ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【無人コンビニ】って要するに 中にはいれる自動販売機ってこと?

< 無人販売っていう形式は昔からありましたよね 穫れたて野菜の台売りとか 今もあるでしょ >

まあね、見たことはありますよ「無人コンビニ」


ただですね、なんかね、事前登録しないといけないアプリの扱いに抵抗があることと、なんか侘しくないですかあって気がしていて、利用したことはないんですよねえ。


コロナパンデミックになってちょっとしてからですかね、見かけるようになったのは。
開店したばっかりの頃は人も並んでいたりなんかして、ふむう、コロナ禍での非接触ってやつですかねえ、とか眺めておりましたが、最近は利用している人を見かけなくなったような気がします。ま、時間帯ってこともあるんでしょうけれどもねえ。


新しいもの、流行りものに群がる人っていうのは、いつでもどこにでも一定数いますし、とにかく一度、体験しておきましょうっていう気持ちがひと段落ついたのかもしれません。


ま、とにもかくにも、「無人コンビニ」を利用するために事前の登録だとかをしておけば「ウォークスルー」だとか「セルフレジ」ってやつでオベンリでしょ、ってことらしいんですよね。


接触、非対面って言っても、コロナ禍になったからって急にそういうシステムを実現できるもんでもないんでしょうから、けっこう前から準備していたんでしょうね。
コロナ禍の前から無人化計画、だったのかもです。

 

 

 


「コンビニエンス」っていう商品販売の形式が、もう既に便利じゃなくなっているってことなのかもなあ、って思うこともあるんですけど、どうなんでしょう。


朝7時から、夜11時までやってますよ、っていうことで登場してきて、ほほう、なるほどコンビニエンス。
それから24時間営業になるまで、そんなに時間はかかりませんでした。


コンビニ経営側の各社統廃合も進んで、生活になくてはならないインフラになりましたっていう報道がなされたと思っていたら、人手不足で廃業する店舗も出てきたっていうこれまでの流れでしたね。


で、人手がかかりませんよっていうことで出てきたのが「無人コンビニ」ってことなんでしょうね。


人手がまったくのゼロってことではないんでしょうけれど、かなり削減できるし、なんでだかスペースも必要としないっていう店舗経営側に対してのアピール広告もよく見るようになりました。


店舗内に入っても店員は1人もいない。
店内が狭いっていうこともあって、なんだかベルトコンベア式に客がカニ歩きで流れていく。
コンビニエンスストア自動販売機化って感じがしないでもない「無人コンビニ」です。


コロナ禍になってアルバイトの学生たちが外に出ない生活になったんで、より一層の人手不足ですってニュースで言っていたんですけど、感染者が出続けている中でも、「アナログコンビニ」のアルバイト学生が減ったような印象はなかったですけどね。


むしろ新しい顔ぶれが増えていて、聞いてみると、
「飲食でバイトしてたんですけど、つぶれちゃったんで」
っていうことで、なるほどな人の流れではありますよね。


人手不足っていっている一方で、働き口、バイト先がないっていう声もあって、なんなのこれ? っていうアンポンタンな日本、ってことなのかもしれません。


ま、そんなこんなで、急激にコンビニの無人化が進むってことでもなさそうですけど、アフターコロナの物品販売の形態って、けっこういろいろ変わるんでしょうねえ。


人件費っていう固定経費を最小にして売り上げを確保する工夫の1つとしての自動販売機っていうのは、なんと紀元1世紀からあるんだそうで、現在で確認されているのは、古代エジプトの寺院の「聖水の自動販売機」


エジプトの通貨、5ドラクマを所定の場所に投入すると、その重さが栓が開いて蛇口から聖水が出るっていう仕組みだったそうです。


そういう自動販売機があったことを記しているのは、三角形の面積を求める公式の中の1つ「ヘロンの公式」を証明しているヘロンですから、起源1世紀頃の記述っていうことは間違いなさそうですが、ギリシアのヘロン自身が製作して、エジプトの寺院に設置したものなのかは不明。
っていうことなんで、ヘロンの知っていた情報としてのエジプトの自動販売機、っていうものだったとすると、ヘロンが書き記したもっと前、紀元前に自動販売機が存在した可能性もありそうですね。


なんにしても、そんなに昔から自動販売機があるってことには驚かされますが、よく考えてみますと、聖水って神聖なものなんですよね、きっと。それがお金払って蛇口から出てくるって、信者としてオッケーなものなんでしょうかね。
その寺院での聖水の扱いって21世紀現在ではどうなっているのか、ちょっと分かりませんですね。

 

 

 


日本では、1876年に上野公園に設置された「自動体重測定器」っていう自動販売機の記録が最も古いものだそうです。


計測の仕組みだとか全然分かっていないみたいなんですが、台に乗って硬貨を入れると、体重計の針が動き始めるとか、そういうことなんでしょうかね。面白がってやる人はいたのかもしれませんけれど、公衆の前で自分の体重を公表することになるわけで、女性は絶対やらなかったでしょうね。


しかしまあ、妙なものが日本最初の自動販売機だったんですねえ。


「自働郵便切手葉書売下機」っていうのが出てきたのが1904年。


これね、誤植じゃないんですよ「自働」って。自ら働くから「自働」なんでしょね。
こっちの方が正しい感じがします。
いつから「自動」っていう表記になったんでしょうか。動くっていうより、働くっていう方が漢字表記として納得できる気がします。


「自働郵便切手葉書売下機」は俵谷高七っていう指物師の発明で、なんと、ニセ硬貨の検出が出来て、売り切れの場合には投入額を返金するシステムだったそうで、なんか最初からスーパーな日本の「自働」販売機です。
ニセ硬貨、どうやって見分けていたんでしょうかね。凄いですね。明治37年ですよ。


文化遺産になっています。
「自働郵便切手葉書売下機(じどうゆうびんきってはがきうりさげき)」

うりさげ、です。


1967年になると、50円玉、100円玉が発行されて、このタイミングから自動販売機が一気に普及したんだそうですね。


2000年の560万台っていうのが日本に設置されている自動販売機のピークみたいで、その後年々減ってきているらしいんですね。2022年では400万台ちょっとみたいです。
ま、400万台って少なくはない数だと思いますけどね。


そういえば最近見かけなくなった自動販売機っていうのを思い起こしてみますと、アルコールの自動販売機って見かけなくなりましたね。ビールとワンカップが入っていた販売機で、ホテルの廊下には必ずあったような気がするんですけど、今はまず見なくなりました。
ウイスキーのポケット瓶の自動販売機なんていうのもありました。


アルコールの自動販売機にはいつ頃からだったか忘れましたが、販売時間の制限が課されていましたね。
20時だったか22時だったかになると買えなくなります。
ソフトドリンクと一緒に缶ビールが入っている自動販売機にタイマーを追加設置したりして大変だったみたいなんですけど、コンビニに行けば買えるんで、何の意味があるのか、って思ったんですけど、調べてみますと未成年対策だったみたいですね。


タバコの自動販売機もアルコール同様に見なくなりました。


こちらも同様に、未成年対策としてタスポだとかいうカードが発行されたりなんかして、誰かが権益を得るための面倒くさい仕組みなんじゃないのかなあって思っていたんですけど、タバコの自動販売機自体を見かけなくなりました。
売り上げが減れば自動販売機を維持する負荷が大きくなりますもんね、撤去するでしょねえ。


タバコもコンビニに行けば買えますからね。ま、未成年対策って、なんだろうなって感じもします。
とっくに未成年じゃないんで関係ないんですけどね。

 

うどんっていうのもあります

日本の自動販売機はその半数ぐらいが飲料用らしいんですけど、今急速に減ってきているのが、その飲料用自動販売機。


なんでかって言いますと、これまたコンビニ。
コンビニコーヒーが飲料用自動販売機売り上げにとっての大打撃だったみたいなんですね。


まあね、そですかって気もしますけど、自動販売機の缶コーヒーっていうのは、コーヒーっていうジャンルとは違って缶コーヒーっていう独自のジャンルなような気もします。


でもまあ、売り上げが上がらなくなれば撤退、ですよねえ。


で、コロナ禍の今、自動販売機に暗雲を投げかけたコンビニ自体が「無人コンビニ」ってことで、自らが自動販売機化していっているっていうのが実情なのかもしれません。


コロナ後の商品販売形態って、どんなふうに変っていくんでしょうか。


街の自動販売機がとってもキレイに維持されていることはインバウンドにも貢献しているって聞きますけどねえ。飲料の自動販売機、無くなっていくんでしょうか。

 

 

 


だいぶ前にアメリカ人女性と会社の休憩室で、自動販売機の話をしたことがありまして、聞いてみました。


アメリカの街なかには自動販売機を設置しないってホント?」


「全くないわけじゃないけど、設置しませんよ。壊されちゃいますからね」


自動販売機の中の商品とか、キャッシュを持っていくってこと?」


「違いますよ!」
お、チカラが入りましたよ。


「日本人は誰でもそう言いますけど、アメリカ人みんなが泥棒じゃないです。アメリカの自動販売機、ちゃんとお金入れてボタン押しても、ジュース全然出てきませんよ。だから叩くんです」


「壊れるほど叩くの?」


「だって、アタマ来ますよ。チカラのある人が叩けば壊れるでしょ」


「途中で詰まっちゃうのかな」


「思いっきり蹴ると、だいたい出てきます」


んえ~!?
へこんじゃったら、ますます引っかかって出てこなくなるような。。。


日本の自動販売機はそういう点でも優秀なんですねえ。


これからは飲料以外の自動販売機に活路を見出していくことになるのかもですねえ。


コンビニも様々工夫をして変わっていくんでしょうけど、アナログのままがイイなあ。


無人コンビニの時代」ってなんだかなあ。
思いっきり蹴ったりするヤツが出てきたら、困りますよねえ。