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【スマート・ユース・イニシアティブ】「ネットイジメ」の対処に相変わらずデジタル庁の顔が見えてこない件

< 2022年時点で 2013年に総務省がとりまとめた「スマートフォン安心安全強化戦略」からの発展は? >

子ども同士でのSNSトラブルっていうのがありまして、まあね、そういう時代だよね、って思いますけど、コロナ禍の学校生活って、そうしたネットコミュニケーションを取り込まざるを得ないところもあるんでしょうし、否応なくSNSなのかもしれません。


う~む、時代ですねえ、とか、そんな呑気な話題じゃなかったんでした。
「イジメ」です「ネットイジメ」


古い友人の一番下の子どもが通っている中学校で「ネットイジメ」が問題になって、友人の子どもが直接被害を受けているとか、加害者になっているっていうんじゃないみたいなんですけど、なんとかしたいっていう中学生なりの正義感を持っていて、親としてもなんとか応援したいんだけれども、なにをどうアドバイスしたものやら、っていう話だったんですね。

 

 

話っていうか、メールが来て、メールで応答してっていうやりとり。
このとき感じたことが、そういえば最近、っていうかかなり前から「電話」で話すことがほとんど無くなったなあっていうことです。


スマホって、スマートフォンっていうんだから、電話なんですけどね。
もうそういう意識じゃなくなっていることに気付きました。
「携帯電話」っていってたころは、持ち運びの出来る「電話」でしたね。そです、確実にそのころは「電話」って意識していました。
でもスマホになってからは、「電話」って思ってないです。
フォンだけど、電話とは意識していませんねえ。


どう思っているのかっていうのを改めて考えてみますと「ミニコンピュータ」でしょうかね。


ネットでサーバにつながれば、端末の中に様々なアプリケーション本体を持っていなくとも、たいていの用は足ります。
スマホにダウンロードしているアプリケーションにしても、たいていは、サーバの中にある専用アプリケーションにつなげるだけの機能ですもんね。


発端はクライアント・サーバ方式の「シンクライアント」辺りなんでしょう。

 

 

 


個人が持っているスマホを1台のクライアントと考えれば、必要最低限の機能を持った「シンクライアント」って言えそうです。


ダウンロードするアプリは、それ1つで、スタンドアローンで完結する機能を丸ごとダウンロードするんじゃなくって、サーバ内のアプリケーションにアクセスする権限とこれまでのアクセス状況をリンクする機能だけを持っている感じですね。


いや、自分はゲーム専用のコンピュータにカスタマイズしていますよ、っていう人もいますけど、基本的にサーバはスマホと一緒の扱いしかしてくれませんでしょ。
違いは、クライアントからのコマンドを効率的にまとめたり、コマンド入力、例えば銃を発射するとか、そういうインプット方式がスマホなんかよりは圧倒的に扱いやすくなっている、っていうことだと思います。


シンクライアント」に対して、クライアントの中に、オフラインで、あるまとまったタスク処理が出来るアプリケーションをインストールしてあるタイプを「リッチクライアント」って言いますけど、これは、ごく普通のデスクトップやノートのことです。
別にお金持ちのマシンのことじゃないです。


日進月歩っていう概念に対して、秒進時歩なんて表現されることもあるデジタル世界です。
その業界で仕事をしていないと、ある日突然、さっぱり分からない言葉が出て来て、その言葉の示していることがなんなのか、理解できなうちに、また次のなにそれ? が出て来ちゃうっていうのが現状ですよね。


連絡してきてくれた友人も、そういう、言ってみれば「デジタルブーマー」の1人ってことになるでしょう。


そういえばあいつ、コンピュータ関係の仕事、してたよなって記憶で長文メールしてきたんだと思いますが、たしかにデジタルの流れの澱みにぼや~っと浮かんでいた経験はあるんですが、おもにシステムの基本設計とかですからね、SNSとかに関しては完全に「デジタルブーマー」です。


「ネットイジメ」に関して、どうしたもんかって悩む人は、子ども、大人、けっこういるんでしょうねえ。


難しいっていいますか、明確なこれといった答えなんてないんでしょうね。
人間の業っていうか、子ども時代ばっかりじゃなくって大人になっても、そういう「イジメ」っていう行動を、おそらく無意識にやっている人っていますもんね。少なくない感じですよ。


つまり、デジタルになったから発生した問題じゃなくって、元々あった問題がデジタル世界にも持ち込まれたってことなんで、人類永遠の問題。その本質は変わっていないでしょうし、解決策もないんでしょうね。
これまでもずっとなかった。

 

 

 


ある意味、SNSでのイジメは証拠が遺るわけで、発見を早めることで、問題が小さいうちに、解決するのは難しいとしても被害レベルを小さく出来るかもしれません。


でもまあ、なにか役に立ちそうなコミュニケーションとかも、そのSNSの中にあるかもなあって探していて、出てきたのが「スマート・ユース・イニシアティブ」っていう言葉でした。


2013年ですから、2022年時点では10年も前になりますが、総務省主導の「スマートフォン時代における安心・安全な利用環境の在り方に関するワーキンググループ」がまとめた提言の中にある言葉、概念です。
10年前には既に「ネットイジメ」っていう問題はあったんでしょうね。


総務省「スマートフォン安心安全強化戦略(2013)」として公開されています。

 

斜め読みですけど、感想としては、戦略? って感じのレベルでした。
3つの戦略っていうのが「イニシアティブ」ってことで提言されていますね。
なにがイニシアティブやねん!? って感じではありますけどねえ。


3つっていうのは


スマートフォン・プライバシー・イニシアティブ」


「カスタマーサティスファクション適正化イニシアティブ」


そして「スマート・ユース・イニシアティブ」です。


Smartはそのままでしょうけれど、ユースっていうのが、たぶんおそらく「youth」と「use」にかけてあるんじゃないでしょうか。
ネーミングとしてのオアソビはけっこうイイセンス、だと思います。


でもね、っていう内容だと思うんですよねえ、残念ながらねえ。


リテラシー」を共有しましょうっていう提言なんですけど、常に変化しているジャンルの「リテラシー」って何を意味させようとしているんでしょうか。


しかも子どもに、その「リテラシー」を共有してもらうためには、親、教師も一緒に「リテラシー」を共有しましょう、そのために勉強しましょうっていう提言のように読めましたです。
アホでしょ。


今、目の前の問題に対するのに、言葉としての概念共有を、親御さん方、先生方、勉強してくださいっていう「イニシアティブ」が、有効になるのにどれぐらい時間がかかるって計算しているんでしょうか。
子どもたちは学校を卒業しちゃっていますよ。


それに第一、その「リテラシー」共有のための学習って、スマホの使い方を子どもに聞くのが一番効率的だっていう世代が、子供たちの閲覧制限だとか、コントロールできるとは思えませんけどね。

 

 

 


ま、でも、この総務省の「スマートフォン安心安全強化戦略」は2013年のものですし、評価が芳しくなかったんで「デジタル庁」を新設って流れになったのかもしれませんしね。


デジタル庁が出来たのは2021年の9月です。


ちょっと前にも言ったような気がしますけど、デジタル庁って、今、なにしてんの?


ブログっていうのもSNSを代表する1つってことで、スマートフォンの安心安全については注目していきたいと思っておりますです。


SNSリテラシーじゃなしにね。
毒舌とイジメは違いますしね。


そのうち、新しい「スマート・ユース・イニシアティブ」が発表されるかもですしね。そのうちね。

 

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