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酒呑みの食いしん坊、メタボはイヤだけどガマンは嫌い。

【チケットぴあ】店舗の運営終了という事態に昭和のオピニオンリーダー沈潜化を考える

<つまり【ぴあ】は上手にデジタル化を成し遂げたということなんでしょう>

2021年4月9日付のプレスリリースで、ぴあ株式会社が「チケットぴあ店舗(ぴあステーション、チケットぴあスポット)の運営を2021年6月30日で、すべて終了すると発表されました。


「今後は更にインターネット販売を中心に、お客様、ならびに興行主催者の皆様にとって利便性の高いチケットサービスの提供に努めて参りますので、引き続き「チケットぴあ」をご愛顧賜りますようお願い申し上げます」
とのことなのでありました。


思い起こせば1999年12月。ウェブでのチケット販売が開始されてから、20年余り。デジタル化の波によって対面販売は次第に賑やかさを失っていって、コロナ禍での外出自粛にとどめを刺された感じなのかもしれません。

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「チケットぴあ」がスタートした1984年当時、高校生以上だった人には、ある種の感慨のあることではないでしょうか。
スタート当時ピカピカの高校1年生だった人も、2021年の今は、ドッシリの53歳という計算になります。
そりゃあ、時代も変わりますよねえ。


雑誌「ぴあ」を知っている方々は、令和のコロナ禍をどのように過ごしておられるでしょうか。


映画やイベントの情報は、しっかりネットで得られていると思います。チケットぴあ店舗がなくなっても特に不便は感じませんよね。


紙媒体の凋落、対面販売の零落、などと落ち込む方向にとらえる必要は全然なくって、それよりはむしろ、デジタル化が遅くて、システム的に脆弱過ぎる日本全体の仕組みこそを心配すべきことなんでしょう。


一世を風靡したと言っていい雑誌「ぴあ」を御存じない方も多いかと思いますが、週刊マンガが全盛期を迎えつつあった1972年に、中央大学の学生だった矢内廣(やない ひろし)さんによって、月刊誌として創刊されています。半世紀前です。


映画好きだった矢内さんが、自分の見たい映画がどこでやっているか、上映時間は、料金は、という欲しい情報が当時無かったことから、映画、芝居、コンサート、展覧会など、見たいもの全てのカルチャーについて、必要情報がまとまっている雑誌が必要だと感じたことから創刊にいたったということです。


大学を卒業して会社組織にした直後の1975年から「ぴあ」の表紙を担当した及川正通さんのイラストは、街を席巻した感がありました。
ぴあを手にすることはオピニオン・ステートメント的な意味合いさえ持っていましたよ。そんな気がします。


同じころの1973年に渋谷パルコがオープンしています。


こちらはファッションばかりか、テレビコマーシャルにも新たなセンスを持ち込んだオピニオン・リーダー。


1970年代はやがてバブルを迎える、右肩上がり一方の時代だったと言えるのかもしれません。あらゆるジャンルが元気でしたね。


順調に支持を得ていった雑誌ぴあは、1984年にチケットぴあをスタートします。これと同時にチケットぴあ店舗も始まっているんですね。
人気映画や、コンサートチケットが売り出される日には、前日から店舗の前に行列ができるなど、話題になったものでした。


ぴあ株式会社は「その役目を十分に果たした」としています。
うん、その通り、ですね。


2007年には雑誌ぴあの及川正通さんの表紙イラストが制作最長記録で「ギネス世界記録」に認定されました。


2010年にはセブンイレブンでチケットぴあの扱いを始めると同時に、フリーペーパー「7ぴあ」の発行を開始しています。


スマホ世代の人たちも、セブンで「7ぴあ」を見たことがあるんじゃないでしょうか。
ただ、この辺りがぴあの転換点だったのかもしれません。


雑誌ぴあの編集方針が変わったりなど、存続の工夫が裏目に出たような感じもしましたが、2010年6月に「ぴあ中部版」が休刊。10月には「ぴあ関西版」休刊。


2011年7月には「ぴあ首都圏版」が休刊して、雑誌ぴあは終焉を迎えてしまいました。


唯々諾々と世の中の流れに流されるばかりではなく、同じ年の10月には新雑誌「ウレぴあ」を創刊して、連動ウェブサイト「ウレぴあ総研」も元気です。


つまり情報の流通という面では、相変わらず影響力を有している「ぴあ」なわけですが、紙媒体の雑誌終了、「チケットぴあ店舗」の終了によって、アナログ世界に「さよなら」したってことなんでしょう。
イイじゃんねっ! そです。何もがっかりするようなことではないはずなんです。


ですが、なんだか、寂しいといいますか、鼻からタメ息です。そっかあ、終わりかあ。。。
コロナ禍のガックシ生活に拍車をかける感じ。


それでもですね、2021年に入って、池江璃花子さんの復活であったり、松山英樹さんのマスターズ優勝とか、明るい方向のニュースも聞こえてくるようになりました。日本人にとってね。


それが普段の気持ちの張りに結びつかないはずは無いんですけれども、どうもね、暮らしの全体的に力が入らない日々ですね。
コロナが治まりません。影響を受けて生活に困窮している話は巷に溢れています。


単純にアナログ時代を懐かしがるわけではありませんが、あの頃力強く、輝いていた諸々。それが終了、撤退、廃業というニュースの方が圧倒的に多いですからね。
パルコもなんだか振るいませんしね。カッコ好さが、うっすい感じ。


一般市民を元気にしてくれるようなオピニオン・リーダーって、今、誰でしょ? どこでしょ?


ゴールデンウィーク明けにはワクチン供給は必要量を確保できますって、コーノさんが言ってました。
そしたら今度は9月までに供給の目途がたった、って言ってましたね。

なんかワクチンについて考えると、日本って置いてきぼり、なんじゃないでしょうかね。


八王子市のおじーちゃん、ホント弱ってましたよ。どうやって予約すんねんって。
町中華のテレビで見ました。知らない人だけれど、デジタル弱者に対して、デジタル対応って、ア・ホ・カ。


目途が立ったって言ってもねエ、八王子のおじーちゃんが知りたいのは、おれっていつワクチン打てるの? ってことでしょ。そういう具体性を言えていない。示せていない。
なんだかねえ。。。


最後に「ぴあ」って名前。会社側は特に何も言っていませんが、「peer」なんでしょうね。
仲間って意味ですけど、デジタルって、そういう温かみ、みたいなものを感じにくい気がします。


ちなみにスラングとしてPIAっていう言葉がありまして「Pain In The Ass」


これは直訳的な意味じゃなくって「めんどい」とか「ダル~」って意味らしいです。


ん~。「peer」です。いまこそ「ぴあ」でいきまっしょい!


ところでコーノさん。国産のワクチン、治療薬って、目途、たってないんでしょうかね?
なんでこんなに遅いんでしょうか。