ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ウキウキ呑もう! ニコニコ食べよう!

ーー 居酒屋トークの ネタブログ ーー

【深田恭子さん】にもお勧め! 自分で出来るストレス脱却法【大泣き指南】【週末号泣】

<一般社会でも意外に多い「適応障害」には明確な原因があるっていうんですけれど>

2021年5月26日の夜に発表された深田恭子さんの休業は、オリンピック開催問題や緊急事態宣言再延長などで揺らぎ続ける日本社会にとっても、ことさら大きな衝撃でしたね。


春ごろから「痩せた」という指摘の声もあったようです。芸能界に詳しくないので活躍の詳細を知らないのですが、テレビコーマーシャルでよく見る人ですし、なんといっても印象に残っているのが2009年の映画「ヤッターマン」のドロンジョ役でした。

 

ほほ~。日本人でもイケてますねえ。こういうコスチュームも似合う人なんだなあという、ニマッとしてしまう印象。


ずっと一線で活躍している人で、艶っぽい笑顔が魅力的な女優さん。もちろんプライベートの顔を知るわけもありませんが、サーフィンを趣味にしているということで、けっこうアクティブな性格みたいですよね。


厚生労働省のe-ヘルスネットで「適応障害」を見てみますと

 

「日常生活の中で、何かのストレスが原因となって心身のバランスが崩れて社会生活に支障が生じたもの。原因が明確でそれに対して過剰な反応が起こった状態をいう」


だそうなんです。


適応障害の原因として「何かのストレス」があって、その「原因が明確」だとしているわけですが、発症してしまった本人にとって「ストレス因」っていうのが明確に認識できるのかどうか、かなり疑問ですね。


でもまあ「ストレスの原因が明確であることが定義上重要」ということですから、深田恭子さんの場合には明確な「ストレス因」が特定されているってことでしょう。


適応障害」は芸能界に多いような印象を持っている人も居るかと思いますが、一般人の場合はニュースにならないだけで、かなりの数の人が「適応障害」と診断されています。ホント多いんですよ。


やんごとなき御方もそうでしたね。今でも治療中ってことなんだろうと思います。

 


数多くのプロジェクトに関わった人間関係の中で、男女の別もなく、年齢にも関係なく精神疾患で現場から一時離れていってしまう人を多くみてきました。


適応障害」から「ウツ」と診断されてしまう人も居ますし、そもそもの最初から「統合失調症」だったり「気分障害」と診断されたという話も何回か聞きました。


休憩時間だったり、就業後の居酒屋だったりで笑いながら過ごしていた知り合いが、ちょっと会わないうちに痩せていたり、元気がなくなっていたりするのを見るのはなかなかに辛いものがあります。


でも、何もしてあげられません。


深田恭子さんの多くのファンの場合に限らず、知り合いの疾患回復を静かに待つことぐらいしか出来ないのは歯痒い感じがします。


なんでそうなっちゃうのか。ホントに「明確な原因」なんて特定できるんでしょうか。
仕事が詰まっていて、というようなことも原因として大きなことなんでしょうけれど、このコロナ禍の中、トップ女優に限らず、いつもの自分の生活を送れていない人って、とっても多いんだろうなあと思います。


深田恭子さんの場合は、自分が感染するわけにはいかないという、つよい社会的責任感もあったのかもしれません。
でも、そういう感情って、普通に我々にもありますよね。


人気商売ということではありませんが、自分が感染拡大の原因になってしまうということは絶対に避けたいところです。


なにより、感染したくないという大前提自体が、普段の生活のストレスになっているだろうことは想像に難くありません。


そこで今回は、かなり前から言われていることですが、ストレス解放のために「泣きましょう」「大泣きしましょう」という「号泣指南」の話です。

f:id:wakuwaku_nikopaku:20210602083119j:plain
泣いたり笑ったりすることを他人に教えてもらう必要はないよっ! という人も多いかと思いますが、現代人である我々は、特に今、リモートワークなんかで実際に人と接する機会も減っていて、泣き笑いがヘタになっているかもしれないじゃないですか。元々ヘタな人も少なくないですよね、日本人は。


教えてもらうようなもんじゃないでしょ、というのは分かるんですが、「あくび指南」っていう落語もあったりしますからね。


知ってます? 「あくび指南」


あくびの指南所が出来たっていうんで、教えてもらおうという熊さんが、興味のない八っつあんを無理やり連れてやってきて、夏のあくびっていう、一番簡単なヤツを教わる話なんですが、熊さんはなかなかうまくあくびが出来ないんですね。


で、そのうち、その様子を見ていた八っつあんが、あまりにくだらない稽古なもんで、退屈で「ふあ~っ」てあくびをして、「おや、お連れさんの方が巧い」っていうオチなんですね。


罪のない古典落語ですが、いろいろな稽古事がある中で、あくびっていうのを指南するアイディアが秀逸ですね。
「あくび指南」を巧く語ってくれる噺家は、間違いなく名人ですよ。退屈っていうテーマを面白おかしく語って聞かせるわけですからね。


ところで、あくびをすると涙が出ますよね。不思議です。


あ、そういう話? って、そうじゃないんです。違います。

 


ストレスを解放してくれる涙は、あくびの涙じゃ効果がありません。「専門家?」がそう言っていますよ。


あくびの涙や玉ねぎを切った時の涙には、精神的デトックス効果はないんです。


自分でも気づきにくい日頃のストレスを解放してくれる涙は、ホモサピエンス、我々人類に特有の、人間だけにみられる「共感の涙」


相手の人間、あるいはその対象がイヌやネコの場合もあるでしょうけれど、その行動、感情の変化が、自分の琴線に触れて「共感できる」
それは人間にしかできない感情の変動。そうして流れる涙を「情動の涙」っていうんだそうです。


「共感の涙」「情動の涙」は普段のストレスや緊張で活発になり過ぎてしまっている「交感神経」の支配から、自分の脳を開放してくれて、リラックスを司る「副交感神経」へバトンを渡してくれる。


ひと泣きで一週間分のストレスが解放されるといいますからね、泣く技術は、今、重要ですよ。


「がんばったね」「つらかったね」という共感。その人間特有の感情は脳の前頭前野ってところで起きる血流の変化。前頭前野の血流が増えることによって「共感の涙」が出るんだそうです。


前頭前野って外側から見ると額の辺りになります。「第三の目」って言われるのも故ないことでもない感情のアンテナなんですね。


いつの間にか深刻になってしまうほどの緊張、ストレスをため込んでしまっている脳に、副交感神経の支配を働かせることで涙を流して、心の混乱、気持ちのイライラ、世の中に対する不満、敵意を流し去ってしまう。


号泣は現代人を救います。「共感の涙」「情動の涙」


で、どうやったら号泣できるの? ってことですよね。はい。


今はですね、そういう教室があるんですよね。ネットで探してみるといくつか出てくると思います。
「泣き部屋」「涙活」とかですね。「週末号泣」って本も出ています。


まあね、簡単に最初から号泣できる人って少ないと思います。特に男性ね。


酔っぱらっての泣き上戸っていう人が居ますけれど、あれはただ迷惑なだけです。共感の涙、じゃないでしょう。独りで泣きましょうね。


ま、泣き上戸じゃなくたって泣くときは独りがイイ気がします。家族の中で独りになれるスペースなんて無い、っていう人。泣きたい感情のまま、パパっと裸になって、お風呂場へ直行がお勧めです。
シャワーを顔面全体に浴びながら、独りで思いっ切り泣くっていうのは大家族の中でも出来ますよね。


で、その泣きたい気持ちは、どうやって作るの? ってことです。これが大事。


私の場合は圧倒的に映画です。独りでDVDですね。


涙腺を刺激される映画は何本かあります。スコッチを舐めながら独りで観賞していると、充分泣けます。


そういう映画ってありますよね。自分の涙腺に働きかけてくる映画を数本、把握しておいて、一番近いツタヤの場所を確認しておけばオッケーです。涙活、第一歩です。


映画じゃなくたってイイですよね。本。ビジネス書で泣く人は居ないでしょうけれど、感動した小説はあるでしょう。泣ける話ですね。ただ、長い小説だと泣くまでに時間がかかり過ぎるかもしれません。マンガだとかの方がイケそうですよね。


映画でもマンガでも、自分に響けばイイんです。なんでこれで泣けるの? とか他人に言われても関係ないんです。自分の脳内変化を他人に分かってもらう必要なんて、全っ然無いです。

 


恥を忍んで言いますとですね、後から考えると、自分でもよく分からない感情といいますか、なんでこれで泣いたのかなっていう映画があります。


「女と女と井戸の中」


1999年日本公開のオーストラリア映画。サイコスリラーって分類されている映画なんです。
泣けるような話として製作されてはいませんね、当然ながら。


まあね、たしかにキコシメシテは居たんですが、ろくでもない奴だって、それなりに生きていこうとするんだよねえっていう「共感」だったような記憶です。
制作側の演出の狙いとは関係ない「共感」


アホか! って言われてもイイんです。そういう意識をしているわけじゃないんですけれど、数週間分のストレスから解放されたんだろうと思っています。あくまでも泣き上戸、ではないです。


知り合いには「あしたのジョー」の最後の一コマでなけるっていうヤツも居ます。


もちろん、ストーリーを全部知っていて、記憶していて、そのラストシーンに涙を誘われるわけですが、1コマです。めっちゃ効率イイです。
いやまあ、効率の問題じゃないんですけれどね。


家に族と書いて、家族。なにそれ? です。深田恭子さん、元気に復帰して欲しいです。じっくり時間をかけてね。


緊急事態宣言もいつ開けるのか、先の見えない日々です。ワクチン接種が進捗しても感染の危機が無くなるわけでもありませんし、ストレスは知らずしらずのうちに、脳を支配していきます。


巧く泣ける方法を確保しておくっていうことは、コロナ禍の生活の中で、自分を大切にすることにつながると思います。
泣くことが目的じゃないんです。泣くことによって自分自身を社会から解放してあげることが重要なんです。


ちなみに「泣けます」って宣伝している映画で泣けたことは一度もありません。
イイんです。天邪鬼でも。


独りでDVDがベストですかね。ビールとか焼酎じゃダメで、ウイスキーですね。スコッチがイイです。


いや、まあ、ご随意に。