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ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【ワクチンパスポート】という不穏な世界的動向を考える

<差別を生まないように運用するって言うけど それ 無理でしょ>

2021年に入ってすぐ“ワクチンパスポート”という言葉が世界を駆け巡っていますね。


年初の段階で、おそらく世界で一番ワクチン接種が進んでいるイスラエルで“グリーンパスポート”が発行されたということです。
これは、ホテル、レストラン、バーなどを利用することを認めるというもので、既に運用を始めているらしいんですが、この“グリーンパスポート”のニュースが世界を動かした感じなんですかね。


世界のあちらこちらで取り組み始めたようです。

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イスラエルでは国内での経済対策として運用を始めたものと思われますが、世界に広まると同時に国をまたいだ移動に対して、ワクチンを接種済みであることの証明として“ワクチンパスポート”を運用しようという動きになりました。


最初は差別意識につながる可能性を憂慮して躊躇していたイギリスのボリス・ジョンソン首相ですが、年明けからは一転して、新型コロナの“ステータス証明”整備を進めているとのことです。


中国、サウジアラビアアイスランドデンマークスウェーデンなどでも同様の動きがみられています。

 


まあ、どの国も、長引いている自粛生活で経済が破綻しかけている心配があるという、厳然たる事実があるということでしょうね。
背に腹は、ということ。
分かりますね。これは充分に理解できます。


ただ“ワクチンパスポート”を運用しようとするにあたっては内部的な混乱があるのも事実でしょう。


それはボリス・ジョンソン首相のこんな言葉に表れています。


「何らかの理由でワクチンを接種できない人々を差別してはならない。全員がワクチンを接種すべきだと思うが、医学的に接種を受けられない人、個人的な信条で受けない人もいる」


政治家として、一応言っとかないとね、ということなんでしょうか。


EUのミシェル大統領も同様の発言を表明していますが、差別意識無しで“ワクチンパスポート”の運用が可能だとは、到底思えません。
誰もが人徳者ってわけじゃありませんからね。


それとは別に“ワクチンパスポート”そのものが黄門様の印籠には成り得ないという問題もあります。
絶対なものではありません。


今、接種が進められているワクチンは、世界的な緊急事態だからということで、特別承認されたものばかりです。
ロジック的に安全とはいうものの、実績はありません。
大いなる人体実験みたいな部分もあるわけですよね。


接種者に血栓が発生したということから、デンマークでは一時停止を決めたというニュースもあります。
因果関係は不明ということですが、爆笑問題の田中さんのこともありますよね。


充分に検証する時間などあるはずもない状態で開発されたワクチンですから、当たり前のことではありますが、信頼性を得ているとは言えないレベルであることは、残念ながら事実です。


日本でもアナフィラキシー反応が多く報告されています。特に女性ですね。全員回復しているとのことではありますが、心配なことです。


もともとインフルエンザ・ワクチンなどでも懸念されていることですが、体重が倍ほども違う人に対して同じ量の注射をして問題ないのかという疑問が出てきます。
ワクチンが効かない人と、効き過ぎる人。


ワクチンの効果に絶対はない以上“ワクチンパスポート”が絶対なものに成るわけはないんです。


簡単に偽造とかも出来そうですしね。
まったく一次的にしか流通しないだろう物品に国が大金かけて偽造されない工夫なんて、しませんよ、ね。


それにそもそもワクチンの絶対量が足りていない状況は変わっていません。


接種していない人を差別しないように、とはいっても、量が足りなくて打てないという事態が続く状態では、むしろ差別意識を助長する方向ですもんね。
ワクチン接種とパスポート取得の二段階で、争いを巻き起こしかねません。


ただ、ここが難しいところだと思いますが、“ワクチンパスポート”に反対している意見にも説得力を感じないという事実があります。

 


SDGsなどと、ついこの前まで声高に言っていたのに、差別を助長する、という表現には世界レベルで問題を解決しようという、ダイバーシティの考えすら含まれていないように思えます。


みんな同じだよという幻想。差別なんてない。あっちゃいけない。


それはその通りですけれどね。差別意識は無くすべき、と思います。
でもその根本に互いの違いを許容するという意識を自然にしていきましょうっていう考えがないと、SDGsだとかダイバーシティだとか、あり得ないでしょ。
多様性の実際をどう捉えていたのか、理解できません。文化レベル、ウッスイわっ。


誰もが同じではない、という現実は、ときに厳しいものでもあるわけですが、そうした現実に折り合いを付けようという工夫が感じられない反対意見になっているように思えます。


まあ、こんな感じで“ワクチンパスポート”についてワアワア言っているのは、おもにヨーロッパの国々。


我が日本はどうでしょう。


どうもね、日本のエライ人たちって思考停止しているんじゃないでしょうかね。


政治家ばかりでなく、医療体制にしても、現場の人たちの努力があって、ようやく回っているようなものの、1年以上も経過して抜本的に体制を整えるとか、新たな動きは何も出てきません。


また感染爆発が起こるかもよ、とか素人でも言えそうなことを言うばかり。


首相がアメリカへ飛行機で飛ぶそうですが、なんでまた実際に、物理的にスタッフ引き連れて海外へ行かなければいけないんでしょうか。
そうすればオリンピックの実現性が高まるとでもいうことなんでしょうか。


首相たるもの、国民に範たるコロナ禍の行動ではないように思いますね。
首相がワクチンを打っている映像が大きく取り上げられていました。あの映像こそ日本製の“ワクチンパスポート”ってことになるんでしょうかね。


さらにさらに、なんといってもガッカリなのは、日本製のワクチンの現状です。


ま、根拠なく思っていたことではありますが、イギリス、アメリカ、中国、ロシアとどんどんワクチンが開発されて実用化に向けた動きが報道されますが、そろそろ日本製が、とずっと思っているんですが、ね。


さっぱりです。


ええ~っ? 日本ってこんなもん?


構造的に根本的な問題があるとか言われたりしますが、なんか、ものすごく脆弱。ってことなんでしょうかねえ。
残念です。

 


技術はある、って言っている人もいますけれど、なんで現実に日本製のワクチンが発表されないのか。
返す返すも残念無念。


基礎研究を軽視した報い、という意見もあります。


コロナ対策として、国民の安全安心というものに対する大方針が見えてこない。
出口はどこなのか何も言わない。伝わってこない。


世界から完全に置いていかれているんじゃないでしょうか。


賛否両論の“ワクチンパスポート”にしても、なんだか大人のふりをして、今のところ取り合わないような感じですよね。
バッシングされるような理論であっても、思考停止から脱却して、世界レベルでのアクションを起こして欲しい気がするんですが、議員さんたちの顔ぶれをみると。。。


何処に力を入れて、財力をつぎ込むのか、考えていないんでしょうかねえ。
お金の使い方、ヘタです。


国会とかリモートワーク、ぜんぜんやらないじゃんねえ。デジタル、ずっとダメダメのままです。
直接顔を合わせないといけないような内容の、喫緊の切迫感とか、ないのに集まっている。
下卑た劇場型の政治。悪影響は続いていますねえ。


もうちょっと力を取り戻して欲しい日本なのであります。ホントに。
元気を取り戻したい、ニコニコと安心して暮らしたいです。


“ワクチンパスポート”なんかじゃなくって、何か違う、コロナに対するポジティブなビックリが欲しいです。