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【ウィ・アー・ザ・ワールド】 We Are The World再び が適う日

< 昔日の思い出じゃなくって 明日への行動として >

いまだに誰にも解明できていない新型コロナウイルスの正体。


幸い、日本での新規感染者数は低いレベルで推移していますけれど、世界規模で見てみると、なんだかね、かなりの数の感染者を数えている状態が続いています。


進化したコンピュータの利用もあって、これまでとしては異例のスピードで実用化されたワクチンですが、日本の国産ワクチンも、やっと2022年春ごろには出てくるみたいです。


日本の中では一歩リードしている格好の塩野義製薬臨床試験は、皮肉なことに日本国内の感染者数が激減した影響から、日本じゃなくって、アジアの感染者の多い国で実施されているっていうことで、飲み薬のコロナ治療薬も含めて実用の目途がたちつつあるようです。

 


今回のコロナ禍について、日本は何もかも遅れたっていう評価があります。


ワクチン接種に関して、輸入が遅れた。そもそも国内のワクチン開発、治療薬開発に遅れを取った。接種管理のシステム、協力金配布管理システムのデジタル環境整備の遅れ。
ま、そうなんでしょう、事実だろうと思います。


ワクチン接種時期が遅れた分、世界的な感染動向から数か月遅れで日本の感染者数も増加するんじゃないかって意見もありますね。


これまた、そうなのかもね、って感じもしますが、諸外国の動向をざっと見てみますと、確かに増加と減少の波を繰り返しているようなグラフが公開されていますが、波の低い部分を見ると日本レベルまでは下がっていませんね。
新たな感染者数が下がってきたっていっても、日本のピークよりその数値が高かったりします。


オミクロン株の広がり方が驚異だっていう報道が盛んです。
でも、このニュースって、なんか変だなって思いません?


コロナウイルスは新たな変異を遂げたときに、別に人間に分かる形で宣言するってわけじゃないですよね。
患者の、これまでと違う症状だとかに気が付いて、観察し直して、新種、変異種って判断しているんでしょうから、オミクロン株って命名された時には既にいろんな国、地域に広まっていたって考える方が自然なんじゃないでしょうか。


感染力が強いらしいよ、ってことで水際で抑止とかいう考え方って的外れ。
もうとっくに新種のウイルスが入って来ていて、検査してみたらオミクロンってことなんだろうと思いますね。


人の行ったり来たりは、世界中全ての地域で例外なく、時々刻々、活動が繰り返されていますもんね。
そんな中で日本の感染者数が低いのは、やっぱり不思議な現象なんだろうと思います。


みんながマスクを外さず、手洗い、消毒をし続けているのは、自分が感染被害を受けるっていう恐怖感もあるでしょうけれど、それ以上に、他人に感染させてしまう、加害者にはなりたくない意識の方が強いのかもしれませんね。


美徳って言えるかどうかは分かりませんけれど、無症状っていう状態があることを理解した上での、被害者にも加害者にもなりたくないっていう日本人的感覚。


で、最近の報道で、日本人にはキラーT細胞を活性化させるナンチャラっていう物質が欧米人に比べて多いらしいっていう研究成果が、オオーッ! って感じで喧伝されています。


日本だけで感染者数が少ないのには、何かしら日本固有の「ファクターX」があるんじゃないかっていう理論予測に基づいたものですね。
まだ結論付けるような強力なエビデンスが出て来たってわけじゃないみたいですけどね。

 

コロナ禍は全地球的に治まらなければ、ホントの解決にはならない。パンデミックは終わらないんですよね。


遅いのなんの言われても、日本は一応最先端医療を受けられる国ですし、ワクチン接種も驚異的スピードで進捗しています。
だけれども、世界の中には医療体制の弱い国もありますし、充分な量のワクチンを確保できていない国もあるんだそうです。


水際阻止も重要な措置ですけれど、考え方として、そろそろ地球規模での終息を捉えていくべきタイミングなんじゃないでしょうかね。


これまでにも、そうしてきた歴史がありますよね。


1984年、エチオピア飢饉救済に向けての大規模チャリティー・プロジェクトがイギリスとアイルランドのミュージシャンたちによって企画実行されて、大成功を収めました。
Band Aid(バンドエイド)」です。


このチャリティー精神は引き継がれていて、1989年、2004年、2014年にもバンド・エイドは実施されていますよね。


1984年のバンド・エイドは世界中に賞賛されましたが、翌年の1985年には、今度はアメリカのミュージシャンたちを中心にした「USAフォー・アフリカ」っていうビッグ・チャリティーを企画実施されましたね。


We Are The Worldウィ・アー・ザ・ワールド)」です。


覚えてますよね。この歌は世界を席巻しました。

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アフリカ諸国の飢餓、貧困を解消する目的で総勢45人ものビッグ・スターが集まったってことだけでも話題性に事欠きません。大成功でした。


「♪We are the world
「♪私たち全員が世界です」


「♪When the world must come together as one」
「♪世界が一つにまとまらなければいけない時です」


っていう積極的な働きかけが、必要な段階なんじゃないかって気がします。


ビッグスターたちが集まったウィ・アー・ザ・ワールドは、そのメイキング段階から映像として残されていて、なんかまとまりが悪くって、発起人のボブ・ゲルドフが怒った調子でアフリカの惨状をメンバーに話すシーンだとかはリアルですね。


レコーディングにみんなが集まったその日は、アメリカン・ミュージック・アワードが開催された日だったんで、浮かれ気分もあったんでしょうね。


実際に録音が始まると、音声さんから何回もクレームが入ります。
「なんか、チャラチャラした雑音が入るんだ。音のする装飾品を外してくれ」


みんな、は~いって素直です。アフリカの惨状を散々聞かされて、自分たちのやるべきことをしっかり理解したばっかりですからね。
で、スターさんたちは直立不動じゃ歌わないんですね。アクションは付き物です。


「ストップ、ストップ。さっきから同じ音なんだよ。だれかチャラチャラするもの外し忘れてないか」
は~い。


「おい、いいかげんにしてくれよ。同じ音がするんだよ」
ん~。


「シンシア、君のその首の」
「あ、これ? あたし? ごっめ~ん、あたしだった~」


みたいなやり取りをしていたコマッタチャンの正体は、誰あろう「シンディ・ローパー」サマだったのありました。
天然です。


この独特なファッションセンスのスーパースターは日本でも長い人気を誇っていますね。
大好きなミュージシャンの1人です。


ブルックリン生まれのシンディ・ローパーは、17歳で家を出て、様々なアルバイトをしながら生活していた時期があったそうです。


いきなり「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」で爆発的に売れたのが31歳の時ですから、紆余曲折、いろいろあったんでしょうね。


売れない時期、様々なアルバイトの中の1つがニューヨークのジャパニーズレストラン「ミホ」
経営者の鈴木サクエっていう日本女性に応援されてバンド活動を続けていたらしいんですね。


その影響もあって、シンディは大の日本贔屓なんだそうで、何回もお忍びで日本に来ているらしいです。


2008年には日本の童話「かわいそうなぞう」のCDを発売して、英語圏で戦争の悲惨さを伝える活動をし続けているっていう、なかなかな御仁なんでありますよ。


「ごっめ~ん、あたしだった~」のイメージとはずいぶん違っていますよね。


かわいそうなぞう」っていう童話は、敗戦間近の東京上野動物園で、空襲が激しく繰り返されるようになって、檻が破壊されて猛獣たちが街に出てしまうことを危惧して、動物たちに毒餌を与えて、次々に殺処分していく話なんですね。


で、三匹のぞうたちは、毒餌を吐き出してしまって、どうしても食べない。賢いんです。


お腹が空いて、ちゃんとした食べ物をもらおうと、飼育員に芸をしてみせて、エサをねだるぞうたちの姿があわれです。


結局、三匹のぞうたちが餓死するのを、待つ事しかできなかった、悲しい戦争の悲劇。
かわいそうなぞう」はTBSラジオで秋山ちえ子が、「秋山ちえ子の談話室」の中で1970年から2002年の32年間、毎年8月15日に朗読していました。


番組の終了した2003年以降もTBSラジオ大沢悠里のゆうゆうワイド」の中で、秋山ちえ子が亡くなる前年の2015年まで、8月15日にはゲスト出演して朗読されていた話なんですね。


その英語版の朗読者がシンディ・ローパーなわけです。


戦争とコロナでは、状況が違うとはいうものの、悲惨さを解決するべく、地球規模の働きかけが、そろそろ起きてきても良さそうに思えます。

 


日本メディアが取り上げていない出来事が、世界中に様々、残念ながら、あるんです。
アメリカではウィー・アー・ザ・ワールドで主導的なポジションだったライオネル・リッチーが、コロナ禍解消に向けてのウィー・アー・ザ・ワールド再レコーディングを企画しているっていう動きがあるんだそうですけれど、ね、今のアメリカは動きにくいんでしょうね。


2021年12月時点でのアメリカは、490万人感染。79万人死亡。今でも1日当たり15万人ぐらいの感染者が出ているみたいです。


みんな一緒にっていうムーブメントを起こしにくいっていうのが、今回のコロナ禍のやっかいなところです。


さすがのシンディ・ローパーも動けずにいるってことなんでしょう。


まだそのタイミングではないのかもしれませんけれど、ウィー・アー・ザ・ワールドを待つまでもなく、日本からそういう、新たな活動が起こってもイイんですけどね。


We are the world
♪We're saving our own lives