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【グリーン・ニューディール】は~い 聞いたことはありまっせ

< グリーンって言うんだから キナ臭い方向にはいかないんだよね? >

グリーン・ニューディール」っていうのが盛んに言われ始めたのって、オバマさんの頃でしたよね。
で、なんだか、いつの間にか誰も言わなくなっちゃった感じだったんですけど。なんででしょ?


リーマンショックの頃でしたから2008年ですか。


サブプライムローンだとかいって、ムチャしよりまんなあって、アトダシじゃんけんで言ってた「専門家」たちって、全然信用できないタイプの人たちでしたけどねえ。
ああいう経済評論家たちって、どこ行っちゃったんでしょう。


アベノミクスの時も、みんなでアホノミクスとか揶揄したりしてました。代替案なしにですね。


どうもね、経済分野の専門家って、経済は生き物ですからねえ、とか言っちゃって、全く外れたこと言ってもイケシャアシャアとしてる印象しかないです。

 


環境ビジネスに投資して、新たな雇用を生み出して、温暖化防止を実現させて経済格差をなくしましょう。
っとかね、そんなんが「グリーン・ニューディール」じゃなかったでしたっけ。


アメリカが旗振り役で、日本でも太陽光発電だとか、いろいろ動きはありましたよね。


だけど、リーマンショックと同時ぐらいにアメリカで起こったのが「シェールガス革命」
アメリカ国内にいっぱい埋まっているシェールガスを掘削する技術が確立されたんですよね。


そしたら、なにも無理してエコだとか言ってないで、石油からシェールガスに切り替えて、もっと掘って、輸出産業にすれば雇用も確保できるっしょ。
ってことになって、なんだか「グリーン・ニューディール」ってウヤムヤになっちゃいましたね。


そうこうしているうちに、アメリカの大統領がドナルド・トランプさんになって、アメリカ自体がグリーンっていうことから遠ざかっていってしまいました。


日本では、巨大プロペラの風力発電機に強風が吹きつけて、大量発電、って思ったら、ボキッて折れちゃったりなんかして、む~ん、風力発電って難しいんだねえ、っていうようなこともあって、イマイチ元気の感じられない「グリーン・ニューディール」でした。

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継続されてはいるんでしょうけれど、なかなか進捗した成果が報道されることもなかった「グリーン・ニューディール」なんですが、ここ最近、また勢いを盛り返している感じです。


SDGsの流れは最早待ったなしの状態だっていう認識が世界的なものとして浸透してきたこともありますし、なんといっても、今回のコビット19、コロナ禍ですね。


コロナ明けの世界は、全般的に経済疲弊に見舞われて、格差の大きい安定しない社会になってしまうことが懸念されています。


なかなか治まる気配を見せてくれないコロナ禍ですが、感染の恐怖があるうちは表面化してこない、社会変革っていうのが近い将来、やってくるだろうってことですね。


飲食業を中心としたサービス業は、中小企業、個人商店の閉業が、もうすでに目だっていますからね。
コロナ明けには、間違いなく様変わりした街に向き合うことになりそうです。


それじゃいかんよね、ってことで、盛んに言われるようになった「グリーン・ニューディール」です。

 


環境保全再生可能エネルギーなどの産業分野に大規模な投資を行い、新たな雇用を創出し、経済活性化を目指す政策」
こうした大儀は変っていないんだろうと思われます。


新型コロナ禍が全世界的な悲劇だってことは厳然たる事実で、どこか1国だけで解決されるもんじゃないんですけど、なんかね、世界みんなで、ってところに一抹のキナ臭さを感じないでもないんですね。


ま、そんな方向に行くわけがないって、思いたいんですけどね。


行き過ぎた投資信託の崩壊によって、アメリカ株式市場から世界恐慌が始まったのは1929年のこと。


この時の日本は、時の大蔵大臣「高橋是清」の提唱した「時局匡救事業(じきょくきょうきゅうじぎょう)」によって、1932年ごろ、諸外国に先駆けて経済回復したそうです。


で、有名なフランクリン・ルーズベルトの経済政策「ニューディール」が始まったのが1933年のことですから、「ダルマさん」って呼ばれていた高橋是清っていう政治家って、かなり大した人物だったんですよね。


今、そういう人っているんでしょうかね。


ただ、残念なことに、1930年代の半ば以降は戦争の時代に入ってしまったんですよ。


軍事費を削ったってことで、2・26事件によって高橋是清は暗殺されてしまいます。


結局、日本の経済回復は世界格差を目立たせてしまって、日本の孤立を招いて、経済も下降線をたどって、戦争拡大の方向に行ってしまうわけですね。


世界的経済不況を回復させる施策は時局匡救事業、ニューディールが途中で頓挫したこともあって、世界大戦っていう大馬鹿な悲惨事態を経験しないと実現できなかったっていう事実。


世界の現状を見回してみますと、軍事独裁の国々、中国を中心とした人権問題、軍事行動の準備怠りないロシアだとか、コロナ禍でありながら国際的にトゲトゲして、ささくれた空気感に支配されているようにも思えます。

 


今の日本に高橋是清は、もちろんいませんが、アメリカには史上最年少で女性下院議員になったアレクサンドリア・オカシオ=コルテスっていう人がいますね。
グリーン・ニューディールの旗手として期待されている人です。


「政府は予算を均衡させる必要はない。財政黒字は、実際のところ経済に打撃を与える」


っていうオカシオ=コルテスの経済政策理論は、解るような解らないような感じなんですが、民主社会主義者だそうで、選挙での番狂わせ報道でしか知りませんが、自分が信じることを果敢にやり遂げるタイプの政治家みたいです。


コロナ禍でのキナ臭さは、アメリカが軍事的に動かなければオオゴトにはならない気がするんですが、軍事行動を誘発させかねない動きを見せている国があることも事実ですね。


世界のエライ人たちには、なんとか平和裏にコロナ後の世界を塩梅して欲しいものでございますよ。ホントに。


にしてもですね、今の日本に魅力的な政治家って、いませんねえ。誰か出てきてくれませんかねえ。