< 最近 雀を見かけなくなりなしたが UFO目撃情報も聞かなくなってますね >
コロナ禍が長く続いて、いろいろと世の中の変化を感じているきょうこの頃ですが、東京の空って、なんか青くなったなあって気がします。青さが増したっていいますかですね、しっかりした青さになったように思います。
多摩川っぺりまで足を延ばして、午後の散歩。
土手道をそぞろ歩きながら、ビルに遮られない視覚的に広い空を感じながら、ん~、青くなったよねえ、って立ち止まって空を見上げておりますと、上下ジャージ姿のおばさまが近寄ってまいりましたね。
散歩なのかジョギングなのか、息は切らしていませんでしたが、隣りに並びかけてきましてですね、
「なにか見えますか?」
マスクの奥から弾んだ声でお尋ねになります。
いやあ最近、空が青くなったなあって思いましてね、って応えますと、おばさまはじっと私の顔を見てですね、
「あんたバカなの? 空は昔から青いって決まってんのよ」
ってですね、目だけで言い捨てて、去って行かれました。お達者でえ~。
まあね、むははってな出来事ではあったんですが、おばさまには壊れたオヤヂに思えたんでしょうね。
無理もないことだと言えるんですけど、わざわざ問いかけてきたっていう、その興味はどこにあったのかってことを考えてみますと、やっぱりね、何か望むものがあったわけですよね。
じっと空を見上げている奴がいれば、そりゃまあ、UFOかって思っちゃう気持ち、分からないでもないです。
え? 何ナニ? 何が見えるの? UFO? なんか望んじゃってるものがありますよね。
出来得れば、可能であれば、一度でいいから見てみたい!
でもねえ、見たことないですねえ。
そういえば最近、UFO目撃談ってのも聞きませんよね。コロナの新種株の話ばっかりで、そっちの方向の興味ある話は世界的に出てきていない感じ。
それとも地球外の方々もコロナウイルスは避けたいものってことでしょうか。
居酒屋のカウンターでそういうバカ話をしていますとですね、時々居ますよ、「あ、オレ、見たよ」って人。
スマホ持ってるんだから撮れよな、ってことで話はそれ以上進展しないんですけどね。
興味はあるんですよね。無下に否定できないって気がしているですよ。UFOの存在。
居たってイイじゃん、って程度の期待感ではありますけれどね。
諸外国では政府がUFO研究組織を起ち上げているところも少なくないですよ。
「ユーフォー」って発音している国は日本ぐらいなもんらしいですね。世界的には「ユー・エフ・オー」だそうです。
ま、そこはイイですよね。日清焼きそばの正式名称は、ハッキリと「ユーフォー」ですし、ピンクレディも「ユーフォー」でしたしね。カタカナ読みです。
そんな日本ですが、2020年に「宇宙作戦隊」ってのを起ち上げましたね。東京の西の方、府中市の航空自衛隊基地です。
「Space Operation Squadron」ですよ、略したら「SOS」ですね。ん~。略しちゃダメなのかもですね。
防衛省によれば「日本の人工衛星を守るため」「不審な人工衛星や宇宙ごみを監視する体制の整備を本格化させること」を目的とした宇宙作戦隊だそうですけれど、「作戦」ってさ、なんなん? って思いますよね。
イイんです。庶民には知らせなくたって、なんだかすごい力を持ったレーザ光線とか、そんなんを既に自衛隊は開発済みなんですよ、っとかね、それぐらいの科学力を持っていて欲しいような気もします。
監視するってだけだったら「作戦隊」っとかいう名前にしないような。。。
ま、そんなキナ臭い方向じゃなくたって、諸外国に負けないレベルでのUFO観測とか、やってくれるのかもしれません。知らんけど。
ところで「UFOの日」っていうのがあるって知ってました?
6月24日が「UFOの日」です。ってホントかよって思いましたけどね、ホントなんですよ、これが。世界的にですよ。
UFOの認知度って諸外国の方がかなり高いのかもしれません。
「unidentified flying object」「未確認飛行物体」「空飛ぶ円盤」ですよねえ。
葉巻型っていうのもあるそうですので、必ずしも円盤ってことじゃないみたいですが、日本で浸透しているのは「フライング・ソーサー」ですよね。
この円盤っていうイメージを植え付けたのが「ケネス・アーノルド事件」
1947年6月24日。アメリカ、ワシントン州で起こったUFO遭遇事件です。第2次世界大戦終結後2年っていうタイミング。
6月23日に消息を絶った海兵隊の輸送機の捜索に報奨金が付いて、翌日、それを目当てにしたアメリカ人飛行士、ケネス・アーノルドが自家用機でワシントン州の空を飛んでいるときに遭遇した「9個の奇妙な物体」の飛行目撃がその事件そのものらしいです。
自家用機って、この時代ですからねジェットじゃなくって、セスナ、とかなんでしょうね。知らんけど。
アメリカのメディアがその目撃情報に飛びついて「フライング・ソーサー(空飛ぶ円盤)」って名前を付けたのが最初だとされているので、6月24日が「UFOの日」
でも、この時ケネス・アーノルドが目撃したUFOって、「皿」っていう形じゃなくって、皿の破片、というかなんというか、ガッチャマンの羽みたいな形ですね。
とんでもないスピードで飛んでいたっていうわりには、40㎞離れていたっていうのにあまりにもハッキリした形状を伝えていることが信憑性に欠けるとされました。
そりゃまあね、UFO見たよ、って話なんですから、うっそ~って反応が普通でしょねえ。
ところが、あいつは嘘をつくような奴じゃないんだよって人が現れます。
アメリカン・グラフィティみたいな話になってきます。
友人の新聞記者デビッド・ジョンソンが追跡調査中の1947年7月6日に自家用機で飛行中、「きわめて不規則な動きをする黒い円型の物体」を目撃。
新聞記者ですからね、デビッド・ジョンソンは撮影しようとします。ちゃんと準備はしていますね。
ところが、近づこうとすると黒い物体は瞬時に消え去ってしまって、撮影失敗。
「空飛ぶ円盤」と「黒い円型の物体」じゃあ、だいぶ違う印象ですけれど、この時の黒い物体を目撃したっていう証言はデビッド・ジョンソン以外からも多く寄せられて大いに盛り上がったわけですね。
ケネス・アーノルドの目撃証言のずっと前からUFOという存在は知られていたらしいんですが、戦後にメディアの報道体制が整って、伝言ゲームのような流れで間違って伝えられた経緯もあるようですけれど、「空飛ぶ円盤」っていう名前が全世界に広まったっていうことなんでしょね。
「ケネス・アーノルド事件」よりは後のことになりますが、UFO関連で一番有名なのが「ロズウェル事件」ですね。
1947年7月8日、「空飛ぶ円盤(flying disc)」の回収。
ええ~っ! やっぱりホントだったんじゃん!
「ケネス・アーノルド事件」の直後です。
これ、映画の話じゃなくってホントの新聞報道ですからね、どひゃあ! ってなりますよね。
「第509爆撃航空群の職員がロズウェル付近の牧場から潰れた「空飛ぶ円盤(flying disc)」を回収した」
っていう軍の発表です。
で、すぐに軍はこの発表を否定しています。
「職員が回収したものは「空飛ぶ円盤(flying saucer)」ではなく、気象観測用気球」
アホかっ! 人騒がせな、ってことでそれだけのことだったらしいんです、この時は。
ところが1978年に元核物理学者で作家のスタントン・T・フリードマンが、墜落現場とされたニューメキシコ州 リンカーン郡からテキサス州フォートワースまでUFOの残骸を運ぶのに同行したジェシー・マーセル少佐にインタビューして、「軍は異星人の乗り物を極秘裏に回収した」っていう証言を引き出したんですね。
これで一気に「ロズウェル事件」が世界的に知られるようになりました。
軍はあくまでも否定しているんですが、
「少なくとも一機の異星人の乗り物がロズウェル近辺に墜落した」
「異星人が回収されその一部はまだ生存していた可能性もある」
「事件についてのあらゆる知識に対する大規模な隠蔽が行われた」
っていう内容が世界的に信じられている、っていうか噂になっているんですよね。
情報隠蔽に関しては、FBIが映画顔負けの活動をしていた頃の話ですからね、まったくあり得ないことじゃないのかもしれません。
世界の中でUFO先進国(?)っていえるのは圧倒的にアメリカでしょねえ。
日本ではどうなんでしょか。
1972年に高知県高知市の介良地区で、地元の中学生数人が小型未確認飛行物体を捕獲したっていう「介良事件(けらじけん)」っていうのがありますよ。
でもこれ、目撃緒言だけです。捕獲したっていう中学生たち以外はね。
1975年には山梨県甲府市でオレンジ色のUFOと、その搭乗員の目撃証言がありますよ。
2人の小学生と、その両親による証言で、小学生のうち1人は、搭乗員に後ろから肩をたたかれたらしいです。甲府事件です。
証言だけとはいえ、宇宙人に肩をたたかれたっていうのって、なかなかですね。腰を抜かしたそうですけどね。
1986年には日本航空の貨物便が、アメリカ合衆国のアラスカ州上空で未確認飛行物体に遭遇したっていう「日航ジャンボ機UFO遭遇事件」があります。
ユングは、人間が不安から逃れたいっていう願いが空に投影されたものがUFOなんじゃないか、みたいなことを言っていますけれど、集団心理ってことなんでしょうかね。
石川県羽咋市はUFOで町おこしをしている、かなりユニークな町です。
市内の正覚院っていうお寺に、どうみてもUFOのことだよねっていうことが書かれている古文書が遺っているんだそうです。
「コスモアイル羽咋」っていう宇宙科学博物館が面白いです。
随分前に1回だけ行ったことがあります。
近くのラーメン屋さんで「UFOラーメン」を食べました。んははって笑えるラーメンでしたよ。
「UFOラーメン」フッツーでした。いろいろ形式を変えて、今もあるみたいです。
ロズウェル事件とかと比較しますと、日本のUFO周りは、ヘーワです。それでいいんでしょねえ。はい。
コロナ明けには、またUFOさんは地球のいろんなところに表れてくれるでしょうか。
宇宙作戦隊の活躍を期待します。
って、だから、そういう組織じゃないんだってば。。。