分」

 

 

 


日本とフィンランドでは男女ともにほぼ1時間の差がありますね。睡眠時間の1時間ってエラク違いますよね。


ポラール・エレクトロ・ジャパンは独自に「睡眠の質」っていうのを、睡眠中の体の動きや心拍数で算出していて、その睡眠の質では日本は25位だそうで、ちょっとだけランクアップ。


ここでも1位はやっぱりフィンランド。北欧って何かと健康的、環境的優等生ですよねえ。


最下位の28位は中国だそうで、東アジアの睡眠、危ないのかもです。


ブレインスリープっていう日本の会社が2020年と、2021年の「都道府県睡眠偏差値」ランキングっていうのを発表しています

 

人によって違うとはいえ、毎日の睡眠が足りていないと、睡眠不足が積み重なって「心身に」悪影響が出てくるような状態を言い表す「睡眠負債」っていう言葉がありますが、その睡眠負債を解決しようっていうのがブレインスリープ。
睡眠の可視化っていうのが1つのテーマだそうです。


睡眠時間だけじゃなくって、様々な質問項目の答えを総合判断したものが睡眠偏差値なんだそうですが、ランキングの動きはけっこう大きくってですね、可視化の1つとしての面白さはありますが、説得力として、これから先、質問項目の工夫が期待されるところだと思います。


2020年、2021年はコロナ禍だったですからね、そうした特殊事情っていうのも日本人の睡眠に影響七得しているのかもしれませんけどね。


発表されている「都道府県睡眠偏差値」ランキングは、2020年のデータが「偏差値」と「睡眠時間」が明示されているのに対して、2021年のデータは「偏差値」のみです。


2回目にして公表されるデータの形式が違っているわけですが、何かを新たに作っていくのって大変なんでしょうね。どんどん安定させていって欲しいです。


2020年のトップスリーは、
「1位 青森県」「2位 静岡県」「3位 和歌山県


ワーストスリーが、
「45位 山梨県」「46位 徳島県」「47位 宮城県


そして2021年のトップスリーは、
「1位 三重県」「2位 和歌山県」「3位 滋賀県


ワーストスリーは、
「45位 山形県」「46位 熊本県」「47位 徳島県


っていう順位です。けっこう変動しています。安定しているのは和歌山県だけ。


2020年から2021年の順位変動を見てみますと、


青森県が1位から14位。


静岡県が2位から37位。


和歌山県が3位から2位。


山梨県が45位から41位。


徳島県が46位から47位。


宮城県が47位から5位。


ね、変動幅がけっこうありますよね。


さらに言えることは、睡眠の質が最も悪かったのは「週に1~2回在宅勤務を行っている人」なんだそうです。


この結果を考えてみますと、医療従事者の方たちは、3交代制だとかで、勤務時間がローテーションするわけで、ってことはつまり、睡眠時間がばらばらにならざるを得ないってことで、しっかりした睡眠をとるっていうのが大変ですよね。


ちなみに医療逼迫度合いの高かった大都市圏の東京は、2020年が23位、2021年が13位。大阪は2020年が41位、2021年が18位。
ってことで特にコロナ禍が睡眠偏差値に影響を与えてはいないのかもしれません。

 

 

 


最近では「デジタルヘルスケアパジャマ」だとか「スリープ Tシャツ」っていうのが販売されていて、自分の睡眠を管理する動きが出てきましたね。

自分の眠りを客観的に数値で把握するってことですね。デジタルです。


眠りを改善したいっていう思いは、睡眠偏差値に教えられるまでもなく、現代を生きる日本人は強く持っているのかもしれません。


健康まくらっていうのも、ずっと前からいろいろ出てきます。
みんな、「ちゃんと」「ぐっすり」眠りたい。


寝酒って良くないらしいですからねえ。


パッと起きられて、んんーって伸びをして、きょうも元気だ空気が旨い! って人。うらやましいですねえ。

 

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